今週末、横浜市の日本大通り(神奈川県庁前)で『第31回日本EVフェスティバル』が開催されます。今回はクリスマスイルミネーションが始まる横浜で初開催のフェスティバル。最新かつ注目EVの展示&試乗など無料で楽しめる電気自動車の祭典です。
※この記事はAIによるポッドキャストでもお楽しみいただけます!
合い言葉は「みんなでCO2削減!!」

ぎりぎりの告知記事になってしまいました。2025年11月22日(土)、『第31回日本EVフェスティバル』(主催:一般社団法人日本EVクラブ)が開催されます。31回目を迎える日本EVフェスティバルは、1995年にコンバートEVのレースイベントとしてスタート。2020年には東京・お台場に会場を移して「都市型フェスティバル」にアップデート。ずっと変わらず「みんなでCO2削減」を合い言葉としてきた電気自動車の祭典です。
今年の会場は、横浜市の日本大通り(神奈川県庁前)で初開催。山下公園や横浜球場も近い多くの人が集まる場所で、より広く、より多くの人たちにEVを楽しんでいただくイベントに生まれ変わります。
歩行者天国となる大通りの会場には、内外メーカーの市販EVから手作りの電気レーシングカーまでさまざまなEVが大集合。フェスティバル恒例のEV&PHEV試乗会(もちろん無料)や、EV関連企業による展示、クイズラリー、ゲストのトークを楽しめるステージプログラムなどが行われます。
また、この日は横浜の冬の風物詩となっている大通りのイルミネーションが始まる日。フェスティバルのプログラムとして「EV&Xmasイルミネーションのフォトコンテスト」が実施されます。
また、日本大通りに近い「横浜市開港記念会館」では、EVシフトについての考察を深める「EVシンポジウム」が行われます。
天気予報は、今のところ晴天です。色づき始めたイチョウ並木の風景とともに、EVを丸ごと楽しめる一日を過ごしてみるのはどうでしょう。

【開催概要】
日時:2025年11月22日(土)10:00~17:00
場所:横浜市日本大通り&横浜市開港記念会館
参加無料!
<特設サイト>
第31回 日本EVフェスティバル
「最新EV&PHEV試乗会」は当日受付、先着順!

国内外自動車メーカーの最新EV&PHEVに試乗会も参加は無料。ただし、試乗人数には限りがあり、当日受付の先着順となります。EVに精通したジャーナリストやスタッフが同乗し、運転のコツや車についてレクチャーする「e-ドライブレッスン」付き。また、EVは初めてといった”EVビギナー”の方を対象に、充電体験ができる特別試乗を行います(台数限定)。用意される試乗車は以下の通り(予定)。
<試乗車>
日産/アリア
BMW/iX1 eDrive 20 M Sport
MINI/MINI ACEMAN E
BYD/SEAL、SEALION 7
VW/ID.4
ホンダ/N-VAN e:、N-ONE e:
三菱/アウトランダーPHEV
多彩な展示も見どころ満載
試乗だけではありません。大通りの会場では、国内外自動車メーカーの最新EV展示、EV関連企業による展示、自治体展示のほか、EVフェスティバルならではの「手作りEV展示」を展開。さらにさまざまなEVオーナーズクラブなどの協力で「EVオーナー展示」が行われます。
<メーカーEV展示/メーカー展示>
アウディ/Q4 Sportback e-tron
ダイハツ/e-ハイゼット カーゴ
日産/新型リーフ
BMW/iX xDrive 60 M Sport
MINI/MINI JOHN COOPER WORKS ACEMAN
BYD/SEAL、SEALION 7
VW/ID.Buzz
ホンダ/N-ONE e:
三菱/ミニキャブEV
パナソニック/EV充電器、「おうちEV充電サービス」
<自治体展示>
神奈川県
横浜市
長野県白馬村
<EV関連情報コーナー>
141マーケティング/「EVごはん」、「EVモール」
ミライズエネチェンジ/「EV充電エネチェンジ」
ユアスタンド/Oberon急速充電器、Yourstand充電管理システム

