【2023年1月11日追記】
今年もまた、各地で大雪による渋滞などのトラブルが発生しています。はたして、EVで大雪の中で出かける際に何を気をつけるべきなのか。アーカイブ記事を改めて紹介しておきます。(初出:2021年12月30日)
また、2022年2月には3台のテスラモデル3で雪道での立ち往生を検証した動画も公開しています。ご参照ください。
【動画あり】電気自動車 雪国検証!テスラ『モデル3』で雪道立ち往生38時間実験(2022年2月12日)
NEXCO中日本などがEVへの充電車を配備
2021〜2022シーズンの冬、まずはクリスマス寒波で日本海側に記録的豪雪が降りました。年末年始にも再び寒波が来るということなので、クルマで帰省を予定している方など、ご注意ください。
大雪といえば、昨シーズンには北陸自動車道や関越自動車道などの高速道路で大規模な滞留(立ち往生)が発生して大きなニュースになりました。NEXCO各社では大雪の予報が発表された場合、「3日前から不要不急の外出の自粛や広域迂回の呼びかけを、1日前からは通行止め区間、日時、迂回経路などの情報提供を緊急テレビCM、WEBサイトやSNSなど多様な広報媒体を活用し、繰り返し実施」すること、さらに「高速道路と並行する国道などの同時通行止めを含む計画的・予防的な通行規制を実施」するなど、立ち往生を発生させない対策を強化することを表明しています。
NEXCO中日本のニュースリリースによると、新たに「大雪による滞留が発生した際の備えとして、ガソリン車への燃料補給に加え、EV車への充電対応など」を行うための装備を事前に準備。「EV車に向けた可搬式充電器(28台)や電気自動車用急速充電車(1台)を配備」することを発表しています。まずは、この装備について調べてみました。
正月休み直前、NEXCO中日本に問い合わせてわかったこと。まず「電気自動車用急速充電車」というのは、京都の特殊車両開発会社であるモビリティプラスが保有している『Q電丸』でした。小型トラックに発電器と大容量リチウムイオン電池、最大出力50kWのチャデモ急速充電器を搭載しています。EVレースのサーキットなどに出張してくれていることも多いので、長年のEVユーザーの方であれば「ああ、アレね」と思い当たることでしょう。
NEXCO中日本の1台は、石川県の金沢西インターにある金沢保全・サービスセンターに配備されているとのこと。モビリティプラスに確認すると、NEXCO東日本にも1台貸し出していて、新潟県長岡市の「ネクスコ・メンテナンス新潟にお届けした」そうです。今日はすでにNEXCO東日本が正月休みのようで、ほんとに配備してるのか未確認ではありますが。2台とも「12月から3月上旬までのレンタル」となっているとのこと。
もうひとつの「可搬式充電器」とはどんなものなのか。可搬式のEV充電器といえば、以前の記事で紹介したベルエナジーの『ROADIE(ローディー)』くらいしか思い当たらなかったのですが……。NEXCO中日本に問い合わせて送られてきた画像はコレでした。
詳細な機種名などの確認には時間がかかるということで、ボディのロゴを頼りにググってみると、EcoFlow Technology(エコフローテクノロジー)というメーカーの『DELTA Max』というポータブル電源のようです。要するに、持ち運びできるリチウムイオン電池&コンセント、ですね。エコフローのカタログサイトを見ると、容量は約1.6kWhと約2.2kWhのモデルがあり、2.2kWhモデルの容量は約6kWhまで拡張可能とのこと。
EVの普通充電は200V仕様が多いので「200Vで出力できるポータブル電源なんだ」と思いつつスペックを確認してみると。なんと、ACポート(コンセント)は100Vにしか対応していないようです。写真を見るとコンセントにはアース用の穴もあるようなので、アース付きの100V用コンセントがあればなんとか充電できるのかも知れないですけど……。このままじゃ充電できないのでは? と質問をメールしたのですが、正月休みでまだ回答は来ていません。
配備したのが28台というのは、NEXCO中日本管内にある保全・サービスセンターなど28カ所の拠点に各1台ずつ置いてあるということです。
ともあれ、「電気自動車用急速充電車」も「可搬式充電器」も、あくまでも大雪などによる非常時のための備えです。日常的な電欠レスキューを行うわけではありません。EV普及に向けた社会の備えとしては、今後も試行錯誤を重ねながら最善の機器や方法が選ばれていくことになるのでしょう。
大雪の立ち往生でEVは危険なのか?
さて、大雪による立ち往生。EVで閉じ込められると、すぐに電池がなくなって凍死の危機に見舞われるのか。結論から言ってしまうと、そんなことはありません。
簡単な計算をしておきましょう。燃費や電費は車種などで違うわけですが、たとえば、一般財団法人省エネルギーセンターのデータによると、2000ccクラスの乗用車がアイドリング時に消費するガソリンは10分間で250cc程度(DレンジでエアコンON)とされています。つまり、1時間で1.5ℓ。タンクに30ℓのガソリンが残っていたとして、約20時間でガス欠になる計算です。
日産リーフをはじめとする市販電気自動車のエアコンは、ヒートポンプ式の暖房システムを採用しています。従来の電気ストーブのようなPTCヒーターと比べると、ヒートポンプ式は大幅に消費電力を節約できるとされています。実際の消費電力は外気温や設定温度によって変わりますが、仮にエアコンの消費電力が800W、バッテリー残量が20kWhの場合、25時間後にはエアコンを使っているだけで電欠になってしまうことになります。
端的に言って、エンジン車だろうがEVだろうが、閉じ込められたら丸一日くらいで車両のエネルギーはピンチ! ということです。つまり、電気自動車だから危険といった話に、合理的な根拠はありません。エンジンの排熱で暖房がよく効くエンジン車の感覚で「EVはヤバイ」と感じるのでしょうが、エンジン車には大雪でマスラーからの排気が滞ると一酸化炭素中毒のリスクがあります。天変を前に「エンジン車が」とか「EVが!」という議論には、あまり意味がないと感じます。
