先週末の2015年12月4日、EVsmartアプリの登録充電スポット数がトータルで12,000か所を超え、急速充電スポット数も6,000か所を超えました。
毎日たくさんのEVユーザー・PHEVユーザーの方よりいただいたコメントも、昨年のリリースから12,000件超。充電器が使えたかどうかのユーザー報告である「使えたよ」「使えなかった」報告数も計65,000件を超えました。コメントや使えたよ報告をいただいております皆様、私自身も出かけるたびに参考にしています。お礼を申し上げます。
ご存じの通り、急速充電器は本体が故障した場合、充電器を管理するセンターの監視で発見することができ、比較的早く故障情報を皆様にお伝えすることができます。しかし、コネクター部の破損や接触不良などの場合、故障していても遠隔監視では発見することができず、何日もそのままになってしまうことがあります。ぜひ、充電されるついでに「使えたよ」をタップしていただければと思います。そのタップで、翌日充電する人が安心して立ち寄れます。また故障している充電器を発見された場合には、アプリの詳細ページにある連絡先までご一報いただけますと幸いです。
さて6000か所の急速充電器、特に電気自動車ユーザーの方はものによって充電速度が違うことをお気づきだと思います。これは「出力」と呼ばれるもので、充電器によって異なります。EVsmartでは詳細ページ内の充電器アイコンの横に表示しています。ほぼ電池が空になった状態で、空から80%まで充電するのにかかる時間は、以下のような感じになります。
44kW以上の急速充電器が重要なわけがお分かりですね。そして、この44kWの台数を各地域ごとに出してみました(弊社出力調査分のみ)。赤が充実(44kW以上が40%以上)、青が少ない(44kW以上が20%未満)です。
北海道・東北
関東・中部
近畿・中国・四国
九州・沖縄(すみません、位置を移動させていただきました)
そして44kWランキングです!一番44kW率が高いのは53.6%で愛知県、一番低いのは7.0%で鹿児島県でした。44kW率が低いということは経路充電が難しいということで、すなわち、電気自動車では長距離旅行が難しい地域ということになります。設置者の方々には、今後(テスラモデルSを始め)長距離EVが発売されていくに従い、少しでも将来性の高い44kW以上の急速充電器を検討いただければ幸いです。
EVsmartでは、先日充電スポット周辺グルメ情報のリリースを行いましたが、今後も長距離をEV・PHEVで移動されるユーザーの皆様のお役に立てる機能を開発してまいります。ぜひお出かけの際にはEVsmartをご活用くださいませ。
EVsmartチーム一同
コメント
コメント一覧 (4件)
先日、試乗車で急充電を体験しましたが、
雨天、横殴りの雨の中での差し込みや、
CARDの濡れ、感電の恐怖が強かったです。
その点の国民への注意喚起は如何なものでしょうか?
家本様、コメントありがとうございます。急速充電器は雨の中でも安全に使えるように、様々な安全装備が入っています。基本的には雨天でも問題はないらしいです。しかし、実際充電するとなるとできれば屋根があったらいいなと思いますね。自分が濡れなくて済みますし。
チャデモの安全設計に関するページです。
http://www.chademo.com/wp/japan/technology/safety/
より技術的な資料はこちらです。地絡検出などについて記載があります。
http://chademo.com/pdf/interfacej.pdf
ブログ楽しく拝読させていただいております。
中でも今回のブログは大変興味深い内容でした。
三菱電動車両サポートの時間制課金は、アウトランダーPHEVに関していえば、妥当な方法なんですね。充電器を選ばなくていいんだ。
でも、実感としてはNISSAN製の44kw充電器が一番早く80%に達するのですが。
とうじん様、コメントありがとうございます。44kWの日産製の充電器が最も早く感じますか。計算ではない、何かわずかな違いがあるのでしょうかね。一応理論的には、アウトランダーPHEVの場合、50Aが最大となります。記事には書きませんでしたが、一部には20kWでも40Aまでの中速充電器があり、これですと30分で80%までは入りません。