電気自動車購入は「中古車」が得? 候補車種の中古EVを探してみた!

『EVsmartブログ』チームに新加入したライターが、自腹でマイカーEVの購入を決意。何を買うか、真剣に検討するシリーズ企画の第二弾。いったん「新型リーフNISMO」と思っていましたが、お買い得といわれる中古車EVの相場を調べ、中古車リーフのタマ探しを開始します!

電気自動車購入は「中古車」が得? 候補車種の中古EVを探してみた!

目次

  1. 新型リーフに感じている「不安」とは
  2. 「150万円で150㎞」を実現する方法がある!
  3. 購入候補EVの中古車相場を調べてみた(2018年12月18日現在)
  4. 新車価格と中古車相場を図で比較!
  5. 後悔しないための注意点。具体的な装備やグレードを考えてみる
  6. 30kWhの「X」「エアロスタイル」でタマ探しを開始!

新型リーフに感じている「不安」とは

前回記事『2020年まで待てない! 今、買うべき電気自動車を比較検討「コストパフォーマンス」編』で、今、日本国内で市販されているEV全車種を比較検討、日産リーフNISMOが最有力車種となりました。さっそくディーラーで見積を、とも思ったのですが、少し冷静になって考えると、新型リーフ(40kWh)にはちょっと気になることがあります。

それは「電池温度上昇問題」です。たとえば、もの書きの先輩でもある自動車評論家の国沢光宏さんが、ご自身のウェブサイト、2018年8月6日の記事『日産リーフ、カンペキに夏ばて~!』の中で、冷却システムをもたない新型リーフの電池は長距離走行時などの温度上昇に弱く、急速充電の出力が制限されて遅くなったり、モーターの出力が落ちて高速道路の上り坂などでは80㎞/h程度までしか速度が出せなくなる事象を指摘しています。

電池容量が24kWhだった頃はほとんど問題になっていませんでしたが、2015年11月に登場した30kWhモデルの頃から、この問題をしばしば耳にするようになりました。私自身、2016年に日本EVクラブが開催した『ジャパンEVラリー2016 白馬~乗鞍~高山』の際、岐阜県高山市から東京まで30kWhリーフで走り、伊那ICから乗った中央自動車道双葉SAでの急速充電時に、この現象を体験しました。

特別に許可を受けてマイカー規制中の乗鞍スカイラインも走りました!

この日(7月18日)はよく晴れた暑い日で、気象庁の過去データを確認すると山梨県甲府市の最高気温は35.7度。個人的に急速充電を繰り返すのは苦にしないこともあり、低速&定速での巡航を心掛けることもなく流れに乗って快走していたので、リーフの電池にとって過酷な条件が揃ってしまったのだと思います。

40kWhの電池を搭載した新型リーフになって、この現象がますます顕著になっているようです。(希望するオーナーには、改善のためのプログラムアップデートが用意されているそうです。購入したディーラーに急速充電の電池温度制限を上げたいと相談してみてください。 ※日産では公式にアップデートの情報は出していません。電池劣化のリスクが高まることでもあるので、慎重に検討するのがオススメです)

検討した車種の中で新型リーフのコストパフォーマンスは最高です。この電池温度上昇問題がリコールなどオフィシャルな大問題になっていないのは、高速道路の長距離ドライブでも「制限速度を守って走ればさほど問題はない」というメーカーの確信があるのだろうと想像します。とはいえ、新車価格は400万円を超えるクルマです。大容量電池で、なまじ航続距離が伸びた分だけ「急速充電ができない!」状態に陥ったときのストレスが高まってしまうことは、想像に難くありません。

「150万円で150㎞」を実現する方法がある!

