【更新完了】5年11万キロ走行のテスラモデルXで1000km、東京-山形往復旅行

9月の秋分の日の連休を使って、納車後5年、オドメーター11万キロの完全電気自動車「テスラ モデルX」で、東京から群馬県の水上温泉を経由、山形まで往復しました。ライブブログで可能な限り更新!

5年11万キロ走行のテスラモデルXで1000km、東京-山形往復旅行

目次

  1. 充電計画
  2. 往路:東京から水上温泉
  3. 往路:水上温泉から山形
  4. 復路:山形から東京
  5. データ

充電計画

電気自動車で旅行する場合は、電池を自宅でほぼ満充電にしてから出発します。往復しても電池を使い切らずに帰ってこれる場合は何の問題もありませんが、その車の電池満タンでの走行可能距離、すなわち「航続距離」を越えて走行する場合には、途中で充電が必要です。
旅行の際には、移動途中で充電する「経路充電」と、宿泊する旅館やホテルなどで充電する「目的地充電」を使います。これらを組み合わせて計画することを充電計画と呼んでいます。航続距離+100km程度の旅行では必要はないのですが、私の車のおおよその航続距離は現在394km。プラス100kmは494kmに当たります。
今回の旅行は往復約1000kmを予定しているので、複数回の充電が必要ですね。

さて今回の旅行ですが、東京からの一泊目は水上温泉。163kmしかないので途中充電は不要です。またここの宿「辰巳館」(公式サイト)には充電器があるので、寝てる間に線をつないでおいて、充電します。

二日目は関越道で新潟へ抜け、新潟で観光しながら山形へ向かいます。しかし、二日目だけで移動距離は300kmを越えるため、途中休憩時に経路充電を挟みます。今回はテスラの新潟スーパーチャージャーを利用するつもりです。

二泊目の旅館は山形の九兵衛別館 珠玉や(たまや)公式サイト)さん。九兵衛旅館の本館の方は、なんと2015年に私がテスラモデルSで訪問したことを思い出しました。この時は、記事をご覧いただければお分かりかと思いますが、今よりかなりアドベンチャー度が高かったのです。
そしてここにも充電器がありますので、朝まで充電させていただきます。

今回、二つの宿とも、充電器はTOYOTA Wallet対応。これ、真面目にかなり使いづらいのですが、今回は何とか設定できているので、うまく支払えることを期待したいと思います。独自の支払いアプリを作るなら、必ず払えるようにしてもらいたいものですね!

二日分、1100円x2回で2200円だけチャージしてあります!しかも今月はキャンペーンで半額返ってくるらしい。。

帰路は最上川下りなどの観光を楽しみながら、東北道経由にしたいと思います。途中、一回は経路充電が必要ですが、山形、郡山、佐野の選択から、今回は郡山スーパーチャージャー(SC)を利用し、そこからはノンストップで帰宅する計画を立ててみます。
九兵衛旅館から郡山SCまではおおよそ240km。まあ速くても3時間くらい運転することになるでしょうから、休憩にはちょうど良いです。
郡山SCからは自宅まで250kmくらい。まあなんとかトイレ我慢しつつ2時間半くらいを目指したいと思います。かなり頑張らないと(!?)難しいですし、バッテリー残量やトイレの状況によっては、どこかのSAPAか、または佐野SC(横にアウトレットがあります)で休憩を追加する可能性もありますね。

というわけで、現時点の計画をこちらにアップしておきます。長い画像なので、詳細にご覧になりたい方は、タップまたはクリックすると画像だけが表示され、拡大できます。

2022年9月23日、東京-水上温泉-山形、充電計画

往路:東京から水上温泉

9/23 1100 バッテリー残量99%で東京を出発。

途中、駒留PA下りでトイレ休憩。充電なし。

1510 辰巳館さんに到着!残量は計画より少なく、43%でした。

到着時データです。

こちらの宿には恐怖のトヨタウォレット(TOYOTA Wallet)認証の充電器があります。使ってみましたが画像の通り、、
まず、そもそもアプリでQRコードを読み込むのですが、コードが細かすぎて読み込めない。スマホのライトを付けると写り込みでうまく読めないので、少しスマホライトを手で遮ればOKでした。その後、2台の充電器で2回ずつ試しましたが、アプリに表示されたコードを充電器に入力しても、認証が通らずエラー。1回ごとに1100円取られて、計4400円を使ったところでサポートに電話(笑) 15分通話しましたが、サポートの方が仰るコードを入れても充電できず、ダメでした。
今回はサポートの方と宿の方に断って、スマホ認証ではない、Toyota Walletを使わない(メニュー2番)ほうの、デフォルトの暗証番号で充電を開始。サポートの方には、3300円、返金してもらえるように依頼しました。充電開始まで所要時間20分。想定内でしたが、宿の方がずっと横で待ってくださっていて申し訳なかったです。

※(2022/9/30追記)返金は4400円でした。改めて返金は、正しい額の3300円にしてもらえるよう依頼した際に、興味深いことを教えてくださったので共有します。実はQRコードのシールは郵送で宿泊施設に送って貼付してもらっているそうで、2基普通充電器がある場合、間違えて貼られているケースがあるとのことでした。これを今回知っていれば、一回失敗した時点で反対側のQRコードでやり直すという技が使えました。ご参考までに。

こちらの旅館、初めてお邪魔しましたが、露天風呂もさることながら、山下清さん原作の貼絵を元に特殊ガラスで制作された壁画(!?)が「はにわ風呂」にあり、事前に調べていかなかったので驚きました。

食事は炉端をモダンに解釈したスタイル。ご覧の通りボリュームもあり、焼おにぎりはお代わり可です!

