『ホンダe』カーシェア試乗で気になった「急速充電性能」などを広報部に質問&確認再試乗してきました

前回、ホンダのカーシェアサービス『EveryGo』で『Honda e』に試乗したのは9月4日のこと。気になった点をホンダ広報部に質問して回答をいただきました。そして再びカーシェアを予約。いろいろ確認してきました。

『ホンダe』カーシェア試乗で気になった点を広報部に質問&確認再試乗してきました

利用時間ではなく、予約時間で課金されます

9月6日に公開した 『Honda e』を『EveryGo』で予約GET〜急速充電もやってみた試乗速報 という記事で、5時間試乗で気になった点を紹介しました。さらに、提示した疑問点をホンダ広報部にメールで質問したところ、ご担当部署への確認を経て回答をいただきました。

今回はその回答について確認するため、次の3つのミッションを自分に課しての再試乗です。

【3つの検証ミッション】
●ワイドビジョンインストルメントパネルのカスタマイズを試してみる。
●スムーズな走行で高速道路航続距離の実感を検証する。
●SOC20%以下(できれば15%以下)で90kW急速充電の出力を検証する。

前回は私の拠点に近いホンダカーズ東京中央桜新町店で借りましたが、10月中の空きが見つからず、芝浦にあるホンダカーズ東京中央港店で予約を取りました。ボディカラーはホンダeのシンボルカラーである「チャージイエロー」。10月22日(木)、貸出時間いっぱいの10時〜18時まで予約。実際に乗ったのは9時46分(15分前から貸出可能)〜14時50分までの5時間4分で、料金は6400円でした。ホンダeの利用料金は15分200円で距離料金はありません。計算してみると、5時間4分=200円×21コマ=4200円なので、早く返却しても予約した8時間=200円×32コマ=6400円が課金されるようです。ま、仕事が立て込んでいて早く戻りたかったから、しょうがありません。

では、ホンダ広報部からの回答をご紹介しつつ、検証ミッションの結果をレポートしていきます。

ワイドビジョンインストルメントパネルのカスタマイズ

【質問】
ナビ画面を一発で呼び出せるアイコン(機能)はありますか?
【回答】
あります(ナビアイコン)。

【質問】
デフォルト表示させるアイコンは設定でカスタマイズ可能でしょうか?
【回答】
可能です。

まず、インテリアの特徴でもある「ワイドビジョンインストルメントパネル」についての確認です。前回試乗時はナビアイコンがデフォルトで表示されてなくて、ナビ画面を呼び出すのがちょっと面倒。短時間試乗でカスタマイズ方法もわからなかったのですが……。ホンダからの回答は、カスタマイズできるしナビアイコンもある、ということでした。ロック解除して車に乗り込み、早速試してみました。

今回のホンダeは、そもそも最初からナビアイコンが運転席側に表示されてたんですけど。

アイコンを長押しすると、カスタマイズモードが立ち上がります。

指先でドラッグ&ドロップすると、アイコンを簡単に変更できます。感覚としてはスマホと同じですね。

運転席側に「ナビ」、助手席側は「パワーフロー」(この写真は試行錯誤中で「時計」が出てるけど)を表示するように設定をカスタマイズ。走行中もしっかり両方のモニターが機能してくれて、いきなり「自分の道具」になった感じ。

ついでに、Bluetoothのスマホ連携も設定。簡単にペアリングできました。

よく使うアプリを選んでデフォルト表示。まったくスマホ感覚ですね。こうなると機能はアプリ次第。個人的には、テスラが備えているような、ナビでルート設定すると高低差を勘案してかなり正確に到達距離を表示してくれるヤツが欲しいです。あと、数台でドライブする時、LINEのグループで連絡取り合うことも多いから、助手席側にLINEとかがあってもありがたいかな。

こういうヤツ。

スムーズな走行で高速道路航続距離の実感を検証する

2つ目のミッションは、一充電航続距離の実感検証です。前回の試乗時は4人が交替で運転し、加速やハンドリングを確認するために電費度外視の運転をしたこともあり、思ったよりも早く電池が消耗しました。今回の試乗ルートは、ホンダカーズ東京中央港店〜御殿場ICで折り返し、海老名SA上り線まで約152km程度と設定。ACCを100km程度に設定し、流れに乗って走ってみることにしました。

出発時のバッテリー残量は97%。航続可能距離は185kmと表示されています。御殿場までには長い上りもあるし、流れにのった高速巡航をすれば、150kmちょっと走れば、急速充電検証のための計画通り、残量20%以下で海老名SAに着けるだろう、という思惑です。

