元記事:Tesla Model 3 with LFP Batteries Get a Big Boost in Charging Speed via OTA Update by Eva Fox on 『TESMANIAN』
中国の工場で生産されるLFP(正極素材にリン酸鉄リチウムを使用。いわゆる三元系のリチウムイオン電池に比べ安全性が高く長寿命でコストパフォーマンスが高いとされる)バッテリー搭載のテスラモデル3(スタンダードレンジプラス=SR+)は、OTA(Over-The-Air=無線)アップデートによって充電スピードが大幅に改善されています。充電スピードの向上に加え、米国製のモデル3よりも高速充電スピードを長い時間維持できます。
2020年の11月、欧州の顧客にギガ上海で生産されたモデル3 SR+の第一陣が初めてデリバリーされました。 しかしオーナー達はLFPバッテリーの充電受入出力が弱く、他にも車を使いづらくさせる欠点(低温時の航続距離が延びないなど)があると報告していました。テスラは問題に素早く対処し、ソフトウェアアップデートの最新版『2021.4.10』で中国製車両の大幅改善を行なったのです。
YouTubeの動画でNextmove managingのディレクターであるStefan Moeller氏は「車は大きく進歩しました」と話しました。動画(ドイツから発信された動画のようです)の中で中国製モデル3は今回のアップデート後に IONITY ネットワークの急速充電器で残量0%から充電されました。
ピーク時には168kWで充電され、その後出力は約17%落ちて130kWとなりました。バッテリーの半分が15分で充電され、30分と少しで80%に到達し、満充電までは大体55分かかりました。バッテリー残量メーターも正確に動くようになっています。
充電前のバッテリーの温度は、プリコンディショニング機能と高速道路走行のため40℃(一般的に急速充電時などのバッテリー温度は20〜40℃程度が適温とされています)になっていました。外気温は19℃でした。アップデート前に行われたNextmoveの中国製テスラモデル3SR+を使ったテストでは、 外気温がもっと低かったのですがバッテリーの温度は同じでした。
(翻訳・文/杉田 明子)
せき 様
5月納車、早いですね!
スタンダードで一応15000円でポチりましたが、ロングレンジで悩み中です。
コスパ的にも悩む事は無いのでしょうが、、、
現代車は燃えるとかNEWSで聞くと少し不安ですが、アメリカ車にLGを載せてるという事で解釈しようと思っております。
購入を検討しており、モデル3のロングレンジはLG製品のバッテリーとの事ですが皆様はどうお考えでしょうか?
テスラLGを2021/2/17オーダーしました。5月には納車です。実際に走りましたら印象をお知らせします。
安川 様
中国のテスラのホームページでは
ロングレンジは掲載無しなのでしょうか?
またロングレンジのバッテリーはLG製品のままでしょうか?
たかし 様、コメントありがとうございます。現時点では中国ではロングレンジは掲載がない状態です。理由は分かりませんし、バッテリーについても確かなことは分かりませんが、噂では、ロングレンジはLG ChemによるNMCバッテリーだと言われています。普通に考えてモデル3の価格帯で、米国から中国まで電池を運ぶのは不経済でしょうし、これは当然かも知れません。
LFPバッテリーのモデル3の車重はいかほどなんでしょうか?
とらお 様、
https://www.tesla.cn/model3?redirect=no
こちらから確認すると、スタンダードレンジの車重は1745kgとなっています(最後のページ)。
安川 様
ありがとうございます。
LRより100kg弱軽いんですね。
参考になりました。