JAFが実験検証してました
実際、電気自動車でエアコンフル稼働状態だと、どのくらい電池がもつものか。自分で試してみるしかないかなぁと思っていたら、JAFが実験検証をやってくれていました。『まさかの大雪で立ち往生!備えはできている? 電気自動車での安全な防寒対策を検証』に結果などがレポートされていて、動画も公開されていたので貼っておきます。『資料編』にはテスト条件や結果がまとめられています。
いくつかポイントをチェックしておきましょう。実験は4台の日産リーフで実施。開始時の電池残量は70%です。40kWhモデルなのか62kWhのe+なのか説明はないですが、動画や写真を見る限り40kWhモデルのようなので、約28kWhの電池残量だったと思われます。
暖房の使用条件は、以下の4パターンを設定。
テスト車①:オートエアコン25℃常時稼働
テスト車②:電気毛布(電源ソケット使用)のみ
テスト車③:シートヒーターをHi、足元に電気フットヒーター(電源ソケット使用)
テスト車④:毛布、寒く感じたときにエアコンON、寒くなくなったらエアコンOFF
結果をグラフにまとめてくれてあります。
EVで大雪ドライブにおける注意点
結果について少し解説しながら、電気自動車で大雪が予想される地域へ出かける際の注意点をまとめておきます。
エアコンの設定温度は控えめに
まず、実験時の外気温はー8.1℃で、オートエアコンは25℃に設定していたとのこと。温度差は実に30℃以上です。ヒートポンプとはいえ、電気で熱を生み出すには大きなエネルギーを消費します。実験結果でもおおむね10時間弱で残量10%になって実験終了とあるように、概算するとエアコンで2.5kW近くの電力を消費していたことになります。車内に長時間閉じ込められそうな状況でエアコンを使う際には、設定温度は控えめにするのがオススメです。
シートヒーターなどを活用する
日産リーフをはじめとする電気自動車の多くは、エアコンよりも消費電力が大幅に少ないシートヒーターやステアリングヒーターを備えています。身体が冷え切ってしまわないよう、上手に活用しましょう。
電気毛布などの防寒アイテムを用意しておく
そもそも、大雪が予想される地域へドライブするのであれば、安全対策の備えをしておくのは当然のことです。
●タイヤチェーン
●厚手のコートなど防寒着
●手袋
●長靴など
●スコップ
●ブースターケーブル
●毛布やカイロなどの防寒アイテム
●食べ物や飲み物
●スマホなどの充電アイテム
ざっとリストアップするとこんなところでしょうか。あとは、簡易トイレもあると安心ですね。そして、この必要な「備え」は、エンジン車でもEVでも同じです。ひとつ、暖房が弱点(電気から熱への変換効率は決してよくない)であるEVの場合には、普通の毛布だけでなく、シガーライターソケットから電源が取れるものやUSBタイプの電気毛布があるとさらに安心です。通販サイトなどで2000円程度からいろんな製品があるので、同乗する人数分用意しておくといいですね。
USBタイプの電気毛布の場合、電源は5V2A対応のものが多いので、車載のUSBポートや所有しているアダプタで使えるかどうか、あらかじめ確認しておくのがベターです。同乗者人数分のポート(アダプタ)が使えることも確認しておきましょう。
初期のリーフなど、PTCヒーターを採用している車種では、エアコンの消費電力がより大きくなることも忘れてはいけません。大雪に限らず厳寒期のドライブで、エンジン車に比べてEVでは「寒さ対策」の工夫がより大切になるのはホントです。それを「我慢」と捉えるか、今までとの「違い」として楽しむか。個人的には、どうせなら、工夫を楽しむカーライフを送りたいと思っています。
(文/寄本 好則)
※冒頭写真はJAFの検証記事より引用。
一年以上前の記事なのでコメントしてもどうかと思いますが・・・
車一台の話のように思います・・・よくあるのは高速道路で100台200台が立往生という状況ではないでしょうか?仮にわかりやすいように100台がガス欠、電欠、もしくはガス欠、電欠間近とします。
記事をみるどちらもガス欠、電欠の可能性は同じようなものとおもいますので。
でそこに電源車・ガソリン・軽油の車が助けに来ます。当然たどり着けるのは一台づつでしょうから同時に多くの車を助けることはできないと思います。EVが優れていると思われている方は当然100台の車はすべてEVという前提です。EVが危険と考えている方は100台がエンジンもしくはハイブリッドであると思います。エンジンの車はたとえば一台に10Lづつ給油しましょう。電気は私にはガソリン車10L分仮に100km分を充電するとしますが、これに何分かかるのでしょう。また一台の電源車で何台の充電が可能なのでしょう?こういった考察が全くされていないことに違和感を感じます。
EV充電車って渋滞の中を縫って、止まってしまったEV車のところまで来れないですよね。
ガソリン車だったらそれこそ前後の車から少しガソリン分けてもらったらなんとかなりますが、EV車なんかなんともしようがないでしょう。
EV車でもガソリン車でも長時間止まったらリスクは同じとかそんなことはないです。全然状況が違います。
アメリカみたいに道の広い国ならいいですが、二車線対抗の道が多い日本で一台でも止まったら大渋滞の元になりますし、状況が全然違うと思います。
ぶんこ さま、コメントありがとうございます。
さまざまな局面でどう生き延びるかは個人の裁量なのでとくにコメントはないのですが。
>ガソリン車だったらそれこそ前後の車から少しガソリン分けてもらったらなんとかなります
って、どのような方法を想定されていますか?
危ないし、普通の人にはできないこと、というかやってはいけないことだと私は認識していますので、ほかの読者の方々へ注意喚起するために返信させていただきました。
まだ寒い日が続いています。気をつけてお過ごしください。
非常用室内給電コネクタを規格化出来ないものですかね?
