代官山『蔦屋書店』が電気自動車のモーニングクルーズを開催!

2019年4月14日(日)、東京・代官山T-SITEにて、代官山蔦屋書店クルマ・バイクコーナーが主催する『モーニングクルーズスペシャル』が開催されて、テスラモデル3やジャガーアイペイスなど、20台以上の電気自動車が集まりました。『EVsmartブログ』チームも日産リーフと三菱i-MiEVで参加してきました。

代官山『蔦屋書店』が電気自動車のモーニングクルーズを開催!

この「モーニングクルーズ」は、月1回程度のペースで開催されているイベントで今回が75回目。日曜日の朝7時〜9時、代官山T-SITE 駐車場に毎回のテーマに設定された自動車が集まって交流しようという趣旨で、今回のテーマは「EV・FCV・PHV・HV」です。いつもはヴィンテージカーなど趣味性の高い車がテーマとなることが多く、電気自動車がテーマに設定されたのは初めてです。

EVが集まり始めた会場の様子、ムービーをアップしてみました。

テスラモデル3も登場!

モデル3のインテリア。ダッシュボードのシンプルさが印象的。

『EVsmartブログ』チームからも、日産リーフで私(寄本)が、三菱i-MiEVで箱守氏が参加してきました。集まったのは約20台。半分以上がBEVで、なかでもテスラがたくさん集まっていた印象です。メーカーも協力し、発売されたばかりのジャガーアイペイスや、日本国内でのデリバリー開始が待ち遠しいテスラ モデル3も来ていました。

せっかくなので、モデル3の運転席に座らせていただきました。メカニカルなボタンなどを排除したシンプルなデザインはテスラの特長です。モデルSやモデルXでは17インチのタッチスクリーンが縦に配置されていてステアリングの前にドライバーディスプレイもありますが、モデル3はセンターの15インチタッチスクリーンのみ。よりシンプルさが際立っている印象でした。

テスラジャパンの方が助手席で少し説明してくれて、注目すべき機能のひとつとして「エアコンの吹き出し方向もこのタッチスクリーンで操作するんです」と実演してくれました。スクリーンを指先でドラッグすると、風が吹き出す方向が変わります。ダッシュボードにはスリットがあるだけ。タッチスクリーンが横向きだからでしょうか、ますます「タブレットが付いてるだけ」という感じ。さすがにモデルSやXほどの質感はありませんが、シンプルさゆえの新しさと高級感を感じます。

二本指を開くと吹き出しが二方向に!

テスラジャパンの方に、モデル3のデリバリーはいつ頃になりそうなのか伺いました。まだ明確な予定は決まっていないそうですが「なんとか秋までには」ということでした。すでに予約している方は待ち遠しいですね。

今回、このモーニングクルーズで電気自動車がテーマとなったのは、CCCカーライフラボがプロデュースする電気自動車専門誌『Eマガジン』の第2号発売を記念してのこと。私は『Eマガジン』にも寄稿しており、第2号でインタビューした熊谷市の江守さんも、購入したばかりのテスラモデルSで参加してらっしゃいました。3月に取材した時はまだ愛車は初代リーフでしたが、その直後、中古でこのモデルS85Dを購入したそうです。

「今朝、充電するのを忘れていて残量が半分近くまで減ってたんだけど、熊谷と代官山の往復くらいは問題ない。当然と言えば当然だけど、リーフの頃と比べると電池が全然減らないですよ」と江守さん。とくにモデルSは中古車のタマ数も増えてきているし、これからは「リーフから中古テスラへ乗り換え」という電気自動車ユーザーがますます増えていくのかも知れません。

VWビートルの改造電気自動車も展示中

今、代官山蔦屋書店のクルマ・バイクコーナーでは、VWビートルを電気自動車にコンバートした『e-bug』の展示も行われています。たくさんの人が集まる注目スポットである代官山T-SITE。こういう場所で電気自動車への関心を高める催しなどがあるのは、とても素敵なことですね。

『e-bug』の展示は4月26日までとのこと。代官山蔦屋書店に行ける方は、ぜひ間近でコンバートEVの姿やメカニズムをご確認ください!

 

豊島区の室山さんが乗ってきた黄色い「アサヒポケット」は原付四輪のEV。隣はVWゴルフGTE。

アサヒポケットを紹介する『みんカラ』の室山さん愛車プロフィールページ。2004年頃、徳島県のエコチャレンジという会社が受注生産していたBEV。このクルマは鉛電池搭載だったのを、リチウムイオン電池に積み替えてあるそうです。

龍柄シャコ短のモデルSも登場。

ヤバイ人? かと思ったら、ボディのラッピングなどを行う『アクティブガレージ』という会社の阿部雄一社長でした。龍の柄を選んだのは「外国人受けがいいから」とのこと。白いラッピングをしてアートを描いてもらったり、定期的にラッピングを変えて楽しむスタイルを提案しているそうです。

(寄本好則)

この記事のコメント(新着順)2件

  1. エコカー中心のイベント、参加してみたいですね。
    中京圏だと岐阜県可児市・緑の丘公園なら以前から自動車愛好家イベントが結構実施されているので候補地のひとつであります。
    幸い自宅から程近いので、今後エコカーならではのイベントも計画してみたいです…特に非常災害時の電源供給ができる車種を揃えてエコカーでのアウトドア系イベントでもできればと思っています。
    たとえばアイミーブ+MiEVpowerBOX、e-NV200、アウトランダーPHEVなどを使って屋外電化クッキングでも計画すれば新たなエコカーイベントとして注目を浴びると自分は考えていますが、SNSで呼びかけてもどれだけ参加者を集められるかは未知数です。
    時期は冬以外、というのも電動車両は冬になると航続距離低下などいろいろ厳しいし屋外だと観客も集まりにくいですから。

    ひとまずここで中京圏在住の電動車両ユーザーの皆さんの意見を聞こうかと思います。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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