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「ジャパンEVオブザイヤー2025」結果発表/テスラ「モデルY」がグランプリ獲得〜電気自動車の選択肢拡大を象徴

「ジャパンEVオブザイヤー2025」結果発表/テスラ「モデルY」がグランプリ獲得〜電気自動車の選択肢拡大を象徴

広く多くのユーザーが評価する優れたEVを選んで讃えたい。EVsmartブログと運営会社のミライズエネチェンジが実施した「JAPAN EV OF THE YEAR 2025」にたくさんの投票をいただきありがとうございました。集計の結果、テスラ「New Model Y」がグランプリを獲得。優秀賞が「日産リーフ」と「BYD SEALION 7」に決定しました。日本でも魅力的なEVの選択肢が拡大しています。

目次

2025年のグランプリはテスラの新型モデルYに決定

「JAPAN EV OF THE YEAR」は、EVsmartブログと読者がともに、ノミネート車種の中から2025年を代表する最優秀EVを選出するユーザー参加型アワードです。2024年11月から2025年10月までに日本国内で発売されたEV(BEVのみ)を対象に、一般投票とEVの知見を有するエバンジェリスト26名による投票を実施。集計の結果、テスラ「モデルY」が377ポイントでグランプリを獲得することが決定しました。

優秀賞に選ばれたのは、345ポイントを獲得して2位となった「日産リーフ」と、329ポイントで3位の「BYD SEALION 7」です。選考結果の詳細は、「JAPAN EV OF THE YEAR 2025」のリザルトページで紹介しています。

受賞車種紹介

グランプリ:モデルY(テスラ)/377ポイント

一般投票:256ポイント / エバンジェリスト投票:121ポイント

量産EVの完成度を一段引き上げた存在として、エバンジェリスト投票では最多となる121ポイントを獲得しました。十分な航続距離、スーパーチャージャーネットワークによる充電体験、先進的なソフトウェアとインターフェイスなどが高く評価され、EVとしての総合力の高さを示しました。
一般投票でも投票期間終盤に大きくポイントを伸ばし、エバンジェリストからは「充電インフラを含むSDV、FSDの進展によるモビリティ大転換を牽引する存在」「EV総合力が高く世界で最も売れているクルマ」といった評価が寄せられました。合計377ポイントを獲得し、グランプリに輝きました。

<一般投票に寄せられたコメント>
●FSDも含めてEVとしての完成度、将来性がもっとも高いと思います。
●自動車としての機能に合わせて、スマートな充電体験も魅力的!
●着実に進化・熟成されていてBEVの最良車の地位を走り続けている。

優秀賞:日産リーフ(日産)/345ポイント

一般投票:288ポイント / エバンジェリスト投票:57ポイント

一般投票では全車種中最多となる288ポイントを獲得し、圧倒的な読者人気を集めました。初代発売から15年、3代目では78kWhの大容量バッテリーと水冷式温調システムを採用し、航続距離700km超を実現。150kW級の急速充電性能やV2L機能にも対応するなど、長年のユーザーの声を反映したモデルとして高く評価されました。エバンジェリストからも「性能、品質、テレマティクスサービス、インフラ対応など高いレベルでバランスがとれたEV」との評価が寄せられています。

<一般投票に寄せられたコメント>
●やっぱり、日本で最初の量販EVのフルモデルチェンジですから!
●性能面(航続距離、充電速度、静粛性、加速力など)が総じて高く、サイズ感も日本の立体駐車場にも対応。デザインも素敵。
●三代目という実績、安心の国産車、最新EVの仕上がりに期待!