2輪でやってるガチャコみたいな感じで
あれは1.3khwで10kg程度だったと思います
救援車に沢山積んでどっこいしょレベルで持てる重さのバッテリーを車内に積み込んでコネクタ指すだけですぐに10kmぐらい走れれば充電スポットまでは無理でも安全で邪魔にならない所ぐらいまで待避出来ると思います
非常用で無くても室内で入出力出来るコネクタあれば色々便利なんですけどね
サクラの純然100Vインバーター、ボンネット開けて12Vバッテリーにワニグチクリップでとか何かの冗談かと思いました
ミニキャブミーブでもMiEV PowerBOX外でしか使えませんし
EV時代に合ったシガーソケットに変わる高出力な室内コネクタ欲しいです
立ち往生でBEV否定の多くは電欠時にガソリンのように携行缶で補給できないことが欠点との指摘が主流です。車が連なってる中を電源車が対応できるのは動けなくなったBEVが最前列に来た時か、雪の中を走れるバイク?で携帯バッテリーを運べたとしても台数の限界があるのは明らかです。
私は関東平野部在住のガソリン車オーナーですから雪の心配はほとんどありませんが長距離移動の機会もあるので寝袋2つに毛布を常備して、4WDのスタッドレスです。
まもなくBEVを使用するようになるのでいろいろなYoutubeを見てますが立ち往生想定や車中泊の動画も増えてますね。やはりガソリン車も同じですが自衛策は必須です。
見ていると最近のBEVは暖房20度以上の使用で概ね1kw/h以上の消費例が多いようです。雪の心配のあるエリアにBEVで行く時は残量が50%以上キープを意識したいと思ってますが仮に40kw/hのバッテリ容量でも20kw/h残ってれば10時間で10kw消費でその時間を上回ると自力で充電器到達が難しくなる可能性が高くなって行くと感じます。
電気毛布は50w程度消費のものと厚手の毛布や寝袋を使う想定で準備してます。エアコンなしでアリアで電気毛布で過ごす動画も見ました。ガソリン車ではエンジンをかけていないと12vはすぐに上がりますが、BEVはモーターを動かさなくても電気が使えることがメリットであり、仮に電気毛布が100w/h消費であれば大抵のケースはカバーできます。もちろん厚手の毛布やダウンコートなど全て使いますが。残量が10kwを下回る状況で復旧の見通しがなく警察や自衛隊の方が巡回してれば一旦避難を考えます。
北海道内陸部の2WDのアリアの方の動画をよく見ますが、他の方のアリアの動画でもバッテリーヒーターをオンにするメニューが出ないという例を見ました。取説がわかりにくく、EVモードの際しかメニューが出ないのではないかとも思いますが是非evsmartさんのアリア動画で再現していただけると参考になります。実際北海道の方の充電は通常よりかなり入力が低くなっています。極寒の地ですから電費も3km/kwhから4km/kwhがほとんどのようです。
機会があればアリアとテスラで極寒地での走行電費比較や充電出力比較などの動画を企画していただけると嬉しいです。エアコン15度、20度、25度での電力消費比較があれば最高ですけど。
自然環境(災害を含む)やスタンド数の問題が、不安です。
北海道では移動距離や厳しい環境があり、不安です。
まず、自然環境ですが、降雪によるヘッドライトの着雪、大雪によるスタック、スリップによる孤立車の状態、凸凹道による故障の恐れです。
どのような対策がされているのでしょうか?
電気車では、大雪のスタックでは一酸化炭素中毒はありませんが、救助するまでに車内の気温が低いがしています。
また、電気スタンドも少ないため、途中の給電もできないと思います。
そのため、次の車は電気自動車ではなく、ハイブリッド車とガソリン車の購入を考えています。
もがみゆたか さま、コメントありがとうございます。
降雪など自然環境への備えや対策はEVでもエンジン車でもそれぞれに必要なことではあって、EVでは今までのエンジン車では思いもしなかったトラブルが起こりやすい一面があるのはご指摘の通りだと思います。
降雪地域へ出かける際は車内に電気毛布を用意しておくとか、TIPSはいろいろかと思いますが。充電インフラの脆弱さはこれもまたご指摘通り。
不安を感じるのであれば「ハイブリッド車とガソリン車の購入」が賢明な選択であるとも思います。
北海道でも、たとえば私が日本一周した2013年当時から比べると多くの急速充電スポットが整備され、おおむねバッテリー容量60kWh以上の高級EVであればさほどの不安なくほとんどの地域で走れるとは思いますが、20kWhのサクラで片道50km以上を通勤といった場合、勤務先の駐車場にも普通充電設備があるとか、経路上に急速充電スポットがないと不安ですよね。
1日も早く、日本中で安心してEVを活用できる充電インフラ拡充が進むことを願っています。
昨年EVを使って仕事をしていました
雪の中何が困ったかというと、走行中でもボンネットに積もった、もしくは付着しだした雪が大きくなり、前方視界を遮られるということ、室内を暖房で温めても、窓ガラスに付着した雪をすべて溶かすほどではないのです。そんな検証が私はだれがしているのか気になって仕方ありません。このようなことは安全に雪国で使えるとは、考えにくいです。
たかし 様、コメントありがとうございます。おっしゃるように、電気自動車は余熱がないので、ボンネットだけじゃなく、例えば後輪のタイヤハウスの後ろ側なども氷が蓄積していきますね。
>走行中でもボンネットに積もった、もしくは付着しだした雪が大きくなり、前方視界を遮られる
これは、基本的にはないと思います。実際に動画等ございましたら共有いただけますか?長く停めておいた場合には積もった雪は解けないので、あらかじめ落としてから出発する必要はあり、これはガソリン車にない手間になると思います。
>室内を暖房で温めても、窓ガラスに付着した雪をすべて溶かすほどではない
これも暖房だけでは解けないように、なっています。これもちょっとしたノウハウかもしれないのですが、適宜デフロスターを使用する必要があります。デフロスターで氷が解けない電気自動車は存在しないと思いますよ。
後輪のタイヤハウスの雪は、ヒーターとかはなく、かつ走行中もどんどん凍っていくので注意が必要です。私は車を停めたとき、出発するときは毎回前後輪を確認して、タイヤハウスの雪や氷はスコップで除去しています。
賛成・反対、縷々意見がありますが、いずれにしても、一般ユーザーが「それでも乗りたい、買いたい」と思う層が今後どれだけ増えるかでしょう。
食品でも衣類でも自動車でも、商品と名の付くものはなんでもそうですが、消費行動は理屈ではありませんので。
液体燃料をタンクで運ぶのと同じようにバッテリーを運搬するなんて、少々滑稽ですね。
高速道路なら路肩に緊急用コンセント用意しておくのが良いと思います。立往生解消までヌクヌクですよ。(もちろん、緊急時以外の使用は厳罰で)
電気なんだから電気の特性に合わせた対策を考えましょう。
