2024年「電気自動車って、どうなんだ?」/5月19日(日)奈良の講演会でお話しします

5月19日(日)10時〜、奈良県大和高田市の「コープなんごう」でEVイベントが開催。EV講演会ではEVsmartブログ編集長としてお話しさせていただきます。ディーラー各社が協力してEV試乗会も実施予定。講演会や試乗会への参加は無料です(事前申し込み制)。講演終了後は談笑時間もたっぷりだと思うので、お近くの方、よろしければ情報交換しましょう!

2024年「電気自動車って、どうなんだ?」/5月19日(日)に奈良のEVイベントでお話しします

※冒頭写真は、読者のよこよこさんがシェアしてくださった昨年の講演後談笑風景。

今年のテーマは「電気自動車って、どうなんだ?(仮)」

奈良県の「コープなんごう」で開催されるEVイベント(主催:一般社団法人 再エネ共同基金)にお声がけいただき、EV講演会でお話しさせていただくことになりました。ならコープさんでの講演は、なんと3回目(以前の講演会関連記事アーカイブ)となります。

2022年12月に行った講演のテーマは「電気自動車は本当に普及するのか?」。そして2023年5月は「はじめよう、EVのある暮らし方」でした。今までは「EVってこんなに魅力的ですよ」というポイントが多かったのですが、EVの利点についてはすでに多くの人が「先刻ご承知」になってきています。そこで、今年のテーマは「2024年5月。電気自動車って、どうなんだ?」(まだ仮タイトルですけど)として、日本のマーケットが直面しているEV普及の課題や、多くの人が抱えているであろう「EVへの不安」などについて率直にお話しした上で、質疑応答など意見交換もできればと思っています。

会場のコープなんごう駐車場では、地元ディーラー各社の協力でEV試乗会が同時開催(14時まで)。講演会終了後はご参加いただいたみなさんと情報交換などする時間もあると思います。昨年も何名かのEVsmartブログ読者の方にお声がけいただきました。お近くの方、ぜひお気軽にご参加ください。当日は、マイカーのKONA Casualで行くつもりなので、試乗会の邪魔にならない程度に、同乗試乗していただくこともできるといいな、と。

EV講演会と試乗会は参加費無料でどなたでもご参加いただけますが、ともに事前申し込みが必要となっています。申し込みフォーム、もしくはメールや電話でお申し込みくださいとのことです。詳細は再エネ共同基金のInstagramFacebookページに案内があります。

電気自動車の、何がいったいどうなんだ?

今まさに、講演用のスライドをしこしこと作成しているところです。「電気自動車って、どうなんだ?」というテーマで、何を語るべきなのか。主催者からいただいたお題と、現段階で思い描いているポイントを列挙してみます。

●EVって、航続距離が短いんでしょ?
一充電航続距離への不安は、EVをよく知らない方にとっていまだに根強い懸念でしょう。はたして、実際の使い勝手としてどうなんだ? って話です。

●EVって、充電に時間が掛かるんでしょ?
そうですね。給油に比べれば長い時間が必要です。でも、ちょっとしたコツを知り実践することで、充電時間はそんなに大きな問題ではなくなるってあたりをお話ししたいな、と。

●EVって、充電場所が少ないんでしょ?
これも、10年ほど変わらず言われるEVへの懸念ですね。最新の充電インフラ事情はどうなんだ? ってお話しを想定しています。

●EVって、バッテリーがダメになったら交換費用が高いですよね?
関連して「EVのバッテリーは劣化が早いのでは?」とか、「EVは修理代がやたらに高いと聞いたことがある」って方も多いと、主催者からリクエストをいただいています。さて、実際はどうなんでしょう?

●EVって、リセールバリューが悪いですよね?
これも、最近よく聞くEVへの不満(批判?)です。端的な思いをお話ししたいと思っています。

あと、私自身が「EVにして良かったと思っている点。逆にまだ不満や不便を感じる点」というお題を主催者からはいただいています。ネタバレになるので、各ポイントの詳細はまだ非公開にしておきますが。EV基礎知識が豊富な強者読者のみなさんには共感いただけるはず、という内容にするよう考え中です。

明後日くらいまでにはスライドを仕上げるつもりなので、ほかにも「こんなポイントを説明してみろ」というお題があれば、コメント欄でご意見ください。

日曜日、大和高田でお待ちしてます!

文/寄本 好則

この記事のコメント(新着順)2件

  1. 本日講演拝聴しました。デモカー試乗の時間がおしていたため、結果中座したような格好で退出してしまい申し訳ありません。お時間が許すのであれば、2時間くらい講演の時間があれば課題や展望ももう一段掘り下げてお聞きできたのではと感じます。
    とはいえ現状と先行きの整理ができ、とても良い学びの機会になりました。
    ありがとうございました。

    講演で仰っていた「トヨタさんが動いてほしい」旨のご発言、全くその通りであると私も感じた次第。ただやはりトヨタも百戦錬磨の商売人、戦略上まだ機が熟していないという判断なのかもしれません。個人的に「阪神淡路」の地震を経験している身としましては、「災害時には車両から電気を引き出せる」というCHAdeMO規格に自利利他の精神を見るわけで、今後自分で買って乗るなら充電規格はCHAdeMO、車両はできれば国内メーカーのものを…という思いを強くしております。
    ただ現実的にBEVは商売になりにくいのでしょう、国内メーカーは走行距離の心許ない軽四ベースのものと、パワーも価格もマシマシなプレミアムSUVに二極分化し、丁度いいサイズ感やバッテリー容量でお求めやすいという商品がなかなか出てまいりません。あと2~3年くらいで或いは…という希望が本日の講演で持てましたが、何にせよ独り現実に背を向け明後日の方向にひた走るという真似はできればしてほしくないですね。
    また機会がありましたら勉強させてください。よろしくお願いいたします。

  2. 昨年おじゃましたよこよこです。
    可能ならば、今年もおじゃま出来れば・・・と思っています。

    1)EVって、航続距離が短いんでしょ?
    『会場である「コープなんごう」から「関西人(特に奈良県民)がピンとくる場所」まで何kmです』
    と具体的な距離を示してあげると「普段使いでなら全く問題なく使えるね♪」とイメージしやすくなると思います。

    2)EVって、充電場所が少ないんでしょ?
    関東基準でなく、奈良県内を中心に普段使うであろう「イオンモール橿原や大和郡山」や「コンビニ○○」と具体的な場所を示してあげるとイメージしやすくなると思います。

    3)EVって、充電に時間が掛かるんでしょ?
    『「わざわざ充電」でなく「ついでに充電」が出来れば充電時間はロスタイムではなくなる』ことを伝えてあげるとイメージしやすくなると思います。

    上記と関連しますが、『一例として「イオンモール」で2~3時間滞在している間に普通充電すれば奈良県内の多くの場所で充電せずに帰宅できる。
    自宅まで充電せずに帰宅できれば、エンジン車とEVの使い勝手は変わらなくなる。
    自宅に200Vコンセントを設置しておけば、自宅が充電ステーションになり、寝ている間に充電出来れば問題なくなる』と伝えればEVに対するネガティブイメージは減るのかな?と思います。

    マスコミ関係者として、一般ユーザーが知り得ない日本メーカーが今後販売が予定しているEVに関する先出し情報を多く盛り込んで欲しい!

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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