フェラーリ初のPHEV「SF90ストラダーレ」ウルトラマンカラーで日本初公開!

今年5月にフェラーリの聖地、イタリアのフィオラノ・サーキットで発表されたフェラーリ初の量産型PHEV(プラグインハイブリッド車)「Ferrari SF90 Stradale(フェラーリ SF90ストラダーレ)」が10月9日、日本で発表されました。

フェラーリ初のPHEV「SF90ストラダーレ」ウルトラ警備隊カラーで日本初公開!

従来のパターンだと発表後、世界各国で開催される大きなモーターショーで一般初公開という運びになるため、ドイツ・フランクフルトで開催される「フランクフルト・モーターショー」で見ることができたのでしょうが、今回のフランクフルトショーにフェラーリは出展していなかったため、私も今回日本で初めて「SF90 ストラダーレ」を目にしました。

これまでスーパースポーツカーのPHEVとしては、2013年にマクラーレンが「P1」を、ランボルギーニが2014年のパリサロンで「アステリオン」を発表&発売しています。しかし、今年のフランクフルトショーでランボルギーニは、PHEVではなくハイブリッドモデルの「シアン」を発表していました。

その中でフェラーリはここにきて、フェラーリらしい魅力的なPHEVをラインアップに加えました。

ちなみに「SF90 ストラダーレ」の「SF」とは、フェラーリのレーシングチーム「スクーデリア・フェラーリ」の略であると共に、今年のF1に参戦するマシン名でもあり、スクーデリア・フェラーリの創立90周年を記念して作られたモデル名。ストラダーレとはイタリア語でロードカーを意味します。

「SF90ストラダーレ」の大きな特徴は2つ

まずは、フェラーリで初めての「プラグイン・ハイブリッド(PHEV)」であること。
また、8気筒のミッドシップモデルで初の4WDということも新しい。

そして何と言っても驚くのはその性能。現在のフェラーリのロードカーの中でも最もパワフルな1000馬力、最高速度は340㎞/hがもたらされました。

4.0ℓ V8ターボエンジンで780馬力に加え、3つのエレクトリックモーターで220馬力が加わり合計1000馬力に。これはフェラーリ史上最強です。また、このV8ターボエンジンは国際エンジン・オブ・ザ・イヤーに4年連続でノミネートされた「488」シリーズのエンジンを改良したものです。

3つの電気モーターのうち、リアにはF1で使われている技術である「MGUK(モーター/ジェネレーターユニット/キネティック)」が使われ、後輪を駆動します。そして2つの電気モーターがフロントのアクセルに搭載され、左右のホイールを駆動します。

ハイブリッドシステムのバッテリー容量は7.9kWh、EVとしての航続距離は25㎞程度(まだ非公認値のようです)。電気モーターの最高出力が162kW(220馬力)です。加速は0-100㎞/hで2.6秒。

また、フェラーリのスポーツカーとして初めての4WDというのもトピックです。

ほかにも新技術がてんこ盛りで、40以上の新技術が搭載され、特許も多数取得しているとか。

たとえば電動走行での電力を供給する以外にも2つのフロントモーターがそれぞれトルク配分を制御するための「RAC-e(電子コーナリング・セットアップ・レギュレータ)」や、高速走行時に空力をコントロールする電子制御でダウンフォースをコントロールする「シャット・オブ・システム」など。

新設計の8速オイルバス・クラッチ・トランスミッションを搭載し、都市部では-8%、サーキットでは-1%の燃費削減に。

ドライブモードはハンドルについているセレクター「eManettino(eマネッティーノ)」で4つのモードから選べます。完全EVモードの「e Drive」は最大25㎞、最高速度は135㎞/hでの走行が可能。「Hybrid」モードは、最適なドライブが自動選択されます。「performance」モードでは、内燃エンジンが稼働し、バッテリーへの充電が積極的に行われます。そして「Qualify」モードではエンジンとモーターの最高出力が発揮できるモードで、パフォーマンス優先。

またHMI(ヒューマンマシンインターフェイス)とインテリア・レイアウトもこれまでとは全く違うものになりました。これは今後のフェラーリのラインアップにも搭載されるとか。運転席に座ると、フルデジタルのインストルメントルクラスターやタッチ操作が可能な16インチの曲面HDスクリーンも新しさを感じます。

また、車両重量を軽量化したり、剛性を確保するためのシャシーとボディシェルを新しくマルチマテリアル技術を導入。

エクステリアデザインも、どこかフェラーリらしくないというか、今までとは違う新しいフェラーリを感じさせます。そしてボディカラー。これはこの発表会で展示されていたものが会場では赤とシルバー、黄色のアクセントが入り、「ウルトラマンみたい」との声がチラホラ。もちろん欧州の方は知る由も無いのですが、こんなところは昭和世代には懐かしくもあり、親近感を感じられるポイントにもなりそう。しかもそれを狙ってやっていたら……フェラーリ凄すぎます!

また、標準仕様とスポーツ仕様の高性能モデル「Assetto Fiorano」の2バージョンが用意されています。正式な価格や日本導入時期はまだ未定ですが、予約は可能。関係者に伺ったところ、標準仕様で5340万円、「Assetto Fiorano」は570万円程度のプラス。導入時期は2020年の秋冬くらい、台数はまだわからないとの情報も。

あくまでも主役はV8エンジンでありながら、先進の機能のひとつとしてF1で磨いた電動性能を採り入れたという印象です。フェラーリの電動化は、これから一気に加速するのかもしれません。

【スペシャルサイト】Ferrari SF90 Stradale

(吉田由美)


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です