ロケットニュース24さん「電気自動車は今は買い時ではない」への反論?

ロケットニュース24さんに、「電気自動車は今は買い時ではない / ガソリン車のほうが圧倒的にいい理由とは」というコラムがありました。電気自動車ユーザーおよびファンの私としては、おそらく電気自動車に一定期間乗ったことがないと思われるコラム筆者の方に、軽く反論したいと思います。電気自動車やPHEVを巡っては、事実を曲げた間違った情報や、悪い面だけを取り上げた一方的な報道や記事が見受けられるように私は感じていますが、それらを事実に基づいて訂正していくこともこのブログの役割だと思っています。

ロケットニュース24さん「電気自動車は今は買い時ではない」への反論?

目次

  1. 充電費用が高額になって来ている?
  2. 充電に時間がかかる?
  3. その他のデメリット?
  4. 電気自動車とPHEVにはメリットもあります

充電費用が高額になって来ている?

元コラムでは遠出したときの充電にかかるコストと、車両価格の差を比較されているようですが、これらはよくある間違いです。

道路交通センサスのトリップ長分布データを見ると、A点からB点まで移動することを1トリップとした場合、100km未満の距離の移動は平成17年度で107,930(千トリップ/日)、100km以上の距離の移動は675(千トリップ/日)。100km以上の距離を移動するシナリオは、0.6%(トリップ)です。
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すなわち、1日に2回外出するとして、1年間に365×2=730回外出したとすると、そのうち100km以上なのは、あくまで統計上の値ですが4.5回となります。0.6%のシナリオを取り出して、「充電費用が高額」と語っていることになりますね。電気自動車は家または職場等の、常置場所で充電するのが当たり前です。前回の電気自動車のコストに関連する記事の一番下でトヨタのプリウスと日産のリーフの年間の燃料費を比較していますが、常置場所で充電できれば、リーフのほうがプリウスより燃料費は安くなります。深夜電力とかは関係ありません。

さらに元コラムでは日産ノートとリーフを比較していますが、ノートは5ナンバー(室内長2065mm x 幅1390mm x 高さ1255mm)、リーフは3ナンバー(室内長2080mm x 幅1460mm x 高さ1185mm)で、リーフのほうが車格が上です。もともと車格が上の車は当然高額になりますよね。同等の車格で比較するなら、3ナンバーのプリウスあたりと比較すべきかと思います。

充電に時間がかかる?

電気自動車のバッテリーを、カラから満タンまで充電したら、おそらくコラムの通り時間がかかるでしょう。しかし、私のテスラモデルSの毎日の充電時間は30分未満です。多くの電気自動車ユーザーの方の充電時間は、毎日1時間以下ではないでしょうか?電気自動車はバッテリーを空にするまで乗ることは遠出以外の時はなく、毎日の充電はほんの少しで済みます。もともと仕組みが違う乗り物を、古い概念で評価するのはちょっと無理がありますね。

遠出の時は確かに急速充電器の混雑が問題となる可能性はあります。ただ、現時点でもすでに日本国内で3000基以上の急速充電器が稼働しており、その数は毎日増加しています。高速道路の充電器は混雑状況が見られるものもありますので、それを見て混雑している場合には、近隣の充電器を使ってもよいでしょう。

さらに、元のコラムでは、テスラモーターズという電気自動車のイノベーションについても全く触れていませんね。テスラは自社専用のスーパーチャージャーという急速充電設備を、日本全国(現時点で3か所、2015年末までに32か所)に配置する予定を発表しています。このスーパーチャージャーは30分間で270km走行分の電力を充電できるもので、トイレ+コーヒー休憩くらいで十分な充電ができるだけでなく、1か所に最低4基ずつ設置されているため、待ちもほとんどありません。米国では10基以上設置されている箇所もあります。

私個人も、すでに電気自動車で4000km以上走行していますが、未だに、人に急速充電器の順番を譲ったことはありますが、充電待ちは経験したことがありません。

その他のデメリット?

