充電スポット情報充実に成果/「エネチェンジEVサポーターズ」ゴールド達成者に感謝!

エネチェンジが実施していた「エネチェンジEVサポーターズ」第一期の取り組みが終了し、ゴールドステージに到達したサポーターを招待した『ENE MEET 2』が開催されました。充電スポット情報の充実に協力しているEVユーザーの心意気に感謝です。

EV充電スポット情報充実に成果/「エネチェンジEVサポーターズ」ゴールド達成者に感謝!

「エネチェンジEVサポーターズ」第一期の取り組み結果

ENECHANGE(エネチェンジ)株式会社が実施していたEVユーザー参加型プログラム「エネチェンジEVサポーターズ」が第一期(2023年12月6日~2024年11月30日)終了し、その成果が報告されました。

エネチェンジEVサポーターズ(EVサポーターズ)は、EVユーザーが参加登録の上、充電スポットの写真とコメントをアプリから送信するなどのアクションに応じてポイントを獲得。累計獲得ポイント数に応じてオリジナルグッズの賞品が送られてくる取り組みです。

「EV充電エネチェンジアプリ」は日本国内における利用者数No.1のEV充電スポット検索アプリです。とはいえ、充電スポットに到着しても駐車場のどこに充電器があるのかわからないといったケースはEVユーザーのよくある困りごと。続々とさまざまな事業者の新しいスポットが増える中、幅広く正確な情報を集めて紹介するのが難しいという課題がありました。そこで、アプリで紹介されている充電スポットを利用したEVユーザーから写真付きの情報コメント投稿を募り、アプリ内の充電スポット情報を充実させたいというのが、EVサポーターズの目的でした。

エネチェンジからの結果発表によると、第一期の参加登録者数は2107名。取り組み前(2022年12⽉から2023年11⽉)と取り組み後(2023年12⽉から2024年11⽉)では、アプリへのコメント投稿数の⽉間平均が約2.2倍増加して、画像ありのコメント投稿⽐率は31.0%アップしたということです。

EVサポーターズに登録したEVユーザーへのアンケートでは、参加者の約60%がプログラムに「満⾜」しており、約50%が活動の成果や充電インフラの整備への影響を実感していると回答。「⾃分の投稿が他のユーザーの役に⽴つ仕組みが素晴らしい」「初めて訪れる場所でも迷わず充電できるようになった」といった声を寄せています。

エネチェンジでは、2025年4月以降をメドに第二期「エネチェンジEVサポーターズ」を実施する予定です。

ゴールド達成者を招待して『ENE MEET 2』を開催

上位30名、プラチナランク到達者の獲得ポイントも発表。なんと、1位は9992、2位は5966の大量ポイント。30位は617ポイントで、前後の順位争いは接戦だったそうです。

1月19日、コメント投稿などで80ポイント以上を獲得してゴールドステージを達成したEVオーナーを無料招待して、EVサポーターズへの協力を感謝しつつ、EVユーザーの生の声を聞くことを目的とした『ENE MEET 2』が開催されました。

第一回の『ENE MEET』は東京でBBQパーティ(関連記事)でしたが、西日本の方から「東京開催では参加しにくい」といった声もあり、今回は愛知県豊橋市の「ロワジールホテル豊橋」でランチビュッフェ。北は山形県、南は熊本県や福岡県などの遠方からを含めて、18名(家族など同伴OKで参加人数は約40名)のEVサポーターズが参加しました。

数人の参加者にEVサポーターズ参加への感想などを伺ってみました。

横山光弘さん
(三菱i-MiEV/兵庫県)

最近、混雑する日の高速道路SAPAでは誘導員が活躍してくれることが多くなってありがたいですね。EVサポーターズのコメント投稿では、広い駐車場の中で充電器がどこにあるかといったことがわかりやすいよう、写真の撮り方などに工夫しました。まだまだ、充電区画に駐車するエンジン車が多いので、広くEV充電への理解を醸成することが大切だと感じています。

山内裕二さん美佐子さんご夫妻
(日産リーフ/愛知県)

旅のついでに充電スポット巡りを楽しみました。充電スポットがどんどん増えていったので、コメントするのが楽しかったです。充電カードがZESP2からZESP3になったので、日常生活の中で積極的に普通充電器も使っています(ZESP3では一定時間無料で普通充電が可能)。まだまだ古いタイプの急速充電器が残っていて、リプレイスされた新型との出力差を実感してしまうこと増えたようにも感じています。

久保裕貴さん
(三菱i-MiEV/和歌山県)

「ここにもあった、あそこにもある!」と充電スポットを巡るのが楽しかったです。ただ、和歌山県内には充電スポットが少ないので大変でした。もっとエネチェンジの充電器を設置してください(笑)。
そういえば、先日のEVsmartブログの記事をみて、ヒョンデの『インスター』を先行予約しました。納車されるのが楽しみです。

