2021年2月2日(現地時間)、テスラが『モデルS』と『モデルX』、約13万5000台のリコールを届け出たことが報じられました。車両のファームウェアのバージョンが古い場合、後方確認カメラの表示、ウインカーの点灯やフロントガラスデフォッガーの動作などに不具合が生じる可能性があるということです。
メモリーカードを無償交換
今回、テスラがリコールを届け出た不具合については、すでにアメリカの国家幹線道路交通安全局(NHTSA= National Highway Traffic Safety Administration)が調査を進め、指摘されていることが報じられていました。
日本国内の該当車オーナーには、アメリカ本国からの英文メールで、リコールのお知らせが送られているようです。EVsmartブログチームリーダーの安川さんはモデルXのオーナーで、現地時間2月2日19時30分頃の発信で、「Model S/X – 8GB eMMC Tegra MCU Recall」と題したメールが届いています。
具体的なリコール内容としては、2018年3月以前に製造されたモデルSおよびモデルXについて、メディアコントロールユニットに組み込まれた容量8GBのマルチメディアカード(eMMC)の容量不足によって、後方確認カメラの表示、ウインカーの点灯やフロントガラスデフォッガーの動作に不具合が生じたり、センターディスプレイの表示や機能の一部が失われる可能性があるということです。
ただし、アクセルやブレーキ、ステアリング操作といった運転操作についての問題は確認されておらず、車両のファームウェアが「2020.48.12」よりも新しいバージョンであれば、こうした不具合は起こらないとも説明しています。
安川さんによると、現時点での日本でのファームウェアは「2020.48.12.1」とのことなので、走行中に深刻な不具合が起こるリスクは低いようですが、再起動後や車に乗り込んだ瞬間に画面が真っ暗になったり、エアコンが入らなかったり、逆に電池残量が20%以下になるまで消せなかったりといった症状が報告されています。
英文メールでは、今回のリコールによって、64GBのマルチメディアカードへの無償交換を約束していますが、準備ができたらテスラから連絡するので、センターディスプレイ表示が消えるなどの症状がない限り、オーナー側からテスラのサービスへ連絡する必要はないとしています。
また、今回のリコール対象となる原因で修理をして、すでに修理代を支払っている場合は払戻の対象となる可能性があり、2021年3月末までに詳細を案内するとしています。
いずれにしても、モデルSもXも高級車。ユーザーへの案内と交換がスムーズに進むといいですね。
テスラジャパンの対応は?
今回はアメリカでのリコールであり、テスラジャパンのウェブサイトではまだとくに案内はありません。日本のユーザーはどうすればいいのか、先ほど広報ご担当者に電話してみましたがお話しできなかったので、引き続き、テスラジャパンへの取材を進めてみます。
ひとまず、リコール速報、でした。
(文/寄本 好則)
