最新オートパイロット:テスラモデルXで超急カーブ!大橋JCT 中環内回り→3号下り方向

現時点での最新ファームウェア、2020.48.12.1は2020年12月下旬リリース!この後また2020.48.25の「おならアップデート」が来るようですが、早速インストールし、高速道路で最も急カーブ、大橋ジャンクションを自動運転させてみました。

首都高屈指の急カーブを自動で完走

今までのファームウェアではどうしても自動走行は難しかった大橋ジャンクション。サイズは175m x 130mで、大きく2回転する道路です。速度制限は40km/hですがほとんどの車がこれをオーバーして通行しており、「超」急カーブで地下36mから地上35mまで、高低差71mを上り下りするルートです。今回は下から上方向に走行しました。

速度は固定しています。最初のポポン↑という音で、オートパイロットをONにしています。そこから自動走行。「分岐まで600m」の標識のあたりで短い「プープー」という警告音が聞こえますが、これは、オートパイロットが急カーブを警告してくれている音。UN/ECE R79の規定により、3m/s2以上の水平方向加速度、すなわち横Gのかかるようなハンドル操作はしてはならないと規定されており、これによりオートパイロットは指定された速度より速度を落として横Gを抑えてくれました。このケースでは、オートパイロットはキャンセルされませんでしたが、本来は少し手前から予め速度を落として走行すればいいだけの話なので、さらなる改良が必要だと思います。個人的にはこの程度の横Gは通行できないと後ろが詰まるように思いますし、欧州ユーザーからも似たような意見は出ていました。

途中のプープー1回以外は特に問題なく走行できていますね!以前は制限速度でも途中で投げ出したりしていたので、急カーブでのレーンキープ性能はかなり向上したように思います。

では動画をご覧ください!

自動走行動画アーカイブ

過去記事もよろしければどうぞ:

初めてこのシリーズをご覧になる方へ:
テスラのオートパイロットは、テスラがすべての車両に標準搭載(一部オプション)しているレベル2自動運転機能の名称です。レベル2自動運転とは、ドライバーが自身で運転しているときと同様、周囲に注意を払い、いつでも運転を代われる状態であることを条件に、車がすべての運転操作を自動で実行してくれる機能です。レーン内の位置の保持や加減速などを自動で行ってくれるため、ドライバーにとってはかなり楽で、疲れが激減します。ドライバーの仕事は、危険がないか、「見ているだけ」です。
自動車線変更機能とは、エンハンストオートパイロット(EAP)または完全自動運転対応機能(FSD)※という有料オプションを追加している車両のみで使用でき、ウィンカーレバーを右か左に倒すと、その時点から車が自動的に指示された方向の車の流れを監視し、ウィンカーを自動的に点滅させながら安全に車線変更を行います。指示されたタイミングから一定時間の間、車の流れが途切れなかった場合には、自動車線変更はキャンセルされ、今までいたレーンを維持します。車線変更に成功した場合には、ウィンカーは自動的に消灯します。
※現時点で新車で自動車線変更を行うには、FSDを購入する必要があります。ちなみにテスラのオートパイロット関係のオプションはソフトウェアのみの違いなので、多少高くなりますが後から追加購入することも可能です。

手はハンドルに添えて、両足はペダルから下ろした状態をキープし、車に運転させています。ハンドル操作は行っていません。いつでも運転を代われるように監視しています。

なお、今回、レーンキープ性能を主に確認したかったので、後方や他レーンに他車がいないことを確認の上、同一レーンを通行させています。

(安川 洋)