テスラモデルXは電気自動車専門のテスラモーターズが米国で2015年末に発売した、セダンのモデルSに続くSUVです。モデルSも車検証上の幅が196cm、19インチのホイール装着車でタイヤ幅194cm、21インチのホイール装着車ではタイヤ幅196cmと、大型セダンではほぼ最大の幅でした。ちなみにアウディA8Lが194.9cm、マセラティクアトロポルテが194.8cmです。
幅を調べていたら面白いサイトに出会いました。こんな感じで比較できるのですね。このスクリーンショットではテスラモデルS・アウディA8L・マセラティクアトロポルテを上に並べて比較しています。モデルXはモデルSとプラットフォームが共通ですので、当然幅はモデルSより広くなるはず。当初、私もXに多少は興味を持っていましたが、「幅が2mをはるかに超える」との噂を聞き、これはちょっとさすがに無理だな、と感じていました。しかしなぜか昨年4月に取りあえず予約を入れ、9月にモデルXのプレビューイベントがあった際にナンバーが付いていたので車検証を見てみるとなんと
幅:199cm
の文字が!それならモデルSの3センチワイド、ということになります。もちろんこれでも機械式駐車場は全滅なわけですが、平置きなら何とかならないことはありません。ちなみにモデルSとは異なりモデルXは型式不明車。国土交通省における自動車の型式指定を取得していませんので、実際にその車を運輸支局に持ち込んで係員が計測したときに199cmだったということになります。
実際にモデルXを運転してみると、確かにサイズの大きさは少しモデルSより大きいかな?と感じますが、左前方に比較的大きめの死角があることと、着座位置が高いこと以外は、幅についてそこまで違いを感じることはありませんでした。左前方の死角は背の高いSUVでは仕方がない面もありますが、一応日本の法規に従って、サイドアンダーミラーの代わりに常時つきっぱなしのモニターが運転席右下に設置されています。
ではモデルXを実際にコインパーキングに停めたときの画像をご紹介します。まずはミラーを見ながらぎりぎりホイールがコインパーキングのフラップの機械に接触しないようにバックしていきます。写真は運転席側ミラーを運転席から撮影しています。リアタイヤがフラップを過ぎたら、ハンドルを直進に戻してまっすぐバックします。
モデルS・モデルXではバック時には自動的にミラーがチルトしてホイール部分が見えるように角度が変わるのですが、これはドライバーごとにプロファイル化されており、ドライバープロファイルを切り替えるとこのバック時のチルト角度も呼び出されます。ドライバープロファイルはキーに割り当てることもできますので、自分のキーを持って近づくと、着席するころには自分に最適な位置にシートやミラーが自動調整されます。
リアタイヤが車止めに当たったら車を降りて、運転席側前方からフロントタイヤを見ます。コインパーキングの線は半分くらい踏んでしまっている感じですね。
今度は助手席側に回って助手席前方からフロントタイヤを見ます。やはり、フロントが半分くらい線を踏んでいますが、リアはギリギリというより半分くらい踏んでいる感じに見えます。ということは、この状態でフロントはほぼ車室中央に駐車できており、リアは若干運転席側に寄って駐車できている、ということになりますね。運転席側をフラップのギリギリに合わせたので当然です。
いかがでしょうか。大柄なテスラモデルXも何とか日本のコインパーキングにぎりぎり収まることが分かりましたね(笑)
運転初心者です!運転歴10日ならモデルsとxはどちらがいいですか?
