【元記事】Affordable Sub-Compact EV — Hyundai Teases 1st Images of INSTER by Press Release on『Clean Technica』
プレスリリースのサマリー
●韓国のヒョンデ(現代自動車)は新型AセグメントコンパクトEVの名称がインスターであると発表しました。
●公開された画像で新型車の特徴的なLEDデイタイムランニングライトとヒョンデのEVの特徴とも言えるピクセル状のデザイン要素が確認できます。
●ヒョンデによるとインスターの目標航続距離は355km(WLTP基準)。
●インスターは6月下旬に釜山国際モビリティショーで正式にデビューします。
『インスター』という車名に込めた意味
ヒョンデは本日、新型AセグメントサブコンパクトEV、インスターの初となる公式ティザー画像を発表しました。
インスターという名前はIntimate(親密な)やInnovative(革新的な)に由来しており、2021年から韓国でのみ販売されているガソリン車のCASPER(キャスパー)の進化版という意味も込められています。インスターは航続距離やテクノロジー、安全機能において新しい標準を打ち立て、消費者がこのクラスの車両に抱いている期待値を引き上げるモデルになるでしょう。
ティザー画像には特徴的なLEDデイタイムランニングライトを備えた屈強かつコンパクトなSUVのシルエットや、この新型サブコンパクトEVのデザインの決め手となるピクセル状のインジケーターやテールランプが写っています。
6月下旬の釜山国際モビリティショーでワールドプレミア
ヒョンデによると、インスターは1回の充電で最大355km(WLTP基準)走行できる予定です。
インスターは今月の下旬(6/27〜7/7)に釜山国際モビリティショーで世界デビューを果たします。
注記:インスターは韓国では「キャスパーエレクトリック」の名称で販売されます。
ヒョンデによるプレスリリースはこちら。
【編集部注】 韓国の軽自動車版SUVともいえる『キャスパー』のEVモデル開発&発売は、かねて噂になっていました。日本の軽自動車規格には収まらないようですが、軽自動車をはじめとする小型車のニーズが高い日本で本格的なEV普及が進展するには、こうした小型EVが、手ごろな価格で発売されることが必須です。
搭載するバッテリー容量や価格は未発表。釜山モビリティショーでの発表が楽しみです。40kWh程度のバッテリーを搭載(WLTP355kmで実質300km程度は走れる感じで予想)して、できれば300万円程度以下の価格で発売してくれたら、日本でもヒットするのではないでしょうか。
2022年の釜山で発表されたIONIQ 6は、残念ながら日本は未導入。このインスター(キャスパーEV)が、ヒョンデの日本発売第三弾EVの車種になる可能性が高いでしょう。2025年には、ホンダがN-ONEのEVモデルを発売することも示しています。来年は、日本のコンパクトEVシーンが一気に熱くなるかも知れません。(寄本)
翻訳/池田 篤史(翻訳アトリエ)