テスラモデルXの電費

納車されて数週間、テスラモデルXの電費をレポートします。関東の比較的マイルドな冬、暖房を23℃設定で走行してみました。写真は19インチウィンターホイールとスタッドレスタイヤ装着、宿泊させていただいた紀伊乃国屋旅館さんの駐車場にて撮影です。

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2月12日から1泊で南房総の旅館「紀伊乃国屋」に行ってきました。都内からはアクアラインを通行すれば90km前後、1時間30分以内と比較的近く、南房総の海の幸が楽しめるスポットとして有名です。旅館よりホテルがよい方は同じ方が経営されているシーサイドリゾート「ゆうみ」もおすすめ。後者にはテスラの目的地充電も設置されています。

充電計画はしていませんが、一応新車時のバッテリーの残量を調べておく意味で、100%充電を行いました。テスラはバッテリー残量の表示を%表示と二種類の航続距離で表示できるのですが、航続距離はどちらもバッテリー残量に数値を掛けたものになっています。今回は主に%表示を使いましたが、標準値という航続距離表示もよく使われます(もう一つは定格値)。

100%充電、437km
100%充電、437km
初めての100%充電での標準値航続距離は437kmでした。ちなみにモデルX P100Dの米国基準EPA航続距離は289マイル=462kmで、この時の電費は342Wh/mile=214Wh/km。日本の標準値は航続距離が米国より少ないことから、少し高め(=電費が悪い)方向に調整されていることが分かります。私の推測ですが、日本のモデルX P100Dの標準値はおおよそ227Wh/kmくらいなのではないかと思います。これは、エネルギーグラフというメニューで標準値が点線で示されるため、そこから読み取ったものです。なお、日本の電気自動車の電費はkm/kWhで示されますがテスラのそれは逆数。例えば227Wh/kmなら1000÷227=4.4km/kWhとなります。

12日に出発する時点では残量は92%。途中ちょっと佐久間ダムに寄って早咲きの桜を見て(あんまり咲いていませんでした)紀伊乃国屋さんにチェックインの16時くらいに到着。到着時のバッテリー残量は62%、走行距離は110km、電費は251Wh/kmでした。後輪駆動モデルSの冬の電費の感覚では240Wh/kmくらいかな?というイメージでしたので、まあまあ予想通りです。バッテリーの使用可能容量は98.8kWhあるそうなので、251Wh/kmなら393kmくらい走行できる計算になりますね。このまま充電せずに帰宅しても、30%以上はバッテリーが残りそうです。

刺身の船盛。メインはシマアジ
刺身の船盛。メインはシマアジ
紀伊乃国屋さんのポイントは何といってもこれです。これ特別食じゃないですからね、、この他にも前菜、中くらいのサイズの活きアワビの踊り食い、豚しゃぶやお椀、食事にデザートとコーヒーまでついてきます。

「今日は伊勢海老が小さ目だったので2匹付けました」頭は翌日の朝食に味噌汁に入ってきます。

冬の房総半島から見る富士山
冬の房総半島から見る富士山
翌日は晴れて富士山が海岸からよく見えました。お宿は海には面していませんが、歩いて2-3分で砂浜に出ることができます。

10時過ぎにチェックアウト。近くの道の駅 富楽里とみやま公式)に行って買い物をするついでに充電し、残量は65%まで回復しました。ここは20kWなので短時間では全然充電できません。あくまでついでですね。なおこの道の駅は二階建てになっており下道からも高速からもアクセスできますが、充電器は下道側の駐車場にしか設置されていませんので、高速側からは利用できません。

帰路は、房総に行ったらデフォルト!?の三井アウトレットパーク木更津公式)。道の駅 富楽里とみやまから48.1km、ほとんど一車線の高速道路を70km/hで走行したので電費も下がって242Wh/kmで、アウトレット到着時は53%になっていました。

三井アウトレットパーク木更津の充電器
三井アウトレットパーク木更津の充電器
三井アウトレットパーク木更津には非常に珍しい、低速のチャデモ充電器が3基設置されています。このタイプの充電器は通常は急速充電器といって、50kWくらいまでのパワーで充電ができることが多いのですが、出力は6kW(15A)に絞られており、その代わり制限時間が4時間15分(当社調べ)と長く設定されています。私見ですが、充電器のコストを考えると疑問点もありますが、無料の6kWの充電器を複数設置するのは、数時間接続しっぱなしで利用できますので、電気自動車ユーザーのことを考えると使いやすいと言えます。チャデモ充電器そのものが高額になりますので、保守費用なども考えると、安い普通充電器を6基とか9基のほうがフューチャープルーフかも知れませんね。充電スペースは専用化されており、EV/PHEV以外が駐車するリスクは低いと言えます。

午後5:18、夕方になってしまったので家に帰ります。先ほどの充電器は4時間15分で自動停止したようで、いったん確認しに行ったのですが、他に誰も利用者がいなかったのでそのまま利用を再開しました。トータルで26kWhくらい充電することができ、残量は80%になりました。気温も上がって15℃。