たしかに、非常電話のところにまずは200Vコンセントがあるだけで大きく変わりそうですね。非常電話でONになるシステムでもいいし、いっそのこと課金の必要な普通充電器でもいいかもしれません。高速道路使っているのに、非常電話のところで1時間もわざわざ止めてまで充電しようとは思わないでしょうから。あるだけで電欠もかなり防げますし、こういった給電用のレスキューが来るまでに次のSAまでの充電位できそうです。
雪のときは、非常電話までたどり着くのが大変ではありますが、給電のバッテリーを運ぶよりはよっぽどコストも安いでしょうから、高速道路管理会社様よろしく検討お願いします。
私も、路肩に緊急用コンセントを予め用意しておくのって賛成です。
高速道路や、一般国道などの積雪坂道部分(過去に雪による交通障害が発生した部分)に、走行不能となったEV車が長時間車内で過ごすのに必要とされる電源を緊急用コンセントから確保できる。そういうコンセントが数メートルおきに置かれているようになったら安心感は半端ないと思うのです。(もちろん緊急時のみ通電する。)
しかも、それらの電力はソーラーパネル等の再生可能エネルギーにより発電され、コンセントに直結する蓄電池に蓄電されたものであったりする。
今から5年、10年後には電気の特性を生かしてそうなっているかも知れない。
ということを、ゆきぽんさんに刺激されて考えました。
Youtube上に「大雪の高速道路をEVで立ち往生すると~」シリーズで間違った情報をあげるYoutuberが混乱に拍車をかけていると思います。
北陸在住の者です。
福井県では平成30年に大雪があり、1500台の車が立ち往生して解消するまでに66時間かかっております。
その際、自衛隊の方がソリにガソリン缶を積んで給油を行っており、私もお世話になりました。
燃料が半分以下に減っているかを確認し、半分になるまで給油しておられたので、1台あたり10分もかかっていなかったと思います。
同じことを電気自動車でやろうとすると、
総容量40kwhのバッテリーが15kwh(半分以下)に下がり、これを20kwh(半分)まで充電しようとして5kw必要になります。
1.5kw(100v15A)の充電器があったとして1台あたり約3.3時間かかり、3kwでも1時間以上かかります。
あのとき、周囲の車の大半がBEVだったらと思うと、なかなかぞっとしますね。
とはいえ、「だからBEVはダメ」ではなく、「BEV時代の災害には別の対処方法が必要だ」と考えています。
例えば、50kw出力の携帯バッテリーを作る、別の車と電力を融通しあえるようにする、ガソリン式発電機を積んでおく、災害被災者を車から避難させるなど。
現状、とりあえずネクスコ中日本の可搬式充電器の性能と運用は気になるところですね。
長文失礼しました。
参考:平成30年豪雪(福井県HP)
https://www.pref.fukui.lg.jp/doc/kikitaisaku/setsugai/h30_taisaku_d/fil/01_04content.pdf
いつかはBEV 様、コメントありがとうございます。私も福井出身で、この問題はよく存じ上げております。
このような場合、最終的に電池が空になる可能性がある場合には、一旦鍵を置いて車を離れるのが当面の対策になると思います。
ガソリン給油し続けても命の危険があることには変わりないですし、自衛隊の方々の負担も相当なものです。
連絡先と鍵をダッシュボードに置き、自衛隊の方は一旦車を待機可能場所まで移動させ、電話でドライバーを呼び、移動してもらうような方法があるかと思います。もちろん今後取材は続けますが、ポータブル電源と電気毛布を配る、というのも手かも知れません。これならガソリン車も電気自動車も救援でき、かつリスクも少なく、眠ることも可能になります。
ディープ様
e208乗りです、この投稿を読んで確認してみました。
暖房ですが、B・Dモードともにエコにしない限り問題ありませんでした。
e2008だけの問題なのか分かりませんね、一度販売店に聞いてみたら
如何ですか。
この一月にEV車の納車待ちをしているの者です。平日は片道10キロ程度の通勤で使用。休日は山登りを趣味にしているため、そこそこの距離を走ります。
特に北アルプスなどに行くときは、上高地近くの平湯温泉まで片道250キロ。登山まで400キロ近くを走ります。
我が家には普通充電器が設置してあるので普段は問題ないですが、長距離だと途中、急速充電器のお世話になる必要があるでしょうね。
インフラが整備されるまでもう少し待ったほうがいいかなとも思いましたが、未来先取りを楽しむためには少しくらいの不便もありかなと思っています。
様々な意見があって当然だと思いますが、事実に基づいた意見交換でないと只々不毛な言い合いになるだけだと思いますよ。
2700CCのRV車に乗ってましたがシートヒーターなんて何の役にも立ちませんよ
前後席ダブルエアコン・ダブルヒーターですがまったく温まりません
さらにFRは塵、FFはスタックするで4WD以外は車ではありませんよ
電気毛布?バカなのかとおもいました。4にたいの?
ガソリンで一酸化炭素中毒?
マフラー詰まらせるのは雪を知らない間抜けだけでしょうよ。
そもその、吹雪いたら近くの民家に避難しないと車の中にいたら4にます。
たまーに雪の降るところと、毎年雪が積もり所(根雪)では車に対する性能は全く違います。EVなんておもちゃでしかない。
富士山様、コメントありがとうございます!確かに電気自動車は万能ではないですし、最低地上高が低い車が現時点では多いなど、真のオフロード的な用途には合わないケースもあると思います。しかし、かなり降雪がある場合であっても、電気自動車は世界で使われています。誤解なさっている部分もあると思います。
>>シートヒーターなんて何の役にも立ちません
ガソリン車では小さな12Vバッテリーが搭載され、使える電力は限られています。しかし電気自動車では1500Wのコンセントが使える車もあり、車両から6000W以上を取り出せる車も多いです。シートヒーターもかなり強力なものが採用されています。
>>4WD以外は車ではありませんよ
電気自動車にも四輪駆動は多くラインアップされています。またガソリン車と異なり、前後別々のモーターで駆動するのでトルクベクタリングは自由にでき、かつ、モーター駆動の場合は、トラクションコントロールがスリップを前後どちらかで検出すると、リアルタイムで1ms以内に前後別々にトルクを制御し、すぐスリップを抑えます。同時にABSによる制御もガソリン車同様入りますが、油圧を介するため非常に時間がかかります。結果として、電気自動車の四輪駆動では、トラクションコントロールの効きが100倍以上高速で、非常に運転しやすいのです。ぜひ、お試しください。きっとすぐ感じられると思います。
>>電気毛布?バカなのかとおもいました。
いえいえ、ガソリン車と同様、電気がなくなったらヤバいですよね。その点では、ガソリン車も電気自動車も同じです。その上で誰にも助けてもらえない環境なら電気毛布も使えますよ、ということ。ガソリン車では電気毛布使っても滞在時間は増やせないですが、電気自動車では滞在時間増やす選択肢として考えれば良いと思います。
>>ガソリンで一酸化炭素中毒?