冷暖房による走行可能距離の低下、充電器渋滞、雨ざらしの充電が元コラムでは指摘されています。実際に、バッテリーの容量の小さい現行の電気自動車では、冷暖房で走行可能距離が低下します。特に電気自動車では、ガソリン車のように無駄に熱を社外に捨てていないため、暖房には電力が必要で、走行可能距離への影響は大きいです。ただ、参考までに、世界で最も電気自動車が普及しているノルウェーは寒い国ですが、2014年前半時点で新車販売の12.9%が電気自動車になっています。走行可能距離が低下したところで日常生活に困らないケースもあるということですね。ちなみに、テスラモーターズは走行可能距離のシミュレータを公開していますので、実際に暖房をONにしたりOFFにしたり、冷房したり、高速道路で120km/h出してみたり(実際にはダメですよ!)してみてください。

充電器渋滞は、上のセクションでも触れましたが、外での充電が少なく、かつ充電器は増加し、テスラなどの新規参入会社が1か所に4基も設置してきている状況を考えて、今後一般的になるとは思えないです。

雨ざらしについては確かに一理あります。最近は充電器の上に屋根を付けてくださっているケースも多いですが、今後新設の充電器には屋根はぜひお願いしたいです。でもガソリンスタンドだって屋根ないところはありますよね?

電気自動車とPHEVにはメリットもあります

確かに現在販売されている電気自動車は、テスラモデルSを除いて遠出の多い方にはあまり向いていません。モデルSですら、多少の充電計画は必要です。遠出の多い方には、ガソリン車やハイブリッド車、PHEVがよいでしょう。しかし、電気自動車はPHEVは基本はモーターで走る乗り物です。エンジンで走るのではないのです。そのため、低速でもパワーがあり乗りやすく、かつ走行はスムーズで(ガクガクしません)、騒音をほとんど出しません。「低速パワー・スムーズ・静音」のメリットを感じる方、または自動車のコストパフォーマンスが気になる方であれば、「今」電気自動車やPHEVを検討の対象にしても良いのではないでしょうか。

この記事のコメント(新着順)40件

  1. 駐車場に止めて、プラグを接続する時間は5秒では済まないような?
    挿抜合わせて2分は掛かる。というかもっとかかる。(コンセントボックスを開けてケーブルを出す時間・しまう時間も必要)

    電気自動車=120秒x30=1か月あたり60分
    ガソリン車=5分x4=1か月あたり20分

    万一充電が止まってたりしたら翌日の仕事に影響が出るし。
    毎日充電しないといけないっていうプレッシャーにも耐えられるかどうか

    1. foo様、コメントありがとうございます。そうですね、ケーブル付きを使うか、それともケーブルなしかによると思います。
      自宅充電設備を設置する場合、ケーブル付きを設置するとよいでしょう。ちゃんとケーブルハンガーという、余ったケーブルを引っ掛けるフックを設置すれば、抜き差しは5秒で可能です。特にテスラだと充電ポートは自動で開閉しますから本当にケーブルを抜き差しするだけです。

    1. fooさん、コメントありがとうございます。
      毎週給油するパターンということですね。そうなると電気自動車では毎日充電することになりますが、プラグを接続する手間と切断する手間で各5秒ということになります。これを毎日、1か月にすると30回繰り返しますので、

      電気自動車=10秒x30=1か月あたり5分
      ガソリン車=5分x4=1か月あたり20分

      と、4倍もガソリン車のほうが時間がかかるのです。。これに、オイル交換は電気自動車にはありませんから、週に1回ガソリン入れるくらいだと年に2回くらいオイル交換しますよね?その時間も、ガソリン車では無駄な時間となります。利便性において、長距離を毎日走行するような使い方でない限り、ガソリン車のほうが圧倒的に不便です。