芝浦から御殿場まで約100km。バッテリー残量46%、航続可能距離81kmを残して到着しました。

御殿場IC出口近くの駐車場でUターンするついでに、自動で駐車してくれる「Honda パーキングパイロット」も試してみました。今までにもいくつかのEVで試したことがありますが、かなり優秀な印象です。試した駐車場は広くて条件がよかったので、次の機会にはちょっと狭い道とかでどうなるかも試してみたいですね。

サクッと動画も撮ったのでアップしておきます。

『Honda e』カーシェア試乗〜パーキングパイロットを試してみた(YouTube)

御殿場IC〜海老名SA上り線、約53kmを走り、バッテリー残量14%、航続可能距離23kmで到着です。ただし、鮎沢を過ぎるあたりで「あれ、これは20%以上残して着いちゃうぞ」って感じだったので、そこから海老名まではあえてアクセルをパタパタさせて普通の走行以上に電池を使いました。普通に走れば、港店=御殿場をギリギリ無充電で往復(約210km)できたかな、という実感です。35.5kWh、やっぱりほどよい容量ですね。

ところで、前回の試乗では、貸出時のバッテリー残量が86%、満充電ではなかったことや、返却時に残量が24%になっていたことなどが気になり、広報部にいくつか質問しました。

【質問】
シェアカーの貸し出し時電池残量について、なにがしかのガイドラインや、配置しているステーションの役割はあるのでしょうか。
【回答】
ガソリン車同様、残量が少なくなったタイミングで充電をお願いしております。
返却時に充電しなければならないというルールはございません。
予約確認メールにて、貸出時に充電残量が少ない場合は充電してから出発をお願いする旨PRさせて頂いております。
充電残量は、HPおよびアプリから確認することが出来ます。
(編集部注※HPやアプリでの確認方法は検証できませんでした)

【質問】
残量が少ない状態で貸出時間が始まる場合、利用者が充電してからスタートする、という理解でいいでしょうか。
【回答】
ご認識の通りです。

【質問】
何%以下になったら充電してね、といったガイドラインなどはありますか。また、今後そうしたガイドラインを設ける計画はありますか。
【回答】
EveryGoとしては設定しておりません。

【質問】
充電カードを無料で使えるようになっている(シェアカーに備えられています)のは、エンジン車のカーシェア同様に燃料費も料金に込み、という理解でいいでしょうか。
【回答】
燃料費も料金に込みという認識で問題ありません。

と、質問メールをやりとりした時点では「利用者の充電についてのルールは設けない」という回答でしたが、今回、港店のホンダeには「返却時の残量が40%以下の場合は充電をお願いします」という張り紙が、車止めのパイロンと、車内のドアにも貼ってありました。これが、港店のローカルルールなのか全店共通なのかはわかりません。

でも、普通に考えたらせめて70%くらいは電池を残して返却しておくのが親切だよね、と思います。今回は、海老名で90kWhで30分充電した後、出力推移とか写真撮りつつ見守っていて昼食がまだだったので、崎陽軒のシウマイ弁当買ってきて車内で食べつつ、40kWh器に移って15分ほどおかわり充電。98%で出発し、返却時残量は75%でした。

ちなみに、港店には急速充電器がありますが、NCS加盟ではなく、一般ユーザーはカーシェア利用者であっても「使用できない」そうです。カーシェアのホンダeは、返却された後、スタッフの方が翌日の貸出に向けて充電してくれているとのことでした。

SOC20%以下で90kW急速充電の出力を検証する

前回試乗時、海老名SAの90kWh器で充電した際には、360V×119A、約43kWの出力しか出ませんでした。SA到着時に先客のリーフe+が90kW器で充電を始めたばかりで、まずは40kW器で充電し、最後に少しだけ試したので、90kW器での充電開始時のSOCは42%だったのが気になりつつ、これは「もしかするとチャデモ1.0規格の最大50kW対応なのかな」とも思い、「90kW器で119Aが出たのは数秒程度で、おおむね80数A=30kW強)しか流れませんでした」といった充電状況を説明しつつ、広報部に質問してみました。

【質問】
Honda e の CHAdeMO対応は 1.0規格、最大出力 50kW 125Aですか?
【回答】
Honda eは CHAdeMO 1.2対応です。 CHAdeMO1.2の規格上の最大出力は 200Aです。
Honda eはバッテリーの保護を目的として、バッテリーへの充電電流は SOCが低い時には大きな電流を流しますが、SOCが高くなってくると電流を少なくしていく制御を採用しております。充電した際に80数Aでの充電で流すことも制御上あり得ます。

