【速報】日産リーフ『旅ホーダイ』終了〜「ZESP3」への改定を正式にアナウンス

2019年12月3日、日産自動車から「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム」(以下、ZESP)のプログラムを改定し、今月16日以降、「旅ホーダイ」を訴求していた「ZESP2」から月額料金に応じた時間課金制の「ZESP3」に変更されることが正式に発表されました。

【速報】日産リーフ『旅ホーダイ』終了〜「ZESP3」への改定を正式にアナウンス

リーフオーナーにとっては気になる噂でした

今回終了することが発表された「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム2=ZESP2」は、月額基本料金2000円でNCS加盟の急速充電器が使い放題になるサービスでした。

既存のリーフオーナーの多くはこの恩恵を活用しており、実は、SNS上などでは先月から「ZESP2終了、ZESP3で急速充電の料金が跳ね上がる」とか、ZESP2の契約期間は5年間だったのですが、「残り期間の少ない一部のユーザーが、一度退会して新たに入会し直して、この先5年間の月額2000円を守ろうとしている」といった噂が飛び交っていました。

ちょうど昨日、30kWhリーフの12カ月点検でディーラーに行ったので、担当者の方に尋ねてみたのですが「ZESP3」への改定がディーラーへ「正式に伝えられたのも数日前。まだ詳細な説明マニュアルも来ていない」状況で、ZESP2入り直しの裏技については「知りませんでした!」ということでした。また「もうすぐリーフを買おうと思ってたのに!」という方は、「すぐに(12月15日までに)購入すれば、ZESP2に加入できますよとオススメしています」という情報もありました。

私自身はまだ4年間の契約が残ってますし、ジタバタするつもりはありません。でも、ランニングコストの安さを大きな理由としてリーフを購入した方にとっては「何それ?」という思いになる気持ちもわかります。

おすすめプランは月額6000円

ニュースリリースで公表された、ZESP3のプランがこちらです。

ちなみに、他社のプランなどとも比較してみましょう。

各社充電プラン一覧

プラン名無料充電月額基本料金3年定期契約
月額基本料金
急速充電器普通充電器
ZESP3
日産自動車
シンプルなし500円/月なし500円/10分1.5円/分
プレミアム10100分相当4000円/月2500円/月350円/10分無料
プレミアム20200分相当6000円/月4500円/月300円/10分無料
プレミアム40400分相当10000円/月8500円/月250円/10分無料
ZESP2(終了)
日産自動車
つど課金プランなし1000円/月なし15円/分1.5円/分
使いホーダイプランなし2000円/月なし無料1.5円/分
 
NCSカード
日本充電サービス
普通充電用なし1400円/月なし不可2.5円/分
急速充電用なし3800円/月なし15円/分不可
急速/普通併用なし4200円/月なし15円/分2.5円/分
電動車両サポート
三菱自動車工業
ベーシックなし500円/月なし12円/分1.4円/分
プレミアム500円分1500円/月なし8円/分無料
PHV充電サポート
トヨタ
定額プランなし1100円/月なし16.5円/分無料
従量プランなし無料なし16.5円/分2.8円/分
ChargeNow
BMW
急速/普通充電向け月会費&充電
1年間無料
5000円/月なし15円/分無料
普通充電向け月会費&充電
1年間無料
2500円/月なし不可無料
CHARGING CARD
JAGUAR
急速/普通充電向け月額基本料
12カ月無料
3000円/月(48カ月まで)
以降4200円/月
なし15円/分2.5円/分
充電カード
Volkswagen
ベーシックプラン
普通充電用
なし
1400円/月なし不可2.5円/分
ベーシックプラン
急速/普通併用
なし3200円/月なし15円/分2.5円/分
プレミアムプラン
急速/普通併用
なし5200円/月なし無料無料

参考までに、終了する「ZESP2」の料金も含めておきました。使いホーダイプランがいかにお得だったかよくわかります。新しい「ZESP3」で注目すべきポイントをピックアップしてみましょう。

3年契約で月額料金を1500円割引

NCSを含めた他社プランとの大きな違いが、3年定期契約で1500円割引とした月額料金が設定されていることです。新車を購入した方で充電カードを持つ方はおおむねこちらを選択するでしょうから、日産が「おすすめ」としている「プレミアム20」のプランは、月額4500円、急速充電が300円/10分、普通充電は無料、ということになります。

急速充電の課金が10分単位?

