電気自動車は車中泊に最適
案外知られていないかも知れませんが、電気自動車は車中泊にとても向いている乗り物です。内燃機関車と違って大容量バッテリーがあるため、騒音をほとんど発生させることなく冷暖房を使用できます。暑い日は冷房を付けたまま寝ることができますし、寒さが厳しい日は電気毛布+布団でぬくぬくと寝られます。
さて、車中泊をするためには適切なサイズのマットが必要です。IONIQ 5の後席を倒した状態でのサイズを計測しましたので、これを基に車中泊用のマットを選んでみてはいかがでしょうか?
トランクゲートから運転席シートバックまでが180cm~206cm、横幅は135cm。運転席の前後位置によって2m超えのスペースが確保でき、後部座席は21cmほど前にスライドさせることも可能なので高身長の人でも頭がはみ出ることはありません。
身長183cmの私が実際にIONIQ 5で車中泊をした動画もあるのでよろしければご覧ください。
ヒョンデ純正エアーベッド
ちなみにIONIQ 5にはヒョンデ純正のエアーベッドが用意されています。ホイールハウス部分の出っ張りに合わせて作られており、フィッティングは抜群。肝心の寝心地も固すぎず柔らかすぎず、抜群の寝心地でした。手動ポンプが付属しているエアーベッドなので空気の入り具合は好みで微調整も可能。価格は39,000円(税込)とそれなりの値段がしますが、空気を抜いて畳めば収納性も良いので結構おすすめです。
気になる収納スペース
トランク
トランクの奥行が99cm、横幅が104cm、高さが70cm。ホイールハウスに干渉しない一番広い横幅は125cmで、VDA法に基づいたトランク積載量は527Lです。
Voyageグレードはトランクの底面パネルを外すと奥行85cm、横幅96cm、高さ10cmのサブトランク用意されています。凸凹していないのでキャンプ用の折り畳みテーブルや折り畳み椅子が綺麗に入りそうですね。ちなみにLoungeグレードにはBOSEのサブウーファーが置かれている為、サブトランクは大幅に小さくなります。
フランク
2輪駆動モデルの場合、ボンネットの下に大きくて深い収納スペース(通称フランク)があります。サイズは奥行33cm、横幅47cm、高さ33cm、積載容量は57L。買い物袋も余裕で入り、テイクアウトした食べ物の保管にも最適です。※高温になる夏場を除く
ここまで大きなフランクが設えられた電気自動車はなかなか無く、現EVオーナーからの評価も高いことを考えると、ヒョンデは顧客目線の商品づくりを主眼にしていることが伝わってきます。
ワイパーの長さ
サードパーティ製のワイパーに取り換える際に必要な情報がワイパーの長さ。運転席側が65cm、助手席側が45cmです。脱着に関係してくるアタッチメントはU字フックタイプなので汎用品で問題なさそうです。
動画では座面の高さ、ドアを開けた時の長さ、グローブボックスのサイズも計測しているのでもし良かったらご覧ください。
(取材・文/テスカス)
長尺の荷物を積むことが多いので前席の背もたれを一番うしろに倒したときの状態が知りたいです。
また、前席のヘッドレストが外せるのかどうか。
あと、荷室と後席をフラットにしたときの天井までの高さも知りたいです。
もし機会があったら教えて下さい。