これは案外多いのですよ。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcts/19/1/19_27/_pdf
貴殿のように慣れた方なら絶対大丈夫かもしれませんが、世間では亡くなる方があとを絶ちません。そのため、当サイトとしては啓蒙を続けていきたいと考えています。
1か月電気だけで過ごしてみた結果
電気なんてなーんの役にも立たない。オール電化住宅が実証済み
やはり火力が一番
雪の中、4WDでなけりゃスタックしまくりで大迷惑
雪の多い地方は軽でも4WDが常識
EVが零下で充電できると思ったら大間違い、倍の時間かかって半分以下しか充電できないよ
電力を抑えるためのLEDではフロントガラス、前照灯も凍り付いてダメ
それを解かすためにヒーターを設置してるんだから笑っちゃう。
雪で道路は一車線、そんなところにレッカーなんていけない
粗大ごみ(EV)が道路を塞いで大迷惑
カナダをみればよくわかる話だが、日本のマスゴミは隠しまくり
Noa様、コメントありがとうございます。
まず、当サイトでは、データや事実に基づいて議論していただくことをお願いしています。その点をお守りいただけないことが続く場合、コメントを掲載しない場合がございます。
さて、貴殿のお話は、事実に基づいていないと思います。
>>雪の多い地方は軽でも4WDが常識
電気自動車には四輪駆動車は非常に多くあります。モーター2つ付けるだけなので、仕組み的にも簡単かつ、前後のトラクションコントロールが独立して動作し、かつレスポンスタイムがガソリン車の100倍以上速いため、ガソリン車より雪道では安定して走行します。一度は乗ってみられてから、発言されたほうがよいかもです。
>>EVが零下で充電できると思ったら大間違い、倍の時間かかって半分以下しか充電できないよ
これは100%誤りです。気温がマイナス10℃でも、バッテリー温度はそこまで下がりませんし、本当にバッテリー温度がマイナスに下がったら、バッテリーヒーターが動作して充電できます。
>>電力を抑えるためのLEDではフロントガラス、前照灯も凍り付いてダメ
LEDライトはガソリン車でも電気自動車でも使われている装備です。今はプロジェクションなどにより、照射方向をソフトウェアで制御でき、安全性も高くなっています。
>>粗大ごみ(EV)が道路を塞いで
ガソリン車はガス欠しますが、電気自動車は電欠しにくいのはご存知ですか?ガソリンはいきなり無くなりますよね。残量計があまり当てにならないというか。電気自動車は航続距離が、1km単位でカウントダウンされます。なので、あと10kmでヤバい、となれば、そこで止まって対策を考えられます。
EV上げ⤴︎︎⤴︎︎するとアンチが集まるでしょう?
それは欧米発のEV推進、たとえ表に出るのが二酸化炭素問題でも内実は日本メーカー潰しだから。
上げれば上げるほど、自動車ファンが叩きに来るんだなあ。
坂元様、コメントありがとうございます!
特にEVを上げるのが当メディアの目的ではないのですが(笑) 事実とデータに基づいて、情報をお伝えできればと考えています。
>>欧米発のEV推進、たとえ表に出るのが二酸化炭素問題でも内実は日本メーカー潰しだから
それは流石に考え過ぎの気もします。EVにお乗りでしたら、電気自動車はガソリン車より優れている点が多いことをご存知と思います。実際、EVからガソリン車に戻る方は非常に少ないです。
その上で、仰るように、ハイブリッドで勝てなかったことで、EVなら車の性能・コスト・資源の点で勝ちパターンに繋げられる可能性が高いため、政策として推進している面もあるでしょう。だからといって、日本が参加しないわけにはいかないのはご存知の通りです。ビジネスですから。
基本的な質問ですいません。電気自動車のバッテリーって仮に容量0まで使い切っても傷まないですか?0まで使うとバッテリーが死んでしまって充電できなくなる事はないですか?JAFの実験で10%残しているのはその後の自動車保全の為に最低限必要な処置でありEVの容量計算はそれ前提ですべきかと思ったので。
riorio様、ご質問は大歓迎です。ありがとうございます。
>>電気自動車のバッテリーって仮に容量0まで使い切っても傷まないですか?
はい、痛むことはないです。昔はそういう車もありましたが、、ただ長期、0%で保管はできません。
>>0まで使うとバッテリーが死んでしまって充電できなくなる事はないですか?
私を含め、多くの方々は0%まで使い切って急速充電スタンドに駆け込んで?いますが、何の問題もありません。
>>JAFの実験で10%残しているのはその後の自動車保全の為に最低限必要な処置
単に動かせなくなるからそこで止めているだけで、ガソリン車と同じ条件にしていると思います。
EVにしろICE車にしろ満タン(満充電)で1日程度しかもたないのだから、なるべく残量を残して最悪の事態にならないように個別に対応するしかないですね。ただ、その前に高速道路の通行止情報をもっときめ細かにして、利用者の判断の幅をもたせたほうがいいと思います。現在高速道路にはWebカメラが設置してありますが、その台数を増やしその映像と天気予報のデータからAIによって雪による道路の悪化度を天気予報のように%で示すといいかもしれません。例えば通行止めを100%として現在90%ならば、高速道路を利用する人は減るでしょう。渋滞する台数も減り復旧が早いと思います。現在は問題があった場合は現地調査をして、除雪、立ち往生した車への対策を行っていますが、この流れも早くなるのではないでしょうか。
また、EVの充電に対しては、現在高速道路には道路電源システムがありますが、これを増強して降雪地帯には数十メートルごとにコンセントを設けたらいいと思います。EV普及に向けてこのような対策があってもいいと思います。
だいたい山道を登れなくなったトラックとかスリップしたトレーラーが道を塞いだみたいなのから雪が積もって行動不能になる…って感じ。救援も大型相手だと出来るところが限られますので長期化し、
流れてたら除雪車が定期的に走るから積もりにくいけど止まると途端に積もるし救援もより難しくなる…のコンボですよ
でもNEXCOもなんで通行止めしなかったんだ?って叩かれたから予防措置として簡単に通行止めするようになったのでこれからそういう事が無くなりそうですけど
日本人は寒がりが多いのかな?
