2025年を代表する新型電気自動車を選ぶ「ジャパンEVオブザイヤー 2025」では、読者のみなさんからの一般投票を募集中。投票締め切りまであと10日ほどになりました。編集部からの投票依頼に応えてくれたEV関連企業とEVオーナーからの「エバンジェリスト投票」速報をお届けします。
一般投票の受付は1月31日(土)まで
広く多くのユーザーが評価する優れたEVを選んで讃えたい。黎明期から電気自動車情報を発信してきたEVsmartブログでは、社会が求める魅力的な電気自動車を選出するプロジェクトとして4回目となる「JAPAN EV OF THE YEAR (ジャパンEVオブザイヤー=EOTY)」を実施しています。
広く一般ユーザーの意見を反映するため、誰でも参加可能な「一般投票」を実施。候補車種のEVに「乗ったことがない」という方でも遠慮は無用。EOTY は業界の枠を越えて一般ユーザーのEVへの理解と関心を深めることを目的とした表彰プロジェクトです。一般的に得られる情報の範疇における評価をお願いします。特設サイトではEVsmartブログで取り上げた各車種の記事も紹介しているので参考にしてください。投票締め切りは2026年1月31日(土)。さらに多くの方からの投票をお待ちしています。
【特設サイト/投票はこちらから!】
JAPAN EV OF THE YEAR 2025
bZ4XとINSTERに高評価
編集部が投票を依頼したエバンジェリスト投票の速報です。エバンジェリスト投票の持ち点は「20ポイント」。最も高く評価する1車種に必ず「10ポイント」以上を配点することとして、選出車種数に制限などは設けません。今回は、EV関連企業とEVオーナーからの投票結果を紹介します。
山部征司さんの投票&コメント
【自己紹介】
株式会社e-Mobility Power社員でEVオーナー。充電器設置をご検討の法人様・マンション管理組合様向けに充電器の設置・運用から、その後の保守まで、トータルでサポートする「充電器導入・運用サービス」を担当。
【総評】
2025年は、EVへのネガティブな意見・不安(価格・航続距離・バッテリー品質・保証等)に対して、自動車メーカー各社がそれらを払拭するような車両・サービスを投入し、よりEVを購入候補として選びやすくなったと感じています。かくいう私も2年半前にPHEVを買いましたが、EVモード走行を通して不安を払拭できたので、最近EVに乗り換えました。今回は、これからEVを買ってみようかな?と思っている方におススメしたいEVを選定しました。

New bZ4X(トヨタ):10点
ビッグマイナーチェンジとは思えない刷新内容で、2025年末時点でコスパ最強では? と驚かされました。課題だった航続距離や充電性能も改善。バッテリー保証も10年20万km、バッテリー劣化具合が確認できる容量維持率も表示可能に。価格も、補助金を加味するとRAV4・ハリアーなどのトヨタの人気SUV(HEV)と変わらないくらいと買いやすく、アフターサービス体制も申し分なし。候補としておススメしやすくなりました。個人的には、ADAS(PCSで、まだ対応車種が少ない自車と同方向からの横断歩行者、自転車も衝突回避対象になった点がGood!)や、自動車保険(特に車両保険)の保険料や年次点検費用等の購入後の運用コストが比較的抑えめな点も見逃せないです。
New Model Y(テスラ):4点
やっぱりEV買うならこれでは? と思ってしまうほどベストバイな車種。航続距離もアップ、静粛性改善、2列目シート用タッチスクリーン搭載など、同価格帯の他車種にはない装備も充実していてGood! なにより、テスラならではの適宜プログラムアップデートされる点とスーパーチャージャーでの短時間充電は魅力的。個人的には、自動車保険(車両保険)の保険料の高さと、ADAS機能がもう少し良くなっていればという点が悔やまれるのと、130kW出力まで対応した新型CHAdeMOアダプターの発売に期待しています。テスラユーザーの皆様、新型CHAdeMOアダプターが販売されましたら是非弊社の充電スポットもぜひご利用ください!