24kWh、30kWh、40kWh、それぞれのリーフでドライブした感想として、30kWhが登場した時に「うん、これで十分だ」と感じたことを印象的に覚えています。いくらEV側の電池が大容量になって満充電からの航続距離が伸びたとしても、現状の急速充電インフラの出力は最大で50kW。リーフの総電圧が360V、急速充電器の最大電流が125Aなので「360×125=45kW」ですから、出力50kWの急速充電器でも実質の最大出力は90%となり、30分間最大限に充電できたとしても、電力量は「50×0.9×0.5=22.5kWh」です。

高速道路走行での電費が仮に8.0km/kWh(エアコンオフで平地を80〜90km/h巡航程度の目安)として、急速充電1回で走れる距離は22.5×8=180km(現実的にはMax120〜150km程度でしょう)が一回の急速充電で走行できる最大距離の目安となります。搭載電池容量が30kWhあれば、急速充電器からのエネルギーを存分に注入できて、150km程度に1回、30分の休憩が必要になる長距離ドライブを、私自身はそれほど「不便」とは思わないからです。

前回記事で、欲しいEVの理想が「150万円程度でちゃんと150㎞走れるEVがあったらいいな」と書きました。新車ではこんな手ごろなEVはないですが、実は、日本国内で手軽に買えて「150万円で150㎞」を実現できるEVは存在しています。

30kWhリーフの、中古車です。

考えてみればこの1~2年、知人から「EVってどうなの? 興味はあるけど高いんでしょ」などと聞かれたときに「中古のリーフがお買い得」とすすめてきました。人にすすめながら、自分自身の購入検討から外していたのはいかがなものか。

はたして、今現在の中古電気自動車の相場感はどんなものなのか。中古車情報サイトとしてGoogle検索でトップに表示される『カーセンサーネット』で確認してみました。

購入候補EVの中古車相場を調べてみた(2018年12月18日現在)

実際に購入する場合、地域などを絞り込むべきですが、まずは全体的な相場感を把握するために、地域は絞らず全国での「タマ」の状況を調べます。また、フォルクスワーゲン e-GOLF や、BMW i3 など、他車種の中古車相場も確認しておきます。
※価格はすべて消費税込です。

サンプル1
日産 リーフ 2010年12月~2017年09月生産モデル(初代リーフ)
台数/464台
価格帯/32.8万円~283万円

さすがに、世界一販売台数が多いEV。初代モデルもタマ数は豊富です。200万円オーバーの個体が3台ありますが、160万円前後(おそらく30kWh)と100万円前後(同24kWh)のタマが多いようです。

サンプル2
日産 初代リーフ 30kWh
台数/140台
価格帯/122.1~283万円

今回のターゲットとなりそうな30kWhに絞ってみました。やはり、ボリュームゾーンは160万円前後です。

サンプル3
三菱 アイ・ミーブ(軽)
台数/28台
価格帯/45.8~169.8万円

モデルチェンジで登録車になる以前、軽自動車のi-MiEVです。1台だけ突出して高いタマがありますが、ボリュームゾーンは50~100万円。
『EVsmart』 メーカー別電気自動車紹介ページ/i-MiEV

サンプル4
三菱 ミニキャブミーブ
台数/23台
価格帯/54.4万円~95万円

ミニキャブMiEVは、100万円以下! 生産終了した軽トラックバージョンもあるのですが、中古車に出てくるのは希少なようで、この日はタマがありませんでした。個人的には購入検討対象外ですが、毎日の走行距離が短く、便利でイメージのいいクルマを探している方にはオススメできる中古EVです。

サンプル5
フォルクスワーゲン e-GOLF
台数/4台
価格帯/329.9万円~363.1万円

タマ数が少なく全国で4台。関東では杉並の1台(338.9万円)のみでした。この個体、2017年式で走行距離は0.9万km。ベースモデルですが追従式クルーズコントロールも装備。何ごとも、ちゃんと調べてみることは大切ですね。正直、リーフの新車を買うよりこっちの方が……、とも感じます。
『EVsmart』 メーカー別電気自動車紹介ページ/e-GOLF

サンプル6
BMW i3
台数/46台
価格帯/229.9万円~418.8万円

思った以上にタマ数は豊富。ボリュームゾーンは300万円前後です。ただし、レンジエクステンダー搭載車がほとんどで、BEVは46台中4台しか出てきませんでした。モデルチェンジで電池増量された2018年以降のモデルに絞ったら18台がヒット。最安333万円で、全車レンジエクステンダーでした。
『EVsmart』 メーカー別電気自動車紹介ページ/i3

