元記事:Tesla Takes On Harley-Davidson In All-Electric Drag Race by Jo Borrás on 『CleanTehcnia』
電気自動車のトルクによる驚異的な立ち上がり
電気モーターのトルクは即座に車体を動かし、ドラッグレースにおいてはどのテスラ車も(エンジン車の)かなりの強敵となるのは既にご存知かと思います。もしご存知でなければ、こちらがテスラ・モデル 3対700馬力の挑戦者『ダッジ・ヘルキャット』によるドラッグレースレポートになります。現状に追いつけましたか? それでは直線レースでの電気自動車の優越性が分かったところで、何度も繰り返されてきた疑問に立ち返りましょう。バイクと車、どちらが勝つのでしょうか?
ハイスペックなハーレーとテスラ
私達はバイク代表として、3万ドル(約330万円)のハーレーダビッドソン・ライブワイヤーを用意しました。2020年の新型で、ハーレーの中でも今までで一番野心的なモデルになります。このバイクには多額のマーケティング、研究開発費が費やされており、ライバルブランドであるエネルジカやゼロから出ている、比較するとかなり安い価格のバイクは一緒に走ったらあっという間に置いていかれるでしょう。
ハーレーの造りはダイキャストフレームからハイエンドなサスペンションまで、すべてが次元の違うクオリティです。メーカー希望価格がこのような部分の価値に見合うか決めるのはあなた次第ですが、1つだけ否定できないのはライブワイヤーが相当速いということです。
車側で同等として出すのは、テスラ・モデル3 パフォーマンスで、450馬力に大きなトルクを備えています。その驚異的なパワーは四輪すべてに送られ、しっかりしたグリップと同時に容易な操作性を与えてくれます(テスラはウィリー走行をしてドライバーを外に投げ出すようなことはしません)。
テスラに対抗するのは大きな仕事になります。デュアル・モーターのモデル3は、ドライバーなしで4100ポンド(1860kg)以上の重さで、ライブワイヤ―の約10倍となります。算数好きの人のためにもう少し説明すると、ハーレーのパワーはテスラの10%よりかなり上、74馬力となります。
さて、どちらが勝つでしょうか? 結果を見るにはSpirit of TrixieというYouTubeチャンネルを見る必要があります。このチャンネルには1つだけ動画がアップロードされており、テスラ・モデル3と2020年ハーレーダビッドソン・ライブワイヤーによる史上初のドラッグレースを見ることができます。さておしゃべりはここまで、どちらに賭けるか決めて見てみましょう!
Spirit of Trixieより/この世で初めて、テキサス モータープレックスで純電気ハーレー・ライブワイヤ―がテスラ・モデル3パフォーマンスに挑戦しました。ツリー(発走灯)は嘘をつきませんが、フィニッシュラインもそうです。
テスラが最後の方でより速かったのは否定できませんが、このスタートはなんということでしょう!? 勝者予想は当たりましたか? このような結末になると考えたでしょうか。あなたはどうか分かりませんが、私は電動モータースポーツの未来にわくわくさせられており、これはその始まりでしかないのです! このレースをどう思ったか、ぜひコメントを残してください。
【EVsmartブログ編集部コメント】
路面が照明で光っているのを見ると、ウェットコンディションですね。モデル3は、おそらくトラクションコントロールが効いてしまったのではないかと思われます。ともあれ、ハーレーのライダーのテクニックは素晴らしい。モデル3がアップデートされた「Track Mode V2」で、トラクションコントロールをオフにしていたらどうなのか。また、ドライの路面だったらどうなのかも見てみたいところです。
動画では距離やタイム、フィニッシュラインもよくわからなかったので結果はともあれ、たくさんの観客が詰めかけているのが素敵です。どういうイベントだったんだろう? また、会場はサーキットのストレート? ドラッグレース専用の競技場のようにも見えます。テキサス州のモータースポーツ事情に詳しい方、コメントで教えてくださいまし。
(翻訳・文/ 杉田 明子)
水しぶきが全く見られないからウェットコンディションではないです。
路面が光っているのはグリップを向上させる表面処理の結果です。
バイクは速度リミッターにヒットしてたな。
路面が光ってるのは、あれはラバー。
これはバイクの圧勝だな。
レシプロエンジンでもゼロヨンはバイクの圧勝が多いよ。
同じ技術規則ならね。
yuta さん、やまなか さん、コメント&ご指摘ありがとうございます。
ラバーの表面処理!
ドラッグレースを生で見たことないし、あまり情報を追ってもいなかったので、まったく知りませんでした。ということは、やはりここ、専用の競技場なのでしょうか。電動車エンタテインメント、日本でも盛り上がるといいな、と思います。