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10年落ちのテスラ『モデルS』衝動買い【続編】ひと月1000kmペースで快走中!

10年落ちのテスラ『モデルS』衝動買い【続編】ひと月1000kmペースで快走中!

車両価格約300万円でラグジュアリー電気自動車のテスラ『モデルS』を衝動買いした青山義明さん。めでたく納車されてEVライフをスタートしたレポートが届きました。ほぼ毎日乗って楽しんでいるようです。

目次

納車、そしてひと月で1000km走行!

テスラ専門中古車店にふらっと立ち寄ってから42日目。2025年1月20日に10年落ちのテスラ『モデルS』が無事に納車となりました。車両引き渡しは単純に鍵を受け取るだけではなく、テスラのアプリに登録をしていくことになります。アプリに所有権関連の書類をアップロードして紐づけ、さらにテスラまわりの支払い用のクレジットカードも紐づけて……。ほどなく納車作業は終了となり、テスラオーナーとなりました。

お店にふらっと立ち寄ってから約ひと月半。晴れて納車されてテスラオーナーになりました。

実は、この納車までの間に予想外の出費がありました。車両保険の話です。保険料の算出には「型式別料率クラス」が適用されています。EVsmartブログでも加藤久美子さんが書いていますが(関連記事)、このモデルSは車両保険料率が17段階の一番上の高い保険料となります。車両入替での追加の保険料支払いがバカにならないほど(9万5000円ほど)の上乗せとなってしまいました。とほほ……。

納車と同時に、マイカーとなったモデルSを西へ走らせます。現在私は2拠点生活をしているのですが、その一方の拠点となる愛知県岡崎市へ向かいながら走行の確認などをしようということです。自宅のある横浜と岡崎の行き来、全行程は280kmほどの道のりです。

このファーストドライブでは、新東名高速道路の浜松SAを出たところにあるテスラのスーパーチャージャー(SC)に立ち寄ってとりあえず休憩がてらの充電をしました。残念ながら到着地の岡崎、そしてその手前の東三河地域にはSCがないため、岡崎の拠点での最寄りのSCは20km先、隣の豊田市まで行かねばなりません。そのため、岡崎での滞在はチャデモの急速充電器を使用することになります。とはいえ、道の駅(現金払い)やイオンモール(WAONカード支払い)があるので、充電カードをつくる必要もないかなという感じです。

首都圏から名古屋くらいまでなら普通に行き来ができると確認して、まずはひと安心。これからどのくらい劣化が進むかわかりませんが、岡崎の拠点では自宅充電ができる環境も可能なので、そのあたりについて環境整備を進めていきたいと思います。

浜松SCで休憩&チャージ。以前は充電していると、いろんな方に話しかけられていたりしましたが、今は話しかけられることないですね。それはそれで寂しかったりします。

中古EVであることを納得すれば「楽しい日々」

確かにバッテリーは劣化していますね。もちろんそれは納得済みです。で、それ以外、10年落ちのモデルS、といって、なにか壊れているわけでもないですし、個体として問題があるわけでもありません。今のところ『これは困った』という事案はゼロ、ですね。Bピラーあたりの内装の浮きとかはあったりしますけど、ね。

私はせっかちなほうですから「頻繁に充電をしなければならないのが面倒」、「充電時間がもったいない」という考えについてもよくわかります。が、歳を取ってきたせいなのか、30分ほどの充電休憩は苦になりません。

さらに、どうしても自身のクルマで移動しなければならないという案件は少なくなってきていますし、急ぐ旅なら電車(&レンタカー)を使えばよいという意識でいますので、それは問題ありません。

実際のところ、必ずしも満充電に近いところまで充電せずとも早々に切り上げればよいことですし、隣接している商業施設での買い物などをこなしていると、充電時間を意識することもありません。いちおう文庫本数冊をセンターコンソールに置いており、「充電中には読書でも」というつもりでいましたが、なかなかページは進まないままです。

いろいろ考察するに「どのくらいまでのバッテリー劣化を許容できるか=自分のカーライフにどのくらいの航続距離が必要か」という話だと思います。私の場合、現時点ではミニマム航続距離が250kmあれば、今までと同じ動きが可能という感触です。

で、納車からの2か月あまり、取材などで遠出した日を除き、実はほぼ週6でテスラに乗っています。横浜~岡崎間をすでに4往復しています。ひと月1000km超ペースで走行しており、購入時4万8000km弱であった総走行距離はすでに5万kmをとっくにオーバーしています。

初めて自分のバイクを手にした10代の頃みたい、と自分でも驚きな状態ですね。車内にあまりにも収納がないのでそれをどうにかしたいし、傷だらけのホイールの補修もしたいし、自分で洗車しようかな、といった具合で久しぶりにカー用品店にもちょくちょく顔を出していたりもします。

先日初めてソフトウェアのアップデートを行ったり、それ以外にもまだまだ知らない設定もあって、車内でチュートリアル動画を見たりもします。わからないことをネットで調べたり、まだまだ興味が尽きない感じでテスラのEVライフを楽しんでいます。

納車後2週間ほどのタイミングで、空気圧低下アラートが出るようになりました。もう行くことはないと思っていたガソリンスタンドに、灯油を購入するという名目で出かけ、ついでにエア注入!

21インチのアルミホイールは4本ともにガリ傷があり、バンパーにも小傷が……。これをどうしていこうかと現在画策中

取材・文/青山 義明

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この記事を書いた人

自動車雑誌制作プロダクションを渡り歩き、写真撮影と記事執筆を単独で行うフリーランスのフォトジャーナリストとして独立。日産リーフ発売直前の1年間にわたって開発者の密着取材をした際に「我々のクルマは、喫煙でいえば、ノンスモーカーなんですよ。タバコの本数を減らす(つまり、ハイブリッド車)のではないんです。禁煙するんです」という話に感銘を受け、以来レースフィールドでのEVの活動を追いかけている。

コメント

コメント一覧 (1件)

  • 購入しようと思い描いているのはテスラ車ではないのですが、バッテリーの温調が完璧な車種では10年落ちの中古EVのバッテリー容量がどれくらい劣化しているのかを参考までに具体的に教えていただけないでしょうか。
    パーセントでお分かりになりますでしょうか?

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