※冒頭写真は充電中の日産サクラ。ただし、サクラの普通充電性能は最大約3kW(カタログスペックは2.9kW)なので、EV充電エネチェンジの6kW器で充電する場合、3kW料金が自動的に適用されます。
発電のCO2排出量が少ない時間帯を選んで充電すれば……
EVsmartブログの運営会社でもあるENECHANGE(エネチェンジ)株式会社が、株式会社電力シェアリング、株式会社サイバー創研と共同で、電気をつくる際のCO2排出量が少ない時間帯を選んでEVを充電することを目指す社会実証実験「EVゼロカーボン実証キャンペーン」を実施します。
「EVゼロカーボン実証キャンペーン」では、アプリに登録していてEV充電エネチェンジの充電サービスを利用できる電気自動車オーナー1000名を募集(応募者多数の場合は抽選)。以下のような概要で実施されます。
【モニター(参加者)募集期間】
2023年9月28日(木)~2023年10月22日(日)
【モニター募集人数】
1,000名(応募者多数の場合は抽選となります)
※電気自動車(BEV)ユーザーのみ。プラグインハイブリッド車は対象外。
【実証実験期間】
2023年11月1日(水)~2023年11月22日(水)
【協力内容】
●実証期間中、ENECHANGEから送られてくる充電に関するメールを受信する。
●メールで指定された時間帯にEV充電エネチェンジアプリを利用して、充電スポットで充電する。
※充電時間などは可能な範囲でご協力ください。
※eMPカード(提携含む)の認証では充電実績に反映されません。
●実証実験期間中および終了後に実施するアンケートに回答する。
【プレゼント】
実証実験に参加して、期間終了後のアンケートに回答した方、全員にEV充電エネチェンジの200円分のプリペイドクーポンがプレゼントされます。
また「充電実績に応じて追加でプリペイドクーポンを実証期間終了後に抽選で送付させていただく場合があります」とのこと。実証実験として行う充電は、EV充電エネチェンジの各充電スポットで設定されている料金が必要なので、抽選でプラスアルファのクーポンGETのチャンスを用意したってことですね。
実証実験に参加して協力しよう、という方は、特設サイトの応募フォームからお申し込みください。
【特設サイト】
●EVゼロカーボン実証キャンペーン
環境省が提唱するゼロカーボンドライブ実現へ
エネチェンジと共同でこの実証実験を実施する電力シェアリングとサイバー創研は、環境省が実施する「ナッジ×デジタルによる脱炭素型ライフスタイル転換促進事業」を受託しており、今回の実証実験はその事業の一環として行われるものです。
わかりやすくまとめると……
●再エネで多く発電されてる時間帯に充電する方が、CO2排出の少ない電気でEVが走れるんじゃない?
↓
●でも、再エネの多い時間帯に充電するのにはまだまだ課題が多いよね。。
↓
●EV充電エネチェンジアプリを通じて、ゼロカーボンドライブを普及させていこう。
ということになります。
環境省では、発電のCO2排出を抑えた上でゼロエミッション走行が可能なEV普及によって「ゼロカーボンドライブの実現」を提唱しています。今回の実証実験は、EV普及や充電インフラ普及によってゼロカーボンドライブを実現するために、確認しておきたい「ひとつのピース」を埋めるための取り組みである、ということですね。
実証実験で得られた充電の記録などは、個人を特定できる情報を匿名化した上で分析。「CO2削減に向けた今後の効果的な取り組み手法としてどのようなことが考えられるのかを模索する」ために活用されるということです。
エネチェンジの担当部署に確認すると、期間中に指定されて行う充電時間は「可能な範囲」でOKとのこと。私は自宅ガレージで基礎充電できるのですが「ゼロカーボンドライブ実現のためのデータ収集に役立てるなら」ということで、参加申込してみようと思います。生活圏内にEV充電エネチェンジの充電スポットがあって、ゼロカーボンドライブの実現に賛同するぞ、というEVオーナーのみなさん、ぜひ、一緒に協力しましょう。
文/寄本 好則