木野 龍逸– Author –

編集プロダクション、オーストラリアの邦人向けフリーペーパー編集部などを経て独立。1990年代半ばから自動車に関する環境、エネルギー問題を中心に取材し、カーグラフィックや日経トレンディ他に寄稿。技術的、文化的、経済的、環境的側面から自動車社会を俯瞰してきた。福島の原発事故発生以後は、事故収束作業や避難者の状況のほか、社会問題全般を取材。Yahoo!ニュースやスローニュースなどに記事を寄稿中。原発事故については廃棄物問題、自治体や避難者、福島第一原発の現状などについてニコニコチャンネルなどでメルマガを配信。著作に、プリウスの開発経緯をルポした「ハイブリッド」(文春新書)の他、「検証 福島原発事故・記者会見3~欺瞞の連鎖」(岩波書店)など。
-
日産が「フォーミュラE」に2030年まで参戦を発表〜極限レースでEV技術進化に期待
日産自動車は2024年3月28日に、「FIAフォーミュラE世界選手権」に2030年までコンストラクターとして参戦を続けることを発表しました。長期の参戦継続の狙いはどこにあるのか。発表会の様子を速報でお伝えします。 長期戦略にフォーミュラEも組み込みか 初... -
ボルボ『EX30』試乗レポート〜上質でコスパが高い電気自動車であることを実感
昨年6月の発表から約8カ月。ボルボのコンパクトSUVタイプの電気自動車(EV)「EX30」がようやく街中に出てきました。納車が始まったのは3月初旬。ここでは、納車開始時期に実施された、ボルボ・カー・ジャパンのメディア向け試乗会で見て乗って感じた実車... -
ルノー『5(サンク)』が電気自動車として復活/フランスでの価格は約408万円〜
ルノーは2024年2月26日、ホットハッチで一世を風靡した『5』を電気自動車(EV)の『Renault 5 E-Tech electric(ルノー5E-Techエレクトリック)』として復活させることを発表しました。街乗りにちょうど良さそうなサイズの「サンク」の価格は2万5000ユー... -
軽自動車規格が世界のEV普及のお手本になる?〜欧州自工会会長の発言を読み解く
欧州自動車工業会会長で、ルノーのCEOを務めるルカ・デメオ氏が、電気自動車(EV)の普及について日本の軽自動車規格を手本にすべきという考えを示しました。デメオ会長の発言を見ながら、軽規格の可能性を考えてみたいと思います。夢は、軽自動車で世界制... -
BMWがEVモデルの『i5 Touring』を発売〜日本初のステーションワゴン電気自動車
BMWがプレミアムクラスの5シリーズに、日本初となるステーションワゴンタイプの電気自動車を追加しました。80kWh以上のバッテリーを搭載する上級モデルに、SUV以外のタイプが加わるのは大歓迎です。納車は2024年第3四半期以降になる予定です。 日本初、ツ... -
HW ELECTROが『ELEMOダンプ』を発売〜価格は高いがニーズはありそう
HW ELECTROは2024年1月26日に、電気自動車(EV)の『ELEMO』をベースにしたダンプトラック『ELEMOダンプ』を発売しました。EVの小型ダンプは日本初と思われます。今後は自治体を中心にユーザーの開拓を進める計画です。 ついにEVのダンプが登場 電気自動車... -
日産が軽商用電気自動車『クリッパーEV』発表〜ミニキャブEVより40万円高い理由は、謎
日産自動車は2024年1月30日に、軽商用EVバン『クリッパーEV』を発表しました。商用車の軽EVが日産から出るのは初めてです。三菱自動車の『ミニキャブEV』をベースにしたモデルで、三菱自動車からのOEM供給になります。発売は2月12日の予定です。 日産初の... -
テスラ2023年Q4決算を発表〜イーロン・マスクCEOが日本市場へのさらなる注力にも言及
テスラ社は現地時間の2023年10月24日に、2023年第4四半期(10月~12月)の決算を発表しました。前期に引き続き平均販売価格の低下により、純利益は前年同期比でマイナスになりました。また2024年は次世代車両立ち上げの影響で生産台数が伸びないことがわか... -
インドのタタがEV専用設計の『Punch.ev』を発売/価格は25kWhで約195万円〜
インドのタタ・モーターズは2023年1月、電気自動車(EV)の専用設計を採用した初めてのモデル『Punch.ev』を発売しました。タタグループは2026年までに20億ドルを投資し、10種類の新型EVを市場に投入する予定です。 初のEV専用設計モデル『Punch.ev』 イン... -
テスラ2023年第4四半期の台数速報〜年間180万台の目標をクリア
テスラ社は2024年1月2日(現地時間)に、2023年Q4(第4四半期)の生産台数と納車台数の速報を発表しました。生産、納車はいずれも前期を上回り、年間180万台の目標をクリアしました。電気自動車(EV)の販売台数では世界トップの座を維持しています。 生産...
