日本電気自動車レース協会が「EV 1時間エコランレース大会」を開催します。本格的なサーキットを舞台に、1時間で走った距離と電費を競うバッテリーマネジメントレースで、ヘルメットなどの装備なしでも参加可能。総合表彰者には「Hyundai N賞」として賞金が用意されています。ECOエントリーの締め切りは7月5日(日)まで。
マイカーEVでサーキットをたっぷり走れるチャンス
日本国内で唯一といっていい本格的な電気自動車レースである「全日本EV-GP」を主催する日本電気自動車レース協会(JEVRA)が、2026年8月2日(日)、千葉県の袖ヶ浦フォレストレースウェイで「EV 1時間エコランレース大会 in SODEGAURA」を開催します。
本レースは「全日本EV-GP 第5戦」とともに「ALL EV DAY in Sodegaura」の一環として実施されます。「1時間エコランレース」はJEVRAとしても初開催。「EVの楽しさ」、「EVの賢い運転方法」、「カーボンニュートラルの推進」などをテーマとして、EVの「電費」を競い合いながら本格的なサーキット走行をたっぷりと楽しめる参加型レースです。1時間の中で、最も長い距離を走行した車両に「レース順位ポイント」、最も電費良く走行した車両に「電費ポイント」が付与されて、その合計ポイントが最も高い車両を優勝とする競技です。
速さだけでなく、バッテリーマネジメントをはじめとするEVならではの運用スキルが求められるレースとなっていて、レーシングスーツやヘルメットは不要(ただしヘルメットの着用は推奨)。EVの純粋な速さを競う「EV-GPシリーズ」と比べ、参戦のハードルが低く、サーキットでのレースや走行経験がなくても大丈夫。もちろん、市販EVのノーマル仕様そのままでOK(前後牽引フックは要装着)で、タイヤ(銘柄自由)が激しく消耗することもありません。
テスラ勢に加えてヒョンデ IONIQ 5 N の参戦でますます高速化するEV-GPを横目に「自分のEVでサーキットを走ったら気持ちいいだろうなぁ」と思っていた方には絶好の機会。何を隠そう、私もマイカーでエントリーしちゃいました。
電費が良ければ順位アップのチャンスも
レース順位(周回数)に加えて、電費ポイントが設定されているのがこのレースの面白さです。
【電費の計算式】
使用したバッテリー容量(kWh)÷ 周回数
レースが完了した時点で電費が0に近い順に規定の電費ポイントが付与されます。
袖ヶ浦フォレストレースウェイのコースは1周「2.436km」。つまり、電費「2.436km/kWh」で走れば電費スコアは「1」。仮に、1kWhで2周をクリア、すなわち「4.872km/kWh」で走れば電費スコアが「0.5」になるということですね。
周回数(速さ)だけなら大容量EVが有利なのは当然ですが、電費についてはバッテリー容量が小さい=車重が軽いEVが有利です。
さらに、バッテリー容量によって3つのクラスが設定されるので、どんなEV車種であっても戦略次第で表彰台のチャンスがあるといっていいでしょう。
【クラス設定】
●BEV-1クラス:80kWh以上
●BEV-2クラス:40kWh以上80kWh未満
●BEV-3クラス:40kWh未満
また、EV 1時間エコランレースはチーム戦。1台ごとに2名~4名の登録が可能で、最低1回のドライバー交代が義務。必ずドライバーと同乗者(ナビ)の二人一組で乗車するのがルールです。
優勝者には「Hyundai N 賞」で10万円の賞金も!
カジュアルに参加できるレースながら、しっかりと賞典が用意されます。総合順位の表彰台には「Hyundai N 賞」として、1位10万円、2位5万円、3位3万円の賞金が。またクラス賞として「BEV-2クラス」「BEV-3クラス」それぞれに、1位3万円、2位2万円、3位1万円の商品券が授与される(※1位賞典は参加台数3台以上、2位賞典は4台以上、3位賞典は5台以上で成立)ことになっています。
レースへのエントリーフィーは、ECOエントリーが6万6000円(税込)、遅延エントリーは17万6000円(税込)です。エントリーフィーにはサーキット到着後とレース後に各30分の急速充電設備(JEVRAが用意)使用料が含まれています。
すでにエントリーは受付中で、ECOエントリー期間は7月5日(日)まで。先着30台で締め切りとなります。
エントリーや詳細はJEVRAの公式サイトから。EVオーナーのみなさん、袖ヶ浦で戦いましょう!
文/寄本好則