  2. 加速度トップクラス、静かさトップクラス、走行安定性トップクラス、故障は皆無に等しい、これって高級車ですよね! しかも維持費格安! しいて言えばバッテリーの劣化 これも60万円ほどで交換可能(リーフ)、ガソリン車と比べる必要もないが充電時間の有効利用できるか苦痛に感じるか、CO2出す罪悪感なし、リチウムイオンバッテリーに投資、話題の種、水素自動車より格安、もうガソリン臭い車には戻れない。

  3. リーフユーザです。昨年8月に購入。すでに5000Km以上走行しました。長距離走行では確かに充電計画が必要ですが、30分の休憩時間と考え気になりません。最近はEVユーザが増加している様子で、高速道路SAなどで充電待ちに遭遇する頻度が増加しています。最低でも2口以上の急速充電器が今後は必要でしょう。また、家庭で充電できるのはありがたいかぎりです。節電のために通常はBモードというパワーを50%程度に絞り、回生を効かせる走行モードで走っていますが、アクセルを踏み込めばフルパワーで走るので、慣れてしまえば問題ないです。さらに、下りの坂道では、ブレーキを踏まなくてもアクセルを離すだけで回生ブレーキでエネルギーを回収して減速できるのでエコです。ちなみにBモードでないノーマルモードでの走行では、電力消費は増加しますが、印象的には10%~20%程度の走行可能距離減少かと思います。そして、ノーマルモードのすごさは、加速や走りのすごさです。車が軽くなった感じで、瞬間加速とでもゆうような走りが体験できます。これがEVモータパワーのすごさです。3000CCクラスのガソリン車でもこの真似はできないでしょう。

  4. EVに乗ってる(持ってる)人でEVを悪く言う人にはほとんど会ったことが有りません。EVを否定する人でEVを持っている人には有ったことが有りません。つまり一緒に住んでみないと本当の良さは分からないという乗り物だと思います。PHEVが経済的という人はその電池で走れる距離を最大限使って走るのでしょうが、だとしたらあんな重いエンジンは不要じゃないですか?と聞いてみたいです。(笑)

    1. Gamma de Mambo様、確かにおっしゃるとおりかも知れませんね。私はEVが理解されにくい理由として、大きく二つがあると思います。まず1点目は、EVはあまりにもいろいろなことがガソリンと違う点です。ガソリンスタンドに行かないですし、自宅で満タンになります。燃料費もガソリン代が電気代になり、ガソリン代は数千円が普通なのに、電気代はもともとが安いので、数千円上がるだけですごく高くなった気がします。2点目は、多くの新商品と異なり、充電時間がかかる、という利便性上の課題が一つだけあるということです。新商品やサービスは、通常、妥協がありません。利用者に不便を強いたり、使い方を変えさせるような商品やサービスというのは、他にあまりないと思います。この充電時間については、そもそも遠出時だけだということや、充電中に食事やお茶をしていてもよい、ということが理解されないため、不便に感じるのだと思います。
      マーケティングの世界では、「消費者に変わってもらおうと思うな」という格言?があります。消費者のマインドが変わればこれは売れるんだけどな、という考え方をしていると、絶対に失敗するということで、おそらくこれは当たっていると思います。EVは無理やり売り込むのには合っておらず、自然に消費者側の理解が進むまで、なかなか売れない商品であることには違いないでしょう。

      私が初めてモデルSに試乗したとき思ったことは、「あ、これでガソリンは終わりを迎えたんだ」でした。鍵かけなくていい、シフト不要、いつでも加速減速スムース、燃料補給不要、故障したらメーカーから電話かかってきて「○○が故障なので交換する必要があります」。
      実際にガソリンの時代は超ゆっくりとしかし確実に、終わりの始まりに差し掛かっています。しかし、それが理解されるまでには長い長い時間がかかるのだと思います。

