電気自動車テスラモデルXでぶどう狩り

2018年10月13日の土曜日、モデルXでふらっと「ぶどう狩り」に行ってきましたので報告します。総走行距離311km、平均電費は237Wh/km(4.22km/kWh)でした。減農薬栽培は少ないのでオススメです。

さてぶどう狩りといえば山梨、山梨と言えば100km圏内で中央道アクセス。週末の中央道と言えば渋滞。というわけで、大した準備もせず、車の充電も特に多めにはしないで出発です。電気自動車は渋滞だと電費(=燃費に相当します)が良くなるのです。今回の行き先は「ツチと実」さん。勝沼インターチェンジから結構離れているようですが、あまり多くはない減農薬ということで選んでみました。残念ながら今年のぶどう狩りはすでに終了、配送はまだやっているそうです。ちなみにぶどう狩りでは、樹上で熟す期間が長いため、スーパーなどで買うものより甘く味が濃くなります。

今回は充電計画なし。バックアップとしては、テスラの甲府スーパーチャージャーがあり得る感じですが、インターチェンジで見ると今回の行き先の勝沼IC、一宮御坂IC、そして甲府昭和ICと中央道を2つも下った先のICになり、距離も25kmくらいありそうですので、よほどのことがない限り使わなさそうです。

1005 残84%で自宅を出発!トリップメーターAをリセットしました。このあと首都高はスイスイ流れましたが、中央道に入って三鷹近辺からかなり混雑。八王子まで登り坂が続くのですが、そのあたりを頭に渋滞が発生していました。いつも思うのですが、登り坂で速度を落としたり、車間距離を必要以上に空けるのは、大変な迷惑だと思います。速度が落ちたり車間距離を空ければ、後続車両はより狭いスペースで走行せざるを得なくなりますので、必然的に渋滞が発生します。ちゃんとスピードメーターを見て適切な速度で走行したいですね!

1228 残51%で道の駅 花かげの郷まきおか公式サイト)に到着。ここからはぶどう狩りまであと一息です。%ベースでみるとここまで登ってきて33%消費したわけですから、追加充電は不要なはずですが、せっかくここにも急速充電器がありますので充電しておきます。滞在23分間、充電完了時は62%になりました。

充電スタンドは30kW 75A。側面設置はちょっと使いにくいです。

早速ぶどう狩り。巨峰は食べ放題(残したら買い取り!)、シャインマスカットのプランもあり、そっちはシャインマスカットが一房だけついてきます。個人的には巨峰のほうが美味しいような気がするんです。レジャーシートは持ち込みまたは、ちょっと土が付いていますが借りることができます。減農薬なので洗わずそのまま食べちゃえます。気になる方は洗ってもいいかも。駐車場への坂がかなり急な下りの砂利道ですので、帰る際にはアクセルをじんわりで登ると良さそうです。電気自動車だとこういう砂利道でも全然スリップなし。他の方が「ザザッ、ザザッ」と音をたてながら登っていくのと対照的に、砂利の音すら小さく、静かに登れます。トラクションコントールの精度の高さゆえ、タイヤがスリップしないのですね。

1617 ぶどう狩りで勧められたほうとう 富士の茶屋さんへ。ぶどうでかなりお腹はいっぱいなわけですが、やはり山梨まで来たからには「ほうとう」も食べないと!というわけです。ここは先ほどの道の駅からさらに417m上がって、自宅から見ると標高は+937mにもなります。さすがに気温も13℃に下がり、かなり寒くなってきました。ここは富士北麓駐車場のすぐ近く。富士急ハイランドからも近いです。ほうとうは特製の手作り味噌ということでとにかく美味しい。今までほうとうは何となく「太いうどんじゃん」と考えていましたが、スープでここまで変わるとは驚きました。お勧めです。といいつつ写真撮るの忘れました。

