テスラモデルS, モデルX, モデル3には、エアコンのモードで「対生物兵器モード(Bioweapon Defense Mode)」というものが搭載されています。花粉の時期にはよく使っていますが、秋に使う機会があるなんて思いませんでした。
テスラモデルX エアコンのコントロールパネル:対生物兵器モードON[/caption]この対生物兵器モード、医療用のHEPAフィルターと通常の活性炭によるフィルターの二重構造になっており、オンにすることで風速が強くなり、車内の圧力を外気より高く保つことによって、車外からHEPAフィルターを通らない空気が入り込まないように工夫されています。テスラいわく、花粉、バクテリア、ウイルス、そして汚染物質の車内への侵入を防げるとのこと。実はこれ、花粉症の人を車に載せるときはとても便利で、オンにするだけで3分ほどでくしゃみが止まってしまうのです。しかし今日にいたるまで、普通の日に対生物兵器モードを使うとは思ってもみませんでした。
対生物兵器モードは外気導入、内気循環に並列のモードとして存在します。通常のオートエアコンと同様、テスラのエアコンは外気導入と内気循環を自動で切り替えますが、手動でバイオハザードのマーク(左画像)をクリックすると外気導入も内気循環もキャンセルされ、対生物兵器モードがアクティベートされます。すぐにエアコンの風速が強くなり耳がふさがれるような感覚を感じます。
さて今日なぜ対生物兵器モードを使わないといけなくなったか?
ご覧の通り、期せずして白い煙をモクモクと吐き続けるトラックの後ろについてしまいました。本日は首都高速大橋JCT付近で事故があり、高速道路への流入がほんの僅かずつしかできなくなっていたため、私が走行していた一般道もこんな風に渋滞してしまいました。右側の車線はそのまま首都高速に入りますが、ほとんど流れていないことが分かると思います。今朝は窓を開けて運転していたのですが、この状態になってからとにかくヒドイ臭いが車内・車外にまで充満してしまいました。さっそく窓を閉めて対生物兵器モードをオン!その瞬間から臭いは消え、車線を変更できるようになるまでの数分間を過ごすことができました。
話によれば農場の近くを通るときにも便利だというこのモード。最近ここまでひどい整備不良の車はあまり見かけませんが、比較的安全な日本の都市部でも使う機会があったようです。
