『モデルY』を購入するとスーパーチャージャー5年間無料キャンペーン/3月末納車まで

テスラジャパンが世界のベストセラーEVである『モデルY』の新車在庫車を購入すると納車後5年間無料でスーパーチャージャーを利用できる「テスラからのビッグなお年玉【スーパーチャージャー5年間無料】キャンペーン」を実施しています。EV購入を検討している方には大チャンスです。

『モデルY』を購入するとスーパーチャージャー5年間無料キャンペーン/3月末納車まで

2025年のお年玉キャンペーン

2025年1月3日、テスラジャパンが2025年のお年玉キャンペーンとして、2023年に世界で最も売れた乗用車であるSUVタイプの電気自動車『モデルY』の新車在庫車を購入すると、納車後5年間、無料でスーパーチャージャーを利用できる特典をプレゼントすることを発表しました。期間限定で「2025年3月31日までに納車を完了した車両」が対象となります。

日本初のV4が設置された遠州森町SC。

現在の「新車在庫車」は、テスラ公式サイトの「インベントリー」のページで紹介されています。モデルYは一充電航続距離が507kmのRWD(スタンダードレンジ、今日の価格は533万7000円〜)と、605kmのロングレンジ(622万6000円〜)、595kmのパフォーマンス(697万9000円)の3グレードをラインナップ。在庫車はボディカラーなどのオプションを付加しているので、インベントリーページを見ると、RWDが540万〜600万程度で最もたま数が豊富。ロングレンジが630万〜700万程度、パフォーマンスは710万〜750万程度の個体が紹介されています。

在庫車とはいえ「新車」なので、モデルYで65万円となっている国のCEV補助金が適用できます。インベントリーページから好みの個体を選んでポチったとして、車庫証明などを取得して納車まで通常は2〜3週間程度のはず。ただし、在庫限りなので早めの決断がオススメです。

125カ所638基のスーパーチャージャーが使い放題

スーパーチャージャーはテスラが独自に展開している超急速充電インフラで、「V3」と呼ばれる機種からの最大出力は250kW。2024年からは日本でも最新機種でさらにハイパフォーマンスな「V4」が設置され始めています。テスラのリリースによると2025年1月現在、日本国内では125カ所、638基のスーパーチャージャーが稼働しています。

公式サイトのマップを見ると、こんな感じです。首都圏や関西圏にはかなりの密度で設置されていることがわかります。ちょっと空疎だった道東や道北エリアにも、旭川と帯広に「coming soon」アイコンが表示されています。

リリースでは充電無料のメリットがガソリン車との比較として紹介されていました。

年間10,000km走行する場合の5年間の燃料代は……
ガソリン車の場合:約450,000円(ガソリン価格180円/L、燃費20km/Lと仮定)
キャンペーン期間中に購入したModel Yの場合:0円(スーパーチャージャーの利用により充電した電気代)

スーパーチャージャーの充電料金は出力別の時間制。実は、昨年かなり値上がりしました。アーバン、V2、V3など機種によって異なりますが、現在の主力となっているV3では以下のような料金設定です。

Tier 1 : 〜60kW=50円/分
Tier 2 : 61kW〜100kW=95円/分
Tier 3 : 101kW〜180kW=155円/分
Tier 4 : 181kW〜=250円/分

仮に、年間1万km走行するモデルYの電費が7km/kWhで、平均の充電料金が60円/kWh程度(少し甘め見積もりだけど)だったとして、1年間で約8万6000円、5年間で約43万円の充電代が無料になります。今回のお年玉キャンペーンに走行距離や充電量の制限はないので、さらに走って充電量が多くなるほどにお得が増大。かなりの大盤振る舞いといっていいでしょう。

ちなみに、モデルYをはじめとするテスラ車をスーパーチャージャーで充電する際はプラグアンドチャージ(PnC)で自動的に認証&課金され、充電ごとの料金などはディスプレイなどで確認できるのが便利です。

基礎充電設備はちゃんと用意するのがオススメ

【スーパーチャージャー5年間無料】キャンペーンは、集合住宅などで基礎充電設備がなくEV購入を迷っていたという方にはまごうことなき大チャンス。

とはいえEVsmartブログ的には、ことに戸建てで自宅ガレージがある方には、スーパーチャージャー無料特典をGETしたとしても、基礎充電用の充電器を設置することをオススメします。ガソリン車のようにわざわざスタンドに行かなくても、帰宅してプラグを挿しておけば寝ている間に充電できるのがEVの大きな魅力。その便利さを知らぬままにEVライフを過ごすのは、充電料金以上にもったいないことだと思うので。

なにはともあれ、このチャンスをお見逃しなく! ですね。

文/寄本 好則

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					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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