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がんばれ日産! 2年目の「フォーミュラE」東京大会の楽しみ方

がんばれ日産! 2年目の「フォーミュラE」東京大会の楽しみ方

世界最高峰の電気自動車レース「ABB フォーミュラE 世界選手権 2025 東京E-PRIX」が開幕しました。昨年の成功を受けて、今年は土日の2連戦。フジテレビが地上波で中継番組も放送します。今シーズンは日産チームが絶好調。オリバー・ローランドはぶっちぎりでドライバーランキングのトップになっています。苦境が伝えられる「ニッサン」が母国グランプリで勝利を飾れるか。注目しながら応援します!

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オリバー・ローランドと「日産」を応援しながら観戦してみる

がんばれ日産! 2年目の「フォーミュラE」東京大会の楽しみ方

週末の本番を待つレース会場。

2年目の「フォーミュラE」東京大会が開幕しました。今年は17日(土)と18日(日)の2連戦、「シーズン11」の第8戦、第9戦が開催されます。

関東ローカルではありますが、両日ともにフジテレビが地上波でレースの中継番組を放送。TVerスペシャルライブ配信もあるようです。

●第8戦/5月17日(土) 14時30分~16時30分
●第9戦/5月18日(日) 16時~17時25分

電気自動車への理解を深めるためにも、より多くの方に観戦を楽しんでもらいたい、と思うのですが……。フォーミュラEって観たことないし、何を楽しめばいいのかよくわからないという方も多いでしょう。

応援するドライバーやマシンがないまま観戦しても、なかなかレースは楽しめません。そこで、今回のフォーミュラE東京大会の「楽しみ方」としてオススメは「オリバー・ローランドと日産チームを応援してみる」こと。

昨年の東京E-PRIXではポールポジションを獲得し、決勝では惜しくも2位になったローランドが、今シーズンは開幕から絶好調。全16戦中7戦を終えた段階で、ドライバーズポイントは「115」と、2位のアントニオ・フェリックス・ダ・コスタ(ポルシェ)の「67」に50ポイント近い大差を付けてトップを快走しています。

またチームランキングのトップはタグ・ホイヤー・ポルシェ(133ポイント)ながら、「日産フォーミュラEチーム」は126ポイントで2位。日産はNeom マクラーレンにもパワートレインを供給していて、マニファクチャラーランキングも2位のポルシェに29ポイントの差でトップとなっています。

厳しい状況の日産を勇気づけるためにも母国での優勝を

16日の金曜日、チームとドライバーへの記者会見が行われました。登壇したのは各3名。レース観戦を楽しむための手がかりとして、この3チームと3名のドライバーに注目してみるのもいいでしょう。

<チーム代表者>
●トマソ・ヴォルペ(ニッサン フォーミュラ E チーム)
●トーマス・ビアマイヤー(ローラ・ヤマハ ABT フォーミュラ E チーム)
●フィル・チャールズ(DS ペンスキー)

<ドライバー>
●オリバー・ローランド(ニッサン フォーミュラ E チーム)
●ニック・キャシディ(ジャガー TCS レーシング)
●マキシミリアン・ギュンター(DS ペンスキー)

チーム代表者への会見で、ニッサンのトマソ・ヴォルペ監督が厳しい状況にある日産を励ますためにもよい勝利を飾りたいとコメント。

オリバー・ローランド選手は「東京のトラックは勇気を持って突っ込む者に応えてくれる好きなトラック」であり、東京での勝利へ向けた意気込みを示していました。

会見後の囲み取材では、ローランド選手が勝利を誓う笑顔のショットをいただくこともできました。

金曜日のフリー走行では、日産のもう1人のドライバーであるノーマン・ナトがトップタイムを記録してローランドが3番手。土曜日朝に行われた2回目のフリー走行ではローランドが2位にコンマ7秒近い差でトップタイム、ナトが3番手に入り、日産が好調ぶりを見せています。

母国グランプリとなる東京で、日産は勝利を収めることができるのか。2日間のレースに注目したいと思います。

取材・文/寄本 好則

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この記事を書いた人

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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