記念すべき10回目の開催です!
『JAPAN EV Rally(ジャパンEVラリー)白馬』は、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車の普及と発展を目指すイベントで、一般社団法人日本EVクラブ(代表理事:舘内端)が地方支部である白馬EVクラブとともに主催しています。2012年、2013年にプレ開催があり、2014年から始まった正式な「ジャパンEVラリー」は、今年でなんと10回目の開催。日本における電気自動車黎明期からの生粋のEV仲間が集まる場になっています。
【特設サイト】
ジャパンEVラリー白馬2023
開催日は、7月22日(土)〜23日(日)の2日間。22日には恒例の、国内外のプラグイン車を集めた「EV・PHEV試乗会」が開催されます。
ジャパンEVラリーは、例年「いざ! 白馬」を合い言葉に白馬村へ集まることを最大の目的としたイベントでした。というのも、白馬でのEVラリー開催を構想した2011年頃、当時の電気自動車で全国から白馬へ集まること自体が、かなりの「チャレンジ」だったからです。
でも、数年前からはテスラモデル3など輸入EVも数多く参加。より気軽に、大自然に恵まれた白馬へのEVドライブを楽しむイベントへと成長してきました。10周年となる今回、昨年好評だった懇親会「EV白馬ナイト」や、地元の方が厳選した白馬ならではのスポットを巡る「デジタルスタンプラリー(スマホアプリを使用)」がブラッシュアップして実施されます。さらに今年は、10周年記念のTシャツ付き。
ピザや地元ブルワリーのクラフト生ビールが美味しい村内の『チェリーパブ』というお店での懇親会「EV白馬ナイト」(キャッシュオンデリバリー方式で入退場は自由、参加も自由)には、日本EVクラブのスタッフである私もホスト役で参加する予定なので、EVオーナーのみなさんとお話しできることを楽しみにしています。
30軒以上の宿でEV充電が可能です
『ジャパンEVラリー白馬』を初めて開催したのは2014年のこと。その前後から、2013年に設立された白馬EVクラブの尽力もあって、白馬村では早くから電気自動車充電設備の設置に村独自の助成制度を実施。村内の30軒以上の宿が電気自動車用の充電設備を備えています。今、目的地充電設備の普及拡大は日本のEV普及にとってひとつの大きな課題になっていますが、白馬村は全国屈指の先進エリアといえるでしょう。有志の宿泊施設で、200VコンセントによるEV充電「自己申告課金」の実証実験に取り組んでいるのも既報(関連記事)の通りです。
【関連サイト】
白馬村充電スポットマップ(白馬EVクラブ)
EVラリー開催までには間に合わない可能性が高いですが、道の駅白馬や役場に設置されている25kWの急速充電器も、高出力器に交換される予定になっていて、白馬村はよりEVフレンドリーなリゾートへ成長しようとしています。
そんな白馬は、EV仲間のオフ会として集まるにも絶好の場所。友人同士で一緒に参加して、親交を温めながら語り合うもよし。懇親会で参加者や関係者との知己を広げ、日本のEV普及を考える機会にしていただければとも思います。
夏の白馬。デジタルスタンプラリーのチェックポイントを巡るだけでも魅力を満喫できますが、岩岳のMTBダウンヒルとか、五竜の高山植物園、八方池へのトレッキングなど、お好みに応じた見どころやアクティビティがいろいろ楽しめます。詳しくは、白馬村の公式観光サイトを要チェックです。
EVで走る白馬の道は最高です。みなさん、白馬で会いましょう!
文/寄本 好則