濵田智鵬さん
(三菱i-MiEV、テスラモデルS/福岡県)

施設内での充電器の詳細な場所のほか、休憩場所があるかといった情報もコメントするようにしていました。EV充電エネチェンジアプリはフィルタリング機能が使いやすくて便利だと思います。
父が初期からのi-MiEVオーナーでEVの魅力を実感して、自分でもi-MiEVを購入。遠距離用のエンジン車も所有していたのを最近売却して、中古のモデルSを購入。今日はモデルSで豊橋まで走ってきました。

衛藤慎也さん
(BMW i3/大阪府)

コメントで「故障中」といった情報が得られると助かりますね。
私はEV充電器が設置されていることが多いという理由で、ルートインホテルをよく利用します。宿泊予約時にお願いすると、コーンを置いて充電器を取り置きしてくれることもあるのですが、仕組みとして確実に予約できるわけではないので不安があります。ことに宿泊施設の目的地充電は予約できるようになるといいですね。

(参加者感想ここまで)

会場のホテルに隣接したホリデイ・スクエアには、なんとEV充電エネチェンジの6kW普通充電器7台がズラリ。EV専用区画になっていました。

さすがに筋金入りのEVオーナー。それぞれのコメントに詳しい解説を付けたい(長くなるので控えておきますが)くらい中身の濃いお話しが続々でした。

何を隠そう、私自身ゴールド達成者。EVsmartブログの運営会社だからってことではなく、使いやすい、使われる充電インフラ拡充に取り組んでいるという理由でエネチェンジの取り組みを応援し、第二期のスタートに期待しています。横山さんが指摘していたように、日本社会に早く、広くEVへの理解が広がることを願っています。

取材・文/寄本 好則

この記事のコメント(新着順)3件

  1. 参加した方々からのコメントがありませんね、時間が経ちましたが恐縮ながら参加した感想を述べます。

    アホな出だしで申し訳ございません、円卓に並べられた瓶ビールが目の毒でした(^_^;)。それでノンアルコールビールを8本くらいいただいてしまいました、食事内容は及第点かな?お呼ばれの席なのに申し訳ございません。
    プラチナランク上位2者がダントツで最後にダブルスコアの点差には、会場からどよめきが起こりましたね。いやはや、ギリゴールドだった私からすると「なんかすげ〜!」という賞嘆しか起こりませんでした。
    当日エネチェンジアプリやPCサイトの使い勝手で私の意見について真摯にご対応していただいたのが大変嬉しく、それを伝えることが今回の最大の目的でしたので満足感でいっぱいでした。
    エネチェンジ充電器が満車で使用できなかったのが少し心残りでした。こういった複合施設の駐車場ではもう少し数が必要かも知れません。

  2. こんばんは

    私も参加資格はありましたが、思うところもあり参加は見合わせました。

    私は運転と旅行も好きなので、今回の取り組みはとても相性が良く楽しめました。
    EVsmat以外はあまりコメントなどはしていませんが、他の有名サイトはパソコンでいつも使っているブラウザーでログインできなかったということもありましたが、そんなことより、エネチェンジになってからのアプリ出来がとてもよく感じて記事の感想に書かれているようなフィルタリング機能や、マップ上での必要な情報の見やすさなどがお気に入りです。充電器としては充電カードに対応しているところや、最近2つほど他社のローミングのサービスなどもすごく良く思っています。
     会員登録不要の充電器もいくつもできてきていますが、そのような充電器では充電カードが使えないなど排他的なものがある中で、エネチェンジはとても有意義な方向に向かっておられると思います。

     話は変わって、最近はすごくインフラが充実してきていますが、私は未到達の充電器をマップで登録していて、その未登録が多いところに行ってその周辺の観光などを楽しむようなことをしておりますが、日々新しい充電器を登録していくわけですが、その増えるところには偏りがあり、ほと制圧?した地域でもすぐに登録が増えてくる地域と、そうでない地域もあります。気になるのは充電器が少ない地域の少なめの増加率よりも、すでに多い地域にあまり使えそうにない充電器が増えていることの方が少し勿体無い感じがします。

     最後に、記事に関係なくて申し訳ないですが、アプリのリクエストなどを、今、エネチェンジのアプリではQRコードをカメラで読み込んでいますが、他社の名前を出すのはアレですがsmart oasisという会社では「フェリカカード等登録者」で手持ちのWAONカードなどを登録すれば、それをかざすだけで利用できるものがあります。
     エネチェンジのアプリで手持ちのスマートフォンに入っているモバイルの電子マネーを登録すると、それをかざすだけで課金できるようになって欲しいです。アプリを開いて何度もタップしてQRコードを開くというのは、軽いショッピングなど用事のついでに充電するには面倒なので使わないと思われますし、暗かったり寒いなども含む悪天候の時にはある程度の時間でってもかなり面倒です。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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