  5. LEAFユーザーです。EVを支持します。もし1日で往復50Km~100Kmの通勤をされていて、戸建てでお住まいの方がいらっしゃったら間違いなくEVはお勧めです。
    私の場合エネルギーコストは元のガソリン月5万円が電気代約5千円になりました。既に3年で8万Km(通勤往復距離100km)走りましたが、150万円近くの節約になっている計算です。初期コスト差はもう完全に取り返し、今は乗れば乗るほどお金が浮くことを実感してます。一般車の概念で航続距離が気になる人は多いと思いますが、140~150kmという実質航続距離はそんなに短くはないですよ。3Km先だって車じゃなきゃという人は一杯いますよね。今はその航続距離をしっかり使い切るのが快感になってます。(ナビの残距離と残推定走行距離を見比べて走る。少しゆっくり走れば残距離を上回れます。この感覚はEVにかなり乗ってる人じゃないと分からないと思いますが。)因みに電欠したことは一度もないですよ。
     EVはまだ万人向けでは無いと思いますが、ライフスタイルがハマる人にはガソリンとは別次元の素晴らしい乗り物だと思います。

    1. Gamma de Mambo様、コメントありがとうございます。おっしゃる通りですね。誰にでも合うわけじゃないけど、合う人にはかなり便利で役に立つ乗り物です。
      ガソリン代のことを書かれていますね。私も、月6万円が1万円になりました。そんなことより、冬、寒いところで給油したり、早く家に帰りたいのに明日の通勤や訪問のためのガソリンが足りなくて夜スタンドに行ったりとかの面倒がなくなりました。毎日乗る人ほど、電気自動車の恩恵は大きいと思います。

  6. リーフのオーナーです
    自分のライフスタイルとして不便に感じたことなく走行面や経済面で
    楽しんでおります。
    そもそもアークテクチャの異なる新しい車だし
    それぞれ各個人が持つ価値観や求める姿をユーザ自身で正しく判断して
    選択してほしいですね!
    今後もケースEVとして充電場所で知り合った方々とガソリンでもディーゼル、
    水素でもハイブリッドでも批判することなくコミュニケーション
    していきたいと思います。

  7. 蛇足
    AppleがEVだしたら,今の車を売って大借金していでも即買う。

  8. >「今」電気自動車やPHEVを検討の対象にしても良いのではないでしょうか。
    今,車のベストチョイスは,PHEV・レンジエクステンダー系EVと思うが,プリウスPHVは,まるでやる気がないので論外。アウトランダーPHEVなら,多目的ユーザーの1台持ちでも満足できると思う。もちろん多少のリスク承知でS6買える身分(収入)なら,これがベストかも。セカンドカーとしては,リーフがベストだろう。ただしおいらの身分なら,デミオのレンジエクステンダー待ちがやっと。
    以上,電気自動車だけではなくて,試乗を含めて色々の車に乗った感想。

    1. アウトのランナー様、コメントありがとうございます。
      自宅で充電ができない方にとっては、PHEVやレンジエクステンダー系の車両は、バッテリーの効果を感じられにくいので、誰にでも勧められるわけではないと思います。本記事では、誰にでも勧められるベストな車を記載しているのではなく、人によって、利用の形態によっては電気自動車も検討の余地があるということ、そして元の記事には事実を曲げて記載されている部分があるため、それを訂正しています。その点、ご了承くださいませ。

  9. 車に対して色々なニーズがあることを前提として, 今, 日本で買えるすべての汎用車の中で電気自動車の一種である三菱アウトランダーPHEVが良い所とりのベストチョイスと思う。ご意見は?テスラはモデルXが出たら比較対象になると思うけれど、なかなか出ない。

