車両価格約300万円で10年落ちの高級電気自動車テスラ『モデルS』を衝動買いした青山義明さん。納車から1年を目前にして、なんと事故ってしまったという報告が届きました。怪我はなかったようでなによりですが、モデルS修理の見積額は……。
美味しそうなメニューを脇見していて追突事故
あいかわらず、移動の足として日々あちこちにモデルSで移動をしていたのですが、年末のある日、信号待ちで止まっている前車に突っ込んでしまいました。スマホを見ていたとかではなく、ロードサイドにあった食事処のメニューを見てて、前方がおろそかになってました。食いしん坊はダメですね。
私のモデルSはフロント側のカメラは1個あるだけの、セミ・オートパイロット。ハード的な問題でフルのオートパイロットではないですが、それでもアダプティブ・クルーズコントロール(ACC)はできていて、それをセットしていたつもりが、その直前にちょっとブレーキを踏んでしまってACC解除されている状態で、そのまま突っ込んでしまいました。
相手の方に対しては、本当にごめんなさい、としか言いようがないです。幸い、相手の方も身体的には問題ないということで物損事故として扱っていただきました。

相手の車両がSUVで車高が高かったことで、モデルSは前車の下部にもぐるような形での追突でした。モデルSの損傷を確認すると、バンパーの変形とボンネットの左右先端の折れがあったものの比較的軽傷でした。チェックしてみると、右ライトの光軸が若干上がっているのが確認できましたが、前方検知やACCも問題なく作動しており、その日の移動と翌日の仕事をこなすことができました。
モデルSって、どこで修理すればいいんだろう?
とりあえず仕事もこなせたので、さっそく修理をしようと思ったのですが、いったいどうしたものか? というところで止まってしまいました。近所の修理工場というわけにもいかないでしょうから、サービスセンターに持ち込めばよいのかしら? そもそもテスラに乗り替えて以降、行きつけのディーラーというものがあるわけでもないですからね。
ま、とりあえずテスラ側にどうしたらよいのか聞いてみよう、ということで、車内の画面を探りながら、そこに表示されたフリーダイヤルに電話。でも、有人対応ではなく自動音声。「ロードアシストが必要ないんだったらアプリから検索してね」という案内がありました。
電話を切って、携帯に入れてあるテスラアプリの「サービス」から、「サービスを依頼する」をチョイス。すると、メンテナンス、エクステリア、インテリアといった具合にずらりとメニューが並んでます。そこにあった「衝突、ガラス」が該当かな? とさらに「衝突修理」という項目に進んでいくと「お問い合わせ内容をご記入ください」とあります。
「追突しちゃったんですけど、自走はできるので、修理工場を紹介してほしい」という旨を書き込み、車両の状況(破損部分)の写真をアップロードします。
これで「担当者から折り返しの電話が来るのだろう」と話をする気満々で「次へ」をクリック。すると瞬時に「修理が必要」というアナウンスとともに、住所を入れる欄が出てきました。現在地をチョイスするとサクッと最寄りの修理工場が一覧で出てきました。その中で一番近いところを選ぶと電話もそのまま掛けることができました。
なんとまぁ合理的な、という感じですが、話を聞いてほしかったという願いはかなわないまま、です。これもテスラ、なんですよね~、きっと。
ちなみにこのアプリ。修理のアナウンスとともに「一緒にタイヤ交換もいかがですか?」と。ショッピングサイトの「一緒にカートに入れる」みたいな対応。なんなのよ、こっちの思いを知りもせず! なんですが、思わず頬が緩んでしまう、そんなテスラ(?)の対応でした。
ボンネット交換などで見積額はなんと95万円!

結局、テスラのスタッフではなく、修理工場の受付の方との電話となり、早速見積もりをお願いしたいということで、テスラのサービスセンターよりも若干近い認定工場までその足で出かけました。少なくともテスラを並べているようなお店ではないでしょうし、どんな場所に案内されるのか、少々不安ではありました。
到着したのは「車検のコバック」でした。よ~く見ると大きな看板の一部に「テスラ認定工場」とあるので、間違いなし。テスラのサービスセンターとどっちがいいのか? とは思いましたが、よくわかりません。テスラの看板か、修理技術の腕前か。自分の運にかける、という感じですね。

で、見積もりを取ってみました。と、なんと! 約95万円という金額が出てきました。アルミボンネットはやはり交換となるようですし、バンパーとグリルあたりも交換ですからね、致し方なしという金額なのでしょう。ただ見積もりに時間がかかるとかそういったことはなく、お店でしばらく待っていたらサラッと出てきたので、その点は安心しました。結果保険を使うことに。車両保険代が高いなぁと思っていましたが、今となっては保険に入っててよかったなぁ、です。
ひと月ほどの放置でバッテリー残量が目減り
うまくいけば「1~2週間で」ということでパーツの入荷を待って、車両の入庫をと思っていたのですが、そんなに簡単には進まず、補修部品が入荷したという連絡が入ったのは、年明けからしばらく過ぎた、ちょうど東京オートサロンの取材中。見積もりを取ってからちょうどひと月ほど、というタイミングでした(年末年始の休業期間と重なったこともあるかもしれません)。
当初はオートサロン前に入庫できるようなスケジュールを組んでいたのですが、それは叶わず。さらにその後も冬の北海道取材などのスケジュールが立て込んでしまったこともあり、モデルSを置いてある愛知に帰るタイミングも逃し、1月末に入庫することになりました。
そんなこともあって、モデルSは突然ひと月ほどの冬眠時間となりました。年末までは動かしていたので、バッテリー残量70%ほど、240kmほどが走行できる状態で、ケーブルを接続しないまま年を越しました。
が、入庫日を決めてから、気になってアプリで見てみると、走行可能距離が一気に減っていてびっくり。スケジューラーが毎週プレヒートを繰り返す設定になっていたことに気が付いて、それをキャンセル。あとはスリープ状態にしておこうとアプリでチェックするのをやめました。
そして入庫直前、28日間のスリープから目覚めさせたモデルSですが、走行可能距離表示は48kmまで減ってました。さらに見たことのない「雪」のマークもあって、2度びっくりでした。すぐに充電を開始して事なきを得ましたが、やむを得ず放置する場合はAC電源につないでおくことを改めて反省。

で、入庫。1週間から10日で上がってくるはず、でしたが、作業に入ってもらうと、何だかリレーのパーツが壊れており、そのパーツの取り寄せにさらにひと月かかることが判明。モデルSが戻ってくるのは、春ごろになりそうです……。
文/青山 義明






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