サンプル7
テスラ MODEL S
台数/19台
価格帯/598万円~1480万円

参考までに、テスラの中古車相場も確認してみました。最安は2014年モデルの60D。オートパイロットを備えたP85Dで698万円という個体もあって、そそられます。私の稼ぎでは買えませんが……。
『EVsmart』 メーカー別電気自動車紹介ページ/Model S

サンプル8
テスラ MODEL X
台数/8台
価格帯/1000万円~1480万円(応談3台)

デビューが2017年と新しい車種で、中古でも相場は1000万超え。テスラが搭載する「18650」という電池やバッテリー保護のシステムがかなり優秀で、「電池劣化は意外と少ない」という安川さんのレポート『25万7千キロ走っても、テスラのバッテリー劣化は10%以下』もありましたが、モデルSも含めて付加価値の高いクルマであるためか、EVの他車種に比べて値段の落ちが少ない気がします。これも、また別記事で確認してみたいですね。
『EVsmart』 メーカー別電気自動車紹介ページ/Model X

新車価格と中古車相場を図で比較!

前回記事でも比較した3車種について、新車の価格帯と今日調べた中古車相場の価格帯を一覧できる図にしてみました。

各車、上段の青が新車価格、下段の赤が中古車相場です。リーフ30kWhのボリュームゾーン(140~170万円程度)を緑で示しています。

電池容量33kWhになった2018年1月以降のBMW i3はボリュームゾーンが350万円前後で、タマ数が最も少ないe-GOLFと同じような相場感です。このように図にしてみると、新車の新型リーフと、e-GOLF、i3 の中古車が同じような価格帯で競合していることがよくわかります。考えてみれば、新車を買う人がいないと中古車は出てきません。500万、600万くらいなんのその、という方は、e-GOLFやi3の新車もぜひご検討ください。

さらに一点追記しておきます。私の場合、現実的な使い勝手として最低でも片道100kmくらいは安心して一気に走りたい気持ちがあるので、電池容量が少ない i-MiEVやミニキャブMiEVは中古車でも対象外としましたが、ある程度距離が読める通勤や配達などに環境性能の高いクルマをと考える方には、50~100万円前後が相場のi-MiEVやミニキャブMiEVは十二分に検討の価値があるお買い得なEVだと思います。

正直、新型リーフの新車を買う予算を覚悟していたので、e-GOLFかi3の中古車という選択肢はなかなか魅力的です。でも、相場として「140~170万円」と「350万円前後」にはほぼ倍の差があります。30kWhリーフのほうが全体的に1~2年ほど年式が古いとはいえ、やはり、リーフの中古車は私たち庶民にとってお買い得価格といっていいでしょう。

新車のe-GOLF、いや、新型リーフNISMOを買うぞ! と意気込んでスタートしたことを思うと、ややショボい話になって申し訳ないですが、ここはひとつ、30kWhリーフの中古車に狙いを定めて、さらに考えてみたいと思います。

後悔しないための注意点。具体的な装備やグレードを考えてみる

●電池の「セグ欠け」なしは最重要ポイント

電気自動車はエンジン車に比べパーツが少なく、故障などのリスクも低いのですが、ひとつだけ、絶対に妥協できない点があります。

まず、私が実際にドライブしたリーフの電池残量計の写真をご紹介します。

※写真をクリックすると拡大します。

これは2016年の夏、前述した「ジャパンEVラリー」というイベントの時に走った30kWhリーフのメーターです。メーターの右端。12段階に切られた目盛りがわかるでしょうか。12段階に切られたこの目盛りが「セグメント」と呼ばれ、搭載するリチウムイオンバッテリーの容量(蓄電能力劣化の目安)を示しています。

この写真は、同じ2016年の5月、ジャパンEVラリーの現地下見と打合せのために、名古屋駅前からリーフ(24kWh)のレンタカーを借りて、奥飛騨まで走った時のメーターです。右端のセグメントが、10段階しかありません。これが「10セグ」状態。つまり「セグ欠け」です。12セグのうち2セグが欠けている、つまりバッテリーの容量が減っているということは、満充電にしてもその分だけ航続距離も短くなります。