    1. M phew待ち様、コメントありがとうございます!
      自動車の利用方法や目的にもよると思いますが、とにかく何不自由なく使いたいということ、また100%電気であることにこだわりがないなら、同クラスのSUVの中でアウトランダーPHEVは良い選択肢だと思います。モデルXは出たとしても900万円台以上だと思いますので、比較はできないと思います。ネット上では車のセグメント(価格帯みたいなもの)をまったく考慮しない意見があふれていますが、車の市場は完全にセグメントに分かれていますので、セグメントを超えて軽自動車とフェラーリを比較しても意味がないですよね。
      テスラのモデルSも意外と荷物積めますよ。アウトランダーPHEVの荷室容量は正確な資料が見つからないのですが、ガソリンバージョンが1691リットルとありますので似たような感じでしょうか。モデルSは同様に2名乗車で1645リットルに加え、150リットルのフロントトランクもありますから、同じくらい積めるのです。

  10. 「今」と「今後」の話が混同されているのと、「問題にならない」が、「全く気にならない」なのか「多少不便だか致命的ではない」なのかで話が180度変わります。

    お互いに持論を展開しているだけで、全て主観に基づいている物とお見受けします。

    客観的数値についても、比較対象が無く、ガソリンスタンドと充電スポットの比が判らないと一般人には理解できません。

    私見ですが、電気自動車は新しいもの好きの人がリスク覚悟で乗るもので、一般人は十分普及してから(シェア20%程度)までは様子を見るべきだと思います。
    そもそも「今」電気自動車に乗っている人は「特殊」な方が多く、「一般人」向けのレビューは期待できないと思います。

    最後に、エコ目的のちょい乗りなら自転車が一番です。

    1. コメントありがとうございます!
      こちらの記事の目的は記事の最初にも記載してありますが、元の記事が事実に基づいて記載されていないため、それを訂正するためのものです。
      一般の方に、どんな場合においても電気自動車の購入をお勧めするとは書いてありません。その点ご注意のうえ、再度ご確認いただければ幸いです。

  11. どちらの記事も読みました。
    ただ文章的にはロケットニュースの方が納得性はあるものの、決して全てが正しいわけでは無く、使い方の違いによる見方の差もあると思います。
    いずれにせよ、こういった情報を提供していただけたことは素晴らしいと思います。
    ありがとうございました。

  12. ロケットニュースも完全否定しているわけではなく、よくよく考えようね。
    と言っているだけですね。
    充電施設が一杯で時間的制約が生じるならPHEVでよいでしょう。PHEVは否定していないんですから。

    電気自動車がメリットだという人が非常に限られるのは紛れもない事実でしょう。
    テスラを引き合いに出して電気自動車をお勧めされて電気自動車を買った人はかなりの割合で後悔することになるでしょう。

    1. コメントありがとうございます!
      おっしゃる通りですね。完全な電気自動車BEVは当ブログの他の記事でも紹介しておりますが、様々な制約があります。PHEVは現時点ではBEVより多くの方に向いていると思います。
      私の記事の目的は、主に電気自動車関連の事実を誤認するような内容を訂正することにありました。充電施設はいつも混雑しているように思われますがそうではないです。NEXCO中日本さんの調査データによれば、NEXCO中日本管轄の充電器は平均で1基あたり5.4回/日程度使われており、混んでいるのは足柄と海老名くらいのものです。その対策として、足柄・海老名は2基化、港北PA下りにも1基新設されます。上りは首都高用賀PAにもあります。充電料金に関しても高いという印象を受けますが、たまにしか遠出しない方は、日産さんのZESPライトプランの1,429円/月でもよいですし、月に1回しか外で充電しないなら、月額の契約はせず、都度支払でもよいのです。無料の充電器は今後は減っていくと思われますが、現時点までで道の駅などで料金を払ったことは私はありません。
      どうしてもこのような記事は事実を曲げて大げさに伝えてしまう傾向にあると感じます。

    2. ド田舎でリーフに乗ってるけど不便に感じた事はないよ。
      もちろん通勤だけじゃなく遠出もしてるよ。
      前に乗ってた車の燃費で換算すると、電気代差し引いても、1年半で約¥450000も浮いたぞ。
      月々¥1500払って日産の急速充電器タダで使ってるけど、この金額の中には6.12ヶ月の点検代、車検代も含まれてるんだよね。
      リーフ買って後悔してる人は、そんなにいねーと思うけどね。