もう一点、他社プランと全く異なっているのが、急速充電の課金単位が10分になっていることです。たとえば、おすすめである「プレミアム20」は300円/10分ですから、1分30円ということになります。課金の基本であるNCSの設定は1分15円。つまり、月額基本料金でゲスト認証の手間を減らし無料充電分を付けるから、無料分を超えた急速充電は倍の料金になりますよ、ということですね。

『テスラ『モデル3』東京=淡路島ロングドライブでEV充電インフラについて考えてみた【復路編】』でも言及したように、仮に各社の充電カードを持たずにNSC加盟の急速充電器を利用とした場合、認証が激しく面倒臭い上に余計な時間がかかります。そして、ゲスト利用の料金はおおむね1分50円。ってことは、ZESP3「シンプル」の月額基本料金500円、急速充電器の利用が10分500円というのは、毎月500円でゲスト認証の手間をなくすための会員制度、です。

それぞれ、10分単位で数百円の設定です。たとえば、10分3秒で充電を終了した場合、20分相当の請求がきてしまうのかなど、詳細は追って日産に確認して追記したいと思います。

【追記 2019.12.4】
上記10分3秒の件、知人のリーフユーザーさんからFacebookのメッセージでご指摘をいただき、すでにパンフレットが公開されていて、その中でかなり詳細な情報が紹介されていることに今さらながら気付きました。

結論としては、10分1秒でも20分の課金になります。

詳細情報が記載されたパンフレットへのテキストリンクを貼っておきます。ご参照ください。

「日産ゼロ・エミッションサポートプログラム3」パンフレット(PDF)

もっとシンプルでいいと感じますが。。。

それにしても「なんだかややこしい」というのが第一印象です。トヨタや三菱を含めた国産メーカーは、各社それぞれ知恵を絞ってNCSと比べてお得感を出す工夫を凝らし、BMW、VW、ジャガーといった輸入車勢(テスラは独自の道を歩んでいるので割愛しました)は、ほぼNCSの料金体系をベースにして、1年間無料などのサービスをシンプルに加えている感じです。

シンプルでいいのに、と感じるのは私だけでしょうか?

日産は、なまじEV発売で先行し、旅ホーダイでユーザーに無料充電の魅力をアピールしてしまったことから、新しい仕組みもなんだかややこしいことになってしまったのかも知れません。

先日、初代(24kWh)から40kWh、e+(62kWh)と乗り継いでいる筋金入りのリーフオーナーの方と話した際、「e+にして半年、まだ6回くらいしか急速充電していない!」と聞きました。とはいえ「ゲスト認証に手間取って後続の方に迷惑をかけたくないので、仕方なくZESPの会費は払い続けている」と。

その意味では、月額500円でゲスト料金で利用できるZESP3「シンプル」は、日産からの新たな提案といえるかも。なんとも微妙な「ZESP3」正式発表のニュースでした。

(文/寄本 好則)

この記事のコメント(新着順)48件

  1. EV車の時代と言われながらも、こんな事やってたら、環境に優しいとは言え、メリット無いし売れんでしょう。
    自分はEV車歴5年ですが、自宅に充電器があるのでまだマシですけど、これだと次はEVに乗らないかもですね。高いし。
    いや〜、激減しそうな気がします。

  2. リーフを購入した理由はガソリン車がうるさくて、臭くて、汚いから乗りたくなかったのです。今のEVは充電時間が長く、一回の充電で復活する走行距離が100Km 強と不便なことは問題だと思います。充電能力の向上が必要です。しかし走行時間に余裕をもたせれば数百キロの走行も計画でき、休憩もできるので安全運転です。現行のZESP2のコストはメーカ持ち出しで確かにZESP3に移行したいのはわかります。充電待ち行列の不便さも利用者が減って解消されるかもしれません。しかし目的はEV普及による環境資源保護だと思います。これに逆行すべきではありません。むしろ充電料金は車両価格に含めて永久にタダにし、商業施設併設型再エネ方式充電スタンド駐車場を展開しEV普及を促進し日本がリードすべきです。

  3. 日産はZESP2の現リーフオーナーを「完全無視!」ZESP3の情報も一切知らせず何と勝手な会社なのか??本当に不信感で怒りのみ。
    旅ホーダイ&乗りホーダイですよ!と言われて購入した人は”日産に騙されたのでしょう”。ZESP3で今までのようにリーフが売れると考えているのであれば日産の上層部は本当にEVの推進を考えて無いと考えるのが妥当でしょう!

