2025年を代表する新型電気自動車を選ぶ「ジャパンEVオブザイヤー 2025」では、読者のみなさんからの一般投票を募集中。EVsmartブログ編集部が投票を依頼した「エバンジェリスト投票」の速報をお届けしています。今回は著者陣のパート2。テスラ「モデルY」とトヨタ「bZ4X」が大きくポイントを伸ばしました。
※この記事はAIによるポッドキャストでもお楽しみいただけます!
「ジャパンEVオブザイヤー」とは?
広く多くのユーザーが評価する優れたEVを選んで讃えたい。黎明期から電気自動車情報を発信してきたEVsmartブログでは、社会が求める魅力的な電気自動車を選出するプロジェクトとして、4回目となる「JAPAN EV OF THE YEAR (ジャパンEVオブザイヤー=EOTY)」を実施しています。
広く一般ユーザーの意見を反映するため、誰でも参加可能な「一般投票」を実施。候補車種のEVに「乗ったことがない」という方でも遠慮は無用。EOTY は一般ユーザーのEVへの理解と関心を深めることを目的とした表彰プロジェクトです。一般的に得られる情報の範疇における評価をお願いします。特設サイトではEVsmartブログで取り上げた各車種の記事も紹介しているので参考にしてください。投票締め切りは2026年1月31日(土)。さらに多くの方からの投票をお待ちしています。
【特設サイト/投票はこちらから!】
JAPAN EV OF THE YEAR 2025
New Model Y(テスラ)とNew bZ4X(トヨタ)が高得点を獲得
編集部が投票を依頼したエバンジェリスト投票速報の第二弾。エバンジェリスト投票の持ち点は「20ポイント」。最も高く評価する1車種に必ず「10ポイント」以上を配点することとして、選出車種数に制限などは設けません。今回は、EVsmartブログ著者陣の速報パート2です。
安川 洋さんの投票&コメント
【総評】
今年は非常にバリエーションに富んだEVが発売された年でした。高級SUVであるリリック、Q6 e-tronやシーライオン7。プレミアムSUVの新型モデルY、Junior Elettricaや新型bZ4X。小型車のインスターとリーフ。軽自動車のN-ONE e:。今のところ唯一のEVミニバンID. Buzz。セダンを避けるような感じで(笑)。2026年もBYDの軽自動車はじめ多くの車種が登場予定、いよいよEVを選択しない理由がなくなってきたかもしれません。

New Model Y(テスラ):10点
2世代目となる新型モデルYは、輸入車でありながら上海製ということもあり、アジアのきめ細かな配慮が見られるプレミアムSUVとなったと思います。車種の中で恐らくEPA基準(高速走行が多め)とすると、最も高効率なEVだと思われる点、そして、電気自動車の充電ネットワークが、オーナーのクルマ・ユーザー体験の一部である、という点を知り尽くしたスーパーチャージャーネットワークの充実の2点で、1車種目として選定しました。他社も早く、遠出をしても何のトラブルも出ない快適さを、ユーザーに提供して欲しいと思います。
※注:市街地・低速走行を主とする日本独自WLTCモードでは新型bZ4Xのほうが高効率。
New bZ4X(トヨタ):6点
電気自動車には比較的批判的・消極的な態度をとり続けてきたトヨタ。最初のチャレンジである初代bZ4Xでは、初期トラブルは比較的少なかったが、社員が自ら使って開発したとは思えない細かい点が多く見られました。新型bZ4Xについてまだ詳しい情報は多くは得られていないものの、判明している情報だけを見れば、効率の点も日本独自のWLTCモードではあるが、クラストップとなり、今後他社も追随を余儀なくされそうです。
INSTER(ヒョンデ):4点
bZ4Xに2点の差を付けさせていただきましたが、3車種目はインスターを選定。ホンダや日産の一部車種がエンジン車から派生した共用プラットフォームを未だに選定する中、ヒョンデは早くからEV優先(もしくは専用)のプラットフォームを採用。小型車で4人乗りではあるものの、BYDドルフィンと同様200万円台に乗せてきたのは素晴らしいと思います。またV2Lにも対応。車をアウトドアで電源車として楽しむことを提案してくれました。キャンプだけでなく、アマチュア無線など電源を必要とする様々な趣味を応援してくれそうです。
池田篤史さんの投票&コメント
【総評】
2025年は既存大手メーカーがエンジン車時代に培った技術をEVに上手く統合して大躍進した1年でした。中でも国産メーカーが目覚ましい進化を遂げており、ようやく本領を発揮し始めたと言えるでしょう。海外勢も日本に合わせた開発をしている車種があり、消費者はこれまで以上に選択肢に恵まれています。
世界に目を向けると、いよいよEV時代への転換期が近づいていると感じますが、今回の評価軸は近い将来にEVシフトが起きたとして、その際に求められる条件に軸足を置いて考えてみました。台数が売れないと価格も下げられないし知見も溜まらないので、クルマから感じる各社のビジョンと方向性を探ってみました。
New Model Y(テスラ):10点
EV総合力では、やはり世界で最も売れているクルマ、テスラモデルYが1番です。最大充電速度や内外装の品質など、部分的に他メーカーに負けている、または差が詰まってきている所が増えています。しかし、それはイーロン・マスクの優先順位が自動運転にあるからで、きたるべき自動運転時代にむけた準備は他社の追随を許しません。

