一周47分間!首都高中央環状線をオートパイロットで自動運転

首都高速を自動運転レベル2で走行するシリーズ最終回。今回は距離の長い中央環状線の内回りを一周、全線オートパイロットで走行してみました。途中5回計25秒間はオートパイロットを解除し手動で運転しましたが、それ以外の99%の時間は自動で走行しました。

一周47分間!首都高中央環状線をオートパイロットで自動運転

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前回都心環状線を両方向やりましたので、今回はちょっと距離を伸ばして中央環状線。左車線を他の車両より少し遅いくらい、ギリギリ迷惑にならない程度の速度で走行しますが、これでも都心環状線よりはそれなりに速く、かつランプがあちこちにありランプでは自動車線変更ができないため、今回はランプ5か所では手動運転に5秒間だけ切り替え、自動車線変更のできる葛西JCT手前(6分26秒)と、熊野町JCT手前(11分46秒)の2か所は自動で車線変更を行いました。それ以外はすべてオートパイロットで走行しています。

オートパイロットの走行方法は、クルーズコントロールレバーを2回引くだけです。最高速度をレバーで調整したら、両手はハンドルに乗せ、右手だけは少し右方向に加重がかかるようにわずかに上の位置を握ります。これによって、ハンドルのセンサーが「運転者がハンドルを握っている」ことを認識します。左にカーブするときも手の位置は変える必要はありません。手の荷重より強い力でオートパイロットは勝手にハンドルを操作します。足はペダルから降ろし、床に置いておきます。これでハンドル・アクセル・ブレーキはすべてモデルX任せ。車間距離も速度もカーブも自動で走行します。
オートパイロットの解除は簡単。ハンドルをより強めの力で回そうとするか、ブレーキを軽く踏むか、クルーズコントロールレバーを1回向こう側へ押すと、音が鳴って解除されます。またオートパイロット用のコンピューターが対処できない状況に遭遇した場合は、ビビビという派手な警告音と表示で勝手に解除されます。

今回のファームウェアバージョンは2018.50.6で前回より少しだけ新しいのですが、大きな違いは感じられませんでした。

一周47分と長いので、途中8倍速で早送りしています。

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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