元記事:India Intends To Install EV Chargers Every 50 Kilometers Of National Highway By Johnna Crider on 『CleanTechnica』
インド国道庁(NHAI)が、EV充電インフラ建設の野心的なゴールを定めました。India Infrahub が NHAI は2023年までに、高速道路上でおおむね50kmごとにEV充電ステーションを設置する予定だと報じたのです。総延長4万キロ以上の高速道路に700カ所の充電ステーションを作る計画です。
NHAI 長官の Giridhar Aramane 氏は高速道路ネットワーク沿いの設備を整える計画を立て、その中にはEV充電ステーション、トイレ、休憩所、ガス・ディーゼルポンプ、レストランなどが含まれていると ThePoint に話しました。
「路線沿いの100の設備用に競争入札を発表し、大きな反響を得ました。各設備に少なくとも6~7の入札がありました。事業者が決定したら、6カ月で作業は終わります。車両が壊れない限り、電気自動車で高速道路を使って旅行する人が大変な思いをすることはないでしょう」(Giridhar Aramane 氏)
政府機関以外にも、インドでは公共セクター及び民間セクターが独自のEV充電インフラ開発計画を立てています。たとえば国営のヒンドゥスタン・ペトローリアム(HPCL)はこれから3年で5,000カ所のEV充電ステーションを建設する予定です。この石油会社は1万9,000のガソリンスタンド・ネットワークを活用してEV充電インフラを手がけたいと考えています。HPCL のニュースは NHAI が22の州に600カ所(高速道路の計画に先駆けて)のEV充電ステーションを設置する計画を発表した数カ月後に出てきました。
NHAI の幹部はデカン・ヘラルド紙に「NHAI はこれから5年で充電ステーション用に民間企業とのジョイントベンチャーを設立します。また高速道路沿いの充電ステーションにはフードコート、レストラン、リテールアウトレットも入れるよう提案がされています。EV充電ステーションの設置により、電気自動車利用が加速するでしょう」と語っています。
また記事によると道路交通大臣の Nitin Gadkari 氏は「10年以内にインドで商業車の70%、乗用車の30%、バスの40%、二輪車及び三輪車の80%を純電気自動車にしたい」と話したそうです。
(翻訳・文/杉田 明子)