New bZ4X(トヨタ):4点
プリウスで培った効率化技術がようやくEVにうまく転用できたのか、トップクラスの電費を誇ります。組立て精度や販売網など、クルマとしての安心感はトヨタならでは。完全自動運転への道筋は考えられていなさそうですが、40km/hまで使えるハンズオフ機能など、自分で運転したい方への便利機能に的を絞っています。1880kgと軽量なのですが、遮音性が課題だったのは軽量化の副作用か(新型はかなり改善されたようですが未確認)?
日産リーフ(日産):3点
やっと(笑)水冷式のバッテリーになったリーフ。トヨタbZ4Xとは打って変わって静粛性が高い。回生ブレーキを細かく調整できたりキビキビ加減速したり、3世代目ともなるとパワートレインの制御も熟成されています。雪道や悪路でのトラクションも良いのではないかと想像しています。EVレースでテスラと張り合えるリーフNISMOを作ってください、日産さん!
INSTER(ヒョンデ):2点
200万円台から乗れるのにリヤシートリクライニングがあったりシートベンチレーションがついていたり、お得感満載です。また、日本で運転しやすいコンパクトサイズなのに大容量バッテリーを搭載していて航続距離も申し分なし。若者や子育てママ、ファミリー層をよく研究していると感じます。
N-ONE e:(ホンダ):1点
日産サクラの1.5倍のバッテリー、つまり1.5倍の航続距離で充電も速いのに価格は同レベル。ただ、バッテリーコストのしわ寄せがインフォテインメントのチープさに現れている。シートアレンジの多彩さは素晴らしい。EVに馴染んでいない人がエンジン車からスムーズに乗り換えられる配慮を感じます。欧米バージョンを作って世界展開すべき1台ですが、価格をもっと下げないと中韓に勝てない。
前田謙一郎さんの投票&コメント
【総評】
今年はモデルYのフェイスリフトに始まり、ヒョンデの新モデルINSTERやトヨタbZ4Xの登場、BYDのSEALION 7やID. Buzzまで、近年になく日本のEVマーケットが盛り上がった1年であったように思う。グローバルで見ても2025年通年のEV販売台数は約2,000万台を超えると予測されており、EVの成長は継続している。EV推進関連の規制(EV MandateやCO2/燃費基準)はヨーロッパ(EU)やアメリカで一部緩和・見直しがあったが、EVが今後のモビリティの中心になることは変わりないだろう。テスラは日本市場で成長を加速し、同時にトヨタなど国産EVモデルの投入は日本のEVに対する懐疑的な風潮を変えつつあると感じた1年であった。
New Model Y(テスラ):10点
2025年も世界で一番売れたモデルになったモデルYであるが、その先進性や乗り心地、そしてNACSによる充電体験の素晴らしさは間違いなく世界のトップEVモデルだろう。アメリカではFSD完全自律運転が進化し、日常ではハンドルを握る必要はなくなっており、将来のモビリティのあり方を見せてくれる。運転自体も静かで、速く、デジタル、全てが快適だ。
New bZ4X(トヨタ):4点
トヨタは大幅な一部改良(ほぼモデルチェンジ級)を行い、航続距離の向上、価格引き下げ、充電性能の改善を行なった。先代のモデルより明らかに良くなっている。まだ自動化までの差別化は出来ていないが、トヨタがEVに本腰を入れることは日本市場全体に良いインパクトがあるはずだ。あとは全販売店に24時間稼働の急速充電器を備え、充電体験の更なる向上に期待したい。
INSTER(ヒョンデ):3点
これまで日本で望まれてきたコンパクトスモールEV。軽自動車よりひと回り大きく、都市部の狭い道や駐車場にぴったりなサイズだと思う。長距離走行が可能というのも日本のユーザーに刺さる商品設定だ。実車も安っぽさは全くないし、ポップなプレゼンテーションに好感が持てる。EVだからと、先入観がある人にはぜひお勧めしたいモデル。個人的には日本でのブランディングをどう打ち出すかが、今後の販売に関わってくると思う。