    1. マリン様、コメントありがとうございます。
      ZESP2からZESP3はとても大きな変化でしたね。ずっと同じ契約条件が続くという期待をされていた方には、急激で大きな改悪と感じられると思います。

      企業はマーケティングと称して、原価割れの商品やサービスを販売することで、結果として利益を大きくすることがあります。例えばインクジェットプリンター。ほとんどのインクジェットプリンターはかなりの低価格で購入できますが、原価割れで販売されているとのこと。実は消費者は消耗品として、高額な純正インクを購入させられ、結果としてメーカーは利益を出しています。また定期的に古いインクは製造中止になり、プリンターは買い替えさせられます。同様なことが車のような耐久消費財で起こっていいのかは別の問題として、ZESP2の充電し放題、というのは持続可能なサービスでなかったのは事実だと思います。契約には期間の定めがある以上、その期間の後は条件が変更される可能性があるということをある程度認識しておく必要があるということなのでしょうね。
      EVsmartでも、電気自動車各社は自宅充電に大きくシフトというか重点を置くと、創業時から考えています。そのため今後も自宅充電環境に関する記事や情報を増やしていこうと思います。

    2. 私もZESP2リーフオーナーです、一日2回急速充電を朝と夕方利用しています。
      私は2020年5月にZESP3になった事を知りました。突然の事で、日産からの
      連絡も何もありませんでした、リーフを所有するにあたり、セールスマンから
      何のアナウンスも無しそれにも増して、急速充電は勿論どれだけ使っても良く
      これから先まだ充電ネットワーク化が進むとの事でした。
      これは詐欺以外の何者でもありません!リーフを販売するにあたりZESP2が
      いかに優れているかと言うアナウンスしかありませんでした。
      それにガソリン車より大変リーズナブルである伝伝
      多くのリーフオーナーが団結してセールストークの嘘、詐欺、に対して訴訟
      を考えるべきだと思います。少なくとも、この先5年はZESP2が使える様にとか?皆で考えるべきだと思います。

  4. 最近日産リーフe+一泊二日レンタルでで旅行へ出かけました。行程は一般道経由で往復300km程度で何ら電池容量に不満は感じず、宿泊先のEV普通充電器へつなげたら7時間で満充電になり余裕で旅を満喫できました。
    高速道路では電気消費が激しい割に充電器が少なく、むしろ下道のほうが安心して走れることはi-MiEVで証明済。高速走行で電池温度が上がって劣化しやすくなるとか考えるだけでも高速走りたくなくなりませんか!?
    エンジン車から移行すると経路充電系の急速充電器に頼ろうとする人が多いですが、ラジコンやミニ四駆など電動模型に長く親しんできた身として電池は長時間ゆっくり充電するのがセオリーだと感じます。実際リーフe+の温度計表示は走行中ずっと低いままでしたんで(冬の下道ということもあり左から1/4前後キープ)。
    むしろホテル旅館の普通充電器設置をもっと充実させてほしいです。60kWh程度の電池容量があれば一泊で約40kWh溜まりますんでZESP3の普通充電無料プランだと相当旨味が出ませんか!?計算上一日300km程度走っても一晩で回復しますよ。
    道の駅に普通充電器があっても構いませんが、車中泊を助長する恐れがあるのでそこは悩みどころです。

  5. 渋滞回避なら、とりあえず10分超えた分から有料にしてほしかった。次の待ちが居れば、無料おかわりもしないでしょうし。ZESP3が普及せずリーフの売れ行きが下がる事が、容易く想像できる。

  6. 初期型イジメです。充電容量が少ない程、充電器出力は、10分、20分と、時間当たりのWhが大幅に下りますが、効率が悪くなるのを承知で%を上げないと、次の充電まで距離が稼げません。時間毎の従量制は、少容量車にはキツイ!

