電気自動車テスラモデルXで冬の「東京=奥志賀高原」へスキー【長距離ドライブレポート】

2023年1月13日午後から2泊3日で、奥志賀高原までスキーに行ってきました。片道284km、約4時間半の道のりです。今回の天候は比較的暖かく、スタッドレス・チェーン完備ですが、心配した雪のトラブルはありませんでした。

電気自動車テスラモデルXで冬の東京-奥志賀高原スキー

充電計画

「電気自動車は遠出の充電計画が面倒だからねー」という声は良く聞きますが、そんなこともないんです。私はいつもEVsmartの経路検索V2という機能を使ってシミュレーションしていますが、3分間で計画を立てることができちゃいます。

こちらがスマホで出力した今回の充電計画です。「Tesla充電スタンド」というのは長野スーパーチャージャー(以下、長野SCと省略)で、ルート上は往復ともに長野SCを経由するように組んでいます。今回宿泊する「ホテルグランフェニックス奥志賀」(レベル高いです)のお隣には奥志賀高原ホテルの充電スタンド(有料)があり、そこを利用すれば、帰りはノンストップで帰ることができます。560km走行して充電15分。大容量バッテリーを搭載したモデルXならではですが、自宅充電と目的地充電をフルに活用できるのが、あるべき電気自動車の使い方ですね!

このシミュレーションは冬季設定で行っていますので、暖房を使用して走行した場合を想定しています。

では、ここから実際のドライブをレポートします。

往路

1/13 14:46

98%で自宅を出発します。画面左側、トリップメーターをリセット。画面右側に黄色の点線が出ていますが、これはバッテリーが満充電に近いため、回生ブレーキが少し弱くなりますよ、という表示になっています。

18:00

ノンストップで走行3時間強、234.6kmを走行して長野スーパーチャージャーに到着しました。ここで15分ほどトイレ休憩兼充電して、奥志賀まで山登りとなります。当初の充電計画では17%で到着の予定でしたが、暖かかったのと渋滞が多かったため、27%で到着となりました。そうそう、電気自動車は、渋滞すると電気を少ししか消費しなくなるんです。面白いですよね。
経路検索V2はこのように、ある程度余裕を見て計算してくれます。

長野スーパーチャージャー。ご覧のように雪は地面には全くありません。手前の黒いモデルXが私の車で、向こう側に見えるシルバーのモデルSはテスラサービスカーです。お仕事ご苦労様です!テスラはこのように、サービスカーに部品を搭載して、サービスセンターのない地域の修理を出張して行っています。

自分の充電のほうは100〜120kW出ており、10分間で49%になってしまったのですぐ出発しました。15分充電を実現するには、実効100kW〜120kW程度以上の超急速充電器が必要です。

電気自動車テスラモデルXで冬の東京-奥志賀高原スキー

19:24

バッテリー残18%でホテルグランフェニックス奥志賀に到着!ここは標高1500m、やはり地面には雪があります。

チェックイン後、お隣の奥志賀高原ホテルのフロント前に車を移動させ、充電器に接続しました。1000円払います。

普通充電なのに13kW、72Aも出ています。実際に、翌14日の午前2時10分には満充電になってしまいました。ちょっと早すぎるくらいですね。車は、翌朝起きたら自分のホテルまで移動させました。このまま出発まで放置です。

往路は雨、滞在中は曇りが多かったのですが、ちょっとだけ晴れ間が見えました。

宿泊したホテルのラウンジには暖炉がありました。

バスクチーズケーキも絶品です。

復路

1/15 15:13

スキーは1日券と4時間券、レンタルスキーは1日半という組み合わせで遊んで、お昼食べて帰ろうかな、、と思ったら、ホテルのレストランは14時でいったんクローズでした。ラウンジでまた軽食を食べて、出発しました。ふた晩、外に置きっぱなしにしたので電池は冷えていて、充電も前日には100%だったのですが、出発ちょっと前に暖房を入れた際、バッテリーヒーターも入ったため、少し電力を消費して93%でのスタートとなりました。

18:44

ノンストップで関越を練馬ICで降り、どこで夕食食べようか考えているころ、ちょうどキリ番12万キロ(120,000km)に!安全なところに停車して、記念に写真を撮りました。

20:06

夕食を食べ、その後帰宅しました。バッテリーは17%残りましたので、当初の充電計画時の予測9%に対し、8%多く残ったことになります。これはやはり気温が高かったことが大きいですね。帰りもある程度渋滞がありました。

まとめ

今回の旅行では、目的地充電を最大限に活用し、588kmの距離を走行する中で、途中での充電(経路充電)は10分に抑えることができました。一般の方は4時間30分を通しで運転される方は少ないと思いますので、もっと「休憩ついでに充電する」機会は多いと思います。

総走行距離は588km、総消費電力は146.6kWh、平均電費は249Wh/kmまたは4.01km/kWhでした。モデルXは19インチホイールとスタッドレスタイヤを装着しています。区間電費を比較してみましょう。

区間電費(Wh/km)
東京→長野SC249
長野SC→奥志賀413
東京→奥志賀(通し)283
奥志賀→東京(通し)215
全体249

行きと帰りではこんなに(行きは帰りの31%増し!)電費が違うんですね。なぜだかお分かりですか? 電気自動車は山を下るとき、位置エネルギーを回収できるのです。特に山あいの地域では、電気自動車にすると、使う電気の量が少なくて済むので驚かれると思います。ガソリン車だと、山を下ってもそこまで燃費は良くならないんです。

取材・文/安川 洋

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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