1809 そしてぶどう狩りから「ほうとう」を勧められて北麓まで下ってきてしまったので、もうエリア的には御殿場。それならわざわざ中央道に戻って渋滞に合うより渋滞の確率が低い東名経由で帰ったほうが楽だろう、ということでダメ押しの御殿場アウトレット公式ページ)。この時点で残37%と、このまま帰るとおそらく10%未満が予測。アウトレットで充電するのも良いのですが、もう6時過ぎなので滞在したとしても2時間。2時間の普通充電だと5-6%くらいしか充電できないし急速充電だと30分で戻ってこないといけないし、充電器のある場外第一駐車場は普段なら近くていいけど、6時過ぎなら目の前の駐車場のほうが近いし、ということでここでは充電せず。帰りにちょっとだけ御殿場スーパーチャージャーに寄ってから帰ることにします。
もう一つ見ていただきたいのは、画像右側のグラフ。左半分が緑色、右半分がオレンジ色になっており、平均-24Wh/kmという数字が表示されていますね。これは直近10kmの走行においては、バッテリーの電気が増えたということ。北麓から御殿場まで555mぶん下ったので、その分のエネルギーが戻ってきたのです。緑色はバッテリーへの充電(=ガソリン車なら、ガソリンが増える)、オレンジ色はバッテリーからの放電(ガソリンが減る)を意味します。

1955 アウトレットを出てチョイ移動。御殿場スーパーチャージャーに寄ります。渋滞がなければ家まで1時間くらいなので、眠気防止にコーヒーをテイクアウト。ほんの5分ほどのつもりが、テイクアウトに案外時間がかかり12分間充電。36%から58%まで回復してしまいました。ご覧のように写真左手前から、スーパーチャージャーの看板、高圧受電設備、テスラのスーパーチャージャーキャビネット、それから6基分のスーパーチャージャー駐車スペース、そしてコメダ珈琲御殿場店の店舗になります。

12分間のスーパーチャージングのグラフ。明るい緑は電圧で右側の目盛り、黄色が電流で左側の目盛り、暗い緑が充電電力で左側の目盛りです。ちょっと分かりにくいですが、暗い緑は117kWから徐々に落ちて12分後には105kWになっています。総充電電力量は21kWhと、ほぼ50kW充電器だと30分間に当たる電力量。通常の50kWチャデモ充電器の2倍以上の速度で充電できていることが分かります。東名の渋滞もなくなったようですので、スムースに帰ります。

2107 残34%で自宅に到着!ということは御殿場からの帰りは58-34=24%を消費したということですね。当然ですが勝沼にしろ御殿場にしろ、行き帰りの必要な電力量は全く異なるわけなんです。総走行距離は311.2km、総消費電力量は73.9kWh、平均電費は237Wh/km(4.22km/kWh)でした。使った電力量のうち、行きの道の駅での充電でおおよそ11kWh、スーパーチャージャーで21kWhを充電したので、自宅充電分は73.9-(11+21)=41.9kWh。かかった電気代は41.9kWh x 30円 + 23分 x 16.2円(道の駅での1分当たり充電単価)= 1630円。ガソリン車換算だと

311.2km / 1630円 x 150円/l = 28.6km/l

スーパーチャージャーが無料なのでこういうとんでもない数字になっちゃうわけなんですね。結果論ではありますが、道の駅での充電量は11%ぶんくらいだったので、そこで充電しなければもっと安く上がったわけです(笑)

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「電気自動車テスラモデルXでぶどう狩り」への9件のフィードバック

  1. いつも情報をありがとうございまーす。
    岡山もぶどう生産盛んです〜
    来週東京から友人が食べに来る予定です。笑
    ところで、質問です。
    渋滞だと電費が良くなるというのは、どんな理由でしょうか?

    1. 南田様、さっそくお読みいただきありがとうございます!岡山でもぶどうが採れるのですね。知りませんでした。確かに北側に豊かな山がありますものね。

      さて渋滞で電費が良くなる理由は、車の抵抗によるものが大きいです。ガソリン車の場合、走行速度に応じて変速されエンジンの回転数も変動しますが、ざっくりと言って、速度が高いほうがエンジンの効率が高まります。最も効率の良いエンジンの、最もよい状況で約40%程度と言われ、渋滞時はこの効率がガクンと落ちてしまいます。それに対し、電気自動車でも最適な速度というものはあるものの、モーターの回転数(変速機はありません)による効率の差というのは小さいのです。効率以外に、車が走るには抵抗があり、タイヤの転がり抵抗と、空気抵抗があります。このうちタイヤの転がり抵抗は比較的一定なのですが、空気抵抗は速度の3条に比例して大きくなります。そのため、時速90kmと100kmでは目に見えて空気抵抗が大きくなるのです。
      ガソリンエンジンの場合、渋滞時の効率の低さゆえに、時速100kmで走行したときの空気抵抗の増加が打ち消されてしまい、高速道路走行中のほうが燃費が良くなってしまいます。しかし電気自動車ではもともとの効率が高いため、空気抵抗の増加が目に見えて電費の低下を招きます。平地の高速道路でクルーズコントロールを80km/h, 90km/h, 100km/hと変化させて瞬間の電費を読み取れば、その大きさが理解できると思います。高速道路の時速20-30km程度の渋滞の場合、空気抵抗はかなり小さくなりますので、トータルとしての電費は良くなるわけです。

