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EV生活のリアルを報告/「ヒョンデ KONA」2年目の無料点検が完了してSOHは100%を維持

EV生活のリアルを報告/「ヒョンデ KONA」2年目の無料点検が完了してSOHは100%を維持

マイカーのヒョンデ「KONA(コナ)」が2024年1月に納車されてから丸2年経ちました。新車付帯のサービスで法定12カ月点検は無料。バッテリーのSOHは「100%」で問題なしの診断でした。2026年1月現在の「EVライフ」のリアルをレポートします。

目次

2回目の12カ月点検も完全無料でクリア


マイカーの電気自動車、Hyundai『KONA Casual(コナ カジュアル)』が納車されたのは2024年1月21日のことでした。早いもので丸2年。昨年末のクリスマス、Hyundai Customer Experience Center 横浜(CXC横浜)で2回目の法定12カ月点検を受けてきました。
※冒頭写真は日本EVフェスティバル2025(横浜市日本大通りで開催)の会場でV2Lによる給電を行ったマイカーのコナ。

昨年も初めての法定12カ月点検が「ノートラブルで完全無料」だったレポートをお届けしました。前回記事でも説明したように、私のコナはヒョンデモビリティジャパンが提供する「Hyundai Assurance Program(ヒョンデ・アシュアランスプログラム)」が適用されていて、初回車検まで新車登録後3年間の法定点検の基本料金は無料です。あれから1年、2回目の法定12カ月点検も無事にノートラブル、完全無料でOKでした。

定期点検はあらかじめネットで予約して、自宅から第三京浜で30分ほどの新横浜にあるHyundai Customer Experience Center 横浜(CXC横浜)へ持ち込みました。2階のラウンジスペースでコーヒーをいただきながら、マイカーの点検作業を見下ろすことができます。

柱の陰になってるのがマイカーのコナ。

走行距離は2万kmを超えたけどSOHは100%を維持

右側に並べた「データ表示」のシートにあるように、駆動用バッテリーの健康状態を示すSOH(State of Health)は「100%」を維持していました。コナのリチウムイオンバッテリーは三元系(正極にニッケル、マンガン、コバルトを使用している、いわゆるNMCバッテリー)で、使用開始当初は一定程度劣化する特性があるので、厳密には新品状態から10%程度は容量が減っているはずですが、カタログスペックの48.6kWhという容量に対してある程度のバッファがあって、2年2万km程度(1月22日現在で21,823km)ではそれを割り込むことはなかったと理解できます。

実際、遠出の前に自宅充電器で満充電にした際に表示される航続可能距離は新車時から今までおおむね420〜430kmほどで変わっていないので「実質的にバッテリー劣化はほとんどしていない」と納得しています。

ともあれ、愛車のコナは健康そのもの。2年続けて完全無料も申し訳ないので、ワイパーのブレードくらい交換しようかな(工賃込みで1万円くらい?)ってことも頭をかすめましたが、拭き取り具合が悪くなって困っているなんてこともないのでスルー。コーヒーごちそうさまでした! と御礼を言って、手洗い洗車してくれてピカピカになったコナで自宅に戻った次第です。

コナとの2年目EVライフの実感は

今までの記事でも何度か書いたように、国のCEV補助金と東京都の補助金を活用して実質約300万円で購入したコナにはとても満足しています。コナにはバッテリー容量が64.8kWhと大容量のバッテリーを搭載した「ボヤージュ」や「ラウンジ」というグレードがありますが、私が購入したのは48.6kWhの「カジュアル」グレード。カタログスペックの一充電走行距離は「456km」ですが、前述のように満充電時の航続可能距離表示は420〜430km程度。ロングドライブでは、おおむね300km先あたりの急速充電スポットくらいまでは不安なく走破できます。

もちろん、たとえば60kWh以上の大容量バッテリー搭載車であればもっと長距離を走れます。でも、バッテリーを増やした分だけ「高くて重い」クルマになってしまうのは当然のこと。300万円台で50kWh前後のバッテリー容量というのは、現状の市販EVとしてベストバランスということを、コナとの2年目EVライフでますます実感しているところです。

レポート記事の結論が「無料で満足!」だけでは申し訳ないので、いくつかEV生活のリアルに関するトピックに触れておきます。

ゴルフ場などの目的地充電インフラが増えてきた

先日「EVユーザーが求める充電インフラのあるべきカタチとは?」と題する記事でも言及したように、日本のEV充電インフラは、EVを知らない人が「EVへの不安」として挙げるような状況を脱しつつあります。高速道路SAPAなど経路充電スポットへの高出力複数口設置が進展し、宿泊施設などの目的地充電施設が増えていて、数年前と比較しても格段に日本国内のEV充電環境は良くなっているのです。

この写真は、2025年秋にたまたま訪れたゴルフ場にEV充電エネチェンジの6kW普通充電器が設置されていたので、ありがたく充電している様子です。この日は前夜の充電を忘れていてゴルフ場には50%を下回るようなSOC(バッテリー残量)で到着。「帰りはどこかで充電したほうがいいかな」と思っていた(往路では23%くらい消費)のですが、プレー中の充電で復路出発時には満充電。スコア以外は快適なゴルフを楽しむことができました。

高速道路SAPAなどの経路充電インフラはもちろん大切ですが、300kmほども走れるEVが増えている中でより重要さを増しているのが、こうしたレジャー施設や宿泊施設の「目的地充電インフラ」の充実です。EV充電エネチェンジ(ミライズエネチェンジ)をはじめとする充電サービス事業者(CPO)の取り組みによって、たとえば3年ほど前と比べても「あ、ここにも充電器あるんだね」ってケースが増えて、EVの使い勝手は着々と向上しています。

理想としては「宿泊施設にはEV充電器がズラリと並んでいて当然」という景色を期待しているので、まだまだ十分とはいえないですが、常識が変わりつつあることを実感。CPOや施設関係者に感謝したいと思います。

インフォテインメントシステムのOTAが降ってきました

もうひとつ。この記事を書き始めた1月中旬、マイカーのコナにワイヤレスアップデート(OTA=Over The Air)が降ってきました。コナのOTAアップデートについては、昨年5月の記事でも紹介しました。この時は急速充電性能向上といううれしいプラスアルファがあったのですが、今回は軽めのインフォテインメントシステム改善のようです。

アップデート完了後、モニターに表示された説明をみると、車載ナビに「Googleマップベースの目的地検索機能」追加などのアップデートがされたとのこと。たしかに、今までは音声で検索する際「あら、ここはダメなのか」というケースがしばしばありました。まだあまり使い込んでいませんが、そのあたりが賢くなるのだと思います。

OTAというと、FSD(日本ではオートパイロット)などクルマの機能まで含めて頻繁にアップデートするテスラ車を思い浮かべますが、ヒョンデ、コナのOTAはおもにナビやインフォテインメント機能に限定されているので、そこまで劇的ではありません。

あと、更新データのダウンロードやインストールのタイミングはヒョンデ側のサーバー都合で割り当てられているらしく、ユーザー側が望むタイミングで実行しにくかったりするのがちょっと残念なところです。

ともあれ、マイカーがOTAで賢く進化するのはありがたいこと。ヒョンデには、さらなるサービスの向上を期待しています。

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自宅ガレージの200Vコンセントで充電できる私のEVライフはこんな感じで、あっけないくらい快適です。国内メーカーの新型EVが続々と登場するはずの2026年、より多くの方がEV仲間になってくれることを願っています。

文/寄本 好則

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この記事を書いた人

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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