  13. おお、早速の適切な解答、ありがとうございます。
    なるほどです。
    どちらが正しい?ということではなく、電気自動車は既に素晴らしく、かつ、将来的に更にその可能性が広がると理解することにします。
    多謝。

  14. 私はロケットニュースさんの記事のほうが多くの読者を対象に現実的に書かれているように感じました。充電時間と走行距離の両方の問題に対して、テスラModel Sは豪華(高価)な装備で解決しているとの印象で、普及価格帯の車両とは事情が異なるのだということが両方を記事を読んで、理解できたような気がします。
    ところで16kWのウォールコネクターを使っておられるとのこと。Model Sの構成で、本体のオプションとして80Aのデュアルチャーを選ばれた場合の数値だと思われます(200v × 80A = 16kW)が、自宅の屋内配線が100Aウォールコネクターに対応している必要があり、さらに現在の契約に少なくとも50A程度を追加してたとえば100A~150Aの契約に変更する必要があるなどの考慮も必要になりますよね。やはり現時点では現実的にはEVは敷居が高く、PHEVなども購入検討対象にしたほうがよいと私は感じました。

    1. コメントありがとうございます!
      そうですね、一般的な家庭ではその半分の8kW(50Aの回路で40A)のほうがコストパフォーマンスが良いかと思われます。その場合、30分では20kmくらいの充電になります。
      おっしゃる通り、こちらのブログの最初の方の記事にも書いてありますが、遠出される方、充電計画を立てるのが面倒な方は、PHEVやガソリン車が適しております。当記事は多くの読者を対象に想定して書いておりますが、元の記事にある事実でない情報について明らかにするのが目的でした。

  15. あ、毎日の走行距離の記述をお願いします。
    何キロ走って、充電が30分で済むのかがわかりません。ロケットニュースにも記載がありますが、まさか毎日の走行距離が5キロとかってオチはないですよね。

    1. コメントありがとうございます!
      私の場合平日は平均すると大体40kmくらいですかね。もちろん休日は遠出することが結構あります。テスラモデルSは16kWのウォールコネクターという充電器で充電するのですが、40km分はおおよそ8kWhですので、30分で充電完了します。リーフの場合、家庭では1時間で3kWh充電できると思うのですが、これで夏場は24kmくらい、冬場でも18kmくらいは走行できます。そのくらいの一日当たり走行距離で収まっている方は、リーフユーザーやアイミーブユーザーには非常に多いと思いますよ。

  16. リッターバイク乗りです。最近、車から遠ざかってますが、内容は、客観的に見てロケットニュースの圧勝かと思いました。ご気分を、悪くされたらゴメンなさい。

    1. いや、それは無い!
      ユーザーから見たら、よくそんなにネガティブに書けたなぁ〜ってくらいです。
      EV普及したら困る人の記事に思えた。

  17. 電気自動車じゃなくてテスラモデルS「だけ」に限った話ですね
    300万程度の電気自動車と800万オーバーのテスラモデルSとの
    比較って意味ありますかね?
    どのみち自宅に駐車場が無い私は使えない車でしかありませんね。

    1. コメントありがとうございます!
      どのあたりを読まれてそのように思ったのか分かりませんが、電気自動車同士の比較記事ではなく、元記事には事実と異なる記載があったので、私の記事はその部分を指摘させていただいているものとなります。記事の意図は冒頭に、まとめは最後に書いておりますが、そちらをご確認いただければと思います。

  18. ロケットニュースの方がこのブログを読んでまた記事を書いていますね。
    私は将来的には電気自動車を乗りたいと思っています。しかし、まだ一度も車を所有したことがなく。初めての車は電気自動車でもいいかな~と思う程度でした。
    ロケットニュースの記事を先に読み、このブログを後に読んだのですが。ロケットニュースは現状のベストの選択としての紹介だと思います。
    こちらの記事は将来的に電気自動車の可能性の高さを示しているような記事だと感じます。
    まあ、私は安いガソリン中古車を買い10年後に電気自動車も良いかなーと思う。今日この頃でした。