  7. 2018年8月リーフ購入なので残り3年半はあるが、期限が来たらリーフ売却してガソリン車に買い換えます。巷の充電器はパワーが20~30ワットで時間制ならとても割高になります。時代に逆行する改悪だね。

    1. 不便さと引き換えに、圧倒的な維持費の安さが売りだった筈。
      渋滞回避を理由に値上げと言うには高すぎるプラン変更。
      EVの下取りも圧倒的に下がりそう???

  8. 日産がZESP3に移行するのであれば、日産のチャデモのビジター料金それと同等の料金に値上げされることが予測されますよね。トヨタ、三菱含めほかのメーカーの料金体系も値上げされるのではないのでしょうか?(NCSも含め) ZESP2が数年で契約満了になりZESP3に移行せざるおえない時期にはNCSも含めたすべての料金体系の改変がはっきりしてくるのでしょうか? 自分は 40kWhのリーフユーザーとして今後の動向を見ながら判断していきたいと思っています。いろいろ問題があって、リーフの場合は急速充電の効率が悪くチャデモの性能通りの急速充電ができないので10分毎の料金体系は厳しいですね。90kWhのチャデモにもリーフのe+しか対応していないし、e+でさえもテスラのようにチャデモの性能通りに充電できないのですから。そのあたりをしっかり今後は改善していただかないと、急速充電の問題は解決出来ないかとに思います。
    しかし、今回のZESP3への移行で充電し放題を売りにしていた日産リーフは売れなくなるでしょうね。

    1. Wacky様、コメントありがとうございます!

      >日産のチャデモのビジター料金それと同等の料金に値上げされることが予測

      はい、おっしゃる通り、もし値上げされなかったらZESP3に入る人はいなくなりそうです。

      >トヨタ、三菱含めほかのメーカーの料金体系も値上げ

      注目ですね!NCSはさすがに値上げはないでしょう。NCSと比較すると、さすがにZESP3のほうが得ですし。

      >今回のZESP3への移行で充電し放題を売りにしていた日産リーフは売れなくなる

      マンション居住層にはとても厳しくなるでしょうね。それは日産さんも分かっていると思いますので、それを差し引いても戸建て居住層だけで昨年より多く販売できる、という認識をお持ちなんだと思います。

  9. 日産は今回の事で限られた人だけ連絡してZESP2の解約~再契約で新たに5年使えるようにしてます。
    なぜユーザー全員に知らせないんですかね。
    すでに申し込み打ち切りって酷く無いですか?

    1. よし様、同感です。
      買ったばかりの自分は、これからローンが終わるまで何年も、不満を垂れ流ししながら乗らなければならないのでしょうか。
      裏切られた感で一杯です。

  10. 定額でエネルギーを使い放題にするというのは、人心の荒廃を招きかねない問題のある価格付けだったと思います。

    エネルギーを節約する事に経済的なインセンティブが発生するべきであり、大量に使う方にインセンティブが発生するように仕向けるのは、環境破壊の助長以外の何者でもありません。

    「使わなきゃ損」、「家で充電したら損」というモラルハザードを引き起こしかねない問題のある急速充電の使い放題が廃止されるのは当然ですし、然るべきだと思います。

    しかし、月額固定費が欲しくて欲しくて仕方ないから、スタンダードはビジター並みに単価を上げました、というのはちょっと悪どい気もします。

    しかも、日産の充電器をビジター利用すると、NCSとは異なり1回30分までで500円(税別)です。ZESP3スタンダードで10分間以上充電すると、ビジター料金を上回ってしまいますし、30分フルで使うとビジターの3倍になります。月学会費を支払っているのに。

    まあ、これは日産のビジター料金がこれからNCS並み、あるいはそれ以上に値上げされるという事なのでしょう。これはちょっと痛い。

    記事にもありますが、本来はもっとシンプルでいい気がします。エコQ電やドイツのIONITYみたいに、あるいはガソリンのように、皆が同じ単価で使った分だけ課金されるのが正しいと思うんですけどね。(GSにも会員割引はありますが、せいぜい数%ですよね。会員、非会員で単価が3倍以上違いますとか、公正な価格付けとは思えません)