BYD SEALION 7(BYD):3点
装備内容良し、値ごろ感良し、とそれを実現させてくるBYDの凄さに驚きつつ、国内勢は大丈夫なのか? と不安にさせてくれるぐらい出来が良い。振り返れば海外メーカーのスマホや家電だって、機能や品質面で日本市場の要求に応え続け、今では重要な選択肢となっており、クルマだってもうその状況になりつつあるのだなと感じさせてくれる車種です。ディーラー(アフターサービス体制)も急ピッチで拡充している点や、パワーバッテリーSoH延長保証(有償)に加入すれば10年30万kmまで保証される点は、安心ポイントです。
日産リーフ(日産):3点
EV普及に貢献してきたリーフの最新型。長らくモデルチェンジがなく国内外メーカーに後塵を拝していましたが、いっきにブラッシュアップし魅力的に。扱いやすいサイズ感に航続距離もアップし、高速道路上の同一車線でのハンズオフが可能なプロパイロット2.0が搭載可能など、EV性能・ADAS性能双方の最新を享受できるのがGood! さらに長年EV車両を販売してきた日産のアフターサービス体制も、これから買う人にとって十分な安心材料になると思います。ただあれこれオプション追加すると値段が高くなってしまうのが悩ましい(特に、バッテリーヒーターは寒冷地オプションが選択必須である点など)。
ハマさんの投票&コメント
【自己紹介】
株式会社e-Mobility Powerに入社してまだ日が浅く、EV・充電インフラについて鋭意勉強中ですが、先日EVを購入して早速EVユーザーの仲間入りをしました。これからマイEVで色々な場所に出かけるのが楽しみです。
【総評】
2025年前半は、EVについて耳にすることは主に輸入車の話題が多かったですが、後半になって国内メーカー各社が一気に新車種を発表したり、モデルチェンジを行ったこともあり、今後の車選びが楽しくなることが予感される一年でした。生活環境や用途、見た目の好み、充電性能など、ユーザーが車選びの決め手にするものは多種多様だと思いますので、今後もますますEVのラインアップが増えていくことを期待しています。

INSTER(ヒョンデ):10点
唯一無二の5ナンバーEVである点を高評価して第1位に選出しました。一充電走行距離が477km(INSTER Loungeの場合)もあり、航続距離を気にする必要なく遠出することができるため、装備とお手頃な価格を考慮すると非常にバランスが良いEVだと感じました。
日産リーフ(日産):5点
遂に日産リーフが大幅な進化を遂げました。EV・PHEVユーザーはもちろん、これから初めてEVに乗るという方も皆ワクワクしていると思います。今後に期待を込めて第2位としました。
New bZ4X(トヨタ):5点
2025年10月~12月の電気自動車国内販売台数No.1という点を評価しました。価格が見直されて購入しやすくなっただけでなく、走行性能の向上や一充電走行距離の延伸が図られ、「トヨタが本気を出したEV」だと感じています。
内藤義久さんの投票&コメント
ミライズエネチェンジ株式会社EV充電事業担当執行役員。
【総評】
2025年も多くのEVが販売開始されました。特に日本国内メーカーのラインナップが進み、2026年に向けてEV普及に期待が膨らむ年となりました。

New bZ4X(トヨタ):15点
初代bZ4Xでは充電に関する問題が浮き彫りになりましたが、マイナーチェンジとはいえない大幅なアップデートが実施されました。さすがトヨタといえる完成度と値頃感です。
N-ONE e:(ホンダ):5点
日本メーカー初のプラグ&チャージを搭載した事で、軽自動車での中長距離運転でも便利で、安心して利用できる。
辻榮亮さんの投票&コメント
一般社団法人 電動車輌推進サポート協会(EVSA)代表理事/Hyundai Motor Club JAPAN会長。
【総評】
僭越ながら毎回お声がけをいただき大変光栄なことでございます。昨年位からこのEOTYで非常に悩ましい問題があります。それは選択肢が増えたこと。EVの数はもちろんですがそのレベルも上がってきており良いEVが多く選ぶのが非常に大変になってきました。とはいえ、それがうれしい悲鳴なのは間違いないです。さて、今年はというか例年でもありますが私の評価基準はやはり「EVの基本性能+EVにしかできない車以外の使い方」この二点からの評価で採点をさせていただきました。皆さんのカーライフにEVが車としてもそれ以外でもお役に立つことをお伝えできれば幸いです。