さらに、走行可能距離表示が「0」というか、消えています。東海北陸自動車道の下り線では、長良川SAの次に急速充電器がある、ひるがの高原SAまでの約60km以上、標高差約810mの上りが続きます(下り線なのに!)。この写真は、ひるがの高原SAにたどり着いた時に撮影しました。長良川SAで急速充電を終えてスタートする時になんとなく不安がよぎり、エコモードで慎重な運転をしたのでなんとか走りきることができましたが、油断していたらJAFのお世話になるところでした。

ちなみに、日産ではバッテリー容量計のセグ欠けでどの程度の容量の損失があるのかは非公表としていますが、アメリカのサービスマニュアルによると、最初のセグで15%、以下6.25%ずつ容量の損失があるとされています。その数値を30kWhリーフにあてはめて、表にしてみました。

the first capacity bar loss represents a 15% loss, while each subsequent bar represents only a 6.25% loss.
Electric Vehicle Wiki より引用)

12セグメント 100〜85% 30〜25.5kWh
11セグメント 85〜78.75% 25.5〜23.625kWh
10セグメント 78.75〜72.5% 23.625〜21.75kWh
9セグメント 72.5〜66.25% 21.75〜19.875kWh
8セグメント 66.25〜60% 19.875〜18kWh

10セグの個体の場合、せっかくの30kWhリーフでも、24kWh以下になってしまうようです。絶対条件は「セグ欠け」がないこと、もしくは「最低でも11セグ」です。

中古車情報サイトの安い個体を確認すると、やはり「セグ欠け」しているタマがほとんどです。「片道20kmの通勤で使えればいい」というのなら安いセグ欠けという選択肢も価値があるでしょうが、私の購入目的からすると「100kmも不安」な個体の選択はあり得ません。今回の検討車種は30kWhなのでここまで航続距離が短くなっている個体はほぼないと思いますが、すでに「セグ欠け」している個体は避けるのが賢明だと思っています。

30kWhリーフも新型リーフ同様の電池過熱が発症しやすいことは自分でも体験しているし、冷却システムをもたないリーフの電池劣化リスクは承知しています。でも、中古車であればこそ、新車相場の半額以下で購入が可能。購入後の電池劣化についてはある程度受け入れる覚悟を決めようと思います。

●選ぶのはやはり30kWh。買うのは日産の中古車店。

リーフに30kWhモデルが追加されたのは2015年12月、つまり、最も古いクルマでも3年落ちです。24kWh当時のリーフには、新車登録から5年もしくは10万km以内にバッテリーが8セグ以下になると、無償で修理または交換してくれる保証がありました。それが、30kWhモデルからは8年もしくは16万kmに延長されています。実用性はもちろん、いちばん心配な電池への保証を考えて、選択肢は30kWhに絞りたいと思います。

また、タイミング的にたまたまではありますが、今、日産系列の中古車販売店でリーフを購入して、充電カード会員制度「ZESP2」に加入すると、月額2000円の「使いホーダイプラン」が2年間無料。さらに、約2年間分の月会費に相当する4万8000円分の商品券が貰えるキャンペーンが実施されています。つまり、実質4年間の急速充電コストが無料になるわけです。購入するのは日産系列の中古車販売店にしたいと思います。

●「シートヒーター」と「クルーズコントロール」は必須

電気自動車は冬の暖房に大きなエネルギーを使ってしまいます。初代リーフでは、30kWhモデルからステアリングヒーターとシートヒーターが全グレードに標準装備されました。とくにシートヒーター装備は必須と考えていますが、30kWhモデルであればこの点は大丈夫です。

もうひとつ、私が必須装備と考えているクルーズコントロールは、「S」「X」「G」という3つのグレードのうち「S」は装備の設定がないので、選択肢は「X」か「G」ということになります。ただし、本当はあるとうれしい「前車追従式クルーズコントール(新型リーフのプロパイロット機能のひとつ)」は、旧型リーフには設定がないので、我慢するしかありません。

あくまでも個人的な価値基準での判断ですが、リーフの中古車を買うに当たっての留意点は以上です。

結論としては、2015年12月以降の30kWhモデル。グレードは「X」か「G」。日産系列の中古車販売店で購入し、ZESP2に加入。4年間急速充電無料の恩恵を受ける(実施していない販売店もあるようなので、これが販売店選びの基準にもなりそうです)、という結論になりました。

30kWhの「X」「エアロスタイル」でタマ探しを開始!