    1. MZYさん、こんにちは!
      電気のことは電気技術者(電験3種+電工1種資格保有)がお答えします。
      僕は三菱i-MiEVに乗っていますが今回の日産ZESP3の価格はどうみても新規入会者を入れないようにしている節が見られます。仮にリーフで44kW充電器を30分使い20kWh消費で高圧受電の従量20円/kWh換算とすると400円。10分350円なら30分1050円になりどうみても高く見えますよね。
      ただこれは電気料金の仕組みは従量だけでなく基本料金もかかるもの。高圧業務用電力はピーク時の消費電力で決まり、1kWあたり月額1600円とすると50kWなら毎月8万円。頻繁に利用されるならいいですがそうでないスポットだと基本料金のウエイトが高くなるんです。
      仮にその8万円で毎月の利用回数が200回(一日平均6~7回)とすれば一回あたり400円。従量の代金とほぼ同額になります。そう考えると日産ディーラーへの負担がいかに大きいか思い知らされませんか!?
      当初の30分500円設定は高いと思いつつ、電気計算すればそんなことはなくむしろ安く抑えてたようです。
      ただ設備だけに維持管理コストも無視できず、30分1000円の設定も今後のEVインフラ維持には必要になってくる気がします。もっとも家で充電できればベストなんですが。

      いまやエコQ電/エネゲートなど電力資本の入った従量制充電サービスがいずれかNCS対応急速充電器にセットされてますのでそれを使うのが無難でしょうか。
      i-MiEVに乗る僕も三菱電動車両サポートのカードが壊れたときの予備に基本料金タダのエコQ電IDを持っており将来の三菱電動解約に備えています(日産同様値上げもありうるので)。
      大容量電気自動車がもてはやされる理由のひとつに「自宅などの基礎充電で済ませる」前提があり、中距離程度までなら急速充電器に頼らず往復できることがあると見ています。短距離用のi-MiEVで実際300kmくらい走ると充電が億劫になってきますからね。
      初期型リーフの電池が早く痛んだ理由にZESP旅放題があったとしたら廃止は理にかなってますし、三菱電動が基本+従量1500円でエコQ電等より相当割安なのでもっと早く旅放題を従量制にできなかったのか!?とも思いますが。

  11. リーフを2年前に24K→40Kに乗り換えました。L2Hで家充電が基本ですが急速充電の回数が極端に減りました。40Kに乗り換えた当初から40Kオーナーは旅ホーダイをやめて短距離のEVユーザーに急速充電器を優遇すべきと考え、ティーラーさんにも提言していました。今回の変更で急速充電の利用はすいてくると思いますが24kなど短距離EVユーザーにはかわいそうな気がしています。これで家充電やL2Hが増えれば未来は明るいですね!ちなみに私はもしもの時の為に月500円で十分と思います。それと課金は電力で課金して欲しいですね!10円/kwh で!電力会社が行えば出来ると思います。またバッテリーには家充電のほうがやさしいですから長持ちしますね!

  12. 現在、i-MiEVとVOXYを所有しており、多人数および大荷物や長距離のみVOXYを稼働させていますが、二台持ちは駐車スペースや維持費のデメリットがあるので、いずれはE-NV200一台への乗り換えも検討していました。

    しかし、このニュースで完全にそれは選択から外れそうです。
    気長にPHEVミニバンのデビューを待ちたいと思います。

    ZESP2ユーザーにとっては悪夢でしかないこの改悪サービスですが、一周回って考えると数年後にはLEAFの中古価格暴落が予想されますので、EV購入を検討しているものの、価格面で躊躇している潜在EVユーザーには朗報かも知れません。

    1. あんどるわさんと似た境遇でi-MiEV(M)とセレナの2台持ちです。ただし自宅屋根に3.5kWhソーラーパネルがあり2023年に固定買取終了なのでリーフe+(62kWh)への乗換えを画策中です。昨今の災害停電の悪影響を電気屋として真剣に考えた結果V2H導入とセットにするつもり。
      2013年のソーラー発電設置地点で将来の電気自動車導入を想定、子供も成長しあまり車でロングドライブしないためV2Hで家庭と電力連系しやすいです。EV2台体制なら1台出払っても電気を買わずに済みますからね。僕自身平日は自転車通勤なので想定範囲内です。

      実際最近の日産公式サイトやバナー広告は2019年卒FIT家庭向けの画像が多いですよ…それを見てZESPの限界が近いと悟ったもので。終わりは当たり前のように来るものだし仕方ないぜ!?
      こんな家庭環境だからセレナ購入時の日産担当セールス氏もリーフe+を積極的に当家へ薦めてきますよ。ただ子供の学費問題があり先延ばししてますが。
      ※現在YouTuberとしてZESP2終了やV2H導入計画なども動画にしました。サイト欄にURL出しますので参考までにどうぞ。