ID. Buzz(フォルクスワーゲン):3点
伝説の「ワーゲンバス」のDNAを継ぐフル電動ミニバン。個人的に投票する理由はこのモデルをEVシェアが低い日本市場にあえて投入したことが理由だ。日本でミニバンが売れているといえど、EVかつサイズと価格設定を考えるとかなりニッチなターゲットが対象になる。しかし、ノスタルジーを感じるワーゲンバス、そしてPCA(プレミアムチャージングアライアンス)でフォルクスワーゲングループの充電施設を利用することができ、充電体験も良い。ありきたりなミニバンに飽きた人にはおすすめのモデルではないだろうか。
宇野 智さんの投票&コメント
【総評】
2025年は「EVシフト失速」と言われながらも、実際には魅力的な新型車が次々と誕生した1年だった。EVシフトの加速や失速といった議論は、マスメディアが反応を求めて騒ぎ立てすぎた感がある。2026年も新型EVの勢いは止まらない。「ICE(エンジン車)かBEVか」という選択肢が当たり前になる、本格的な普及期がいよいよ到来するだろう。2025年のラインナップを見れば、その予兆は明らかだ。
2026年のBEVマーケットは、かつてないほど面白い展開になりそうだ。

N-ONE e:(ホンダ):10点
軽自動車こそEVに最も相応しい車種だと考える。特にガソリンスタンドが減少する地方では、住民の利便性向上にも繋がる。たとえば農協が充電インフラとセットで販売するなどすれば普及率が上がるのではないか? N-ONE e:は、パッケージングの良さと今後に期待を込めて最高得点とした。
INSTER(ヒョンデ):5点
昨年は時折、国内メーカーより海外メーカーのほうが、日本市場のことをよくわかっているのではないか? とさえ考えた。それを感じさせたのがINSTER。イイ車です。
ID. Buzz(フォルクスワーゲン):5点
やはりクルマは「ワクワク」感が重要だ。その感覚をデザインで伝えることの重要さを改めて認識させられた1台。ミニバン+EVというパワートレインは非常に相性がいい。
加藤ヒロトさんの投票&コメント
【総評】
2025年はこれまで以上に多様な価格帯と外国メーカーの選択肢が増えただけでなく、日本メーカー各社もそれぞれの特徴を活かした新BEVを投入し、ようやく日本のBEVシーンが盛り上がり始めたと感じた。特に、小型BEVのインスターやN-ONE e:は使い勝手の良さだけでなく、日本の消費者に響きやすい「可愛らしさ」というキャラクター性もバッチリだ。この動向をさらに掘り下げると、2026年はBYD「ラッコ」に加え、スズキ「Vision e-Sky」の市販モデルなど、軽ハイトBEVが続々と登場を予定している。特に地方では交通インフラと照らし合わせてこういった小さき存在がBEV普及の要となるだろうし、この流れに追随するべく他メーカーが何を出してくるかも楽しみな2026年になるに違いない。
New bZ4X(トヨタ):11点
以前のbZ4Xも十分に良いクルマと感じていたが、今回の刷新でデザインはよりシャープに、そして電費の向上とバッテリーの刷新によって使い勝手が格段に良くなったのが大きい。万人にとって使いやすい「BEV版カローラ」と例えられるような機能面はもちろん、BEVならではのハンドリングや走行性能も付加価値として加わり、これまでBEVに興味のなかった層に対してもさっそく響いているようだ。

BYD SEALION 7(BYD):9点
デザインと走行性能の両面で「さすがは旗艦」と思わせる完成度。広い室内に加えて乗り心地の良さと安定性は、実際に何度か往復1000 km級の運転をして感じた良い点だ。一方でその良さを作り出すボディサイズは一部にとってネックだろうし、より小さい純電動SUVを選ぶなら、古めのアット3よりもヒョンデ コナの方が今は良いだろう。画面の応答性やUIはシールより大進化したものの、一部の日本語がまだ変なのは気になる。
採点表
前回の有識者投票に続いて、New Model Y(テスラ)とNew bZ4X(トヨタ)が大きくポイントを伸ばしました。
みなさんの投票をお待ちしています!
【特設サイト/投票はこちらから!】
JAPAN EV OF THE YEAR 2025
| 安川 | 池田 | 前田 | 宇野 | 加藤 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| New Model Y | 10 | 10 | 10 | 30 | ||
| New bZ4X | 6 | 4 | 4 | 11 | 25 | |
| INSTER | 4 | 2 | 3 | 5 | 14 | |
| N-ONE e: | 1 | 10 | 11 | |||
| BYD SEALION 7 | 9 | 9 | ||||
| ID. Buzz | 3 | 5 | 8 | |||
| 日産リーフ | 3 | 3 |
まとめ/EVsmartブログ編集部






コメント