木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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ボルボ史上最小の『EX30』で雪道試乗/EVならではの精緻な制御でRWDでも不安なし!
電気自動車(EV)としてボルボ最小のコンパクトSUV『EX30』を雪道で走らせることができると聞いて、新潟県上越市で行われた試乗会に参加してきました。雪道に弱いと言われる後輪駆動ですが、EVなら不安が大きく解消されることが実感できました。 欧州に比... -
『インスター』先行体験会で参加者の声を聞いてみた/サイズ感と扱いやすさに高評価
サイズ感や値段が大衆車に近くなってきた感のあるヒョンデの新型コンパクトEV『INSTER(インスター)』。先行体験会に訪れた参加者のみなさんはどう感じたのでしょうか。リアルな感想インタビューをお届けします。 全国でインスターの先行体験会を開催 陽... -
BMW『MINI Cooper SE』箱根試乗レポート/扱いやすくて満足度が高い電気自動車
BMWジャパンが『MINI』ブランドから発売した電気自動車(EV)『Cooper SE』に試乗する機会を作ることができました。都内近郊のちょっとしたドライブではなんの不安もなく走れるので、箱根の山越えで芦ノ湖まで行ってみました。試乗でわかったことをお伝え... -
ニチコンが新型トライブリッド蓄電システム発表/自宅太陽光の電気を直流のままEVへ充電
ニチコンが太陽光の電気をより効率的に生活や電気自動車の充電に利用することができる「トライブリッド蓄電システム」の新型『T5/T6シリーズ』を発表しました。V2HでEV充電時の最大出力は9.9kW。発表会のレポートです。 高性能化で社会的要請の高まりに応... -
EV電欠時「現場駆け付け急速充電サービス」提供開始/充電は「早め」が安心です
損害保険ジャパンとプライムアシスタンスが、電気自動車が電欠した時に現場で急速充電をして移動できるようにするサービスの提供を開始しました。従来通りのレッカー移動と、急速充電(最大9.5kW)を選べるのが特徴です。 電欠時に現場で充電が可能に SOMP... -
EV100%を目指すアストラゼネカの挑戦【後編】札幌でEVを営業車に使っている生の声
製薬会社のアストラゼネカが、日本で使っている営業車を100%電気自動車(EV)に転換する取り組み。後編では寒冷地の札幌でEVを実際に使っている営業担当者の声を聞きました。創意工夫と前向きな気持ちでEV化を進めていることが見えてきます。 EV保有率0.7... -
「ホンダ&日産」経営統合が破談へ/先駆的量産EVの後継「次期リーフ」はどうなる?
2024年末からニュースを賑わしていたホンダと日産の経営統合が、破談する気配が濃厚になってきました。2025年2月5日未明から複数のメディアが破談の可能性を報じた後、日経新聞などが日産が協議打ち切りの方針を固めたことを伝えました。次期リーフはどう... -
テスラ2024年Q4決算を発表/大幅減益も低価格モデルや自動運転の進展に期待
テスラ社は現地時間の2025年1月29日に、2024年第4四半期(10月~12月)と、2024年通期の決算を発表しました。総売上高は前年から横ばいでしたが、純利益は前年から53%減と大きく後退。一方で2025年はテスラにとって非常に重要な年になるという見通しを示し... -
世界のEV普及に貢献するBYDが日本市場へのPHEV投入を発表/EVバス&トラックも
BYDは2025年の事業方針発表会で、年内にプラグインハイブリッド車(PHEV)を日本に導入することを発表しました。あわせて日本向けの電気バス『J7』を初披露し、年内に納車を開始すると明らかにしました。今年もBYDから目が離せません。 PHEVと電気バス、電... -
EV100%を目指すアストラゼネカの挑戦【前編】約2000台の社用車をEVにする理由
英国に本拠を置く製薬会社のアストラゼネカは、日本で使っている営業車を「すべて」電気自動車(EV)に転換する方針を掲げ、約7割をすでにEVにしています。営業車の100%を電気にするという先進的な取り組みについて、2回に分けて紹介します。 営業車100%...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...