自腹で購入するEVの的がかなり絞られてきました。30kWhリーフの「X」か「G」です。「G」だけが標準装備していて「そっちがいいな」と思う主な点は「アルミホイール」と「LEDヘッドランプ(オートライトシステムとセット)」です。「X」標準の鉄にホイルカバーは、ちょっと厳しい。

とはいえ、この装備はともに「X」でもオプション設定があります。今回は中古車を買うのですから、オプションを装備しているタマが見つかれば「X」で問題なし、ということになります。

また、30kWhリーフには、新型リーフNISMOと同じようなコンセプトでオーテックがエアロパーツや出力特性のチューンを手掛けた「エアロスタイル」というバージョンがあり、「X」にもその設定がありました。もちろん、専用アルミホイールを装着しています。LEDヘッドランプがエアロスタイルの標準装備だったかどうかは覚えていませんが、中古車探しは現車とのお見合いがあるので、できるだけLEDヘッドランプ装備の個体を探せばいいだけのこと。

ターゲットは、「30kWhリーフのエアロスタイル。グレードは『X』か『G』で、LEDヘッドライトを装備している個体」です。予算上限は、ひとまず170万円に設定してみます。30kWhリーフはおおむね170kmくらいの航続距離は保っているはずなので、「170万円で170km」の実現を目指します。

では、リアルにタマ探しをスタートします!

(寄本好則)

電気自動車購入検討レポート第一弾
『2020年まで待てない! 今、買うべき電気自動車を比較検討「コストパフォーマンス」編』
電気自動車購入検討レポート第三弾
『日産リーフの中古車を購入して確認できたいくつかの真実』
電気自動車購入検討レポートまとめ(第四弾)
『電気自動車購入でバッテリー劣化を気にする前に気付くべきこと〜中古車日産リーフ実録購入記のまとめ』

この記事のコメント(新着順)10件

  1. 150万円で150km…いかにも現実的な数字ですね。
    かくいう自分もi-MiEV(M)を買う際、妻に「百万円以下の三菱軽中古車」と指名されていたので今後の経費計算を重ねた結果i-MiEVにたどり着いています。
    購入時の総経費95万円、それで一充電最長100kmなのでだいたい理に適っています。
    アイミーブMでの高温時出力低下は体験したことがないです…そもそも低馬力ですし、もしそれが問題にでもなればMタイプの価格はもっと下落していると考えられますので。
    自宅に3.5kW太陽光を乗せている関連、FIT切れ以降の自宅電力自給に興味がいきます…初期型リーフは残容量次第ですがコスパがよければセレナから買い換えるかもしれません。
    自宅FIT切れは2023年…その頃に40kWhリーフが安く出回ればV2H導入で丸2日間充電できそうです。ってなんだかクルマの車体より蓄電池としての価値ばかり見ている気がしますが(自爆)
    でも30kWhモデルも捨てがたいです…全長が多少短く自宅の車庫証明も通りやすくなりますので(長さがやや不足気味)

    1. ヒラタツさま、コメントありがとうございます。

      >蓄電池としての価値ばかり見ている気がしますが(自爆)
      ご自宅に太陽光パネルもあるということで、とても賢明な価値観ではないかと、個人的には思います。w 我が家の屋上は畑(緑化)にしていて太陽光発電が難しいので、V2Hに踏み切るお金とど根性がまだ振り絞れずにいるところです。

      150万円で150km目標の顛末については、次回記事でご報告するつもりです!