  13. そもそも3以上を契約しないで家だけで充電するようにしてコミューターとして運用すれば電気の恩恵を一番受けられるような気がする。どっかでリーフが死んだらメーカー保証でバッテリー直してもらえば良いし。

    1. 池田さま、コメントありがとうございます。

      そもそも基礎充電中心で普通に使っているユーザーが多いでしょうし、それがEVの利便だと思います。
      今回、ZESP3改定のニュースで急速充電課金のややこしさが強調されて、EVシフトへのさらなるハードルになってしまわないよう、懸念しています。

  14. 私は補助金6年縛りがあるので、ZESP3に最低1年は頼ることになるのですが、超過分が月5万を超える見込みです。ガソリン車の燃料費の軽く倍かかります。
     いろんな状況での充電電力量の違いも定額だから容認していましたが、ZESP3の条件では日産のEVには、もう乗れません。
     また、一部の方には特例対応しているようですし…それが日産の一番の裏切り行為だと憤りを感じています。

    1. いっぽ さま、コメントありがとうございます。

      マンションなどで自宅駐車場に充電設備がなく、ZESP2を頼りに日産のEVを購入した方にとっては大問題だと思います。その点は、既存ユーザーに事前の説明や救済措置の提案があってもよかったのでは、と感じますね。

      別問題として、EVsmartブログでは、集合住宅などへの基礎充電設備普及が進むことを応援したいと思っています。

    2. いっぽ様、コメントありがとうございます。
      ちょっと興味があったので質問させてください。

      >超過分が月5万を超える見込み

      これはどのくらいの充電分数を考えていらっしゃるのでしょうか?月に何分、ですか?もしかすると他社のカードのほうが安いかもしれません。
      今後どうなるか不明ですが、ゲスト充電という方法もあります。
      https://evsmart-forums.net/f97/t16.html
      これの料金が据え置きなら(日産ディーラーは間違いなく値上げされるでしょう)、カードは持たないほうが得だと思います。

    3. 訂正です。
      計算やり直したら、月平均3万でした。
      実燃費22km/Lのガソリン車と変わりません。
      頭に血が昇って間違えました。申し訳ありません。

    4. 充電の想定は、平日の朝1回と夕方1回の計2回で計算しました。

    5. いっぽ様、コメントありがとうございます。日に2回の急速充電30分なのですね。
      それだと月に60回になりますので一番上のプランで超過も発生しちゃう感じですね。
      長期的には自宅充電を導入されたほうが安い気がします。自宅充電は、急速30分をベースとするなら20kWhですが、実際には22kWhほど必要になるので、22[kWh]x25.7円=565.4円で済みます。マンションとかだと大変ですが。。
      ZESP3だとプレミアム40で、40回=13.33回/30分なので26.66回についてはプランでカバー。残った33.33回については750円x33.33=25000円ですから計33500円。
      NCSカードって言う手もあります。495円x60回+4180円=33880円。
      自宅充電 33924円
      ZESP3 33500円
      NCSカード 33880円
      これ以上充電回数が増えるなら、NCSカードのほうが得になりますね。

    6. 6年縛りが途中変更があったようですよ。確か、5年か4年に。当局に確認した方がいいと思います。

    7. くまちん様、コメントありがとうございます。
      補助金の件、コメントするのを忘れていました。くまちん様のおかげで思い出しました。補助金はZEV補助金だと思いますが、こちらは返納が可能です。途中で解約することができますので、次世代自動車振興センターに問い合わせてみられてはいかがでしょうか?私もモデルSからモデルXに乗り換えた際、補助金を返納しました。

    8. くまちん様
      そうですね、現在走っている電気自動車で次世代自動車振興センターZEV補助金もらっている車は4年経過で返金なしです。

  15. ●もともと日産の謳うEV の航続距離は100%の充電。それでも到達出来ないのに、非難もなく、なんとか黙認されていたのは、充電の制限がなく、各自が毎回補っていたから。●今回の改悪でユーザーは過多なストレスを抱えるだろうし、車の快適性、実際の航続距離が経年劣化ではなく【日産の胸のうち一つ】で大きく左右されると示した。今回の案件はEVの危うさ脆弱性を感じざるを得なく、旧型リーフ→新型リーフへの買い換えの動きを遮断する弊害しか思い浮かばないのだが。