<手作りEV展示>
日本EVクラブ/EVサイド・バイ・サイド
4WD電気自動車冒険チーム 「ZEVEX~ゼベックス~」/EVジムニー「SJ2001」号
拓殖大学(日本EVクラブ製作)/EVスーパーセブン
GAO Planning/electric Fiat 500
専門学校千葉県自動車大学校/CATS EV シルビア
ネコ・パブリッシング/1966 NISSAN E-CEDRIC
栃木県立鹿沼高校サイエンス部/KPCEV-13
WOODS Engineering/WE the ERK(WOODS Engineering the ERK)
Team Mission Possible/ZE0
チームパレット/ESTRACTION K-TAI
ラフォーレ環境研究所/LF2Pb48
PROJECTION/エナーシス ODYSSEY ERK
※日本EVクラブ/Kids ERK(記念撮影用)
<EVオーナー展示>
ホンダe オーナーズクラブ/ホンダe
日産アリアオーナーズクラブ/アリア
杉本 容一/ヒョンデ アイオニック5
テスラオーナーズクラブ/モデルY、サイバートラック
手作りEV展示のコーナーには、私が2013年に日本一周したEVスーパーセブンも出展予定。高校生が手作りした電気モビリティや、南極への冒険を目指すEVジムニーなど、日本EVフェスティバルならではの見どころがいっぱいです。
また、今回初めてとなる「EVオーナー展示」では、テスラオーナーズクラブジャパンが正式には日本未導入の「サイバートラック」を展示、これまた日本では禁断の「ライトショー」をお披露目してくれる、かも知れません。
「EVシンポジウム」にもぜひ参加を!

13:00~16:00には、日本大通りに近い横浜市開港記念会館で「EVシンポジウム」が開催されます。こちらも参加は無料。定員50名で事前申込み先着順なので、特設サイトのフォームからお申し込みください。定員に余裕があれば、当日申込で参加できるかも知れません。
このEVシンポジウムは、「みんなでCO2削減」をテーマに掲げてきた日本EVフェスティバルとして、EVシフトをさまざまな側面から考察する場でもあります。今年の主題を総括すると「移動と利便」。案内文を引用しておきます。
自動車は人々の移動を便利に快適にしてきました。道路の拡大、延長にともない性能は向上し、より便利で快適な移動が可能になりましたが、自動車が世界に普及すると高い利便性、快適性を享受できるのは一部の人たちに限られるようになりました。また、利便性や快適性を求めるほどに原動機や道路の拡幅、整備にコストがかかり、環境とエネルギーに対する負荷が高まりつつあります。こうしたマイナス面をどう考えれば良いか。2つの基調講演が問題を提起します。
また、「EVは不便だ」、「EVは面倒だ」といったEV論があります。しかし1910年前後はEV全盛で、そこに登場したエンジン車は「大きな排気音やガソリンの鼻につく臭い、命がけでクランクを回す始動方法」など「恐ろしい乗り物」といわれました。さて、一充電の移動距離が短く、充電に時間がかかるEVは「不便な乗り物」なのでしょうか。そう思わせてしまうのはなぜでしょう? そして果たしてエンジン車は便利なのでしょうか。EVミーティングでは、EVを核に自動車を論じる価値観について討論します。
(引用ここまで)
基調講演①「移動と階級」の講師は伊藤将人氏(国際大学グローバル・コミュニケーション・センター研究員・講師)、基調講演②のテーマは「より速く、より快適な移動の果てに」で、一般社団法人日本EVクラブ代表理事の舘内端氏が講師です。
EVミーティングは「EVは不便か」をテーマとして参加者のみなさんによるディスカッション。僭越ながら、私がファシリテーターを務めさせていただく予定。どんな議論になるかわかりませんが、後日、このEVsmartブログでレポートとしてまとめたいと思っています。
週末の横浜で、お会いしましょう!
文/寄本 好則






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