往路:水上温泉から山形

朝食です。サービスやお風呂も良いけど、食事も魅力の宿でした。

9/24 9:55 バッテリーも98%に回復。山形に向けて出発します。

11:45 新潟スーパーチャージャーに51%で到着!宿まで無充電で行けそうですが、せっかくなのでトイレ休憩します。
トイレに行って、すぐ充電を切り上げて出発しました。充電は74%になりました。
イヨボヤ会館で遅いランチ。ここ、村上市は鮭で有名。世界で初めて鮭の自然ふ化増殖に成功したそうです。しかも江戸時代に。。イヨポヤ会館自体は博物館になっており、鮭の遡上の時期(11月中旬から12月中旬)には、川の川底を鑑賞窓から覗くことができ、実際に鮭が産卵しているところが見られるそうです。イヨボヤ会館には普通充電器があり、1時間タイマーでちょっとだけ無料で充電させてくれました。鍵を借りないといけないのは不便です。

次の目的地は関川集落。山形県鶴岡市の小名部集落から関川集落までは、幅員制限2mの国道345号が待ち受けています。果たして車幅1.99mのモデルXで通行できるのか!?


何とか通行できました。。途中で栗がたくさん落ちていて、拾いたかったのですが、ココで停車するわけにはいかないので諦めてそのまま走行しました。実際、幅が狭すぎて栗はタイヤで踏むしかなかったです。

もう一カ所、新潟の関川村じゃなく、山形県鶴岡市関川地区にある、関川しな織センターにも寄り道。シナノキの皮を剥いで糸を作り、それを織って織物にするそうです。子供もコースターを織りました(1100円)。

16:47 九兵衛別館 珠玉やに到着!途中の国道345号線の山道がすごかったです。そして心配していたトヨタウォレットは今回はスムーズに充電開始できました!認証を終わるまで、ケーブルは充電器に収納したままにしておくのがコツなのかもしれません。

到着時のデータ。走行距離は2日間で496.8km、平均電費は244Wh/km=4.1km/kWh。到着時のバッテリー残量は36%でした。

九兵衛別館 珠玉やさんの夕食です。昨日の辰巳館も良かったですが、こちらは料理長の工夫がすごい。ほとんどすべてを手作りされていて、山形牛のしゃぶしゃぶもボリュームありました。

復路:山形から東京

おはようございます!朝食はこんな感じでした。デザート付くなんて、、

9/25 10:00 10時過ぎに湯田川温泉を出発。バッテリーは90%まで充電できました。

1055 出発したばかりですが道の駅しょうない風車市場でトイレ休憩!たまたま低速のチャデモがあったので継ぎ足し充電。ほんの5分ほど。16kWしか出ませんでした。

途中、最上川下りに参加。車は駐車場に停め、先ほどの道の駅で買った果物や野菜等があるのでエアコンはつけっぱなしにしておきます。電気自動車はこういうのも便利なんですよね。今回は往復するタイプの川下り。エンジンを使った船で、先に上流方向に上り、その後下ってきます。多くの最上川クルーズは下りのみなので、もし同じところにどうしても戻ってきたい、という方は往復タイプのツアーを選ばれると良いと思います。
オーナー社長が話しまくる(!?)なか、帰りにあの源義経・松尾芭蕉も立ち寄ったと言われる仙人堂という神社へ。今回は義経ロマン観光さんを使わせていただきましたが、この舟でしか行けない神社に行けるクルーズはこちらの会社だけだそう。社長、神社の中にビニールハウスのコーヒーショップを用意していて、湧き水のコーヒーをいただく(ホット450円/アイス400円)ことができます。

16:03 郡山スーバーチャージャーに9%で到着。1Aで充電です。隣は1Bで赤のモデル3が充電中。その隣は1C。そうです、これはV3スーパーチャージャー。V2のように2基セットではなく、4基セット。並んで充電しても充電パワーは落ちないのです。

到着時のデータです。

この車を購入した時、急速充電は118kWが上限でした。5年経って、11万キロ走行した後、160kWも出るようになるとは、、だんだん改良されてしまっています(汗 もちろん一瞬だけ。50%を超えるとすぐ100kW以下に下がります。

郡山スーパーチャージャーは、フルーツピークス 郡山コスモス通り店の駐車場に併設。横にはフルーツショップ青木もあるので、フルーツの購入もできます。食事もできるし、テラス席もありました。取りあえずデザート食べながら休憩。この後は一気に東京を目指し、渋滞に突っ込みます。