  2. 安川さん
    教えていただきありがとうございます。
    なるほど、そういうことなんですね〜
    テスラのドアノブの形状の理由は空気抵抗を少しでも軽減するためと聞いていましたが、
    そういう理由とは知りませんでした。

    1. 南田様、テスラではドアノブを実質なくす以外にも、空気抵抗を減らすためにかなりの努力をしていると思います。正面から見るとグリルがありません。アウディe-tronなどはグリルに見える造形の半分だけが実際のグリル、というようにデザインと空力のバランスを取った選択をしているようですが、テスラは最初から思い切って空気抵抗減のためのノーズデザインにしています。車両底面はほとんど見ることのない部分ですが、かなりフラットな底面を意識して平らにしています。ジャッキアップするとビックリしますよ。エアサスでLowにしたときの車高はかなりロードクリアランスを下げており、高速走行時の空気抵抗も削減しています。最後に純正ホイールはかなり空気抵抗を重視したデザインになっています。以前はエアロホイールというお皿みたいなホイールもラインアップしていたのですが、さすがに売れなかったみたいです(笑) 他社製のホイールに変えて最初に気づくのは、電費の悪化だったりします。

  3. 安川さん、いろんなところにCD値を良くする効果があるんですね〜
    底、洗車の時見たことあります。ほんと蓋をしたようなイメージですね〜
    ホイールまでとは…
    エアロホイール、モデル3では、設定ありましたよね〜?
    ちょっと、カッコ悪いですが…笑

  4. いつも楽しく拝見しています。今回の記事とは無関係ですが、横浜のスーパーチャージャーを利用していると、他に空きがあってもほぼ必ず社員が隣に車を停めて充電をしてきます(充電しているのか不明ですが)。2台並んで充電すると充電速度が落ちるというのは有名な話しと思いますが、一度隣に停めた社員に聞いたら速度は落ちないとのことでした。105kWくらいは出ていると思います。どう思われますか?

    1. JOKER様、ご質問ありがとうございます。2台並べていても、もう1台との合計が120-135kWくらいになるように制御されているようです。スーパーチャージャーの中身は車に搭載されているオンボード充電器と同じものが12基搭載されており、それらの組み合わせをA/Bに割り振る仕組みです。そのため、1台が充電終了していればもう1台はフルに120kWの出力を取り出すことができますし、1台が30kW程度使用していても、もう1台は90kW以上で充電することができます。具体的に12基を何基ずつ分割できるのかまでは存じ上げませんが、そういう感じであり、通常のスーパーチャージャーはすべてA/Bの組み合わせになっています。
      例外として、少し前に発表された「Urban Supercharger」は1台72kWとのことで、A/B構成にはなっていないようです。これは、占有率が高い都市部のスーパーチャージャーでは、キャビネット内で充電器を分割した際に無駄が発生するのを防ぎ、平均充電時間を下げる効果があると言われています。なかなか難しいのですが、テスラは本当に難しい問題をシミュレーションと技術でうまく解決していますね。

  5. こんにちは

    アリャ~ つい数日前に今季最後のブドウ狩りにテスラSで
    行ってきました。 
    農家さんが「これは別格な葡萄よ」がとても美味しかったり
    ハート型の実の葡萄も…  
    近年は減農薬とか品種改良とかで葡萄農家さんの努力がすごいですね
    このブログの農家さん拝見していれば…

    気になる甲府SCには同じ理由で立ち寄りませんでした

    勝沼からもすぐな「農カフェ Hakari」さん
    おすすめで~す。 ここにテスラDCあれば…
    > http://cafehakari.com/

     

    1. MS様、コメントありがとうございます!素敵そうなカフェですね。次回是非行ってみたいと思います。
      そうそう、減農薬にしろ無農薬にしろ、周りには多大な迷惑がかかるわけで、それを乗り越えつつ正しい道を探すのは大変なことだと考えています。できる限り応援したいです。

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