到着!
到着!
午後6:45に自宅到着。46.9kmくらいしかないのに1時間半近くかかってしまいました。月曜日なので帰宅ラッシュだったのと、ちょっと道の選択を間違えて渋滞に巻き込まれました。電費は257Wh/km。多少渋滞してもそれほど悪くないことはお分かりいただけると思います。ただ右のグラフが最後の10kmの電費を示していますが、336Wh/kmとなっています。冬の都内の渋滞だとこのくらいの電費は覚悟しないといけないということになります。

さて今回の小旅行では計210kmを走行し、52.9kWhを消費。総合電費は252Wh/km(=3.97km/kWh)となりました。7名乗り(私のは6名用の構成です)の大型SUVとしてはまあまあ良い電費だと思います。ちなみに252Wh/kmをレギュラーガソリン1リッター120円、昼間の電気1kWhあたり30円としてガソリン車の燃費に換算すると、15.9km/lとなります。ハリアーハイブリッドの燃費(5人乗り)が13.52km/lなので、約17%燃費が良いことになります。ただ今回52.9kWhのうち約半分の26kWhは無料で充電させていただいてしまったので、、三井アウトレットパークさんありがとうございました!


「テスラモデルXの電費」への4件のフィードバック

  1. 僕の電費報告をさせていただきます。
    ホイールは22インチを選択しましたが、やはり電費はワルいようです。
    使用は7〜8割が高速道路で110〜115km/h走行が多いので280〜300wh/kmですね。
    住まいが仙台のためスタッドレスは必須なので、スタッドレス選択の自由度を考えて20インチのホイールで今は走っていますが、いっきに電費は250〜270wh/kmへと改善されました。
    電気自動車は毎日充電出来るので、ガソリン車が毎日家で遅い給油をしているようなものなので思ったより不安はありませんが、長年ガソリン車を運転してきたためか、走行中にガス欠感を強く感じます。
    軽自動車のガソリンタンクで大型SUV車を運転しているような印象を強く感じますねぇー
    遠出の秘訣を教えてください。

    1. スウィーツ様、仙台での冬の情報ありがとうございます!
      20インチのスタッドレスなのですね。銘柄はピレリスコーピオンウィンターでしょうか?ピレリは欧州の高速道路に最適化されているので、転がり抵抗を下げる方向のタイヤだと聞いたことがあります。ということは、電費もよいということですね。

      遠出の秘訣とのことですが、慣れると思います。私は以前4lのガソリン車で、90lタンクが1週間で空になり、航続距離はたった400kmしかありませんでした。ですので電気自動車にしてもあんまり変わらない、、という感覚なのですが(爆、燃費のよい車に乗っていらっしゃると最初は不安を感じるかも知れませんね。一度、メーターを標準値表示から、%表示にしてみてはいかがでしょうか?実は、以前、テスラは標準値をメーターパネル中央に大きく表示していたのですが、今はインスツルメントコンソールの左下に小さく表示されるだけになり、助手席とかからは見えなくなりましたよね。これはおそらく不安を取り除くためだと思っています。思い切って%にしてしまうと気にならなくなるのではないでしょうか?
      とそういう気分的なハックはおいておいて、実際に遠出される際には、ある程度の計画はされたほうが良いと思います。
      http://blog.evsmart.net/electric-vehicles/trip-planning/
      昨日アップした記事に私がやっている計画方法を書きましたので、よろしければご覧ください。ご参考になるとよいのですが。もし具体的に、仙台起点でどこかに行かれる計画がある場合は、ここに書いていただければ、私が計画作ってみます。仕事柄急速充電器の配置とかは結構分かっているので。。

  2. ご回答ありがとうございます!

    20インチのスタッドレスタイヤはお恥ずかしながら、アジアンタイヤNANKANです。f^_^;
    仙台の印象で他地域の方は雪がよく降ると思っている方もいらっしゃるでしょうが、実はほとんど降りませんし、裁量権がある役職なのでまあまあ雪が降った場合はリスクを考えてクルマは使わない様にしています。(^.^)
    そこで行き着いたのが大インチの種類が圧倒的に豊富なアジアンタイヤだったんです。
    うちの他のクルマたちはみんな500馬力オーバーのものですが、NANKANスタッドレスを履いて効きが悪いとか、それで事故ったなんてありませんよ。
    車内音は逆に静かだと妻も同感です。
    逆に高い国産スタッドレスを数年履いている人に、1/3の値段のアジアンスタッドレスを1〜2年毎に新品で購入する事を推奨したいくらいです。(笑)

    乗っているメルセデスGTSは110〜115km/h走行だと、カタログ値を上回り9km/l、650kmくらい走りますので、なおさらモデルXに対してガス欠感、電欠感??のようなものを強く感じちゃうのかもしれませんね。

    しかし、モデルXに感心させられる所は、大パワー車に乗ってきたものとして言わせていただいても、坂道や30〜40km/hで走行中の低速度域からの加速は比類なきものですね!
    さらに、エンジン音、エンジン振動がありませから異次元です、ホント。

    成田空港、蓼科、伊豆、箱根、新潟里山十条と、のちのち個別でご相談させていただきます。
    よろしくお願いします。

    1. スウィーツ様、返信ありがとうございます!
      NANKANですか、初めて聞きました。性能もさることながら、価格が1/3というなら溝の新しいうちに何度も交換するほうがいいですね。日本のタイヤももう先が長くないかも。。
      またコメントお待ちしております。

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