INSTER(ヒョンデ):11点
基本性能、サイズ、価格、デザインとすべての面で高水準でまとまっている一台。カスタム可能な個性的なルックス、シートベンチレーションなどの実用的な機能、内外装どちらから見ても価格以上の価値を提供してくれます。V2H/V2L機能も当然あり節約目的、災害時の非常用電源いずれでも十分に活躍します。受電能力もQC/AC共に必要十分に確保されておりファーストカーでも十分に使えるEV性能を持っています。またスモールサイズとはいえ普通車規格ということで事故時の安全性も担保されている点も評価しました。
日産リーフ(日産):5点
私も初代、今も所有する二代目と乗りました。まさしく世界のEVパイオニア的な存在。今回のフルモデルチェンジで航続距離や価格をはじめEVとしての競争力が飛躍的に上がりました。その中でも急速充電に対しての性能が150kW&バッテリー温度管理システム搭載によるバッテリー温度の最適化、この2点はとても大きいです。乗り心地も突き上げ感が減りより優しくなったと感じます。待望のV2L(なんと内外で3kW出せる!)機能もようやく実装されました。残念なのはe-Pedalが完全停止しなくなってしまったこと。これがあればもう1点加算していました。
New bZ4X(トヨタ):2点
当初は基本性能や販売方法、本当に1から10まで酷評されていましたが、今回の改良でそのほとんどは払拭されたかと。LEAFと似ていますがTOYOTAがやったことの意味は大きいと思います。「意図的に性能を絞っている」などと言われた噂もこの品質向上を見ているともしかして?
推察はさておき、国産EVの戦闘力が上がり選択肢に入ってきてくれたのはとても素晴らしいことです。せっかくかなり勝負できるEVになったのだからTOYOTAとしてもう少し大々的にEV推してくれたらもう少し加点要素でした。
BYD SEALION 7(BYD):1点
ここまでの車種が割とコンサバであるとするならばこの後の二車種はまさにアバンギャルドと申しましょうか前衛的な車かと思います。まずはBYDのSEALION7。優れたEV性能と圧倒的なコストパフォーマンスは頭一つ抜き出ているといっても良いでしょう。個性的な内外装デザインも刺さる人には刺さる、魅力的な1台かと。当然のようにV2H/V2L機能にも対応しており車以外の使い方としても申し分ありません。これからEVをお考えの人はぜひ乗って検討いただきたい1台です。
New Model Y(テスラ):1点
最後はLEAFとは違ったところからEVパイオニアとなったまさに世界一のEVメーカーが作る、世界で一番売れているEV、テスラモデルY。私の推す外部給電機能などはないものの、車としてEVの楽しさを伝えてくれ、その動力性能やソフトウェアアップデートなどの魅力をこの価格帯で手に入れられるのはコスパ抜群です。モデルチェンジで以前は気になった乗り心地も劇的に改善されています。内外装デザインと自動運転含むソフトウェア、何よりその未来感では他の追随を許さない素晴らしい車だと思います。
EV総合研究所:杉本容一さんの投票&コメント
【自己紹介】
日産リーフを乗り継ぎ、現在はHyundai IONIQ 5を愛車とするEVオーナー。「EV総合研究所」での活動を通じ、自身の経験や現場での検証から得られた「FACT(事実)」に基づいた情報発信を大切にしています。Hyundai Motor Club JAPAN副会長を務める傍ら、充電インフラのリアルな実態や、実際に所有して初めて見えてくるEVの価値を、等身大の言葉で言語化。SNSなどを通じて、一過性のブームではない、地に足の着いたEVライフのあり方を共有し続けています。
【総評】
本年度エントリーされた10車種の中から私が選んだ5車種は、輸入車3車種、国産車2車種という顔ぶれになりました。海外勢の攻勢が目立つ昨今ですが、BEVシェアが停滞する国内市場において、補助金反映後の価格設定で存在感を示す国産EVが食い込んできた点は、市場活性化への明るい兆しと言えるでしょう。