優秀賞:BYD SEALION 7(BYD)/329ポイント

一般投票:280ポイント / エバンジェリスト投票:49ポイント

SEALの高い走行性能を受け継ぎながら、同価格帯でプレミアムSUVとしての質感と装備を実現。「デザインと走行性能の両面で“さすがは旗艦”」と称される完成度の高さに加え、圧倒的なコストパフォーマンスが高く評価されました。一般投票でも280ポイントと高い支持を集め、エバンジェリストからは「装備内容と値ごろ感に感動。国内メーカーに危機感を与える存在」との声が寄せられています。

<一般投票に寄せられたコメント>
●価格・装備・性能とも優れていると感じました。秀逸です。
●走行性能、内装、安全性、価格、操作性を総合的に考慮してバランスが一番良いと考えた。
●外装、内装を含め価格以上のクオリティを感じます。 試乗したのですが、サスペンションがとても良かったです。

「欲しけりゃ買える!」魅力的なEVの選択肢がますます拡大中

ミライズエネチェンジが発信するニュースリリースに、以下のようにEVsmartブログ編集長としてのコメントを寄稿しました。

かれこれ10年来、日本でEVが普及しない最大の要因は「欲しくて買えるEV車種の選択肢が少ないから」と叫び続けてきました。2025年は「ジャパンEVオブザイヤー」を受賞した3台はもとより、普通の人が購入を検討できる価格帯で数多くの魅力的なEVが登場。日本でもいよいよ本格的なEV普及時代が始まりつつあることを実感しました。史上最多となる1,000名近い方から投票をいただけたことも、EVへの関心が高まっているからこそだと感じています。

「モデルY」「リーフ」「SEALION 7」の受賞車は、EVへの乗り替えを検討する知人から相談されたとしても「ベストバイ」としておすすめできる魅力的な電気自動車です。さらに今回の上位は大激戦。惜しくも受賞を逃したものの「bZ4X」「インスター」「N-ONE e:」「ID.Buzz」といった車種も、予算や嗜好次第でベストバイとなり得る魅力と価値を備えています。

2026年はさらに、スズキ「eビターラ」やホンダ「Super-ONE」そしてBYD「RACCO」など、手頃な価格帯に個性的なEVが登場してきます。EVの真価は、自分自身で乗ってみてこそ理解できます。これからますます、より多くの方がEV仲間になってくださることを願っています。
(引用ここまで)

史上最多の一般投票数がEV普及の進捗を象徴

車種名一般投票エバンジェリスト合計
New Model Y256121377
日産リーフ28857345
BYD SEALION 728049329
NEW bZ4X21292304
INSTER178111289
N-ONE e:20056256
ID. Buzz15522177
Audi Q6 e-tron59766
Alfa Romeo Junior Elettrica20525
キャデラック リリック22022

コメントでも触れたように、今回のジャパンEVオブザイヤーには史上最多となる949名から一般投票をいただきました。投票してくれた方の約8割はEV(もしくはPHEV)のユーザーです。投票には推薦理由のコメントが必須といったひと手間かかるレギュレーションにも関わらず、こんなに多くの方が投票してくださったのは、日本でもEV普及が着実に進展していることを示していると感じます。

プロダクトが普及するために必要なのは、数多くのヒット商品が積み重なっていくことだと思います。第1回のジャパンEVオブザイヤーでグランプリを獲得した「日産サクラ」は、日本国内の新車販売におけるEVのシェアを押し上げました。今回の結果をみると、6位のホンダ「N-ONE e:」あたりまでは高ポイントの大激戦。トヨタの新型「bZ4X」やヒョンデ「INSTER」など、幅広いユーザーが購入を検討するに値する魅力とコストパフォーマンスを備えたEV車種のバリエーションが増えてきたことを実感します。

中国や欧州などEV普及で先行するマーケットでは、コンパクトEVの選択肢が拡大中。そもそもコンパクトカーに強いはずである日本の自動車メーカーから、さらに魅力的で購入しやすい新型EVが続々と登場してくることを期待しています。

文/寄本 好則(EVsmartブログ編集長)

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この記事を書いた人

兵庫県但馬地方出身。旅雑誌などを経て『週刊SPA!』や『日経エンタテインメント!』の連載などライターとして活動しつつ編集プロダクションを主宰。近年はウェブメディアを中心に電気自動車と環境&社会課題を中心とした取材と情報発信を展開している。剣道四段。著書に『電気自動車で幸せになる』『EV時代の夜明け』(Kindle)『旬紀行―「とびきり」を味わうためだけの旅』(扶桑社)などがある。日本EVクラブのメンバーとして、2013年にはEVスーパーセブンで日本一周急速充電の旅を達成した。

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