メディア対抗戦にEVsmartブログも参戦!
2020年10月3日(土)、新横浜スケートセンター(神奈川県横浜市港北区新横浜2-11)で、第1回 SDGs ERK on ICE『氷上の電気レーシングカートの祭典』が開催されます。主催は自動車評論家の舘内端氏が代表理事を務める一般社団法人日本EVクラブ。
「SDGs ERK on ICE」とは、日本EVクラブメンバーらが製作した電気レーシングカート(Electric Racing Kart)に特製のスパイクタイヤを装着し、屋内空間であるスケートリンクで走らせる「新たなモータースポーツ」提案です。
エンジンの爆音がなく、排ガスも出さないから屋内でもモータースポーツが楽しめる。また氷上でのコーナリングはスピードを抑えざるを得ず、普通のサーキットに比べて安全に、とはいえ、ドリフトなどのテクニックを駆使した低速でもエキサイティングな走りを楽しめることから、日本EVクラブでは、子どもからシニアまで気軽に楽しめる、さらには上級者にとっても奥深いスキルを競うモータースポーツとして広げていくことを目指しています。
本来はキッズや女性のクラスなども設定して幅広い方々にレースを楽しんでもらうことを目指しているのですが、初開催となる今回は新型コロナの影響もあり、8チームによるメディア対抗戦が行われることになりました。モータージャーナリストとメディア編集部代表者、2名のドライバーによってトーナメント方式で競われるレースに、EVsmartブログチームも参戦することが決定しました。ジャーナリストドライバーは、伝説的なレーシングドライバーとして活躍した津々見友彦さん。編集部代表としてEVsmartブログチームリーダーの安川さんが走ります。
参戦ジャーナリスト/メディア
●石井昌道さん/ル・ボラン
●片岡英明さん/CARトップ
●斎藤聡さん/driver
●竹岡圭さん/モーターマガジン
●津々見友彦さん/EVsmartブログ
●橋本洋平さん/Tipo
●まるも亜希子さん/くるまのニュース
●諸星陽一さん/ベストカー
競技は、オーバルコースの反対側からそれぞれ1チーム2台のERKが同時にスタートして3周し、先に2台がゴールしたチームが勝ちとなる「チーム・パシュート」方式。ジャーナリストのうち、片岡さん、齋藤さん、津々見さんの3人は昨年同じリンクでプレゼンテーションイベントを行った際に ERK on ICE に乗った経験があるものの、電池やスパイクタイヤの仕上げなど、今回のレーススペックのコースとマシンで走るのは全員が初体験となります。
一般参加者の試乗会も同時開催
週末ですし、みなさんぜひ応援に来てください! といいたいところなのですが、新型コロナウイルス感染拡大への配慮から、入場できる一般参加者は人数限定。事前に、日本EVクラブの特設サイトからの申し込みが必要です。
また、これも人数限定で一般参加者もレースのコースを体感できる試乗会も同時開催されます。試乗希望の方は、参加申し込みのフォームにその旨記入して申し込んでください。このイベントへの参加者はスケートセンターへの入場料は無料となりますが、参加費500円(税込 ※小学生以下は無料)が必要です。
参加申し込みの締め切りは、9月30日(水)18時まで。
開催概要
第1回 SDGs ERK on ICE ~氷上の電気レーシングカートの祭典
<特設サイト(参加申し込み)はこちら>
日時●2020年10月3日(土) 13時~15時30分
場所●新横浜スケートセンター 神奈川県横浜市港北区新横浜2-11
<アクセス>
筑波コース2000を1分4秒台で走ったマシンも参戦
氷上での競技は初開催ですが、日本EVクラブでは1994年の創設当初からレーシングカートの電動化を進め、日本EVフェスティバルで30分耐久レースを開催してきたほか、年間シリーズ戦も開催されています。電動だからとあなどることなかれ。電池やモーターの性能次第で、時速140km/hオーバーの走りが可能で、今回参戦するマシンのうち1台では、元F1ドライバーの片山右京さんが、筑波サーキットコース2000で1分4秒台のラップを叩き出したこともあります。もちろん、ほかのレース用車両3台もリチウムイオン電池搭載などの高性能ERKが揃います。
日本EVクラブ代表である舘内さんによると、1周約100m程度で直線が短い氷上コースでの最高速度は「おそらく50km/hくらいではないか」という想定。「1周20秒程度、3周1分で決着がつくスリリングなレースになるでしょう。コーナリングの立ち上がりでいかに加速するか、またスピンやコースアウトを避けてスムーズに減速できるかといったマシンコントロールのテクニックが勝負の鍵になるでしょう」とのこと。どんなレースになるのか楽しみです。
(文/寄本 好則)
竹岡圭さんでとる。