※冒頭写真は2019年に筑波サーキットで開催された第25回日本EVフェスティバルにて。
初めての「都市型」フェスティバル
日本EVフェスティバルは、一般社団法人 日本EVクラブ(代表理事:舘内 端)が1995年から開催している電気自動車の祭典です。日本EVクラブではエンジン車を電気自動車に改造する取組を進めていたことから、もともとは完成した改造(コンバージョン)電気自動車を思い切り走らせる催しとして、昨年まではテストコースやサーキットで開催してきました。
でも、電気自動車を取り巻く環境は四半世紀で大きく進展してきました。より多くの方に電気自動車への正しい理解を広げ、日本EVクラブが標榜する「自動車の楽しさの未来への継続」と、それを可能にする「ストップ気候変動」の思いを共有するために、今年は初めて東京の会場で、都市型フェスティバルとして開催となります。
今回、掲げられているフェスティバルのテーマは「つながろう。みんなでCO2削減」です。気候変動に抗い、自動車を持続可能にしていくためには、地球人類すべてが「つながる」ことが大事であるという思いです。
【特設サイト】
●第26回日本EVフェスティバル
シンポジウムなどには事前登録を
【イベント概要】
日時: 2020年12月5日(土) 10:00~16:00
場所:東京国際交流館 プラザ平成(お台場) 東京都江東区青海2-2-1
<アクセス>
後援:環境省、国土交通省、経済産業省(予定)、東京都
主催:一般社団法人日本EVクラブ
【プログラム】
●気候非常事態宣言EVシンポジウム(無料 ※要事前登録)
●最新EV&プラグインハイブリッド車展示&試乗会(無料 ※当日受付)
●パネル展示ブース(無料)
●親子Kids ERK(電気レーシングカート)組立体験教室(有料 ※要事前申込)
●日本EVクラブ会員による手作りEV紹介(無料)
『気候非常事態宣言EVシンポジウム』では、東京大学大気海洋研究所の木本昌秀教授が「気候変動の現状」をテーマに基調講演。環境省などの行政、国内外の自動車メーカーによるプレゼンテーションのほか、EVオーナーによるパネルディスカッションが行われます。また、「気候変動・自動車・音楽」をテーマに、カーオブザイヤー選考委員でもある松任谷正隆氏と舘内氏のトークショーを実施。『日本EVクラブStop気候変動宣言』を行う予定となっています。
新型コロナ感染対策のため、入場者の定員は50名限定。日本EVクラブ公式サイトのフォームから、事前の登録が必要(11月20日締切)です。
【関連ページ】
●シンポジウム事前登録フォーム
『親子Kids ERK(電気レーシングカート)組立体験教室』は、今までにも何度も各所で開催して好評を得ているプログラム。親子で一緒に、子供用電気レーシングカートの組立体験に挑戦します。EV(電気自動車)の基礎と構造を学びながら、パソコンを使ったモーター性能の調整など、デジタル技術にも触れることができます。参加者には、自分たちで作った配線ケーブルがプレゼントされます。
参加費は親子1組(大人1名+子供(小学生以上)2名まで)で2000円。こちらも事前の申込が必要です。
【関連ページ】
●親子電気レーシングカート組立体験教室(12/5開催)参加者募集中
『最新EV&プラグインハイブリッド車展示&試乗』には、国内・海外自動車メーカーの最新電動車が集結、無料で試乗を楽しめます。試乗の際はモータージャーナリストが同乗し、e-ドライビングレッスンを実施。運転のコツや車の解説などを直接聞くことができます。人数制限がありますが、免許証を保有していればどなたでも試乗できます。
試乗できる車種は以下の予定。
●アウディ e-tron
●BMW i3
●BMW X3 xDrive 30e
●日産 リーフe+
●ホンダ Honda e
●プジョー e-2008
●三菱 エクリプスクロスPHEV
(順不同)
また、ジャガーアイペイス(I-PACE)が展示されるほか、会場にはボッシュエンジニアリング、横浜ゴム AERO-Y、e-Mobility Powerなど各社が出展予定となっています。
さらに、日本EVクラブ会員が製作した手作りEV展示(無料)なども行われます。
特設サイトでも紹介されている、舘内さんからのメッセージです。
「多くの方々にお集まりいただき、力を結集し、自動車の魅力を再確認し、気候変動にストップをかけたいと思います。ご参加をお待ちしています」
(文/寄本 好則)