    1. wonderwoman さま、コメントありがとうございます。

      ZESP2が持続可能なシステムでないことは従前承知のことでしたし、今回のZESP3も、ある意味で過渡期なのかと感じています。
      ユーザーにとって合理的で使いやすい課金システムが登場することに期待しています。

    2. wonderwoman様、コメントありがとうございます。

      >日産の謳うEV の航続距離は100%の充電。それでも到達出来ない

      これは、日産自動車様の問題ではなく、国土交通省の問題です。現時点でも到達できないWLTP基準を使用しているからです。実はWLTPは航続距離を参考にするための基準というよりは、国際的な燃費、すなわち効率の基準という考え方だと思います。もちろん電気自動車の場合、効率≒航続距離ということになってしまうので、影響が大きいわけです。当サイトでは、JC08やWLTPを使わず、到達可能なEPA基準を用いて記事を作成しています。

      >今回の改悪でユーザーは過多なストレスを抱える

      契約上は、5年契約の期間終了後となっていますので、法的な問題はなく、ある程度予想できたことでもあると思います。仮に通常の充電器が月に90回(x30分)使われたとして必要な電力料金は
      1716円x50[kW](基本料金)+17.54円x22[kWh]x90 = 12万円くらいです。※44kWの充電器を50kW契約し、高圧受電で、20kWhの電力を30分で充電する際に22kWhを使用したと仮定
      これに対し、ユーザー側は1回あたり550円を払うと仮定すると
      550円x90 = 49500円。おおよそ二倍の赤字ですね。これを定額にすると赤字幅はもっと広がります。

      そういう意味で最初からZESP2は特別プロモーションという性格があったのでしょう。それをユーザーの方々に対して、永続的に利用できるようなイメージを持たせてしまったきらいはあると思います。充電インフラはあくまで車の一部というのが、EVsmartの考え方。メーカーとしては、今回のやり方は一部ユーザーの信頼を損なっても仕方がないということになるのだと思います。

      >EVの危うさ脆弱性

      充電インフラは車の一部。これに尽きると思います。
      経路充電のやりやすさをしっかり提供するのが、今後の車メーカーの責務だと思います。

    3. YasukawaHiroshi様
      >仮に通常の充電器が月に90回(x30分)使われたとして必要な電力料金は
      1716円x50[kW](基本料金)+17.54円x22[kWh]x90 = 12万円くらいです。※44kWの充電器を50kW契約し、高圧受電で、20kWhの電力を30分で充電する際に22kWhを使用したと仮定
      この過程っておかしくありません?
      500kW未満の高圧でつなぐ場合、他の電力量も含めたデマンド値で基本料金決まってくると思いますし、44kWの充電器をつないだとしても、その影響でデマンド値が50kW上がることないと思うし、2019年10月1日以降の基本料金1kW 1,292円50銭と思うのですが。

    4. TMR様、
      >>500kW未満の高圧でつなぐ場合、他の電力量も含めたデマンド値で基本料金決まってくる

      それはそうですね。

      >>44kWの充電器をつないだとしても、その影響でデマンド値が50kW上がることない

      ピーク時に充電することが一年に一回でもあればデマンド値は50kW上がりますね。充電は最低でも5分、30分以上続くこともありますので、避けようがないんです。

      >>2019年10月1日以降の基本料金1kW 1,292円50銭

      電力会社により異なると思います。東京電力エナジーパートナーの場合
      http://www.tepco.co.jp/ep/corporate/plan_h/plan06.html
      となり特に安くはないようです。いずれにしろ基本料金=デマンドチャージが急速充電器のコストを押し上げる要因になっている、という基本的ロジックには、変わりないと思います。

  16. 日産のHPによると、10分1秒で20分のカウントだそうです。
    現行 40kWh以上の容量がないと遠出しづらくなります。
    特に、劣化した24kWh車は最悪です。
    また、時間カウントである以上、コンビニなどの低出力タイプは需要が低くなりますね。
    早く法改正をして充電した電力量での従量課金にして欲しいです。