【質問】
直前に40kW器の充電を中断して 90kW器へ。連続 QCによる電池温度上昇の影響ということは考えられますか?
【回答】
温度が高くなったことによる充電量の制限というものは制御の中に組み込まれてはおりますが、故障等が無い限り、通常の使い勝手をする中では多くは発生しないものと考えております。今回の充電電流量はバッテリーSOCによる充電電流制御に起因するものであると予測します。また、充電電流が少ない要因としては、充電設備側の電力供給量の都合により電流を流せない状態にある可能性もあります。

【質問】
アナウンスされていた「30分で200km分」というには、少々心許ない結果と感じています。いかがでしょうか。
【回答】
30分で 200km分という数値の根拠である、Honda内測定している急速充電する際の条件は充電警告灯点灯 (メーターSOC15%)から常温で充電した際の結果です。社内測定の結果約30分でSOC80%に達しています。
SOC80%からの走行は社内測定値により、WLTC(J)202kmとなります。
充電を始めるSOCや、温度、走行の仕方によっては30分で200kmに達しない場合もあります。

さて、今回は……。充電開始直後の電流値は139A。電圧が359Vなので約50kWの出力です。

で、SOCが22%を超えると徐々に出力が落ち始め、50%時点では「365V×83A=約30kW」で、70%くらいまでこの程度の電流値が続きました。

70%を超えるとさらに電流値が低下。最終的には「382V×53A=約20kW」となり、SOC76%で30分の急速充電が終了しました。

17.4kWhが充電できたとの表示。この日、普通に走っている時の平均電費表示は6.2km/kWhだったので、新電元の90kWh器30分で充電できたのは「6.2km×17.4kWh=約108km」分ということになります。

そもそも、欧州WLTPの航続距離は「131〜137マイル=約211〜220km」なので、実用値により近いEPA基準に換算すると「約188〜196km」となります。ホンダのアナウンス通り、30分でSOC15%から80%まで充電できたとして、充電量はSOC約65%分。長い方のレンジで計算して「196×65%=127km」分くらい、SOC80%で考えると「196×80%=約157km」ほどが、30分の急速充電で走れる距離の上限と考えておくのがよさそうです。

今回は、海老名に20%以下で到着するためにアクセルパタパタ運転をしたので、電池温度がやや上昇していた懸念もあります。善良に走って同様のSOCから充電すれば、もう少し出力が出たのかも知れないということは付け加えておきます。

ちなみに、電池温度に関することも質問しました。

【質問】
電池温度を確認する機能はありますか?
【回答】
ありません。

【質問】
ないとしたら、その理由をお聞かせください。
【回答】
Honda eの ECUで、電池の温度管理(冷暖房)を行い、耐久性等に最適な電池温度設定を行っております。よって、ユーザーにお知らせする必要は無いと考えているためです。

24時間貸出対応のステーションもあります

最後に、ホンダeのカーシェアについて、いくつか質問しました。

【質問】
期間限定、ではないですよね。
【回答】
期間限定ではございません。やむを得ない事情により車両、ステーション閉鎖を行う場合は、EveryGo規約に則り会員様へ事前通知の上、対応致します。

【質問】
今後、配置するステーションを拡大していく計画はありますか?
【回答】
Honda e 増車に関しては、現時点では決まったことはありません。

【質問】
福岡「赤坂店」は10〜21時、大阪「外環都塚店」「淀川店」は24時間と長いのに比べ、東京や横浜のステーションの利用可能時間が短い理由は何でしょう。
【回答】
各ステーションにおける運営を考慮し、各運営会社と貸出可能時間を決定しているためです。

ホンダから質問への回答が届いたのは9月25日のことでした。この時点では首都圏には24時間貸出のステーションはなかったのですが、10月15日、EveryGo のサイトに、足立小台ステーション、三鷹店ステーションで、ホンダeの24時間貸出が可能になったというお知らせがありました。

2度目のホンダe体験。小回りが利く走りの気持ちよさは抜群です。前回はちょっと使いづらく感じた液晶モニターも、カスタマイズすると便利に使えて、クルマそのものへの愛着も深まる感じ。500万円なんのその! という方にはほんとにオススメのEVです。

自分がオーナーになるための壁は、値段だなぁ、と思っていたら……。10月24日に長野県白馬村で開催した『ジャパンEVラリー白馬2020』に、ホンダe開発責任者の一瀬智史さんがホンダeで参加してくださって、お話しを聞くチャンスがありました。「ホンダeのターゲット層は?」という問いには、「富裕層で先進的な方々」とのお答えでした。

うーん、富裕層じゃない自分が残念!