    1. コメントありがとうございます!
      はい、そちらの記事も拝見しました。なかの様の記事は、ご自身のニーズ(もしくは想定されるオーディエンス)から見てこれがベスト、と思われる記事かと思います。車には電気自動車、ガソリン車、PHEVなどのほかに、SUVやトラックなどもあります。それぞれが長所・短所を持ち、好きなものを選べば良いのではないかと思いますよ。実際に現行の電気自動車を購入された方は私も含めて、その選択がベストだったということなのだと思います。

  19. 私は3年9ヶ月リーフユーザーです
    あなたの記述内容を大いに支持します
    ※一点だけ『すでに3000基以上の急速充電器が稼働中』というところは再度検証必要と思われます。正しくは2014年度末見込だったと思います。

    現在のアンチEV報道や記事は不勉強や誤解、ねつ造に基づくものがほとんどですがトヨタや安倍政権持ち上げ派の成せる業としか思えません
    彼等が大きく間違っているのはFCVはあくまでEVの発展系に過ぎずEVの量産コストダウン無くして決して市場形成しえないということを理解していないことです

    1. 政治的なところは私はよくわかりませんが、おっしゃる通りで、燃料電池車は電気自動車+燃料電池スタックだということは案外知られていないのかも知れませんね。ただ車関係の産業は日本経済の中に占める割合が非常に多く、電気自動車の普及が進むと仮定すると、影響を受ける産業が非常に多いということは間違いないと思います。なくなるものだけ挙げても、エンジン、オートマチックトランスミッション(AT)、マフラーと触媒、燃料タンクと燃料ポンプとインジェクションシステム、スパークプラグ、オルタネーター、エンジンオイル、ATFオイル、四輪駆動の場合にはドライブシャフトとLSD等のカップリング等。ブレーキの減りもおそらく半分以下くらいかと思われます。そのため、電気自動車の普及に対してよく思わない方がいらっしゃることも十分想像はできます。
      3000基の急速充電器ですが、弊社調査ですでに3,000か所を超える場所に急速充電器が設置されており、弊社アプリEVsmartにも登録されています。今年の増加ペースは非常に早いですね!

    2. FCVが、EVの発展系?
      HVの発展形にPHVやEV、FCVがあるのかと思いましが・・・

    3. まじですか?様、コメントありがとうございます。多分いただいたコメントはJF1OQM様のコメントについてですよね?
      おそらくですが、FCVは燃料電池スタック(発電機)プラス電気自動車、という構成を取っていることから、機構的な意味で「発展系」と発言されているのかなと私は解釈いたしました。
      HV(ハイブリッド)は本当に素晴らしい技術で、ここまでの低燃費化はハイブリッドなしでは成し遂げられませんでした。しかし世界はさらなる低エミッション化を望んでいます。CO2だけでなくNOxやPM2.5も含め、エミッションを低減するには、車両の駆動系は電動化するしかありません。その電動化に当たっては、バッテリー性能が重要な役割を果たしていますが、現時点でまだバッテリーの技術はボリュームゾーンの車には適用できていません。GM、テスラ、日産がそれらを解決する予定です。
      そこでバッテリー容量の不足を補うために、PHEVやFCVが考えられました。トヨタさんのFCVはどっちかというとFCスタック中心に駆動するものですが、モーターを駆動して走る点では電動車両であることに変わりありません。

      仮にバッテリーが手のひらにのるサイズで、車につないだら500km走れるとしたら、その車に、危険なガソリンタンクや水素タンクを搭載して、メンテナンスの必要なエンジンやFCスタックを載せますか?載せないですよね。つまり、電池がどこまでも進化していく、という、現時点ではなかなか確実とはいえないシナリオを持つ人にとっては、EVは車両の究極の形であると言っても過言ではありません。

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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