ヒーター使う事を前提にしてる人おおいけど。
確かに積雪量は凄いけど、北陸あたりならそれほど寒いわけじゃない。
外気温マイナス10度程度なら厚着すれば自分はヒーター入れずに乗り切っちゃう。
雪で立ち往生して車中泊の寒さを乗り切りたいならシュラフでも用意しとけば余裕ですよ、日本の冬なら。
ごめんなさい長いです PHVを使用しています EVモードでは暖房に大量の電気を使います 外気温がー10℃以下では普通に走行していてもエネルギーの3割以上が暖房で使われます(ヒートポンプは魔法の機械では有りません外気温が低いときは効率悪いです)また暖房切るとフロントガラスに雪がたまりワイパーが凍りつきます 更に結露が発生して取り除くにもエネルギーが必要になります(暖房は切れません) 排熱を暖房に利用できるガソリンエンジンにかなわないです ちなみに冬道を運転する時は高速に乗る前や峠の前でガソリンを満タンにします
ヒートポンプもまだ発展の余地がありますよね。ガスインジェクションヒートポンプなど新しい技術が出てきているので、将来のxEVに標準で乗るようになったら、航続距離が改善できるかもしれません。
豪雪で立往生したらエンジンを切るのは大原則だと思います。これまでにも死亡例が後を絶ちませんから。インジェクションが凍結してレッカーになった経験もあります。電熱器具が使える分EVの方がマシだと思いますが経験値が少ないです。
いずれにしろガソリン車の立往生は致命的でEVの事をとやかく言える状態ではありません。豪雪地帯を走る時はEVも含めスキーウエアや寝袋、水・軽食の用意くらいはした方がいいでしょう。
給油車や電源車が来るのは除雪後になるので大差なし。ガス欠や電欠にしない事が第一だと思います。
電気スタンドがそんなにありますかね?
後、旅館や一般家庭に助けを求めるぐらいはガソリン車でもできることでしょうに。
少なくとも現在は寒冷地に行く時はガソリン満タンのガソリン車の方が無難でしょうね。
samon様、コメントありがとうございます!
はい、24時間営業に限ると、急速充電スタンドはガソリンスタンドより多く、ガソリンスタンドは減っていっています。また、充電スタンドには普通充電スタンドというのもあって、そちらも24時間営業は多いのですが、計算には入れていません。
>>旅館や一般家庭に助けを求めるぐらいはガソリン車でもできる
ガソリン車では助けを求めても、給油はできないです。電気自動車では、実際に充電して、帰宅できます。
>>現在は寒冷地に行く時はガソリン満タンのガソリン車の方が無難
これは確実に言い過ぎかなと思います。どちらの車両でも、寒いだけなら安全のリスクはありません。降雪が多いことが予測される場合には、どちらも充分な準備が必要です。
興味深く読みました。
大雪の際に電源車が現場に行くことは出来るのでしょうか?昨年の関越道ではスノーモービルなどでないと移動できなかったように思います。電源車がこのような場合の解決策になりますか?
雪はきれいだな様、コメントありがとうございます。恐らくそこまで積雪があると電源車でなく、背中に背負えるような仕様のもの、もしくは牽引できるようにしないと駄目でしょうね。高速道路等からの排除の手間を考えると、電気自動車は最後少しの電気を残しておくことが推奨されると思います。
電源車は、降雪時以外で電欠になったような車の排除のために、検討されているのだと思います。
>2000ccクラスの乗用車がアイドリング時に消費するガソリンは10分間で250cc程度(DレンジでエアコンON)とされています。つまり、1時間で1.25ℓ。
ん?
10分間250cc なら
1時間 = 60分
250 × 6 =1.5ℓ
では?
ぺーはち さま、コメント&ご指摘ありがとうございます。
ご指摘の通りです、ね。
1.5ℓ、30ℓから20時間、に記事を修正しました。
HVなら2.5Lのエンジンでも1時間で0.8L程度なので、ガソリンが30L残っていれば37時間は大丈夫ですね。 プリウスなど排気量が少なければ2日くらい大丈夫かもね。
すぐに脱出出来なくても、ガソリン給油は充電みたいに時間も掛からないし。
repsol様、コメントありがとうございます!
多分それは、夏ではないでしょうか?冬はエンジンが停止すると熱源がなくなるので、寒ければ寒いほど、ガソリン車と同じくらいしか持たないような感じになります。
、、ということはあまり重要ではないんです。電気自動車にも電池の大きな車両はあります。例えばリーフも1.5倍の電池容量の車が販売されていますし、残量が少なければガソリン車も電気自動車も同じです。
>>ガソリン給油は充電みたいに時間も掛からない
これは事実なのですが、ガソリンスタンドまで行く必要があります。スタンド数ですが、実は24時間営業のスタンド数は、電気自動車の充電スタンドのほうがガソリンスタンドより多いのです。また、電気自動車は本当に困ったら、一般の家や旅館・ホテルでも電気を借りることができます。生きるか死ぬか、なら、自販機の電源すら使えます。
それぞれの車には、それぞれの利点や欠点があるものです。
燃料やバッテリーが切れる時間が一緒だから大雪の中の立ち往生リスクは変わらない、というのは論点がずれていると思う。
救援に来た時にICE車はガソリン軽油を補給すればすぐ出発でき、立ち往生して車が列になっている場所でも人が携行缶もって回れば補給ができる。
しかし、BEVは充電そのものに時間がかかるし記事中では充電車の充電性能もはっきり明記されていない。高速道路会社側が用意している充電車は何分で何w入れられるの?そもそも急速充電にはあらかじめバッテリーを充電に最適な温度にしておかなければいけないのでは?立ち往生している車列の中目的のBEVまで充電車を入れられなかった場合はどうするの?
雪の中立ち往生でガス欠、電欠になった後のリスクが段違いだ。自立活動の脆弱性がBEVには目立つ。
中国でだって大雪の降る大連などの東北部にBEVは走っていないぞ。
「EV推進の罠」読んでほしい 様、コメントありがとうございます。
>>救援に来た時にICE車はガソリン軽油を補給すればすぐ出発
これはガソリン車のメリットですね。
>>雪の中立ち往生でガス欠、電欠になった後のリスクが段違い
これは違います。電気自動車はガソリン車と違い、電欠になる瞬間が分かります。だから、最後、移動が必要な場合は、その分を残して車中泊すれば良いのです。使い方が違うだけですよ。
立ち往生のリスクは本文中にもある通りほぼ同等。ガソリン車はそれに加え、一酸化炭素中毒に注意する必要があります。実際、JAFさんも降雪時は車内に滞在してはいけない、とガイドされています。
やはり予備のバッテリーは必要だよ
切り替えスイッチとか付けて
予備バッテリーが使えるようにした方がよくないか?
車重量はちょっと重くなるだろうけど万が一の時は助かるよ
blackPerl様、コメントありがとうございます!一見良いアイディアだと思いますが、私は、初めてのオーナーさんには、最後まで電池を使い切らないようにアドバイスしています。それだけで同じ効果が得られます。
内燃車なら燃料が空になっても救援者がジェリ缶を背負って歩いていけば一台当たり五分でレスキューできる。EVを充電するには給電車が近付く必要があり対向車線が支障なく通行できなければ近接すら無理だし充電時間も数十分以上かかる。EV(PHEVを除く)は冬期間雪国走行禁止!
