富士スバルラインも今年からEVのみマイカー規制解除へ!

20170711更新: 当日の記録をアップします。
富士山の五合目まで行く富士スバルライン。夏は交通渋滞と環境保護のためにマイカー規制が行われてきましたが、須走ルートに続き吉田ルートである富士スバルラインも、今年からEV・FCVのみ規制解除になることになりました。

富士山の五合目って結構人気なんですよね。こちらに四つの登山ルートの比較が載っています。このうちマイカー規制のない御殿場ルートは登山者数も15,697人(平成28年夏)と一番少ないのですが、その理由は登山口の標高の低さ(1,450m)と距離の長さ(10.5km)です。やっぱり一番人気なのが吉田ルート。こちらは標高2,300m、距離6.8kmで、登山者数は何と151,969人にもなっています。やっぱり売店数が5軒と一番多いのも関係あるのでしょうかね。

今まで富士山のマイカー規制は

奥庭から見た富士山
奥庭から見た富士山
で、どの道路も夏季マイカー規制が実施されてきました。御殿場ルートについては富士山スカイラインの規制区間を通りませんので、マイカー規制の対象にはならないのですね。しかし2016年よりふじあざみライン、そして今年は富士スバルラインも電気自動車、燃料電池自動車に限ってマイカー規制の対象外ということになりました。残念ながらプラグインハイブリッド車やハイブリッド車は規制対象です。

そもそも吉田ルートのある富士河口湖町は、2015年11月にスイスのマッターホルン(4,478m)のあるツェルマット村と友好都市提携を結んでいます。このツェルマット、いわゆるガソリン等を使う内燃機関自動車は村内通行禁止。今回の措置もそれに倣ったものと言えるのでしょうね。

富士山からの富士五湖
富士山からの富士五湖
そして!今年、富士山の山開きは7月1日、そして富士スバルラインのマイカー規制は7月10日の午後5時から9月10日まで。規制開始翌日の7月11日にはセレモニーが富士北麓駐車場で開かれます。ここでは各社電気自動車および燃料電池自動車が計40台程度(詳細未定)集合。県知事や富士河口湖町長が挨拶を行う予定です。その後五合目までパレードランのイベントもあるようです。

さて都心部から富士スバルライン五合目駐車場までの距離はおおよそ137km。ただ前回のふじあざみラインを通って富士山五合目への記事でも計算したように、標高が高いところに移動する場合は、得られる位置エネルギーの分も計算しなければなりません。大まかな定数として、前回と同様

  • 上り:標高100m上がるごとに3.7km消費
  • 下り:標高100m下がるごとに2.1km充電

を用いると、富士スバルライン五合目の標高は2300mですから、位置エネルギー分として85.1km分は余分に消費することになります。すると往復分で必要な走行可能距離は、137+86-48+137=312km。私のモデルX P100Dの標準値の想定電費が229Wh/km、航続距離が標準値ベースで437kmですから、往復は80%充電でも充分可能なことになります。一応初めて行くところですし、何があるか分からないのでもう余裕をもって充電してから行きたいと思います。

2017711更新: いよいよ当日。ちょっと早めに8:58に出発。電池残量は86%、標準値(テスラの航続距離)は370kmです。本日は遠回りですが御殿場を回って富士北麓駐車場に集合、午後にはパレードランで五合目まで、富士スバルラインを登ります。

北麓駐車場到着時点で残49%、標準値211km。電費は265Wh/kmでした。

富士北麓駐車場にはいろいろな電気自動車がズラリ。黄色のテスラロードスターまで!

1402 富士山五合目に到着!電池残量は31%、標準値135km、北麓駐車場から五合目までの電費はなんと548Wh/km。走行した距離は30kmなので、消費電力はなんと16.4kWhにもおよびます。

NHKをはじめとする取材陣が入っています。

1558 富士スバルラインを降り、北麓駐車場くらいまで戻った時点で残は156km。五合目では残が135kmでしたので、21km分増えています。この間走行したのは約30km(画面では20kmとなっていますが、これは四号目で一旦停車したためです)。つまり30km走行したのに、21km分増えたってわけです。右側に表示されているエネルギーグラフも10kmぶん全部マイナスで緑色になっています。
朝に北麓駐車場を出発した時点での標準値は211kmでしたので、五合目までの上りでは30km走行して76kmぶん消費、下りでは30km走行して21kmぶん回収したわけです。

(まっすぐ帰ったわけではありませんが)自宅に到着!途中充電はしませんでした。今回の旅程は写真のトリップAで、トータル310kmを走行、消費電力66.1kWh、通しでの電費は213Wh/kmと、標準値の基準229Wh/kmを下回りました。出発時の370kmから残の46kmを引くと324kmと、310kmより逆に少し多くなっていますが、これはトリップメーターには停止中の消費電力は加算されない仕組みだからです。まあでもおおよそメーターを参考にして走行すれば、問題なく往復300km程度の走行は安心してできる、ということが分かります。


「富士スバルラインも今年からEVのみマイカー規制解除へ!」への4件のフィードバック

  1. ふじあざみラインは、2017年のマイカー規制除外車をまだ発表していないと思っていたのですが、決まったのでしょうか?

    1. 静岡県道路企画課に問い合わせたところ、2017年「ふじあざみライン」も、
      規制期間中も「燃料電池自動車(FCV)・電気自 動車(EV)」の通行が可能になるそうです。
      おさがわせしました。

    2. Eddy様、コメントありがとうございます。おっしゃる通り、規制対象は毎年変わる可能性がありますね。昨年EVは規制対象から外れたので、勝手に今年もそうなのだと思っておりました。ご確認いただいた情報もありがとうございました。

  2. 明確なご説明有難うございました。先日、横浜~軽井沢に行きました、碓氷峠を一般道路経由で消費電力をチェック致しましたが、傾向は類似しております。

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