(翻訳記事)electrekによれば、ドイツの経済・エネルギー省、交通・デジタルインフラ省、環境・自然保護・建設・原子炉安全省は、2016年7月1日より最大5000ユーロ(本日のレートで約62万5千円)の電気自動車の購入に向けた補助金を導入することで合意したそうです。実は、ドイツはフォルクスワーゲン、ダイムラー、BMWといった自動車メーカーを抱える自動車大国。電気自動車は三菱、日産、GM、テスラが中心となって推進してきた背景もあり、日本や米国では補助金がありましたが、ドイツ政府が補助金を出すのは初めてということになります。
補助金総額は、10年間で総額13億ユーロ(1600億円)。これには、個人用の電気自動車への5000ユーロの補助金のほか、事業用の電気自動車への補助金3000ユーロ、さらに15000か所の充電スポットの設置や、バッテリー研究の補助金が含まれます。また、5000ユーロの補助金は、毎年500ユーロずつ減少し、10年後には廃止される予定です。
補助金の正式発表は4月の伊勢志摩サミットで行われ、7月1日から発効する予定です。