Porsche Taycan Joins Porsche Drive Subscription & Rental Program by Johnna Crider on 『CleanTechnica』
フレキシブルなEV体験
ポルシェ初の純電気自動車である『Taycan(タイカン)』が、サブスクリプション型レンタルプログラムである『ポルシェ・ドライブ』に追加されました。顧客はポルシェの “最大限にフレキシブル” な、1日~1カ月のEV体験を楽しめます。
ポルシェ・ドライブはマンスリーのサブスクリプションやアプリで申し込める数時間程度〜のレンタルに、
最大7つのモデルを用意しています。顧客にEVを試してもらうには素晴らしい方法です。
【参考ページ】
●Dreams on demand. Porsche Drive(Porsche USA)
このプログラムは現在エリアを拡大中で、既存の4つの市場に、さらに5つの市が追加されました。ユーザーはアメリカ国内にある以下9つのエリアでプログラムを使うことができます。
・アトランタ
・ヒューストン
・アーバイン
・ロサンゼルス
・モントレー
・フェニックス
・サンディエゴ
・サンフランシスコ
・サンノゼ
またポルシェはアメリカでさらにプログラムの範囲を拡大する計画を立てています。
北米ポルシェCEOのKjell Gruner氏は、プログラムのテストとデジタル化の詳細について言及しました。
「ポルシェ・ドライブを、デジタルを使ってポルシェ体験にアクセスできる、便利なスポーツカーのサービスと考えてください。このコンセプトを私達のディーラーとともに3年に渡ってテストし成長させ、より短期で柔軟性のあるアクセスを好む人向けのソリューションを生み出しました。私達は常に新しい友人をブランドに迎え入れたいと考えており、実際にポルシェ・ドライブの顧客の80%はポルシェを初めて利用する人達で、これはプログラムの成功を表わしています」
2017年にアトランタでローンチしたポルシェ・ドライブはパイロット版でした。現在、プログラムはポルシェのディーラーとの共同イニシアチブとして成長し、該当都市でのサービスを提供しています。ポルシェ・ドライブは主に以下の3つを中心にオファーしています。
- 期間途中でモデルの交換も可能、複数モデルから選ぶ1カ月のサブスクリプション
- モデルを1つ選択し、1ヶ月か3カ月の利用を選ぶ、延長オプション付きのサブスクリプション
- より短期間でのレンタル
ポルシェのイニシアチブは車両販売やリースの補完という意味合いを持ちます。Gruner氏は「進化していくモビリティの景色の中で、ポルシェを運転するスリルをどのように体験するか、選択肢を提供したいのです。最近の消費者は、柔軟性や個人の選択肢、さらにそこへのモバイル端末を通じたアクセスを今までになく求めています」と付け加えました。
今のところ、タイカン4Sは単一モデル選択のサブスクもしくはレンタルプランに含まれていますが、複数モデルのプログラムの交換対象には含まれていません。同期間で比較すると、サブスクの費用は月計算で2年のリースよりも約20%高いことになります。
タイカン4Sは月額3,250ドル(約38万4,000円)で、後輪駆動のベースモデルは月額2,500ドル(約27万4,000円)になる予定です。
タイカン4Sのレンタルは3日までなら1日335ドル(約3万7,000円)で、4日以上だと1日295ドル(約3万2,000円)です。この金額に税金と手数料は含まれていません。またポルシェは今春後半にもタイカンの後輪駆動モデルがフリートに加わり、複数モデルのサブスクを含む3つのプランすべてで選択できるようになるとしています。
(翻訳・文/杉田 明子)