Dubliner様、コメントありがとうございます!
>目標ではなくて「実現するための具体的な手段」を提示していただきたかったですね。
具体的な手段は私は専門でないので詳しくは知りませんが、エネ庁のサイトをご覧いただくと多少は出ているのではないでしょうか。日本の電力会社は規制がないと動かないので、これから国は少しずつ規制を強化せざるを得なくなるでしょう。具体的には排出量の多い古い石炭火力の停止、原発の再稼働(私は賛成でも反対でもありませんが反対の方は多いでしょう)、再生可能エネルギーの増加、そして蓄電設備の増加による、ピーカー火力発電所の稼働減だと思います。
このように、電源の低炭素化には具体的な手法があり、法整備により実際に実現していくことができます。半面、自動車のハイブリッド化では充分に低炭素化を進めることができないことは、前回の私のコメントでご理解いただけたかと思います。
>スズキやダイハツ、ホンダの燃費を考慮しても15km/Lには届かないんじゃないでしょうか?
それはもちろん存じております。そもそも軽自動車の実燃費は16km/lくらいですからね。ミニバンや軽自動車は、空力特性がどうしても劣りますので。。私のお出ししたデータは、米国の政府機関のデータで、e燃費は自動車好きの方のユーザーデータの集合でしょうから、数値的に異なってくることはあると思います。
私の主張のポイントは全く同じで、おっしゃるように、Dubliner様のおっしゃる15km/lを二倍の30km/lにするのは無理だ、ということです。私のテスラモデルXは一年を通すと4km/kWhくらいの電費ですが、516g-CO2/kWhの日本の電力網の排出で計算して比較すると、
15km/lのガソリン車の排出:2320[g-CO2/l] / 15[km/l] = 154g-CO2/km
テスラモデルXの排出:516[g-CO2/kWh] / 4[km/kWh] = 129g-CO2/km
で、結局6-7人も乗れる(日本国内では)大型SUVのほうが、軽自動車も含めた全部の乗用車の平均の排出より、16%も現時点で排出が少ないのです。
>このサイトにアクセスして、ましてや書き込みまでする人は、否定的であれ
>肯定的であれEVに関心を持つ人だと思うのですが、それでEVファンが増えますかね?
EVのファンになるかどうかは、本人のお好みであって、当サイトが何を発信するかではないと思うんですよね。当サイトの役割は、事実とデータに基づいて正しい情報を、グローバルも含めて発信することです。
逆に、当サイトで絶対に避けたいことは、電気自動車やプラグインハイブリッド車について、誤った情報を流すことです。そのため、読者の方からいただいているコメントについては、(そもそもコメントを受け付けないという選択肢もある中で)基本的には記事趣旨に沿っているものについては全公開したうえで、事実と異なる・誤っている情報について、訂正をさせていただいております。今回のDubliner様の書き込みでは、化石燃料車の性能を向上させていけば排出を低減できる、という発言がございましたので、例として半減させることは無理だし、国の目標や日本がパリ協定で約束している内容に到達することはできない、とお伝えしています。
ほとんどの読者の方は、データに基づく科学的なご説明方法に対してご理解を示していただけると思います。ご自身のご意見が科学的に否定されたことで「辟易」される、というのは理解申し上げますし、大変申し訳なく思いますが、致し方ないと考えています。
https://www.enecho.meti.go.jp/about/special/tokushu/ondankashoene/pariskyotei.html
パリ協定の内容については、上のサイトが詳しいのでご確認ください。
>10年後には保有台数の実燃費が20km/L(15km/Lの28%アップは19.2km/L)を超える可能性もありますね。
これは仮定の話なので私にはよくわかりませんが、それでは10年後で削減はストップしてしまうのでは?20km/lでも排出は116g-CO2/kmであり、全然低いレベルであるとは言えません。東京電力の排出を例に取ると
http://www.tepco.co.jp/ep/notice/news/2018/1511892_8906.html
462g-CO2/kWhですから、先ほどの4km/kWhの車では、115.5g-CO2/kmであり、「現時点でも」東京でテスラモデルXに乗っている方は、10年後のガソリン車の平均排出より少ないことになってしまいます。
実際に数字で計算してみると、結構イメージ違いませんか。