  2. コメントいただき、ありがとうございます。
    62kw契約しましたが、下取りリーフは先にも書き込んだようにセグ欠け(1ではなく2でした)、走行距離は2万Kmにちょっと足りない、でしたが、バッテリ劣化で減額、とされました。でも、やっぱり満充電で全部の残量バーが表示されておりました。
    なお、2011年型リーフ、最高評価で28万だそうで。(うちのはいろいろ引かれて1万とか)
    セグとバーは私も同様の認識をしておりましたが、電力残量を確実かつ正確に測る方法はまだ無いのでしょうね。
    今後はニチコンの安くなったV2Hを太陽光のFIT切れに合わせて導入してみます。高いおもちゃか、いろいろ先を明るくする準インフラなのか、試してみたいと思います。
    長距離EVはやはり自重の問題があるので、中距離、超急速充電(しかもワイヤレス)と、再生エネルギー蓄積技術が実現できれば、内燃機関は外燃機関と同じ運命でしょうか。ほんとかな、とも思いますが。

    1. Kappaさん、E+契約とのこと、おめでとうございます!

      2011年型リーフの下取り価格、「そうかぁ」という感じですね。記事ネタのヒントにもなりそうなので、ちょっといろいろ調べてみます。

  3. eGOLFもよさそうですが、既に30kwが来たご様子、おめでとうございます。
    なお、リーフのセグ欠けに関して。
    うちの最初期型24KWは1セグ欠けています。走行距離は2万Km で、大して
    走っておりません。ただ、満充電にすると欠けたセグメント以上まで充電
    バーが表示されます。
    走行可能距離は、その直前に走った実績から計算されるのはよくご存知と思
    いますが、走行距離は今も1バー15㎞程度で変わりがないので、セグ欠けが
    すなわち電池の劣化を完全には意味しないのかも、と思っております。
    なお、62kwが発売になったら乗り換える予定なので、再度人柱的に乗って
    見たいと思います。年間走行距離が3000㎞以下で400万以上払うのか、と
    思う気持ちもありますが。

    1. kappaさん、コメントありがとうございます。

      >満充電にすると欠けたセグメント以上まで充電バーが表示…

      そうそう、あれ、なんか不思議な感じですよね。当てずっぽうで、容量計(セグ)はSOH、残量計はSOCと思い込んでますが。
      leafspyproを設定したので、うちのがセグ欠けしたら検証してみます。w

      62kWhに乗り換えとのこと。きっと、人柱にならないくらい快適かと推察します。高級EVのバリエーションもどんどん増えて、これからは、短・中距離EVと、長距離EV(従来のアーリーアダプター、エバンジェリスト的意識高い系ではないユーザーが激増してくると想像しています)との格差も話題になってきそうですね。

  4. cakar1mさん

    うれしいコメントありがとうございます。

    新型リーフを見送った理由として、電池温度の件を最初に挙げましたが、正直、予算が決め手になりました。中古なのである程度の容量低下はあるにせよ、30kWhの走る電池が150万円程度で購入できるのはありがたいことだと思います。

    レポート公開とのライムラグもあり、実は、すでにターゲットに設定した中古リーフ30kWh「X」エアロスタイルが納車されました。

    駆動用電池の状態が知りたい! といった点、ご指摘通りだと痛感しました。次回は、EV購入検討のまとめとして、実際に購入してみてわかったいろんなことをまとめられるといいな、と思っています。

    これからも、よろしくお願いします!

  5. 続編楽しみにしていました。
    より現実的な選択になっているみたいですね(NISMOも楽しみでしたが・・)。
    また、小さいEVへのご配慮ありがとうございます。

    駆動用電池の劣化についてはメーカー系の中古車販売店をはじめ、それ以外の販売店でも表示義務があると購入を予定している方には朗報かと思います。
    日産ではセグメント表示で確認できますが、三菱ではメーカー系販売店以外ですと容量測定(有償)で確認することになるので中古車販売店並びに業界団体(オークション会場)などで統一基準を策定してもらうと流通のひと押しになるかと思います。

    充電カードについての問題点(充電待ちの確率上昇など)はあるにしてもランニングコストを減らしたいと思っている方には「使い放題」プランは非常に魅力的なのかもしれません(今後改善されると思いますが)。

    これからはより一層ルールやマナーについての啓蒙が必要ですし、場合によっては罰則(終了後放置に追加課金など)も必要かもしれません。

    話はそれましたが次回も楽しみにしています。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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