木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
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テスラ2023Q3決算発表〜「自動車の量産は難しい」by イーロン・マスク氏
テスラ社は現地時間の2023年10月18日に、2023年第3四半期(7月~10月)の決算を発表しました。販売台数の減少や平均価格の低下によって、営業利益、純利益のいずれも前年同期を下回っています。それでも今年の販売目標180万台は変えていません。決算の概要... -
『Abarth 500e』が日本デビュー〜電動化こそが究極のパフォーマンスを実現する手段
お待ちかね、電気自動車(EV)『FIAT 500e』のアバルト・ブランドモデル『Abarth 500e』が日本に入ってきます。ステランティスジャパンは『Abarth 500e』を10月28日に発売することを発表しました。発表会の様子とともに、概要をお伝えします。 電動化でパ... -
テスラ2023年第3四半期の台数速報〜やや低調も年間180万台目標に変更はなし
テスラ社は2023年10月2日(現地時間)に、2023年第3四半期の生産台数と納車台数の速報を発表しました。生産、納車はいずれも前期を下回っていますが、前年同期は上回りました。テスラ社は生産設備のアップデートが原因と説明しています。速報をお伝えしま... -
欧州日産が2030年までに新車販売はEV100%にすると発表〜コンパクトEVも投入か
日産子会社の欧州日産は、今後、ヨーロッパに投入する新型車はすべて電気自動車(EV)にすることを発表しました。日産は長期目標『Nissan Ambition 2030』の中核に電動化推進を据えていて、今回の発表はその一環です。概要をお伝えします。 自動車問題の究... -
ホンダが軽商用EV『N-VAN e:』をHPで先行公開〜価格やバッテリー容量を予想してみた
ホンダは、2024年春に発売予定の軽商用EV(電気自動車)『N-VAN e:(エヌバン イー)』の情報をホームページで先行公開しました。2023年4月にホンダは『四輪電動ビジネス説明会』を実施し、搭載するバッテリーや価格などの情報を明らかにしています。今回... -
ヤマト運輸が電気トラック『eキャンター』900台を導入開始〜輸送のEVシフト推進へ
ヤマト運輸は2023年9月12日、三菱ふそうトラック・バスの新型電気小型トラック『eキャンター』約900台を導入、ラストワンマイル輸送に活用することを発表しました。ヤマト運輸は今年度中に合計1200台の電気自動車(EV)を新たに導入予定です。宅配便最大手... -
メルセデス・ベンツグループ会長が「EVが最も効率的で適切な技術」と明言
メルセデス・ベンツ日本が実施した電気自動車(EV)『EQE SUV』の発表会では、日本への新モデル導入という以外にも注目したいことがありました。企業トップとして14年ぶりに来日したメルセデス・ベンツ グループのオラ・ケレニウス会長の「EVが最も効率的... -
BYD『ドルフィン』試乗で「現代の黒船」の威力を痛感〜注目の価格を予想してみた
BYDジャパンは2023年8月末に横浜市で、日本市場に新たに投入する電気自動車(EV)『DOLPHIN(ドルフィン)』のメディア向け試乗会を実施しました。BセグとCセグの間に位置するサイズの『DOLPHIN』の日本向け仕様の紹介とインプレッションをお伝えします。 ... -
メルセデス・ベンツがラグジュラリーSUVの電気自動車『EQE SUV』を日本発売
メルセデス・ベンツ日本は2023年8月25日に、ラグジュラリーSUVの電気自動車(EV)『EQE SUV』を発表し、予約注文の受け付けを開始しました。価格は1369万7000円(税込)で、すでに納車も始まっています。発表会で明らかになったことをお伝えします。 発表... -
ホンダが北米向け電気自動車 Acura『ZDX』を世界初公開〜102kWhで約900万円か
ホンダの海外向け高級車ブランド『アキュラ』は2023年8月18日(現地時間)に、新型電気自動車(EV)『Acura ZDX』『ZDX Type S』の詳細を発表しました。『ZDX』は2024年初頭に、北米で納車が始まる予定です。価格は6万ドル台からになります。 コンセプト発...
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新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...