電気自動車テスラモデルXで旅行:南伊豆編

電気自動車 テスラモデルXで東京から片道200kmの南伊豆に旅行。航続距離をちょっと超えるくらいの旅行のポイントを、旅行記の形でお伝えします。エアコンのエコな使い方も♪

電気自動車テスラモデルXで旅行:南伊豆編

暖かくなってきたので海を見に行こうと、南伊豆を計画。今回の目的地は弓ヶ浜です。私見ですが、伊豆半島ではここ弓ヶ浜と入田浜あたりが最も砂浜が綺麗だと思います。

計画

簡単に距離だけ見ると、片道200km。往復は400kmになるので、途中観光することを考えると帰りに充電は一回必要。南伊豆単純往復であれば、通常は新東名→伊豆縦貫道(最後のほうはバリバリ工事中、現時点ではほぼ真ん中の月ケ瀬ICまで開通)というルートになるため、テスラなら御殿場スーパーチャージャーを利用するのがベストです。しかし観光する場所が東伊豆になる可能性も考えなければなりません。もちろん東伊豆回ってから、御殿場に抜けてスーパーチャージャー利用も可能ではありますが、効率が悪く遠回りです。

こういう時は、まず旅館近辺に普通充電器があるかどうか調べます。そもそも普通充電器のある宿を選択すればいいのですが(笑)
南伊豆町の充電スタンドはこんな感じ。

右下のほうに弓なりに見える黄色い色のところが弓ヶ浜。「季一遊公式サイト)」さんに充電器がありますが、今回宿泊する予定なのは宿〇文(やど まるぶん)さん。距離は850mほどあります。こちらはNCS(4月以降はeモビリティパワー)なので、別の旅館宿泊時も利用はできるのですが、ちょっと遠いですね。
そこで「宿〇文」さんに電話。お願いするポイントは、「1. 電気自動車を充電したい」「2. 屋外コンセントを借りられるか」「3. コンセントにケーブルが届くような駐車スペースを取っておいていただけるか」の三点です。今回はすべて快諾いただきました。またお礼をお支払いすることをお約束しましたが、先方は辞退されました。

これで終わりではありません。お借りするコンセントは充電器ではないため、100Vとなり、パワーも200Vの通常の充電スタンドに比べて40%程度。また100V充電は200Vより効率も悪いので、あまり充電できないのです。またアースがしっかり取られていないなど、コンセントによっては充電できないこともあります。そのため、このようなケースではバックアップを考えておきます。今回は以下のようなバックアップを考えました。

  • 途中、トイレ休憩等でSAPAに寄った場合には、ちょっとだけ充電する
  • 途中、たまたま充電スタンドのある観光スポットに立ち寄った場合には、充電する
  • 御殿場スーパーチャージャーまでの残量は必ず残しておく。南伊豆~御殿場は110kmなので30%必要。足りなくなりそうなら御殿場経由で帰宅

これでもう大丈夫です!

考えるのが苦手な方はこちら!EVsmart経路検索(アプリ)をどうぞ♪

単純往復であれば、帰りに御殿場で14分充電すれば、家に7%残で帰って来れるシミュレーションになりました。

往路

3/26 10:26 東京を89%で出発。100%充電せずに余裕をかましております(汗

12:29 足柄SA下りでトイレ休憩。首都高神奈川線K7→横浜青葉ICと走行しましたが、金曜日なのに下りの渋滞が結構あり、時間がかかりました。

BMW i3と並んで充電(写ってません、、)。充電待ちの車はいませんでした。ここのスタンドはトイレ目の前なので、10分トイレ休憩に便利。実際には7分しか充電しませんでした。

12:39 62%→67%まで充電できました。宿の近くで食事したかったのですが、途中で食事になりそうです。

14:00 河津の七滝茶屋(ななだるぢゃや)さんでランチ。ざるそばとミニわさび丼のセットを頼みました。ここも実は190m先に急速があるのですが、30分じゃ食べ終わらないですしね。。今回は利用しませんでした。

1月から5月上旬は生のイチゴを使ったデザートが有名です。それ以外の季節は冷凍イチゴのデザートがあります。

15:52 宿〇文さんに到着!残量43%でした。89-43=46%使ってますので、満充電スタートすれば単純往復はギリ可能そうですね。

充電用に屋外コンセント借りられました!

弓ヶ浜はこんな感じで夕日が見れます。

夕食はもちろん海の幸です。

エアコンでエネルギーを節約?