-
新型リーフの「ユーザー希望小売価格」を考えてみた/日本で買えるEVの競合車種と比較検討
日産は6月17日に新型リーフの諸元などを初公開しました。発売は2025年秋に北米で開始し、その他の地域に順次拡大します。価格は未発表ですが、バッテリー容量や車格を参考にして競合しそうなEVと比較しつつ考えてみました。 ※この記事はAIによるポッドキャ... -
パワーエックスが高速道路上で初めての従量課金制超急速充電器を開設/ハイウェイオアシス富楽里
パワーエックスが蓄電池型超急速EV充電器を、千葉県の「ハイウェイオアシス富楽里」に設置、5月30日から運用を開始しました。従量課金制の超急速充電器が高速道路上に設置されるのは日本で初めてのケースです。 PowerX初の高速道路上の充電ステーション 20... -
ホンダのEVスクーター『CUV e:』世界初公開/開発担当者が自らポチる期待の出来映え!
ホンダは東京ビッグサイトで開催された東京モーターサイクルショーに、6月20日に発売する電動スクーター『CUV e:』を展示しました。日本での実車公開は初めてです。どんなスクーターなのか、特徴を紹介します。 125ccクラスの世界戦略モデル ホンダは3月28... -
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』長距離試乗/走りも電費も充電も「文句なし」
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』に、大阪から横浜まで試乗することができました。結果をひと言で言えば「文句なし」です。走りヨシ、電費ヨシで、急速充電性能も満足。ほぼ手放しでハナマルをつけられます。試乗レポートをお伝えします。 ※この記事... -
BYDの勉強会から改めて学ぶ電気自動車の基礎知識【前編】リン酸鉄バッテリーの強みと留意点
BYDがメディア向けの「勉強会」を開催しました。同社の技術紹介が中心ではありましたが、改めて電気自動車の基礎知識を確認できる内容でした。2回に分けて紹介する記事の前編は、LFP(リン酸鉄)バッテリーを中心としたEV用リチウムイオン電池の基礎知識で... -
EVモーターズ・ジャパンのEVバス組立工場を見学レポート/脱炭素社会実現へのビジョンが進展中!
商用電気自動車を開発・販売するEVモーターズ・ジャパンが、北九州市内に独自の生産工場を建設中です。今回、徐々に生産設備が整ってきている現場を見ることができました。EVモーターズ・ジャパンが描く工場の将来像はどのようなものなのでしょうか。現地... -
トヨタが欧州で新型電気自動車続々投入を発表/EVのシェア獲得に本腰か?
トヨタは今年夏以降に、ヨーロッパで新型『bZ4X』、『C-HR+』、『アーバンクルーザー』、レクサス『RZ』シリーズと、新たなEV車種を続々と発売することを発表しました。欧州EV市場のシェア獲得に本腰を入れ始めたようです。 欧州市場に続々と新型EVを投入 ... -
BYD 『DOLPHIN(ドルフィン)』が299万2000円に実質値下げ〜EVがどんどんお手頃になる!
BYD Auto Japanは2025年4月1日、コンパクトサイズのEV、『DOLPHIN(ドルフィン)』を値下げするとともに、エントリーグレードの「Baseline」を追加し299万2000円で販売することを発表しました。日本のEVにも価格競争の波がやってきたようです。 大幅値下げ... -
初期型リーフの「バッテリー増量交換」が人気〜オーナーのリーフ愛を実感
電気自動車の命はバッテリーです。オズモーターズが初期型リーフのバッテリーを新型リーフのものに増量交換するサービスを開始して数か月が過ぎました。その後、リーフのバッテリー交換事業はどうなっているのでしょうか。代表の古川さんに現状を聞いてき... -
BMW『iX1』試乗レポート/ハイパフォーマンスなプレミアムコンパクトEV
BMWのSUVタイプの電気自動車で最もコンパクトなモデル『iX1 xDrive30 xLine』に試乗。プレミアムブランドなので価格は安くありませんが、必要十分なバッテリー容量と急速充電の受電能力は、発売から2年が経過した今でもハイパフォーマンスと言えるものでし...