(取材・文/寄本 好則)

この記事のコメント(新着順)18件

  1. そもそも高速道路を走って走行距離や充電時間を検証するのが間違ってますね。
    ホンダeは街乗り車、シティコミューターですから一般道で検証すべき。それに日本のWLTCは100kmの高速走行は算定に入ってないですし。

    1. いお 様、コメントありがとうございます。今まで日産や三菱がシティコミューターのコンセプトで電気自動車を販売してきて、その結果がこれですから、少なくともそういうセグメントは日本には存在していないと言えそうですよ。だから売れないと言いたいのではなく、そのニーズがない、ということだと思います。
      また日本のWLTCについてですが、
      https://dieselnet.com/standards/cycles/wltp.php
      こちらにあるとおりv_maxは97.4km/hまでとなっており、含まれていないわけではないです。時間は短いですが。

    2. 一般道だとわたしみたいに峠走ったら高速よりも不利ですよ、みるみるうちに電気減ります。

  2. 返却時の充電について、桜新町でディーラーの人に聞いたときには、我々もカーシェアとして借りないと車に触れないので、前利用者の親切に任せるしかない…と言われました。
    やはり15分早めに来て、日常点検しながら充電するしかないって感じですかね。

    1. 充電少なかったので、南大沢で充電器に刺したまま帰りました。コールセンター電話すれば大丈夫ですよ。

  3. 「1充電での航続可能距離」の定義について、ホンダ側の説明だと

    > 充電警告灯点灯 (メーターSOC15%)から常温で充電した際の結果です。
    > 社内測定の結果約30分でSOC80%に達しています。
    > SOC80%からの走行は社内測定値により、WLTC(J)202kmとなります。

    これって要は、「充電で入った65%分」ではなく、「充電前に残っていた15%分も含めた80%分」の航続距離ですよね。

    これを「30分で202km分充電できる」と喧伝するのって詐欺的で悪質じゃありませんか?

    1. Brownie さま、コメントありがとうございます。

      >「充電前に残っていた15%分も含めた80%分」
      ご指摘の通りです。記事中、65%分で127kmのみを記載していたのも、話をややこしくしてますね。ということで、80%で目安は約157kmであることも追記しておきました。

      いずれにしても、ユーザー感覚とは乖離した指標をメーカーがアナウンスしてしまうことが「充電がぁ」「航続距離がぁ」といった電気自動車への誤解が日本で根強いことの一因でもあると感じます。

      EVsmartブログでは、あくまでもユーザー本位の電気自動車情報を発信していく所存です。

  4. ご回答ありがとうございます。
    少なくとも私のリーフは、EPAなどの基準燃費は関係ないと思います。直近の実燃費から割り出した可能走行距離のようです。エアコンをONにしたり、エコモードOFFにすると可能走行距離の表示が少なくなります。

    1. アイミーブM乗りの僕もtedさんと同じ持論、直近の実電費こそが全てであって。電池容量が少ないからリーフより空調オンオフの落差が大きくなりますし。
      当然道路事情でも結構差が出ますよ!?市街地で低く国道一本道で最高に伸びました…名古屋市街地メインで113km、国道41号線美濃太田~下呂で136kmとか出ますからね。
      ノートパソコンの残り使用可能時間表示はもっとひどいです!!メインPC松下レッツノートを8年使ってきた限り、消費電流と電圧の積算で出してるだけかと…そうなれば自ずと判るんじゃないですか!?
      理工系技術者視点で、電気自動車には走行用バッテリーの電圧電流表示が必要じゃないか!?と思います…当然加速すれば電圧が下がるし電流も大きく表示されれば節電意識も芽生えますんで。
      過去のアマチュア無線経験でも電池電圧表示のある無線機が一番安心して使えました!!自身の例、一定時間使った→電気を食う送信時の電圧を見る→電池の予備がなければ出力を下げる…この運用が電気自動車乗りになるハードルを下げました。