豪雪大王様、コメントありがとうございます。レスキューしてくださる方々も命がけです。ご発言には著者、登場する企業、他のコメンターの方々への敬意をお忘れなく、お願い申し上げます。
プジョーe2008に乗っています。
プジョー車は仕様としてアイドリング後10分位で暖房もシートヒーターも切れてしまいます。油断したら凍死の危機ですが取説に記載もされていません。
リーフではこんな事ないんですね。
リスクの捉え方が違うのでしょうか?
プジョーのEV検討していましたが、それじゃあダメダメですね。フランスも寒い国なんですけどね。レスキューのインフラがしっかりしてるんでしょうね。受電性能もイマイチのようだし、次期バージョンで検討します。
しかし、この記事にアンチEVの人たちが絡みますね。なんででしょう。安川さんお疲れ様ですが、いちいち返信しなくてもいいような投稿です。
長期戦が予想される状況ではバッテリでヒーターを動かしてという選択肢は最初から排除すべきです。やがてバッテリが切れれば致命的な状況に陥るからです。
雪山では外気温-20℃は珍しくありませんが、適切な装備とシェラフバッグがあれば問題なく一晩過ごせます。
今後は、車体そのものの断熱性能と換気機能に注目が集まるかもしれません。
安川さんのXと同型同年式に乗っています、冷え込んだ日の朝PTCヒーターをHIにして風量を7程度にしないと足元が寒くて耐え難く、その状態ですと出発時300㎞(75%)走れると表示されていましたが、120㎞を走行して残りが110㎞走行可能となっていました。
単純にヒーターの電力として70㎞分が消費されたと言う事になります。
片道60㎞で2時間弱でしたが、立往生では回生電力も期待できない訳ですから、4時間で70㎞分消費されると残りが50%(約200㎞分)で考えると、6~8時間程度しかヒーターは作動しません。
テスラ車はバッテリー残量が20%を下回るとヒーターやエアコンがストップします。
以前安川さんのクルマのPTCヒーターが故障した時にコメントさせていただきましたが、足元専用の小型ヒーター(PTC500W)とシートヒーターやハンドルヒーターを兼用すればここまで車内を温める為に電力を消費してしまう事はありません。
私も今回この記事をよんで12Vで温まる毛布を積みました、備えあれば憂いなしです。
X禁煙車様、コメントありがとうございます!
テスラはカリフォルニア製なので、そのあたり作りが甘い部分はあると思います。私の使い方をお知らせしますね。
まず外が寒くて走行の必要がない場合は、ACをオフ、風向を足元のみ、内気循環の3つを設定、シートヒーターを入れます。窓は手や布で拭きます。
走行する必要がある場合(立ち往生じゃなく激しい渋滞など)は、上記の3設定からACだけをオンにします。曇りが取れるようならACをまたオフに。曇りが取れないなら、風向を足元とデフロスター側にします。
朝出発時、電池が冷えていると回生が効きにくくなり電費が悪化するので、出発する時点では充電中か、充電完了少し後、くらいのタイミングで充電します。電気代を気にしないなら車のプレコンディショニング機能でも良いですが、この場合は暖房も入ってしまうので快適な代わり、電気代もかかります(汗)
>>テスラ車はバッテリー残量が20%を下回るとヒーターやエアコンがストップ
これは、車の中に運転者がいない場合だけで、運転席シートにお尻を付けている場合には適用されず、バッテリー0%まで暖房が使用できます。ご参考までに。
なるほど、人が座っていれば0%までヒーターは作動するんですね。
となると10時間は暖かく過ごせる計算ですがその後の移動に問題が・・
重い補助バッテリーを常時積んで走るのも効率が悪いですから、電気毛布と携帯トイレとホッカイロを常設してこの冬を乗り切ります。
YouTubeにて、EVをポータブル電源で、充電できるか実験されてるのを見たことがあります。アースの問題で、コンセント側に加工を行わなければ充電できないとありました。
日本で、メジャーなEVの充電動作確認ぐらいはしてると思うが。
大雪になると時は、出発前に満充電やガソリン満タンを、心がけましょう。
サトウ様、コメントありがとうございます!
なるほど、、私は、ポータブル電源の写真が出た時点で、「電気毛布と一緒に貸し出すのかな?」と勘違いしました。NEXCO様では「充電器」とされていたので、要確認ですね。6kWhとか5-6時間分の暖房と考えると、もしかすると携行缶の代わりと考えていらっしゃるのかもしれません。大型の移動式充電器だと人が持ち運べる重さではなくなりますから。。
本文中の
> 暖房が弱点(電気から熱への変換効率は決してよくない)
ですが、これは工学的にはあまり正しくないと思っています。
というのも、エアコンで言うところのCOPはPTCヒーターで1、ヒートポンプでは3〜4あるためで、これはつまりPTCは投入した電気のほぼ100%が熱に変わり、ヒートポンプは投入した電気の300%以上を暖房の熱として使えると言うことです。
ヒートポンプは、電気をそのままエネルギーにするのではなく、投入した電力で屋外から熱を「持ってくる」ためヒートポンプと言われているわけで、変換効率が良くないということではないと思います。
むしろ、ICEはガソリンから運動エネルギーへの「変換効率が悪い」(熱効率30〜40%)ため、運動エネルギーにならなかった分のガソリン(60〜70%)が熱になっています。
ICEは熱効率が悪い一方でガソリンのエネルギー密度が非常に高く、冬場はその熱効率の悪さがメリットになるということです。
逆にBEVは変換効率は高い一方でエネルギー密度が低いので、エネルギー変換の排熱がないし、バッテリーから取れるエネルギーも少ないので困っているといったところでしょう。だからこそヒートポンプなどが重要なのでしょうね。
しかもガソリン車は反応剤の片方(酸素)を外から取り入れて外に出すぶん有利になってるんですよね。
車が走行出来ないなら寝袋で足りるかなw車中泊的に(笑)
電気毛布?ポータブル電源等を用意して車のバッテリーをなるべくキープする方がいいのかもね。
大丈夫かどーかってより大丈夫なようにする。
なるようにしかならんのだから
私は中古ミニキャブ・ミーブ10.5Kwをこの春に買い中華製FFヒーターを取り付けました。
先ず取り付け場所に悩み、排気管が長くなる事から失火ばかりで解決迄時間が掛かりましたが現在はヌクヌクで快適です。
このヒーターの運転にも多少電力消費は有りますが、標準装備の暖房に比べれば僅かなものです。(灯油の消費も僅かで安心)
ポタ電も積んで停車中はこちらでも運用出来る様にこの年末にはする予定です。
暖房なんて、大きめの電気毛布1枚用意すれば済む話だと思う。
例えば、
テクノス洗える電気掛敷毛布(200×140cm)
消費電力:80W
■表面温度:50℃(強)
通常販売価格 (税込)4,780 円
普段は膝掛けに使用して電費節約。
同乗者がいる場合は貸したり、非常時は包まれば良い。
持ってなくても、ガソリンの差し入れがあるなら電気毛布の差し入れもあるでしょ。
一酸化炭素中毒の心配が要らないEVのほうが、気楽です。
普通にこれですよね
常識的に考えて、ICEVとBEVは別物なので、非常時にはそれぞれにあった寒さ対策があるはずです。12Vで使える電気毛布ありますし、場合によってはガソリン車より持つかもしれません。とにかくCO中毒の危険もあるのにICEでエンジンかけっぱというのは恐ろしいです
リーフe+ です。
30kの先代から乗っていますが、
暖房は遠慮なく使っています。
電費は普段の3割り減くらい?
