テスラ、全車にL2自動運転機能オートパイロットを標準装備、モデル3のリースも開始(速報全文翻訳)

米国西海岸時間で4/11にテスラから発表のあった、モデル3ラインアップの変更について発表内容を翻訳して速報します。

テスラ、全車にL2自動運転機能オートパイロットを標準装備、モデル3のリースも開始(速報全文翻訳)

モデル3は米国で過去三つの四半期の間、プレミアムカーのセグメントで販売台数トップを維持しました。また世界中のモデル3のオーナー様からは、モデル3をとても気に入っているという評価をいただいています。

本日付で、テスラは車両のオンライン注文についていくつかの変更を行い、車両の選択をより簡単にし、オートパイロットを購入しやすくします。
すべてのテスラ車両(注、モデルS/X/3すべて)は、オートパイロット機能が標準装備となり、以前のオプション価格より低価格となります。例えばモデル3スタンダードプラスは$37,500(注、約417万円)でオートパイロット・オプションは$3,000(注、約33万円)でしたが、本日付で$39,500(注、439万円)でオートパイロット付きとなります。
オートパイロットを標準装備化することは非常に重要なことだと考えています。その理由として、我々の調査データによれば、オートパイロットが作動中は事故にあう確率がずっと低くなることが、はっきりわかっているからです。オートパイロットはまた、渋滞中の走行などをはじめとして、運転を非常に楽にしてくれます。これは何千ものお客様がオンラインで語っています。

リース

本日より、米国のお客様は少額の頭金と低額の支払いでモデル3をリースできるようになります。お客様はどのモデル3のバージョンを選択することもでき、年間走行距離を10,000マイル(注、約1万6千km)、12,000マイル(注、約1万9千km)、15,000マイル(注、約2万4千km)から選ぶことができます。

リースを選択されたお客様は、リースの終了後その車両を購入することはできないことにご注意ください。将来的に無線でのソフトウェアアップデートにより完全な自動運転が実現したら、我々はこのリースアップした車両をテスラ・ネットワーク(注、テスラ社が運営することを計画している無人のタクシーネットワーク)で使う予定だからです。

オプション

前四半期では、二つの新しいモデル3の、よりお求めやすいグレードを発表しました。スタンダードとスタンダード・プラスです(注、当サイトのモデル3解説記事)。発表以降、我々の予想を超えて、スタンダード・プラスはスタンダードの6倍以上も売れました。
スタンダード・プラスがスタンダードよりも売れ筋になったことで、我々はコストを抑え、製造を簡素化して業務を円滑にする決定をしました。結果として、モデル3スタンダードはスタンダード・プラスの(ソフトウェアによる)バッテリー容量制限バージョンとし、オンラインの注文メニューからは除外しました。お客様は依然として、テスラにお電話をいただくか、テスラストアにご訪問いただくことにより、スタンダードをご注文いただくことができます。モデル3スタンダードの納車は今週末開始されます。
スタンダードは(注、スタンダード・プラスに対して)10%航続距離が制限され、以下の機能がソフトウェアにより制限されます:音楽ストリーミングサービス、ナビゲーション内の交通情報表示機能、シートヒーター。過去のソフトウェアによる容量制限バージョン車両と同様に、スタンダードを購入されたお客様はいつでもスタンダード・プラスにアップグレードしていただくことが可能です。同様に、スタンダード・プラスを購入されたお客様がスタンダードにダウングレードしていただくことも可能で、その場合は我々は差額を返金します。
我々の車両ラインアップをさらにシンプルにするために、本日以降、モデル3ロングレンジ(後輪駆動)を注文するには、お電話かテスラストアにいらしていただく必要があります。これにより、オンライン注文のプロセスが、お客様より最も支持を受けている三つのグレード(注、モデル3スタンダード・プラス、モデル3ロングレンジ四輪駆動、モデル3パフォーマンスの3グレード)のみになります。
(翻訳:EVsmart編集部)

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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