テスラ『FSD=完全自動運転』【10.69】新バージョン紹介動画に日本語字幕を提供

テスラの完全自動運転機能『FSD Beta』が、着実な進化を続けています。YouTubeで丁寧な解説を紹介している AI DRIVR氏による最新動画に、EVsmartブログ編集部が日本語字幕を提供しました。障害物検知システムの進化に刮目です。

テスラ『FSD=完全自動運転』【10.69】新バージョン紹介動画に日本語字幕を提供

※冒頭写真はYouTube動画から引用。

「10.12」から「10.69」へ一気にアップデート

テスラが開発を続けている完全自動運転機能である『FSD Beta』は、正式にはアメリカ国内で安全運転を実践しているドライバーであることはがテスラに承認されたユーザーに提供されています。FSD Beta のリリース直後から、YouTubeチャンネルでFSD Betaを使った実際の公道走行&機能解説動画を紹介している「AI DRIVR」氏も、テスラからFSD Beta最新プログラムの提供を受けているテスラオーナーの一人です。

EVsmartブログでは、テスラが進める完全自動運転機能の現在地を紹介するためのわかりやすい動画(同様の動画はそれなりにいっぱいアップされています)をYouTube上で探した結果、AI DRIVR チャンネルを選出。日本語字幕を提供するオファーを出して、今までにも字幕データを提供するとともに、記事としても紹介してきました。

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UFOも避けられる障害物認知機能

今回、日本語字幕を提供した最新の動画がこちらです。

Tesla FSD BETA 10.69 is… Nice

最新バージョンで「10.69」となったFSD Betaの自動運転機能の動きとインプレッションが、11分強にまとめられています。

冒頭、ナビ設定のルートでは右折すべきところを左折レーンに入ってしまうといった少々のバグもあるようですが。全体として、最新バージョンに対するAI DRIVR氏のインプレッションは高評価。

路上駐車の車両が多くて細い道をすり抜ける際には自動でサイドミラーが畳まれたり、交差点内ですれ違う対向車のために微妙な位置調整を行うなど、着実に「実用度」が向上しています。

なかでもAI DRIVR氏が感嘆しているのが、テスラが『オキュパンシー・ネットワーク』と呼ぶ物体(障害物)検知機能の進化です。「ゆっくり動くUFOを避けられるようになったんです」という表現はジョークなのかと思ったら、テスラから送られてきたリリースノートに記述されているそうです。

スマートサモンが日本でも解禁に

日本国内での完全自動運転走行実現はまだまだ先のことになりそうですが。私自身はテスラ車オーナーではないので、いろいろと「うらやましい」限り。UFOを引き合いに出すなどちょっとした遊び心も忘れずに、着実な進化を遂げるテスラの自動運転機能には、これからも要注目ですね。

(文/寄本 好則)

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					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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