  5. EveryGo、各地方のメーカ直系の販社(Honda Cars 東京中央など)がそれぞれ運営していることもあって結構バラバラなイメージがありますよね。

    今回の港店は別ですが、EveryGoのHonda eのステーション、基本的にNCS充電器の充電枠に設置されているのはどうなのか、また、返却時にNCS充電器で充電するのはどうなのか、と感じています。先日Honda eが設置されているHonda Cars横浜 港南店に充電しに伺ったところ(NCS提携急速充電器)、スタッフさんに「Honda e専用で他車は充電できません」と言われてしまいました。NCSの規約的にもそれはありなのか、と疑問に感じる次第です。

    eシェアモビでもホテルマハイナ ウェルネスリゾートオキナワ ステーションなんかはNCS普通充電器に接続して返却になっていますし、確証はありませんが補助金も受けて設置されている充電器であろうと推測します。Honda eのステーションに関しては実験要素も強いとは思いますが、それにしてもディーラ設置のステーションであれば専用の200Vコンセントくらい用意するのも難しくないように感じます。
    公共充電器とは一体…と感じてしまいました。

  6. ホンダe35.5kwhバッテリー残量97%で走行可能距離185kmってもうバッテリー劣化してるんですか?
    私のリーフ40kwhは3年目25000km走行の中古ですが、バッテリー残量70%要するに28kwh残量で走行可能200kmです。

    1. ted様、コメントありがとうございます。電気自動車では、車種によって、メーターにどのような基準で残量を示すかが異なっているようです。例えばテスラは三つのモードを切り替えることができ、そのうち一つは%表示、もう一つはEPA基準(車種により異なります)、あと一つは(恐らく)欧州WLTC基準。当然ですが、どのモードで表示するかによって表示される数字は異なります。
      ホンダeは日本版WLTC基準による一充電航続距離は283km。先行発売されている欧州WLTP値は最大137マイル(約220km)、より実用に近いアメリカEPA換算の推計値で約196km。これを見ると、恐らく、この車両については米国EPA基準に基づいた残量表示がなされているのではないかと思います。

      リーフ40kWhのEPA航続距離は243km。これに0.7を掛けると170km程度ですので、200kmと表示されているということは、恐らくEPA基準よりはもう少し緩い基準でメーター表示がなされているということだと思います。EPA基準で表示するメリットとしては、夏エアコンをつけた状態で時速100kmで走行するとEPA基準値を達成できるので、100km残=100km走行できる、という実感を伴った表示になるということです。結論としては、リーフより厳しめの基準で航続距離表示を行っている、ということになると思います。

    2. 安川さんから、ホンダeの航続可能距離表示について「EPA基準では」という指摘がありました。が、リーフもそうですけど、ホンダeの航続距離表示は、直前の電費と残量を勘案して表示している、と思われます。短時間ではありますが、2回のカーシェア試乗では、走り方や勾配の状況で、リーフ以上にこまめに表示距離が変動する印象でした。
      どのくらいの距離や時間で参照する電費を計測しているのかはわからないので、改めて何かの機会に確認したいですね。

      結果的に、実際の電費状況がEPA基準に近い、ということかと推察します。

      tedさんご指摘の97%で185kmについても、私の前に借りてた人の運転状況次第ということですね。ちなみに、私の返却時はバッテリー残量75%で、航続可能距離は159kmなので、約26kWhで電費6km/kWhくらいの計算となり、貸出時よりはちょっといいかなって感じです。

    3. 残り航続距離表示はあくまで使用電力から算定するものです。
      ノートパソコンを普段から使う人間としてよく感じることですが、バッテリーの残り時間表示は起動時やネット接続時に下がり、待機時や軽負荷時には上がってきます…要はそれと同じ。10年落ちの松下レッツノートを使ってますが毎日電池残量50%程度まで使ってから充電しても容量の減りを感じていませんね。
      電池劣化を気にしすぎたら電気自動車なんてまともには乗れませんよ。僕なんざアイミーブMを散々こき使ってもへこたれませんしww
      そのアイミーブMも乗り始めたころ航続距離表示に惑わされ結局セグ残量・セグ電費暗算で克服しました…九九の暗算で何とかなった(自爆)
      ※理工系の計算習慣が身を助ける、その地点で今は電気自動車が乗る人を選ぶ存在かとも思ったさ!

  7. >「ホンダeのターゲット層は?」という問いには、
    >「富裕層で先進的な方々」
    そのターゲット層はテスラを選ぶと思うのですが…
    市販するよりEveryGo専用車にした方が良さげな気がします。

  8. 貧乏人はあっち行け、こっち見んな
    ですか。
    昔からの三菱乗りは元々ホンダは対象外ですが
    ハッキリ嫌いになりました。

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この記事の著者


					寄本 好則

寄本 好則

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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