この記事ではEVや環境面に着目し、イベントの魅力や今年の見どころをご紹介します!
「木更津オーガニック シティ フェスティバル」とは?
千葉県木更津市は、東京湾アクアラインを使うことで都心部から車で1時間以内でたどり着ける位置にある、自然が豊かな自治体です。同市には東京湾で最大の自然干潟や昔ながらの里山がある一方、このまま気候変動が進めばこれらの自然が維持できなくなることが危惧されています。
そこで同市では2016年に「オーガニックなまちづくり条例」を制定し、「オーガニックシティ木更津」のコンセプトのもと、「人と自然が調和した持続可能な街づくり」を目指しています。さらに2020年にはこの一環として、日産自動車株式会社や千葉県内の販社が地元の企業であるハナダ電機技術工業とともに「電気自動車を活用したまちづくり連携協定」を締結し、EVを活かして防災、脱炭素、エネルギーの地産地消などに取り組んでいます。
そしてこの「オーガニックシティ木更津」というコンセプトを具現化したイベントが、年に1回開催されている「木更津オーガニック シティ フェスティバル」であり、同市で最大のEVをPRするイベントでもあるのです。
イベントで大活躍するEV
EVSmartブログをご覧になっている方ならすでにご存じの方も多いかもしれませんが、EVは車として使うだけでなく、車に搭載された大きな蓄電池を「動く蓄電池」として活用し、「災害時やイベントで発電機の代わりとして給電できること」も大きな特徴です。
災害時だけでなくイベントでも活用することで官民の連携や関係性づくりを促進し、
・「いざ」という時にスムーズな連携をとるための訓練
・EVの有用性を市民に対して啓蒙する
という役割も果たしているそうです。さらにイベントで使われるEVは普段は公用車や社用車として使われているものなので、「日常使いと災害時、どちらも役に立つ」という点も重要といえるでしょう。
そして「木更津オーガニック シティ フェスティバル」でもこの特徴を存分に活かし、ステージや本部運営、キッチンカーでの飲食物の提供などにディーゼル式の発電機を一切使わず、すべてEVからの給電で賄われることになっています。これは脱炭素に貢献するだけでなく、発電機からの振動や騒音、排ガスがなくなるため、イベントの参加者にとっても嬉しい点ですね!
国内外のEVが大集結!
昨年までもEVでの給電に加えて、日産リーフやテスラ モデルXなどは実際に車両に触れられる展示を行っていましたが、今年はさらにパワーアップ。
・日産 リーフ(給電)
・日産 アリア(展示)
・日産 サクラ(展示)
・テスラ モデルX(展示)
・ヒョンデ IONIQ5(展示)
・HW ELECTRO ELEMO(給電・展示)
のような国内・海外の多くの自動車メーカーから多種多様なEVが一堂に集まり、見比べることもできる展示が予定されています。
残念ながら当日は試乗しての走行はできませんが、日産自動車では地元の店舗での試乗の申し込みが可能で、このほかEVに触れて体験していただいた方や各社試乗のお申込みをいただいた方には、特製オーガニック石鹸のプレゼントも予定されています。
もちろんEVだけでなくステージや様々な出店、体験コーナーなども用意されており、大人から小さなお子様まで楽しめる企画が盛りだくさん。当日は私(八重さくら)の運営スタッフも車両の展示・説明員として参加予定で、EVの購入を検討されている方も「まだEVは早いかな~?」と思われている方も、ぜひ気軽に遊びに来てくださいね。
来場される方は公式LINEから事前登録を!
当イベントでは新型コロナウィルス対策のため、入場するには事前に「オーガニックシティ木更津」の公式LINEアカウントより来場の登録が必要です。まだ友達登録や来場の事前登録をされていない方は以下のパンフレットをご覧の上、登録をお願いいたします。
イベント名称:「木更津オーガニック シティ フェスティバル2022」
会場:潮浜公園(千葉県木更津市潮浜1-12)
日時:2022年11月3日(木・祝) 9:30~16:00(雨天決行・荒天中止)
公式サイト
パンフレット
※駐車場の数が限られておりますので、満車の際はパンフレットに記載された近隣の駐車場をご利用の上、シャトルバスで会場までお越しください。
(文/八重さくら)