    1. Rabbit さま、コメントありがとうございます。
      Facebookのメッセンジャーでもリーフユーザーの友人から指摘をいただき、改めてパンフレットを読んで気が付いたところでした。
      記事に追記いたします。ありがとうございました。

    2. Rabbitさま
      充電した電力量での従量課金にしますと、急速充電器で100%まで頑張る人が増えたりしないでしょうか?

    3. 「現状で課金方式に関する規制はない。ただ、国が定める関連法の検定を受けた充電器しか使用ができないルールがある。従量制課金にするには出力した電力量を細かく測るメーターが必須となり、すでに設置されている急速充電器のメーターは大半がこの検定を受けていない。結果的に、電力量を測らずに時間でしか課金できない状態だ。」https://www.nikkei.com/nkd/industry/article/?DisplayType=2&n_m_code=041&ng=DGKKZO48319790X00C19A8EE8000より
      充電器が対応していれば法改正なしで可能です。

    4. TMR様、コメントありがとうございます。おっしゃる通り、現時点でも計量法準拠の電力量計が搭載され、検定を定期的に受けていれば、kWh課金は現行法で可能という解釈ですね。
      ただ電力量計自体は高くはないものの、検定料金がそれなりにかかりますので、その分を考えるとよほど高速道路のように毎日、何十回も使われる場所でないとコストに見合わないかもしれません。
      また他の方が指摘されているように、kWh課金にするとバッテリーの充電量の上のほうを充電する方々が増えると思います。実際にテスラユーザーなどでも、充電器がたくさんあるのでまだ問題にはなっていませんが、食事時間が伸びた場合に充電量上限を80%→100%に切り替えて、充電時間を1時間延長する方もいらっしゃいます。80%までであれば空からでも40-45分程度で充電できるのに、そこから満タンまではさらに1時間近くかかります。

      ちなみにテスラでは60kW以下のときの1分当たり充電料金に対し、61kW以上のときの充電料金を2倍に設定して、できる限りバッテリーの下半分をメインで使うような使い方を暗に推奨していますね。もちろんこの料金体系だと、80%以上充電するのはお金の無駄なので、長期的にはだんだん長居するユーザーは減っていくと思います。

    5. 現状でも、従量課金は法律上可能なんですね。
      しかし、それを実現するにはハードルが高そうですね。
      実際、従量課金にすることで100%まで粘る人も出てくるかと思います。
      ただ時間の割に充電できず、自宅などの充電の方が安価に済む現実から考えると使いホーダイ定額以外では無駄なんですけどね。
      それをわからない人が無駄なおかわり充電をするわけですが。。。。

  17. 今後、コンビニや道の駅などの能力の劣る急速充電器がますます使われなくなり、そのうち無くなってしまいそう。

  18. 噂では流れてましたがほんとにこうなるとは…リーフの魅力半減といっても過言ではないレベルでこの値段は厳しいですね。これもNCS解体による日産資本が入らなくなった影響なのでしょうか…。他のカードがどうなるかも気になります。
    JTBおでかけカードプレミアあたりで代用したほうが安上がりなのでは…なんてよぎりましたが、ZESP入らないとEV-IT機能使えなくなりますし、それこそリーフの魅力半減な気がします。基礎充電をしっかりしろ、ということなんでしょうが、実際リーフのバッテリ容量や車両価格を考えても立ち位置はシティコミュータではなく立派なメインカー。経路充電がここまで使いにくくなるとリーフ売れなくなりそうで…(特に夏場の熱持つ時期なんか最悪でしょうし)。EV普及の足枷にもなりそうです。
    先日の安川さんとのやり取りでe-Powerも意外とオールドテクノロジであることも認識できましたし(その節についてはありがとうございました)、早くBEV普及してほしいんですけどね。
    役所や一部の道の駅といった無料の急速充電器にリーフが群がる図が容易に想像できます。

    しかし今回のこの発表、法人向けカードについては言及ないんですよね。法人向けカードのほうが圧倒的に安上がりになってしまうのには思わず笑ってしまいました。

  19. プレミアム10とプレミアム20で悩む人は多いと思うのですけど、問題は、途中でのプラン変更が可能かどうかですね。
    スマホのように更新月以外は12000円の違約金が発生するという噂がありますが、プラン変更をする場合でも違約金が発生するのは勘弁こうむりたいです。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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