17:06 ほぼ1時間もゆっくり休憩してしまいました。充電も90%になってしまいました。

22:06 自宅に到着!そこそこ混んでいましたが、完全に止まってしまうほどではなく、途中一か所経由してきましたが、まあまあ何とか帰ってこれました。今日の行程では途中、故障して停車している車は2台ほど見かけたものの、事故が一つもなく良かったです。自宅到着時は、渋滞が多かったためかなり電池が残ってしまい、19%でした。

データ

2泊3日の総走行距離は1029km、電力消費量(ガソリン車なら何リットル、にあたります)244.9kWh、電費(燃費)238Wh/km = 4.2km/kWhでした。
電気代はいくらかかったのか、ですが、今回は自宅充電分が19%残ったとして、途中はスーパーチャージャー2回、チャデモ5分1回、旅館での目的地充電2回の充電を行っています。まず、この車はスーパーチャージャー無料権のある車なので、充電は無料。チャデモに関しては、私は日産のZESP3プレミアム10を契約しているので、10分275円(元取れてませんがw)、目的地充電は2回ともトヨタウォレットで、失敗した3300円は返金してもらえると仮定すると、実際に使ったのは1回1100円で計2200円。しかし今はキャンペーン中で半額サービスなので1100円となります。自宅充電分は99%→19%となったわけですから、凡そですが、99-19=80kWhくらい、自宅での充電単価は約36.6円/kWhなので、2925円。合計は4300円となりました。
ガソリン価格を150円/Lと仮定すると、4300円では28.7L買えることになります。これで1029km走れたわけですから、ガソリン車に例えるなら、1L当たりの走行距離は1029 / 28.7 = 35.9km/Lとなりました。2.5t、690馬力の大型SUVで5名乗車で35.9km/Lですから、スーパーチャージャー無料はかなり効いていることになると思います。


今回の旅行でも、家族に、1000km走ったよ、というと一様に驚いた顔をされます。電気自動車での旅行はなぜか疲れが少ない。もちろんドライバーである私は自動運転(支援)で80%以上は自分で運転していないから疲れが少ないのはもちろん、同乗者もそう感じるのは、振動の少なさや騒音などにあるのでしょうか?決して乗り心地の良い車ではないと思うのですが(汗
(安川 洋)

この記事のコメント(新着順)5件

  1. いつかは同乗者の家族インタビュー記事が見たいなぁ。車を選択する上で、家族の意見は大きなパラメーターになってしまうけど、EV旅行をしたことない人が大半の中だから、参考になると思う。
    オートパイロット時には、お父ちゃんといつも以上に会話できるとか、充電時の暇つぶしにお母ちゃんがアイスを買ってくれるようになったとか、モデルXならではの社内サウンドを楽しみにできるとかを妄想ww

    1. shibata様、コメントありがとうございます!面白そうなアイディア、すばらしいと感じました。編集長と相談してみます。
      うちの場合は、どこでも「ダンスさせろ」と「Amazon Prime」の要求が凄いです(汗)

  2. TOYOTA Walletは私も使えませんでした。
    4年ぶりに訪れた陸前高田のホテル。
    以前はZEPS2が使えたのですが、TOYOTA Walletに変わっていました。
    その場で色々トライしましたが、結局断念しました。
    近くにできた陸前高田市役所に急速充電器が2基設置されたので、そちらを利用しました。
    まだ本格的にBEVを展開していないTOYOTAのシステムで、使い勝手が悪くなる(利用できなかった)のは、正直残念ですね。

  3. トヨタ充電器ですね。
    トヨタ決済以外にも、設置側の指定パスで稼働できるところもあるので
    利用頻度が少ない宿泊施設等では、
    フロント係及びドアマン等にパスを入れて使える対応でもよいかと思います。
    トヨタ決済一本化前は、EMPで使えた箇所も多かっただけに、時代と逆行してると感じます。
    3kwに限る場合、コンセントを鍵付きのボックス収容で、フロントなどで料金を徴収し鍵(できれば充電コードもあるとベスト)を貸し出す。という対応で多くの場合問題ないかと思います。

    1. 鈴木友明様、コメントありがとうございます。まさに仰る通りで、ある程度スマホやウェブの知識がある私でも、うまく支払えないのは、特に旅館やホテルなどのホスピタリティ業界を全く理解していないとしかいいようがありませんね。。
      私も、旅館の方に、こういうのは、もうトヨタの充電器から配線外して、木の杭で200Vコンセント設置し、1100円で夜通し充電させればいいのでは、と軽くお話ししておきました。一桁万円で設置できますし、維持費もいっさいかからず、トラブルもありません。

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この記事の著者


					安川 洋

安川 洋

日本アイ・ビー・エム、マイクロソフトを経てイージャパンを起業、CTOに就く。2006年、技術者とコンサルタントが共に在籍し、高い水準のコンサルティングを提供したいという思いのもと、アユダンテ株式会社創業。プログラミングは中学時代から。テスラモデルX P100Dのオーナーでもある。

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