今回は気温がちょうどよかったので、エアコンの使い方を工夫してエネルギー消費を抑えました。近場であればこんなテクニックは気にする必要がないですし、往復で経路の充電スタンドが完備していたり、目的地に充電器が設置されていれば工夫の必要すらないのだと思います。

では実際にやってみましょう。設定自体はどの車でも同じです。
<外が暑くなく(冬でも)、車内をちょっとだけ涼しくしたい場合>
エアコンは外気導入にします。A/C(コンプレッサーの作動を意味します)はOFF。こうするとマニュアルモードになってしまうので、風の吹き出し口は前面と上部の2か所にして、温度はLOに、風量は好みで設定します。走行中、窓が曇りそうになったら、風量を上げるか、またはA/CをONにします。

<外が暑く、車内を涼しくしたい場合>
エアコンは内気循環にします。それ以外はAUTO設定がベストです。

<外が寒く、暖かくしたい場合>
エアコンは内気循環にします。A/CはOFF。風の吹き出し口は上部と足元の2か所にして、温度は適切に(あまり高くすると電気を食います)、風量は好みで設定します。走行中、窓が曇りそうになったらすぐ、AUTOボタンを押します。内気循環の場合、曇り出してから曇るまでが速いので、すぐAUTOを押すことを心がけてください。曇りがしっかり取れたら、もう一回同じ設定に戻しますが、A/CだけはONにします。

電気を一番食うのはヒーター。夏でも冬でも、設定温度をLOにすることでヒーターをOFFにできます。次に電気を食うのは熱交換、つまりいったん冷やしたり暖めた空気を外気導入で捨ててしまうとNGです。そのため、こういうケースでは内気循環を活用します。次に電気を食うのはコンプレッサーなので、必要なければこれもOFFにします。窓の曇りは安全に直結するので、曇ったらすぐAUTOに戻すのがよいでしょう。

帰路

3/27 10:27 チェックアウト時、受付でちょっとだけお礼をお支払いして、出発します。18時間も充電していましたが、充電できたのは15%くらい。43%→58%まで回復しました。

18:12 東伊豆を観光することになり、その後いろんなところを回って、ここ季作久(きさく)さんで夕食にすることに。この時点で33%残っていましたので、このまま無充電で帰宅することにしました。

一点気を付ける必要があります。これはテスラだけなのですが、電池残量が少なくなってきている場合、最大4%ほど、残量が減ることがあります。今回も、夕食後に出発しようとした時点では30%になっていました。この残量の減少は一回だけです。

帰りは大和トンネルを頭に小田原厚木道路まで渋滞が伸びていました。車は首都圏ナンバーが多かったので、金曜土曜で一泊で出かけた方が多かったのか、または日帰りの方が多かったのかなと思います。この渋滞、大和トンネルを抜けると一瞬で解消するのですが、、

大和トンネルに差し掛かったら、どの車線にいても、絶対に車間距離を開け過ぎず、速やかに加速して通過。横浜町田ICを過ぎるまでは気を抜かないようにしましょう!

できる限り渋滞させないような運転を心掛けたいものですね。

22:39 自宅に3%で到着。今回の旅行では、全行程を通して走行距離434.3km、消費電力量87.4kWh、電費は201Wh/kmでした。201Wh/kmって電気自動車に乗られていない方にはピンと来ないですよね?201Whの電気で1km走れたということ。ガソリン車の燃費に換算すると、ガソリン代を140円/l・電気代30円/kWhと仮定した場合、リッター23.2kmとなります。


おまけ:到着直後、SOC 3%時のscan my tesla(詳しくはクリック)のデータです。セルの平均電圧は3.100V(グループ単位なので86並列)、グループ間の電圧の差は11mV。このくらい放電した状態でも、グループ間の電圧差が非常に小さく抑え込まれていることが分かります。これにより、突然止まったりすることを防いでるのですね。
(安川 洋)

この記事のコメント(新着順)4件

  1. セル(グループ)間の電圧差が11mVというのは凄いですね。
    充電率93%以上でセルバランスを取っているていうことですが、96個(?)の
    グループすべてに行っているのなら「技術のテスラ」という感じですね。

    1. hatusetudenn様、コメントありがとうございます。はい、このセル・グループ間電位差が小さければ小さいほど、ばらつきが少ないセルを使用していることになり、パナソニックさんがどれだけ血のにじむ思いをされているかが分かります。。そしてこれによって、容量の正確な予測ができ、寒いところでも安心して使用できるんですよね。

  2. 運転お疲れ様でした!

    東京から静岡東部への往復、地味にEVにとっては鬼門だったりしますよね。泊まりなら寝てる間に充電、でいいのですが、日帰りだとどこかしらで充電のための休憩を強いられます。

    都内を17~18時くらいに出発して静岡で晩ごはんを食べてそのまま東京にとんぼ返り、なんてことをよくしているのですが、帰りに246を回ると御殿場を過ぎたら大井松田あたりまで充電スポットないですし、1国箱根越えを選んでも小田原を過ぎると平塚、茅ヶ崎あたりまで特に充電スポットないですしで毎回茅ヶ崎の日産に一桁倶楽部で滑り込んでいます。40kWhリーフで行くことが多いので、246だと帰りの大井松田まで持たないことが多いんですよね。

    テスラだと御殿場SC、横浜SCの選択肢があるのですが、CHAdeMOとなると結構選択肢が限られてしまいます。夜遅いと役所などのスポットは閉まってしまいますし、日帰りで出かける場合はまだちょっとコツが必要ですね。

    1. JB様、コメントありがとうございます。そうですね、、今回帰りに綾瀬スマートICができているのを発見したのですが、このあたりに充電兼軽食のお店を作ったらいいんじゃないかなと思いました(笑)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

執筆した記事