自宅充電が可能なのと走行距離がだいたい決まっているので無理はしません。
雪が降るところへ車で出かけません。
降雪地帯で外部充電の方はかなりご苦労されているのではと思います。
i-MiEV(M)10.5kWhで冬の飛騨高山へ向かう亡者です(笑)自身電気技術者なんでエネルギー容量の小ささは一目瞭然!(爆)
冬に氷点下もザラな飛騨小坂(下呂市小坂町)の炭酸泉を愛好する僕の対策は以下の通り。
1.12V電気毛布とシートヒーターの常備、暖房使用の適正化(最小限にする)
2.ポータブル電源 EcoFlow EFDELTA の車載
3.FCM-NX1装備による電力消費量表示と電気費の確認
4.充電ポイントの把握とナビへの入力、道路情報の徹底確認、迂回路確認
5.タイヤチェーン・スノータイヤ・防寒着・手袋・長靴などの装備
自身電気管理技術者の作業車でもあり物理装備は無問題、あとは運用テクニックです…ハードよりソフト重視かもしれませんね。
※武田信玄「人は城・人は生垣・人は堀」に相通じてるかも。
寒冷地だと使い捨てカイロでは効かないため野良仕事でハクキンカイロを愛用してますよ(笑)発熱量が桁違いだから昭和レトロだけど意外に頼りになりますね。
…もうクルマに乗るのにサバイバル装備が要る時代かもしれませんね(自爆)
私は2019年式のモデル3ですが厳冬期でなくとも冬場の電費は非常に悪いです。
暖房を利用すればそうでない時の1.5~2倍くらい消費する事もしばしばです。
使用する前に車両を温めるだけで10km分以上消費しますし、充電もバッテリーの状態や充電器の出力制限などで満足に充電出来ない事もあります。
結果、走行中はシートヒーターだけで暖房を我慢する事も多いのですが同乗者にまでそれを強いる事はできません。
「一緒に工夫しましょう」なんて滑稽ですよね。
雪で立往生する事まで想定する必要は私はありませんが、ただの冬でもBEVは「我慢」が必要な乗り物だと思います。
MMXIX様、コメントありがとうございます。よろしければお住いの地域と、自宅充電の有無、LFP車両かどうかをお知らせいただけませんか?
>暖房を利用すればそうでない時の1.5~2倍くらい消費する事もしばしばです。
恐らく、長距離を走らず、短距離の数字だけで見られていると思います。ご自宅のエアコンも、最初の10-20分だけで計測したら、通常運転の10倍以上の電力を消費しています。
>使用する前に車両を温めるだけで10km分以上消費
うーんこれは、快適性のためにご自身で実行されている(ガソリン車なら寒い思いをして乗るわけですから)わけなので、ある程度致し方ないと思います。
降雪地でガラスが凍結する場合はこれは必要ですね。
>充電もバッテリーの状態や充電器の出力制限などで満足に充電出来ない事もあります
こちらはLFP車両ではあり得ると思います。届かないメールアドレスで投稿いただいているので、ちょっと細かいフォローアップができないのですが、通常自宅充電においてそのような問題があることはほぼゼロと言ってよいと思います。ご経験されていることは、自宅で充電を一切せず、朝、いきなり急速充電に向かわれたりしていませんか?特にLFP車両では、朝に急速充電をしても入りにくいことがあります。自宅充電ありなら、出発前にコンディショニング、というのができますので、それをすれば上のような状況はほぼ発生しないと思います。
>結果、走行中はシートヒーターだけで暖房を我慢する事も多い
私はLFPじゃない車(S/X/3)を7年乗っていますが、これはあり得ないと思います。車両をお持ちでしたら、上の情報をぜひご提供お願いいたします。
古いモデルなのでヒートポンプ未搭載なのでしょうか。最新のものにはついてますよね。
BEVも発展途上ですし改善されていくでしょうけど、少しばかり古いモデルだと厳しい点もあるかもしれませんね。普及期に入れば対策はされていき、「我慢」の必要性も減っていくと信じています。
安川様
関東南部、自宅充電なし、パナソニック製のバッテリーのはずです。
まずはじめに断っておきますが、私はこの条件でもBEVを気に入って所有しています。
ただ、こう言った記事の様にBEVの足りない部分は工夫が必要なんて言っているうちはアンチが減らないと思います。
また安川様の意見も最もですが、短距離で見てはいけないのであれば毎日数km程度の通勤では使いずらく、また自宅充電が出来ない家庭では不便だとも取れます。
使用する前に車両を温めるのエンジン車でもしますし、モデル3は寒いとバッテリーの横に雪の結晶のマークが付きますが、それを出来るだけ早く解消したいという理由もあります。
あと、シートヒーターだけで寒い人は寒いです。
LFPと言えば、最近テスラから「出来るだけ週に一度は100%まで充電してほしい」みたいな連絡があったみたいですけど、それも自宅充電が出来ない人には辛いですよね。
まだまだ人を選ぶと思います。
MMXIX様、コメント及びご説明ありがとうございます。おっしゃる点、自宅充電なしの場合は、そのようなご理解が正しいと思います。
当サイトでは自宅充電無しでの電気自動車所有は、積極的におすすめはしていません。当メディアライターにも、SNSでの発言、コメント等でも、自宅充電無しでガソリン車と同等に使える、という表現を使うことは、禁止しています。
https://blog.evsmart.net/electric-vehicles/ev-pros-cons/
理由はすでにご指摘の通りです。