たくみ様、
運転初心者ということですが、その二台はどちらも似たようなサイズで、用途が全く違う気がします。Sは5人乗り、Xは7人まで乗せる構成が作れます。牽引が必要ならXになりますし、かがんで乗り込むのが嫌でしたらやはりXかと。燃費というか電費はSのほうがかなり良いです。また機械式駐車場に入れる場合、Sの19インチ構成でないと入りません。
いずれにしろ幅の広いクルマですので、大きいクルマは最初はぶつけることは多くなりそうに思います。
はじめまして。購入希望者にはすごい為になります。テスラモデルxに興味が湧き、先日ディーラーで試乗してきました。見た目め乗り心地も大満足でしたが、やはりサイズ感が気になります。キャディラックエスカレードよりもサイズ感のある車を日常毎日使っていたら、大きさにストレスを感じて、結局、プリウスのハンドル握っている気がしてしまいます。で、モデルsなのかなと、正直悩んでます。実際、運転されていて如何でしょうか?
toshi様、お世話になっております。記事をお読みいただきありがとうございます!試乗されたのですね。実はテスラは案外とフレキシブルな会社なので、自宅近辺の試乗なども許可されると思います。もしご自宅近くに狭い道があるようでしたら、そこを1-2回通って再度試乗して見られてはいかがでしょうか?やはり買ってからでは後悔しても間に合いませんし、幅は物理的なものですから簡単に代案がないというもの問題になります。SもXもサイズはかなり大きくて、Sがこの手の大型セダンで一番大きいアウディA8よりチョイ幅広、モデルXはそれより車検証ベースで3cm幅が広く、車検証上は199cmとなります。モデルXは形式認定を受けていませんので、これは車検場での実測値となります。
実際に運転してみてどうか、という点では、まずそもそも超細い道には入らない癖がついているので、そのあたりは特に問題はないかと思います。首都高や一般道の陸橋上などではちょっとトラックの横を通り抜けるときに少し気になりますが、東名とかでは全く気になりませんでした。駐車場では、モデルSの場合、19インチタイヤでタイヤ幅が194cmとなり、これが2050mm幅の機械式駐車場にギリギリ入ります。2050mmというのはボディ幅なので、通常トレイ幅は1950mm。駐車する場合、タイヤとトレイの間は左右合計で1cm、片側は5mmしか空きませんので、それなりにしっかり駐車しないとホイールを傷つけることになります。21インチタイヤにするとタイヤ幅は196cmとなり、機械式には入りません。モデルXのタイヤ幅はちゃんと測っていませんが、20インチタイヤ装着でもやはりモデルSの21インチと同じくらいあるのではないかと思いますので、機械式は無理。機械式しかない場所に非常に良く行くなら、残念ながらこの車は対象外になってしまいます。ちなみに私は23区内ですが、東京は案外平置きが多いので大丈夫。コインパーキングはできる限り、一番端の枠に停めるか小さい車の横に停めることをお勧めします。ただそんなコインパーキングであってもファルコンウィングドアはちゃんと開きます(通常ドアより狭くても開けられるかも?)ので、ご安心ください。
はじめまして!
ブログをずっーと拝見していました。
私は1/21にモデルXの納車式で引取り後、テスラ担当者と試乗を兼ねてボディーコーティング会社に納車してから遅いお正月休みでバリ島に向かいました。
ところが、バリにメールが来まして塗装に割れが見つかったという事でした。
バリ島バカンスよりも、帰国後の仙台までのロングドライブを圧倒的に楽しみにしていたのに〜………σ^_^;
帰国後の電話では、さらにホコリを巻き込んだ塗装が2箇所、ホイール傷により1本交換とショックな事が次々と……
再引取りは2/8に東京出張がありましたので、翌日の2/9で調整中です。
新興メーカーですので多少の不具合は覚悟していましたため、穏便に済ませましたが妻はカンカンでした。(笑)
これからも勉強なる事をいろいろ教えてください!
スウィーツ様、コメントありがとうございます。1/21に納車になったのですね。おめでとうございます!
せっかく届いたのに塗装に問題があったとのこと、まだまだPDIが足りないですね。日本の顧客の要求品質は世界一高いので、Fセグメントの車を売るなら日本基準でPDIを構築すべきだと思います。実際にベントレーも日本の基準で工場で検査しているそうですよ。