今回の選考で特に評価したのは、日本の環境への適合力です。Hyundai INSTERは、スリムな車体に国内のR&D拠点が作り込んだ足回りを組み合わせ、「カッコ可愛い」外観と実用性を両立させています。
また、kWh単価で攻めた数字となったbZ4Xやリーフ、高いけど上質なリリックなど、ライフスタイルに応じた選択肢が出揃ってきました。輸入車が先行して作った「選ぶ楽しさ」という流れに乗り、国内メーカーからも感性に響くワクワクする1台が、ガンガン登場することを期待しています。
INSTER(ヒョンデ):10点
Hyundai INSTERは、日本の道路事情に最適な全幅1610mmのスリムな車体と、上質で「カッコ可愛い」デザインを両立している点を評価しました。国内のR&D拠点による足回りの再チューニングにより、このクラスとしてはしなやかな乗り心地を実現。42.0kWhのバッテリー搭載モデルは補助金反映後228.7万円という高いコストパフォーマンスも魅力です。
感性と実用性を高次元で融合させたHyundai INSTERは、日本のEV市場における新たな有力候補となると期待しています。

キャデラック リリック(GM):5点
キャデラックが右ハンドルのEVを日本市場へ投入したことを評価します。2.6トン、全長4995mmの大きさですが、その重さを感じさせないパワフルな走りが心地よく、質感においてもブランドの伝統を継承した上質な仕上がりです。EVという新たな形でも「キャデラックらしさ」を鮮明に打ち出した点を高く評価しました。
New bZ4X(トヨタ):3点
エントリーモデルは57.7kWhのバッテリーを搭載し、補助金反映後で350万円(希望小売価格480万円、CEV補助金130万円)を実現しています。kWh単価は約6.1万円となり、トヨタが補助金を最大限に活用して350万円台のEVを市場へ投入したことで、今後の日本のEVシフトを大きく変える契機となった点を高く評価します。
BYD SEALION 7(BYD):1点
82.6kWhのバッテリーを搭載し、補助金反映後で460万円(希望小売価格495万円、CEV補助金35万円)となるため、kWh単価は5.6万円となります。補助金反映前の価格とバッテリー容量の比較では、今回の5車種中で最も優れたコストパフォーマンスを記録しましたが、令和8年度からの補助金設定を反映させると、その優位性は目立たなくなります。しかし、希望小売価格で500万円を切りながら、このEV性能と高い質感を維持している点は十分に評価に値します。
日産リーフ(日産):1点
B7 Xは、78.0kWhのバッテリーを搭載して補助金反映後が389.9万円(希望小売価格:518.9万円、CEV補助金:129万円)なので、kWh単価が5.0万円/kWhと今回評価の対象としたEVの中で抜きんでている点を評価します。前のモデルには搭載されていなかったプレコン、急速充電の性能、V2Lなどが装備されるようになった点は進化を感じました。
採点表
New bZ4X(トヨタ)と、INSTER(ヒョンデ)が大きく獲得ポイントを伸ばしました。
投票締め切りが近付いてきました。みなさまからの投票をお待ちしています!
【特設サイト/投票はこちらから!】
JAPAN EV OF THE YEAR 2025
| 山部 | ハマ | 内藤 | 辻榮 | 杉本 | 合計 | |
|---|---|---|---|---|---|---|
| New bZ4X | 10 | 5 | 15 | 2 | 3 | 35 |
| INSTER | 10 | 11 | 10 | 31 | ||
| 日産リーフ | 3 | 5 | 5 | 1 | 14 | |
| New Model Y | 4 | 1 | 5 | |||
| BYD SEALION 7 | 3 | 1 | 1 | 5 | ||
| N-ONE e: | 5 | 5 | ||||
| リリック | 5 | 5 |
まとめ/EVsmartブログ編集部






コメント