「自動運転AIチャレンジ2026」参加登録受付中/実車を動かす感動を味わう国内最大級の自動運転競技会

電気自動車と自動運転は相性がいい。もしあなたが自動運転に興味があるなら、ぜひとも知ってもらいたいイベントがある。それが「自動運転AIチャレンジ」だ。現在、参加登録受付中。7月13日(月)には、誰でも参加可能なワークショップも開催される。

企業などのほか、個人でもエントリー可能

「自動運転AIチャレンジ」は日本の工業団体、自動車技術会が毎年行っている自動運転に関するイベントだ。チャレンジの名前が付いていることからもわかるように、自動運転に挑戦するためのイベントで、企業の開発部門や大学の研究室はもちろん、個人でも参加可能となっている。

「自動運転AIチャレンジ」は、9月の最終決戦(決勝)で実際に電動カートを自動運転で走らせて、そのタイムを競うイベントだ。実車での決勝戦の前にはオンラインでのシミュレーション予選が行われる。

自動車技術会によると、コンセプトは「技術を隠さず、教え合う」文化で、企業や学生の垣根を超え、参加者同士が知見を共有し高め合う、日本で最もオープンなエンジニア・コミュニティとなっている。ROS2(ロボット向けのオープンソースミドルウェア)などを用いたシミュレーターでの開発から、最終的には自分のコードで「リアルなモビリティを動かす」という他では得がたい経験が待っているとのこと。

初学者の方でも環境構築からシミュレーターの動かし方などのマニュアルが豊富にあるので、安心して学びながら参加できる。勝敗よりも「次世代技術の発展と育成」を重視。ライバル同士が課題解決法を共有し、有機的につながることで、一人では到達できない学びを得られるとのこと。

参加者みんなのコミュニティで開発に挑戦

そんな「自動運転AIチャレンジ」のプレセッションと呼ばれるイベントがあり、筆者は取材に赴いた。

このプレセッションでは自動車技術会の担当者のほか、オープンソース自動運転OS「Autoware」の開発を行うティアフォー、過去の大会参加者、スバルの技術者、センサー類を販売するニコン・トリンブル、産業技術総合研究所、東京大学で自動運転を研究する塚田研究室、スーパー・フォーミュラ Dallara SF23を自動運転化しアブダビのレースに参戦したGMO Various Roboticsなどからスピーカーが登壇。それぞれに非常に興味深い話を聞かせてくれた。

筆者はプログラミングにはさほど詳しくないのだが、説明を聞いていて「それはすごい」と感じたのが、過去のデータやコードなどが数多く公開されていることだ。「自動運転AIチャレンジ」のホームページ上で登録をするだけでコードを見られる。コードである程度のことが理解できる方は、登録をしてみるだけでも世界が広がるだろう。

コードをシミュレーターに読み込ませれば、シミュレーター上でマシンが走る。そこで弱点を見つけて、コードを書き換えることでより速く走れる。つまり、コードを一から書かなくても走行が可能。リアルワールドに例えれば、ドライビング(ソフトウエア)に関しては、免許やライセンスを持った状態から開始でき、腕を磨いて行けばいいという印象だ。「自動運転AIチャレンジ」というイベントそのものがひとつのコミュニティになっており、勝負ではあるけど開発は参加者全員で行うという雰囲気を感じた。

ステージに登壇した過去の大会参加者であるTPACの中村友治氏は、コミュニティのフレンドリーさをアップするために自らチャットボットを開発。参加者であればだれでも気軽にいろいろな質問ができるようにするなど和気あいあいとした雰囲気も伝わって来た。

今年は新しいチャレンジとしてシミュレーションに、障害物での停止、前方車両の追い越し、狭路走行の3つの課題が加えられている。毎年同じコースではなく、年を重ねるごとにコースは複雑で困難になるが、昨年までのデータの多くが公開されているので、チャレンジャーのレベルもアップしていく。

最終決戦で使用するシティサーキット東京ベイで使われている電動カートは、すべて同じ仕様となっているが、セッティングが不要なわけではない。走らせるときにはある程度のセッティングも必要。つまり、プログラマーだけでレースができるわけではなく、勝利にはメカニックの力も重要になってくる。チームとしての総合力が問われるというわけだ。

エントリーはすでに始まっており、受付は7月31日まで行われている。予選は7月1日から始まるが、エントリーを受け付けながら予選も進行するという方式。シミュレーションによる決勝は9月19日、実車両による決勝は9月20日を予定。今からでも遅くない。自動運転に興味のある方はぜひともチャレンジしてもらいたい。

詳しい情報、エントリーなどは下記URLを参照のこと。7月13日(月)に開催される産業技術総合研究所とのコラボ企画であるワークショップ「自動運転AIチャレンジを超えて、社会実装へ ~AI品質マネジメントとは?~」(どなたでも参加可能)への参加登録も受付中だ。

自動運転AIチャレンジ2026公式サイト

文/諸星陽一

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このようなイベントを経験した人が成長して、世界に向けて戦えるような製品を作れるような人が増えてくると嬉しいですね。

「自動運転AIチャレンジ」の様子のライブ配信とかあれば見てみたいなと思います。

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確かにAIが自動運転している様子のライブ中継見てみたいですね!

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今からでは厳しいかと思いますが、次回には実現してほしいと思いますね。

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